オールスタープロ野球12球団対抗歌合戦
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オールスタープロ野球12球団対抗歌合戦(オールスタープロやきゅう12きゅうだんたいこううたがっせん)は、1987年から1995年まで毎年1月、フジテレビ系列「火曜ワイドスペシャル」枠で放送された、プロ野球オフシーズン恒例の特別番組。番組名表記は「オールスタープロ野球対抗歌合戦」または「12球団対抗歌合戦」ともされる。
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[編集] 概要
プロ野球セ・パ両リーグ12球団の選手が1チーム3人で出場、自慢のノドを競い合う番組。シーズン中には見ることのできない各選手の素顔や、コスプレなどもあり、野球ファンならずとも楽しめる番組だった。
第1回(1987年)から第8回(1994年)までは港区高輪にある新高輪プリンスホテル「飛天の間」(ドラフト会議やFNS歌謡祭などでも使用)から収録。ただし、オールスタープロ野球12球団対抗歌合戦の最終回(第9回、1995年)は新宿区河田町にあった旧フジテレビ第6スタジオ、リメイク版の今夜開幕!プロ野球12球団激突!歌って踊る日本シリーズ(2000年)は港区台場のフジテレビV4スタジオで収録された。
[編集] 司会者
放送年・回 | 男性 | 女性 |
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1987年(第1回) | 井上順 | 長野智子 |
1988年(第2回) | ||
1989年(第3回) | 中井美穂 | |
1990年(第4回) | 吉村明宏 | |
1991年(第5回) | ||
1992年(第6回) | 加藤博一 | |
1993年(第7回) | ||
1994年(第8回) | ||
1995年(第9回) | 田代まさし | |
2000年(リメイク) | 薬丸裕英 <stub> |
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[編集] 趣旨・傾向
- トーナメントの対戦はセ・パ両リーグの年度最終順位で決定し、その年の開幕戦カードと同じ対戦となる。
- 各年度、往年のヒット曲や、その年度にヒットした曲を歌うことが多く、各チームの衣装、振り付けとも指向を凝らしている。
- 女装で登場するチームもよくある。第2回(1988年)のヤクルトスワローズチーム(ゴールデンハーフ「黄色いサクランボ」)、ロッテオリオンズチーム(キャンディーズ「年下の男の子」)など。ちなみにこの年のロッテチームは園川一美がヒゲがくっきり見えていたためそれを司会者に突っ込まれる一幕があった。
- 同じ曲を複数のチームが歌うケースもある。例えば第4回(1990年)では「夏の終わりのハーモニー」(井上陽水&安全地帯)を阪神タイガースチーム、オリックスブレーブスチームが歌った。
- 1回戦では歌唱中に、各チームの練習の映像が随所に流されていた。
- 審査員(5名)は審査員長の鈴木邦彦を筆頭に5名で構成し、その中にプロ野球界を代表する現役選手が1名代表して審査員に加わる(落合博満、古田敦也など)。
[編集] 審査員
ほか
[編集] 年度別優勝チーム
放送年・回 | チーム | メンバー | 楽曲 |
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1987年(第1回) | |||
1988年(第2回) | |||
1989年(第3回) | |||
1990年(第4回) | 広島東洋カープ | 紀藤真琴・植田幸弘・西田真二 | もうひとつの土曜日(浜田省吾)/植田 |
1991年(第5回) | ヤクルトスワローズ | 内藤尚行・古田敦也・川崎憲次郎 | |
1992年(第6回) | |||
1993年(第7回) | |||
1994年(第8回) | |||
1995年(第9回) | 中日ドラゴンズ | 彦野利勝・山田喜久夫(キク)・鳥越裕介 | 言えないよ(郷ひろみ)/彦野 |
2000年(リメイク) | 日本ハムファイターズ | 岩本勉・金村曉・建山義紀 | あの鐘を鳴らすのはあなた(和田アキ子)/岩本 |
[編集] 名場面
