小竹向原駅
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小竹向原駅(こたけむかいはらえき)は、東京都練馬区小竹町2丁目にある東京地下鉄(東京メトロ)と西武鉄道の駅。東京地下鉄の駅番号はY-06で、東京地下鉄の管理である。
東京地下鉄有楽町線及び有楽町新線からの西武鉄道池袋線方面直通列車は、当駅より西武鉄道西武有楽町線に直通する。2008年6月に予定されている副都心線開業後も同様である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
2面4線の島式ホームをもつ地下駅である。
発車時に1・3番線はメトロブザー、2・4番線はベルを使用していたが、2007年3月に、2~4番線は低いブザー音(西船橋駅5・7番線のブザーに似た音)に変更された。1番線は従来どおりである。
- 東京メトロ、西武のりば
1番線は和光市方面からの列車、2番線は西武有楽町線からの列車が発着する。
1・2 | ○東京メトロ有楽町線 | 池袋・永田町・新木場方面 |
○東京メトロ有楽町新線 | 新線池袋方面 | |
3 | ■西武有楽町線 | 新桜台・練馬・池袋線 所沢・飯能方面 |
4 | ○東京メトロ有楽町線 | 和光市・森林公園方面 |
[編集] 駅周辺
駅は練馬区にあるが、駅のすぐ東側に練馬区と板橋区の区境がある。小竹は所在地の地名(正式には小竹町)で、向原は駅のすぐ東側にある板橋区内の地名である(3、4番出口は向原にある)。元々、小竹町も向原も上板橋村に属しており、板橋区から練馬区が分割された際に、小竹町は練馬区に譲られた土地である。
3・4番出口は千川上水の漏水を水源とする農業用水「エンガ堀」暗渠の上に設置されているので低地にある。1・2番出口は高台にあるので階段が多い。また、駅設置は東京都住宅供給公社向原団地住民を主な利用者とする計画でもあり、その影響で周辺はマンションも多い。
閑静な住宅街となっている。少し歩くと小茂根と呼ばれる場所に小規模な商店街がある。
駅の真上は練馬区立小竹小学校の敷地であるため、駅名標の下に「小竹小学校前」と表記されている。これは建設工事の際に同校の敷地を使ったため、その謝恩の意味として付けられたものである。
徒歩20分程で私立城北学園へ行く事ができるが、環七通りを越えるので東京都内にしては駅からかなりはなれた距離であるが、西武池袋線・西武有楽町線沿線の多くの学生が利用している。
駅施設はいずれも要町通りの地下である。3・4番出口は低いので小竹トンネルと向原トンネルに挟まれた中間になる。運転者も急な変化に気付かない事が多く、横断する歩行者は注意が必要である。
[編集] 歴史
- 1983年(昭和58年)6月24日 - 開業。
- 1983年(昭和58年)10月1日 - 西武鉄道西武有楽町線(当駅~新桜台)開業。西武有楽町線と営団地下鉄有楽町線の相互乗り入れ開始。
- 1998年(平成10年)3月26日 - 営団有楽町線と西武有楽町線経由で西武池袋線飯能まで直通運転開始。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 帝都高速度交通営団民営化、有楽町線は東京地下鉄に継承。
[編集] 隣の駅
- 東京地下鉄
- ○有楽町線
- ○有楽町新線(副都心線開業前まで)
- 氷川台駅(Y-05)/新桜台駅(西武有楽町線) - 小竹向原駅(Y-06) - (新線)池袋駅(Y-09)
- ○副都心線(2008年6月より)
- 氷川台駅(Y-05)/新桜台駅(西武有楽町線) - 小竹向原駅(Y-06) - 千川駅(Y-07)
- 西武鉄道
- ■西武有楽町線
- ■準急・■快速・■普通
- 新桜台駅 - 小竹向原駅(Y-06) - 千川駅(Y-07)/(新線)池袋駅(Y-09)
[編集] 利用状況
1日あたりの平均乗降客数
- 西武鉄道
- 2004年度:46,790人
- 2005年度:48,736人(西武鉄道全92駅中17位、前年度比4%増)