高根沢町
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高根沢町(たかねざわまち)は、栃木県中央東部に位置し、塩谷郡に属する町である。
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[編集] 地理
- 平地が多く、町の西側は鬼怒川を挟んで河内町に隣接しており、丘陵地帯が住宅地になっている。北はさくら市、南は芳賀町に接する。
- 国道4号線沿いと中央から東側一帯に田園が広がる。東西は10km 11km 70.9km²でその60%を農地が占めている。
- 標高は109m~195mの間。
- 川 五行川 井沼川が流れる。
[編集] 歴史
高根沢の地名の由来には,高原山のすそ野(根)にある沢からきた説と、14世紀後半に上高根沢の権現山地域で、このあたりを治めていた高根沢新右衛門藤原兼吉の名が地名になったという説がある。
[編集] 沿革
- 1889年4月1日 - 阿久津村(あくつむら)、北高根沢村(きたたかねざわむら)、熟田村(にいたむら)が発足。
- 1953年4月1日 - 阿久津村が町制施行、阿久津町となる。
- 1954年3月31日 - 熟田村が分村合併し、一部が北高根沢村に、残りは氏家町に合併する。
- 1958年4月1日 - 阿久津町・北高根沢村が合併、高根沢町となる。
- 1959年3月31日 - 高根沢町の一部(上阿久津)が氏家町に編入。
[編集] 行政
- 町長:高橋克法(1998年から)
[編集] 経済
[編集] 産業
町の基幹産業は稲作を中心とする農業であったが、昭和50年代から誘致企業の立地が進み、平成8年にはソフトリサーチパーク情報の森とちぎが完成して大きく様変わりしつつあり、人と自然、緑とハイテク『人・緑・元気』をキーワードとして、農工商の調和の取れた産業振興を目指している。
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 高根沢町立阿久津中学校
- 高根沢町立北高根沢中学校
[編集] 小学校
- 高根沢町立阿久津小学校
- 高根沢町立中央小学校
- 高根沢町立北小学校
- 高根沢町立上高根沢小学校
- 高根沢町立西小学校
- 高根沢町立東小学校
[編集] 町の特色
- 有機肥料を作るというコンセプトを基にした生ごみ堆肥化施設『土づくりセンター』を平成11年に完成。平成12年に建設した『びれっじセンター』において土づくりセンターで作られた土、『たんたんくん』を使った安全で美味しい『地産地消』の作物づくりを行い、循環型社会を目指している。また、土は提携水田に使用し、そこから出来る米を学校給食に使用している。
- 町の地域振興の核となる『高根沢町元気あっぷむら』では温泉が沸き、農産物直売所が賑わいをみせている。
- 西南端は皇室の食料を生産している広々とした御料牧場(宮内庁)がある。
- 西の河内町との境に流れる鬼怒川の河川敷では『鬼怒グリーンパーク』(栃木県)があり、休日は親子連れ、コスモスの季節には観光客で賑わう。
- 近年、環境学習施設『エコ・ハウスたかねざわ』を中核としたリサイクルの動きも活発化し日常となっている。
- 教育面では登校できるようにすることを目的としない、不登校児童のためのフリースクール『ひよこの家』は、全国的にもめずらしいタイプの不登校児童のための施設として注目を集めている。
- 町立図書館が分館を含め、町内に3館ある。蔵書数・約23万2千点、年間貸出率は町民一人当たり16.2点(2003年3月31日現在)と年々増加傾向にある。
- 高根沢町立西小学校の一部の生徒が放送する高根沢放送というミニFM、テレビ局がある。
- 2006年宝積寺駅東側に建築家隈研吾作「ちょっ蔵館」が完成。その大谷石を再生し新たな息吹を注いだ地元の歴史を生かした造りは、全国各地のみならず世界中の注目をあつめつつある。
[編集] ふるさとづくり事業
コミュニティ活動の中心となる各地区の集会施設や地区公民館等の整備や活用に努め、また住民活動の中から生まれてきたまちづくり活動に行政が積極的に関わりをもつ「行政参加型のまちづくり」を展開することにより"only one"のまちづくりをめざす。
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 道路
- 一般国道
- 県道(主要地方道)
[編集] バス
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- (一部高根沢温泉経由)
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 高根沢温泉(元気あっぷむら)
- 御料牧場
- 鬼怒グリーンパーク
- 栃木県民ゴルフ場
- 宇津史料館
- 安住神社
- たかねぴあ 盆踊り夏祭り大会