オリンピック博物館
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オリンピック博物館(オリンピックはくぶつかん)は、スイス・ローザンヌにあるオリンピック関連の資料の博物館。
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[編集] 概要
オリンピック博物館は、スイス・ローザンヌのウシー(Ouchy)地区の広大な斜面を利用して造られ、目の前には広大なレマン湖が広がっている。1993年に完成。1994年にはIOC創設100周年の記念セレモニーもここで行われた。
建物は、地下1階、地上3階建てで、設計を手掛けたのは、現代建築の巨匠の1人、メキシコの建築家ペドロ・ラミレス・ベスケスと地元のスイス人建築家ジャン・ピエール・カエンである。
「スポーツ・芸術・文化の一体化」を旨とするピエール・ド・クーベルタンの理念に基づく館内には、IOCにより収集されたメダル、トーチ、ポスターなどオリンピックの歴史に関する様々な資料が展示されている。その他、記念切手や記念コインの展示コーナー、図書館、大ホール等の設備や常設展示、特別企画展示の会場などの施設も充実しており、最上階はレストランになっている。
また、庭園にはブロンズ、ステンレス、石材などの芸術作品が置かれている。 博物館正面広場には、オリンピック発祥の地ギリシャから寄贈された大理石材による8本の巨大な円柱が長方形の水盤を囲むように並んでおり、その右側の柱には夏季オリンピック開催地名が、左側の柱には冬季オリンピック開催地名がそれぞれ記されている。また、広場の反対側には聖火が灯され、その炎は絶えることがない。
[編集] 展示内容
[編集] 1階(Level 0)フロア
「オリンピックの冒険」
- オリンピックの起源~シンボルとしての聖火について~ギリシャ・エリア~オリンピック運動の歴史。
[編集] 2階(Level 1)フロア
「大会と選手たち」
- 過去の全オリンピックの紹介~オリンピックの主役となったアスリートたちの競技用具を展示~過去の大会のハイライトをダイジェスト映像で紹介。
なお、展示内容は、変更されている場合もある。
[編集] 行き方
ローザンヌ駅でアプト式の地下鉄(実際は地下鉄と言うよりもケーブルカーに近い。2006年7月現在、工事のため運休中で、代わりにメトロバスが運行されている)に乗り、終点のウシー駅で下車。ウシー駅からレマン湖沿いに東方向に約10分歩くと左側にオリンピック博物館が見えてくる。
[編集] 外部サイト
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オリンピック競技 • メダル獲得数 • NOCコード メダリスト • シンボル |
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夏季オリンピック:1896, 1900, 1904, 1906¹, 1908, 1912, (1916)², 1920, 1924, 1928, 1932, 1936, (1940)², (1944)², 1948, 1952, 1956, 1960, 1964, 1968, 1972, 1976, 1980, 1984, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2008, 2012, 2016, 2020 | |||||
冬季オリンピック:1924, 1928, 1932, 1936, (1940)², (1944)², 1948, 1952, 1956, 1960, 1964, 1968, 1972, 1976, 1980, 1984, 1988, 1992, 1994, 1998, 2002, 2006, 2010, 2014, 2018 | |||||
¹IOC非公認大会 ²戦争のため中止 |
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