サンマリノ
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- サンマリノ共和国
- Serenissima Repubblica di San Marino
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(国旗) (国章) - 国の標語 : Libertas (ラテン語: 自由)
- 国歌 : Inno Nazionale
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公用語 イタリア語 首都 サンマリノ 最大の都市 サンマリノ 執政 ジャンフランコ・テレンツィ、ロリス・フランチーニ 首相 なし 面積
- 総計
- 水面積率世界第191位
61km²
極僅か人口
- 総計(2006年)
- 人口密度世界第190位
30,002人
481人/km²GDP(自国通貨表示)
- 合計(Xxxx年)
xxx,xxxユーロ (€) ¹ ²GDP(MER)
- 合計(Xxxx年)世界第xx位
xxx,xxxドルGDP(PPP)
- 合計(2001年)
- 1人当り世界第171位
9億4,000万ドル
34,600ドル独立 301年9月3日 通貨 ユーロ (€) ¹ ²(EUR) 時間帯 UTC +1(DST: +2) ccTLD SM 国際電話番号 378 - 注1 : 1999年以前の通貨は、イタリア・リラ
注2 : サンマリノのユーロ硬貨
サンマリノは、正式名称をサン・マリノ共和国(La Repubblica di San Marino)と言い、イタリア半島の中部に位置する、ヨーロッパの国である。首都は国名と同じくサンマリノ。周囲は全てイタリアで、世界で5番目に小さな国(ミニ国家)、現存する世界最古の共和国である。
F1サンマリノGPで有名だが、実際にレースが行われているのは麓の町イモラで、イタリア国内である。ただし2007年度よりF1の開催が完全に1カ国1開催遵守となるため、サンマリノGPの開催が取りやめとなる。
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[編集] 国名
正式名称はイタリア語で、Serenissima Repubblica di San Marino(セレニッシマ・レプッブリカ・ディ・サン・マリーノ)。通称、San Marino(サン・マリーノ)。
公式の英語表記は、 Most Serene Republic of San Marino(モォースト・セリーン・リパブリック・オブ・サンマリノ)。通称、San Marino(サンマリノ)。
日本語の表記は、サンマリノ共和国。通称、サンマリノ。
[編集] 歴史
- 4世紀 - イタリア半島の対岸ダルマツィア地方出身の石工マリヌス(聖マリノ)が、ローマ帝国皇帝ディオクレティアヌスによるキリスト教迫害を逃れるために、仲間と共にチタン山(現サンマリノのティターノ山)に潜伏。
- 951年 - 文献上に初めてサンマリノの存在が現れる。
- 1257年 - ギベリン(皇帝派)=グエルフ(教皇派)の闘争に巻き込まれ、ローマ教皇インノケンティウス4世より破門される(2年後、破門解除)。
- 1463年 - 近隣リミニのマラテスタ家の侵略に晒されるが独力で撃退、追撃を加え逆に領土を拡大。
- 1631年 - 教皇ウルバヌス8世より独立を承認される。
- 1739年 - アルベロニ枢機卿によって一時的に占領されるが、教皇クレメンス12世の勧告により独立を維持。
- 1815年 - ナポレオン戦争後のウィーン会議で、サンマリノの独立が再確認される。
- 1849年 - イタリア統一を目指すジュゼッペ・ガリバルディをオーストリア軍の追撃から匿う。
- 1854年 - 教皇ピウス9世が、ガリバルディを匿ったサンマリノを「自由主義者の巣窟」として糾弾。トスカーナ大公国に命じてサンマリノ共和国の教皇領併合を企てるが、失敗。
- 1862年 - イタリア統一の功労によって、イタリアと友好善隣条約を締結。独立が再確認される。
- 1992年 - 3月2日、国連に加盟。
- 2007年 - F1の開催が完全に1カ国1開催遵守となるため、サンマリノGPの開催が取りやめとなる。
[編集] 政治
任期5年の議会である大評議会があり、定員は60名。行政は2名の執政が取り仕切っている。執政の選出方法は、大評議会議員からの互選であり、任期は6ヶ月である。
町一つが主権国家になったも同然(都市国家)のサンマリノでは、国民全員が「顔見知り」であり、公平な裁判が出来ないという理由から、裁判官は全員外国人である。
[編集] 地方行政区分
[編集] 地理
イタリアのエミリア=ロマーニャ州のリミニ県とマルケ州のペーザロ・エ・ウルビーノ県に挟まれている。海とは接していないが23kmしか離れておらず、国土自体が高台にあるためアドリア海を眺望することはできる。
[編集] 経済
サンマリノは、欧州連合の正式な一員ではないものの、欧州議会における取り決めによりユーロの流通が認められている。また、ユーロコインの片側に独自のデザインを使う権利を持っている。ユーロ流通以前のサンマリノ・リラはイタリア・リラと交換できた。流通量が少ないサンマリノ・ユーロはそれ以前のサンマリノ・リラと同様にコイン・コレクターの興味を引いている。
サンマリノのGDPの50%以上は観光客によるものであり、1997年には330万人以上が訪問している。その他の基幹産業は、銀行業、電子産業、窯業であり主な農産品はワインとチーズである。
一人当たりの支出レベルや生活水準は、イタリアと同等である。
サンマリノは切手を発行しており、主に切手収集家向けのものを発売しており、一定の収入源となっている。
1985年に小さな地方空港が出来た。
[編集] 国民
公用語は、イタリア語。
宗教は、ローマ・カトリックが支配的である。
在留日本人は5名(2005年10月)、在日サンマリノ人は1名(2003年末)
[編集] 文化
日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
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[編集] 関連項目
- サンマリノ関係記事の一覧
[編集] 外部リンク
[編集] 公式
- Official Web Site (イタリア語)
- OMNI Way (イタリア語)
[編集] その他
- 世界の国々 > ヨーロッパ
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