あかぎ (列車)
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185系 特急「あかぎ」
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あかぎとは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が上野駅・新宿駅~前橋駅間を東北本線・高崎線・両毛線経由で運行している特急列車の名称。
[編集] 運行概況
- 使用車両
- 185系電車を使用するが、新宿駅発着列車と上野駅発着列車により編成組成等が異なる。但し、編成内容は同じで、新特急で使用された185系電車の基本となる7両編成ないしはこれを2編成組み合わせた14両編成で運行される。
普通車は自由席のみの連結である。
- 停車駅
- 上野駅 - 赤羽駅 - 浦和駅 - 大宮駅 - 上尾駅 - 桶川駅 - (北本駅) - (鴻巣駅) - 熊谷駅 - (籠原駅) - 深谷駅 - 本庄駅 - (新町駅) - 高崎駅 - 新前橋駅 - 前橋駅
- 新宿駅発着列車は上野駅~大宮駅間を以下のように停車。
- 新宿駅 - 池袋駅 - 大宮駅
- 渋川駅発列車は新前橋駅~渋川駅間を以下のように停車。
- 新前橋駅 - 渋川駅
[編集] 両毛線優等列車沿革
基本的には、2005年1月現行の東京方面から高崎駅を経由して両毛線へ直通する列車を記載する。但し、1980年代以降は運行区間の重複や扱いにおいて同等であることから、高崎線線内のみの運行となった特急列車についても記載する。
また、上野から東北本線(宇都宮線)経由で両毛線へ乗り入れた列車についても記述する。
- 1950年 上野駅~桐生駅間を高崎線・両毛線経由で運行する快速列車の愛称として「あかぎ」・「はるな」の名称が使用される。同様に、上野駅~桐生駅・高崎駅間を小山駅経由で運行した列車には「おおとね」・「わたらせ」の愛称を使用した。
- 1960年 「あかぎ」、上野駅~前橋駅間を毎日運転の臨時列車ながら電車準急列車化
- 1961年 準急「あかぎ」定期列車化
- 1962年 上野駅~小山駅~高崎駅間に準急列車「わたらせ」新設
- 1965年 上野駅~前橋駅・渋川駅間を運行する準急列車「はるな」の運行開始
- 1966年 「あかぎ」・「はるな」・「わたらせ」は急行列車に昇格。同時に、「はるな」の上野駅~前橋駅間を「あかぎ」に統合。「あかぎ」は2往復の運行体制となる。
- 1967年 「あかぎ」下り4本・上り2本と運転体系となる。
- 1968年 上野駅~渋川駅間の急行「はるな」が「ゆけむり」と名称が統合し、一時消滅。「わたらせ」は電車化
- 1968年 「あかぎ」急行電車化。同時に、桐生駅・小山駅まで普通列車として延長される列車を運行
- 1982年 上越新幹線開業に伴うダイヤ改正により、小山駅乗り入れ列車を急行「はるな」とし、185系電車による特急「あかぎ」と分離。なお、特急「あかぎ」桐生駅発の上り列車も運行される。なお、共に前橋駅~桐生駅・小山駅間は普通列車として運行される。
- 1985年 上越新幹線上野駅乗り入れに伴うダイヤ改正。急行「はるな」を廃止。「あかぎ」は新特急の名称を与えられる。「わたらせ」は廃止され、小山経由の両毛線直通列車は消滅。
- 1989年 「あかぎ」桐生駅発の上り列車廃止。全列車上野駅~前橋駅間のみとなる。
- 1993年 新宿駅→高崎駅間を運行する新特急「ホームタウン高崎」運行開始
- 1994年 「あかぎ21号」・「あかぎ22号」を名称変更。「ウィークエンドあかぎ」となる。なお、「ウィークエンドあかぎ」号については、ヘッドマークが旧デザインのままだが、Lと新特急表示からLが無くなり、特急表示となっている。
- 1995年 「あかぎ」下り1本を平日のみの運行とする。さらに、新前橋車の185系のみ、リニューアルに従い、ヘッドマークのデザインを変更(田町車185系は旧デザインのまま)。
- 1997年 平日の朝の上り列車1本を新宿駅に乗り入れ、「さわやかあかぎ」とする。なお、休日は「さわやかあかぎ」ではなく、「ウィークエンドあかぎ」とする。「谷川」号の「水上」号への変更に従い、新前橋車のヘッドマークデザインを再び変更(田町車はそのまま)。
- 1998年 新特急愛称の再編に伴い、「水上」として運行されていた上り列車1本を「あかぎ」に名称変更
- 2002年 「新特急」名称廃止により、「あかぎ」に称号変更。同時に「ホームタウン高崎」・「さわやかあかぎ」を吸収。田町車のヘッドマークデザインはかわらないが、L表示が無くなり、新特急から特急表示となる。
- 2007年3月18日から 全列車全車両禁煙となる。
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