石原真理子
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石原 真理子(いしはら まりこ、1964年2月4日 - )は、東京都大田区田園調布出身の日本の女優。
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[編集] 来歴
16歳のとき、映画「翔んだカップル」(1980年)でデビュー。清純派女優として人気を得た。聖心女子学院初等科・中等科・高等科から芸能界デビューのため堀越高等学校に転校、卒業。
テレビドラマ「ふぞろいの林檎たち」(1983年-)シリーズなどに出演。1985年、明石家さんまから「プッツン女優」(現代の意味合いは“天然”)と評され、新語とともに『現代用語の基礎知識』に名を連ねた。
2006年5月31日に、『石原真理子』と以前の芸名に戻し、6月より本格的に女優活動に復帰した。秋放送のドラマ放映他、番組、映画など出演決定。
所属事務所はキティ・アーティストー>田辺エージェンシー>オスカープロモーション>吉本興業(2004年から一年半)>フェアリーエンジェルビクトリー、と変わっている。
[編集] 自叙伝出版
2006年12月6日、デビュー25周年を記念として自叙伝「ふぞろいな秘密」(双葉社)を出版し、過去の離婚歴から、実名とイニシャルを用いての恋愛遍歴を赤裸々に告白した。このほか、週刊誌の取材に対し、ある有名俳優(森本レオ)に処女を奪われた事も暴露した。石原本人は、この本の出版にあたり、自らが経験したいじめ、DV、自殺未遂などを社会問題とみなし、「同じ苦しみの中にいる方々に勇気を与えて生きる希望を持ち直して欲しい」とコメントしている。
[編集] 出版会見
国内での出版会見では実名でのコメントは規制され、生放送内で質疑応答は10分と決められた。 海外メディア相手にも外国人記者クラブで記者会見を開いて流暢な英語で22分間事情の説明をし、後に30分間の質疑応答に答えた。親日家のカナダ人記者のベンジャミン・フルフォードは石原の英会話能力について「10点満点の8点。先日の安倍(晋三)総理のスピーチよりうまかった」と評価した。会見に出席した外国人記者は数人であったが、当日取材だけの日本の芸能マスコミが約100人出席した。
[編集] 各方面からの反響
この本の出版にあたっては、賛否両論含め、各方面から様々な意見が上がった。
「ちちんぷいぷい」 (MBS、関西ローカル)では芸能レポーターが「他人の恋愛を実名報道するのはOKで、当事者が実名で告白するのはNGなのか」とコメントした。各TV局は、本の中に登場する各タレント側へ配慮し、今回の報道に関して各タレントを実名で扱うことを避けた。この事に関し和田アキ子は、「アッコにおまかせ」(TBS)内で、「番組で実名を出せないのであればこの話題を取り扱うべきではない」という主旨のコメントをした。森本レオは石原真理子と交際していたことは認めたものの、雑誌報道の内容は否定し、「当時はいじらしく良い子だった」と語った。明石家さんまは自分の番組内で、出版前に石原から連絡が来た事を明かし、「まわりが迷惑するからね。いけないよ、ああいうことは」と苦言した。その後、2006年12月24日放送の「明石家サンタ」内ほかさんまの出演する番組で再びこの本の件に触れていた。明石家さんまの他に、堂々と石原との交際を認めたのが、歌手の吉川晃司であり、世間では“男を挙げた”といわれている。
[編集] 出演
- 映画
- 翔んだカップル(1980年、東宝、相米慎二監督)
- みゆき(1983年、東宝、井筒和幸監督)
- F2グランプリ(1984年、東宝、小谷承靖監督)
- 櫂(1985年、東映、五社英雄監督)
- 十手舞(1986年、松竹、五社英雄監督)
- めぞん一刻(1986年、東映、澤井信一郎監督)
- さらば愛しき人よ(1987年、松竹、原田眞人監督)
- 明日の私の作り方(2007年、日活、)
- テレビ(連続ドラマ)
- ただいま放課後(1980年5月26日~9月22日、フジテレビ)
- 娘が家出した夏 家庭ってなァに?(1981年7月1日~8月12日、TBS)
- 茜さんのお弁当(1981年10月21日~12月30日、TBS)
- ひまわりの歌(1981年11月13日~1982年5月28日、TBS)
- 田中丸家御一同様(1982年2月5日~5月21日、日本テレビ)
- のぶ子の災難(1982年7月2日~7月23日、TBS)
- せーの!(1982年11月12日~1983年4月1日、日本テレビ)
- 春よ来い(1982年11月15日~1983年5月9日、日本テレビ)
- ふぞろいの林檎たち(1983年5月27日~7月29日、TBS)
