ケストレル (エースコンバットシリーズ)
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(注・画像はモデルとなった空母ニミッツ) |
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艦歴 | |
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発注: | 1991年 |
起工: | |
進水: | |
就役: | 1999年 |
退役: | 2010年 |
母港: | セントヒューレット (後にカーウィン島が根拠地になる。) |
性能諸元 | |
満載排水量: | 81,600 トン |
満載排水量: | 94,000 トン |
全長: | 1,092 ft (333 m) |
全幅: | 252 ft (76.8 m) |
喫水: | 37 ft (11.3 m) |
機関: | ウェスタンハウス A4W 原子炉2基 蒸気タービン4機, 4軸, 260,000 shp |
最大速: | 30ノット以上 (56 km/h) |
航続距離: | |
乗員: | 士官・兵員:3,200名 航空要員:2,480名 |
兵装: | RIM-7 シースパロー RAM近接防御 ファランクス20mmCIWS3基 |
艦載機: | 90機 |
備考: | 諸元はニミッツのもの |
ケストレル(CVN-30 Kestrel)は、『エースコンバットシリーズ』に登場する架空の航空母艦。オーシア海軍のヒューバード級航空母艦の7番艦で、実在のアメリカ合衆国海軍のニミッツ級航空母艦をモデルにしている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
登場作品はエースコンバット5とエースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォーであるがACシリーズの時間軸がZERO(1995年)→04(2004年)→5(2010年)となっているので04で描かれる2004年当時にも在籍していたと思われる(年数はゲーム内のもの、以下同じ)。また作中の史実ではケストレルは撃沈されてしまうが、空想の域ではあるが同型艦が7隻以上建造されたのであれば、現実の空母が就役から退役まで50年近く運用されるケース(米海軍空母CV-41ミッドウェイ等の例)があるので同じ時間軸と思われるAC3(2040年)当時でも(恐らく最古参艦として)同級空母が在籍していた可能性が考えられる。
なお、右記の性能諸元はモデルとなった空母ニミッツのものであるので注意すること。各作品における戦歴はケストレル及び艦載機、艦隊所属海兵隊が直接参加した作戦についてのみ記述する。
[編集] 歴代艦長
明確に記述されているシーンはない為、詳細は不明である。
[編集] 戦歴
[編集] ACE COMBAT ZERO
- 1995年3月25日 ベルカ戦争勃発
- 1995年4月24日 戦域攻勢計画4101号のコスナー作戦にオーシア第3艦隊として参加する。
- 第6航空師団の援護下で駆逐艦5隻(はたかぜ型護衛艦がモデル)、フリゲート4隻(O・H・ペリー級フリゲートがモデル)と共にフトゥーロ運河の突破に成功する。
- 1995年6月20日 ベルカ戦争終戦
[編集] ACE COMBAT 5
- 搭載部隊
- 2010年9月23日 サンド島基地が襲撃される。(非公式な戦闘)
- 2010年9月27日 環太平洋戦争勃発
- 2010年9月30日 イーグリン海峡防空戦
- 2010年10月~ 防空・地上支援等の任務で艦載機が暫減し、戦闘機はスノー大尉操縦のF-14A1機のみとなる。
- 2010年11月17日 第3艦隊所属の海兵隊(シー・ゴブリン)による捕虜救出作戦に成功する。
- 航空支援に参加していたウォードッグ隊ナガセ大尉が撃墜され救助に向ったヘリ(HH-8B)が撃墜される。
- 2010年11月18日 撃墜されたナガセ大尉の救出に成功する。
- 撃墜され負傷したヘリ乗員2名も同時に救出する。
- 2010年12月7日 スノー大尉搭乗のF-14Aがウォードッグ隊4機を撃墜