- 第2回(1988年)の中日ドラゴンズチーム3名はそれぞれマイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、マドンナに扮装し、少年隊の「君だけに」を熱唱した。
- 第3回(1989年)ではヤクルトスワローズの内藤尚行が準決勝で田原俊彦になりきり「抱きしめてTonight」を熱唱、お茶の間に笑いを吹き込んだ(準決勝で敗退)。内藤は第5回(1991年)の準決勝でも米米CLUBの「浪漫飛行」でジェームス小野田のコスプレで登場し話題に。決勝で日本ハムを破り見事優勝。
- 第4回(1990年)準決勝、日本ハムファイターズ・広瀬哲朗が着物姿で登場、北島三郎の「函館の女(ひと)」を熱唱、話題を振りまく。ただし決勝進出は逃している。
- 第5回(1991年)で最も話題をさらったのがオリックス・ブルーウェーブチーム、演歌を得意とする佐藤和弘(現・パンチ佐藤)は1回戦は不得意な曲の為、ひとりスーツ姿で登場し、他の2名が歌う後ろのバックでマラカスを振っていた。これが受けたのか準決勝に進出し、その準決勝で佐藤は北島三郎になりきって熱唱するも、残念ながら決勝進出ならず。
- 第5回、広瀬哲朗率いる日本ハムファイターズチームが、1回戦→準決勝→決勝それぞれジュリーメドレーで勝負。特に1回戦『カサブランカ・ダンディ』では広瀬が口に煙草をくわえる演技を見せた。その後も準決勝の『サムライ』で勝ち進み、決勝戦に『恋のバッドチューニング』で挑むがヤクルトに敗れ優勝を逃している。
- 第7回(1993年)当時近鉄バファローズチームの野茂英雄が牛の着ぐるみ(実は仮面ノリダーで石橋貴明が使用していた怪人の着ぐるみ)で登場し話題となる。
- 「歌って踊る日本シリーズ」(2000年)では日本ハムファイターズチームの岩本ツトムらが2回戦に全員山本リンダの衣装で登場、尻を振りながら『狙いうち』を熱唱。また、岩本は1回戦、決勝戦で和田アキ子に扮装して『古い日記』『あの鐘を鳴らすのはあなた』を熱唱。
- 「歌って踊る日本シリーズ」(2000年)で千葉ロッテマリーンズチーム、黒木知宏らがモーニング娘。の『LOVEマシーン』の衣装で登場し熱唱。
[編集] 企画終了の理由
毎年シーズンオフの恒例番組だった「オールスタープロ野球対抗歌合戦」も、放送がある1月期にはプロ野球選手が自主トレなどに専念するためもあり、収録日と放送日の日程調整や収録会場などの準備も難しくなってきていた。1993年(第7回)は1月19日放送予定が皇室特番変更になったため1週ずれて1月26日に変更、1995年(第9回)は本来1月31日放送予定が阪神大震災の関係などで番組変更が多く1月24日の放送に変更された。このような放送日変更などや、視聴率の低迷もあって、1995年(第9回)を最後に火曜ワイドスペシャルから姿を消す。
また昨今のプロ野球人気の低迷、選手の年俸の高額化、有力選手の大リーグへの流出など、年々プロ野球を取り巻く状況は厳しく、シーズンオフの恒例だった12球団選手大挙出演のテレビ番組の本数も年々減少しており、フジテレビ系列においても、最近まで「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」(現時点で最終2年は12月放送)や「プロ野球オールスタースーパーバトル」(東海テレビ制作、毎年1月4日)などがあったが、いずれも2006年度は放送されなかった。
[編集] リメイク版
「オールスタープロ野球対抗歌合戦」第9回(最終回)から5年後の2000年1月18日、リメイク版として、「火・曜・特・番!!」で「今夜開幕!プロ野球12球団激突!歌って踊る日本シリーズ」のタイトルで一夜限りの復活を果たす。事実上の第10回となる。司会は薬丸裕英ほか。日本ハムファイターズの岩本ツトム、千葉ロッテマリーンズの黒木知宏らが出場した。
優勝チームについては年度別優勝チーム、ハイライトについては名場面を参照。
[編集] 関連項目
- BASEBALL L!VE
- プロ野球ニュース
- プロ野球珍プレー・好プレー大賞
- プロ野球珍プレー・好プレー芸能大賞
- 大相撲VSプロ野球対抗歌合戦
- 大相撲部屋別対抗歌合戦
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