- 徳川家康(1983年1月9日~12月18日、NHK総合)
- 無邪気な関係(1984年1月6日~3月30日、TBS)
- 青春泥棒・徹と由紀子(1984年4月12日~7月5日、TBS)
- 名門私立女子高校 -幸福について-(1984年11月2日~1985年1月25日、日本テレビ)
- ふぞろいの林檎たち2(1985年3月15日~6月7日、TBS)
- 熱くなるまで待って!(1987年7月9日~9月24日、フジテレビ)
- ふぞろいの林檎たち3(1991年1月11日~3月22日、TBS)
- ふぞろいの林檎たち4(1997年4月11日~7月4日、TBS)
- テレビ(単発ドラマ)
- ゆずり葉物語(1981年、NHK総合)
- 梢のむこうに 秋(1982年10月24日、TBS)
- 虞美人草 まぼろしの愛に果てた紫の女!(1984年1月7日、TBS)
- 燃えて散る~炎の剣士 沖田総司(1984年4月2日、日本テレビ)
- 宣告(1984年5月19日、TBS)
- 夜中の薔薇(1985年1月16日、TBS)
- さんまの花ムコ見習試験(1987年4月1日、TBS)
- 結婚式 懲りない女と男たちの記念日(1987年12月30日、TBS)
- スペアのない恋がしたい…(1989年3月21日、日本テレビ)
- カディスの赤い星(1992年3月13日、フジテレビ)
- 金曜エンタテイメント 浅見光彦シリーズ13 津軽殺人事件(2001年11月30日、フジテレビ)
- どケチ弁護士 山田播磨の事件簿(2006年11月13日、TBS)
- テレビ(声優)
- ナイン(1983年5月4日、フジテレビ)
- テレビ(バラエティ)
- 今夜は最高!(1983年10月1日・8日、日本テレビ)
- 笑っていいとも(1983年11月10日・1986年9月26日、フジテレビ)
- さんまのまんま(1986年9月22日・1987年1月2日、フジテレビ)
- オレたちひょうきん族(1986年10月11日、フジテレビ)
- 鶴ちゃんのプッツン5(1990年、日本テレビ)
- ピカイチ(2000年11月5日、日本テレビ)
- なるほど!ザ・ワールド(2004年12月28日、フジテレビ)
- 石原真理絵の虎の門(2005年2月11日、テレビ朝日)
- スーパーフライデー 本当にあった仰天実録!奇跡の裏技で危機脱出!ザ!オキテヤブリ(2005年4月8日、TBS)
- アフリカの爪(2005年4月12日、日本テレビ)
- ダウンタウンDX(2005年4月21日、日本テレビ)
- 堂本剛の正直しんどい(2005年4月27日、テレビ朝日)
- 24時間テレビ28 愛は地球を救う(2005年8月27日・28日、日本テレビ)
- 愛のエプロン(2005年11月9日、テレビ朝日)
- 英語でしゃべらナイト(2006年6月2日、NHK総合)
- Dのゲキジョー(2006年12月8日、フジテレビ)
- めちゃ×2イケてるッ! (2007年2月24日、フジテレビ)
- クイズ$ミリオネア(2007年3月29日、フジテレビ)
- くりぃむナントカ(2007年4月9日、テレビ朝日)
- ラジオ
- キリンラジオ劇場(1982年2月22日より10回)
- CM
- ナショナル ラジカセ(1981年)
- 旭化成(1982年)
- グリコ ポッキー(1982年)
- 三菱石油(1982年)
- マツダ ファミリア(1982年)
- ニコン メガネ(1982年)
- グリコ ふりかけ(1983年)
- ビクター VCR(1984年)
- 資生堂 フレッシュ部屋コロン(1984年)
- 資生堂 シャンプー(1984年)
- サントリー 樹氷(1984年)
- 大塚製薬 ポカリスエット(1984年)
- 大阪着物(1984年)
- 象印 ポット(1984年)
- サントリー カレンダー(1984年)
[編集] ディスコグラフィー
- アルバム「北岬 -north cape-」(1982年)
- 感傷フェリー/迷いたくないの/赤いかざ車/遠い週末/Mandag. 月曜日/おぼえたて lonesome time
- シングル「ポプリの小瓶」(1983年6月1日)
- ポプリの小瓶/夢の隠し場所、何処?
- サウンドトラック「めぞん一刻」(1986年10月25日)
- 想い・で
[編集] 著書・写真集
- 北岬 -north cape-(1982年11月、学研)
- 女優(1986年10月、芳賀書店)
- Marie!(1993年10月、竹書房)
- MARIE PURE HEART(2000年10月、小学館)
- ふぞろいな秘密(2006年12月6日、双葉社)
[編集] 外部リンク
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