- スパイ容疑から逃れる為にサンド島を脱出したウォードッグ隊をスノー大尉が撃墜したが、既にベルカによる工作に気付いていたアンダーセン艦長の計略により、実際にはペイルアウトした後に撃墜し同隊を全滅させたと偽った。
- 救難ヘリに救助されたウォードック隊にスノー大尉が合流した。
- 2010年12月8日 ハーリング大統領救出作戦
- ベルカ公国内のシュティーア城に監禁されていたハーリング・オーシア連邦大統領の救出作戦に成功、大統領座乗艦となる。
- 2010年12月中旬 ハーリング大統領が海兵隊を率いて首都オーレッドに進撃する。
- 2010年12月23日 ニカノール・ユーク首相救出作戦
- ユーク軍のクーデターにより監禁されていたニカノール首相をレジスタンスが解放し逃走、ラーズグリーズ隊の航空支援で
ユーク領内からの脱出に成功してケストレルに到着する。
- ユーク軍のクーデターにより監禁されていたニカノール首相をレジスタンスが解放し逃走、ラーズグリーズ隊の航空支援で
- 2010年12月29日 セレス海海戦
- 僅かな戦力しか残されていなかったケストレル戦闘群(空母1隻、フリゲート3隻、情報収集艦1隻)は壊滅必至と思われたが、ユーク艦隊の一部はニカノール首相の呼び掛けによって戦闘拒否を宣言する。しかし、艦隊の攻撃を中止させようとした、フリゲート艦ピトムニクが旗艦の命令により、撃沈される。それによりミサイル駆逐艦チゥーダ・ドゥープ・グムラクが離反しケストレル戦闘群に合流を図る。
- ケストレル戦闘群は戦闘中に出現したオーシア艦隊に援護を求めるが、オーシア艦隊は反乱軍として攻撃を開始する。
- 壮絶な海戦はラーズグリーズ隊の活躍によりケストレル戦闘群の大勝利に終わる。
- ユーク艦隊の損害
- 空母アドミラル・ツァネフ(ADH.TSANEU、ロシア海軍アドミラル・クズネツォフ級航空母艦がモデル)、イージス駆逐艦カニェーク(KANIAK、海上自衛隊のこんごう型がモデル)、巡洋艦ウミエールイ(UMELY)、駆逐艦チィージ(CHIZH)・スヴァボトヌイ・ボイキイ・チャープヤ(CHAPLYA)他2隻、フリゲート4隻が全滅した。
- オーシア艦隊の損害
- 2010年12月30日 ケストレル撃沈
[編集] ケストレルに纏わる逸話
- 1991年発注にも関わらず、1995年当時(つまりACZ当時)も公試運転中であり、何故かベルカ戦争に実戦参加した。
- さらにその後の1999年に正式に就役した。(発注から8年後、戦艦大和ですら起工から就役まで4年である。)
- ちなみにフランス海軍の原子力空母シャルル・ド・ゴールは1989年に起工して数度の就役延期を経て12年後の2001年に就役した。
- 撃沈される時に直撃した対艦ミサイル以外は全生涯において被弾した経験はなかった。
- 撃沈直前にラーズグリーズ隊をどんな機種でも射出すると台詞があったが、これは作中の演出で実際には不可能である。
[編集] 姉妹艦
明確に描かれることがないが姉妹艦が7隻以上存在する。
- ヒューバード(ネームシップ CVN-23?)
- バザード(CVN-? BUZZARD)
- ヴァルチャー(CVN-? VULTURE)
- バーベット(CVN-? BARBET)
(余談だが新世紀エヴァンゲリオンに国連海軍の空母オーヴァー・ザ・レインボー(CVN-75 OVER THE LAINBOW)が登場する。実在のCVN-75はハリー・S・トルーマン)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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シリーズ | エースコンバット - 2 - 3 - 04 - 5 - ゼロ - X - 6 |
戦闘機 | ADFX-01/02 - ADF-01 - X-02 - フェンリア - X-49 |
その他の兵器 | アークバード - ケストレル - シンファクシ級潜水空母 |
国家 | エストバキア - エメリア - オーシア - オーレリア - ウスティオ - エルジア - ベルカ - ユークトバニア - レサス - その他 |
地形・大陸・歴史 | ベルカ戦争 - 大陸戦争 - 環太平洋戦争(ベルカ事変) |