ジョルジェット・ジュジャーロ
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ジョルジェット・ジュジャーロ(Giorgetto Giugiaro、1938年8月7日 - )は、イタリアの工業デザイナーで、イタルデザインの創設者である。日本では ジウジアーロ、 ジュージアーロ などと表記される場合が多い。
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[編集] 概要
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するタイムマシン『デロリアン』のデザイナーである事なども有名。
自動車のデザインが特に知られるが、自動車デザインはイタルデザイン社、その他の分野の製品はジュジャーロ・デザイン社で手掛けている。特にカメラにおいては、日本のニコン製一眼レフカメラのデザイン(近年ではコンセプトデザインが主)を、1980年発売のF3から手がけている。
また、デスクチェアのデザインなども行っており、岡村製作所の『コンテッサ』『バロン』は、世界中の人から高い評価を得ているアーロンチェアに並び、賞賛されている。
更に変わったところでは、パスタのデザインをしたこともある。
[編集] 代表作
ジョルジェット・ジュジャーロの作品は数多いが、なかでもいすゞ・117クーペは彼が独立する以前、カロッツェリア・ギア(Carrozzeria Ghia)社に籍を置いていた時代にデザインされたものであり、彼の名を一躍世界に知らしめた出世作である。
[編集] 自動車・オートバイ
- アウディ
- 80(1978年)
- アルファ・ロメオ
- いすゞ
- フォルクスワーゲン
- サーブ
- セアト
- イビーサ(初代/第2世代)
- トレド(初代/第2世代)
- スズキ
- スズキ・フロンテクーペ
- スズキ・キャリィ(L40型)
- RE-5(ロータリーエンジン搭載のオートバイ)
- SX4(イタルデザインがデザインしたものをスズキのデザイン部が手直し完成させたもの。最初にデザインスケッチを描いたのはジュジャーロ本人。特徴的な車体側面の窓枠の切れ込みも氏の発案)
- トヨタ
- パブリカスターレット
- カローラ 80
- アリスト(初代)
- BMW
- 3200CS
- M1
- フィアット
- フェラーリ
- GT250ベルトーネ
- マセラティ
- ギブリ(1966年)
- ボーラ
- メラク
- クアトロポルテ(2代目)
- ランチア
- ルノー
- ロータス・カーズ
- エスプリ(初代)
- エリート(2代目)
- エクラ
- デロリアン
- 日産
- マーチ(初代)
- マツダ
- ルーチェ(初代)
- スバル
- ダイハツ工業
- 現代自動車
- GM大宇
- マティス
- ラノス
- レガンザ
- マグナス
- カロス
- ラセッティ(ハッチバック)
- 雙龍自動車
[編集] 鉄道車両
- イタリア国鉄
- ETR460
- ETR480
[編集] その他
- FNN NEWSCOMセット(フジテレビ系、1990-1991)
- 岡村製作所 デスクチェア 『コンテッサ』『バロン』
[編集] 外部リンク
カテゴリ: カーデザイナー | インダストリアルデザイナー | 1938年生