ビートルズの作品
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ビートルズの作品(ビートルズのさくひん)は、ビートルズのアルバムおよび出演映画作品の一覧。
個々の楽曲についてはビートルズの曲名一覧を、ビートルズ解散後の動きや各ソロ作品については、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー(ウィングス)、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターを参照のこと。
目次 |
[編集] ディスコグラフィー
註:各アルバム名をクリックした際に現れる「収録曲」の「A面」「B面」などの表記は、当初、アナログレコードとして発売された際のもの。当時は、各面ごとに収録曲順を考慮したためにあえて記す。現在、英国版オリジナルアルバムは、全てCD化されている。したがって、CDの後半に収録の曲番は、A面の収録曲数に、B面の曲順を足したものとなる。また、オリジナルリリースがCDの場合は、曲順のみ、通し番号で記す。
[編集] 英国版オリジナル・アルバム
- プリーズ・プリーズ・ミー - Please Please Me(1963年)
- ビートルズの記念すべきデビューアルバム。シングルで先行発売された4曲を除く10曲を、ほぼ1日でスタジオでライヴ録音したもの 。正味レコーディング時間は、6~7時間といわれている。
- ウィズ・ザ・ビートルズ - With the Beatles(1963年)
- ボーカルのダブルトラッキングも使いはじめているが、2トラック録音である。彼らの初期作品の中ではラフで泥臭い印象で、当時はヘビーなサウンドに聞こえたことであろう。
- ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! - A Hard Day's Night(1964年)
- 同名映画のデジタルリマスター版が公開されてからは「ハード・デイズ・ナイト」、または原題の「ア・ハード・デイズ・ナイト」と呼ばれることが多い。アルバムのタイトル曲は、リンゴのふと漏らしたつぶやきから決定した映画のタイトルに合わせてジョンが作ったもの。それまでのカバー曲とオリジナル曲で構成されたアルバムとは異なり、初めて全曲オリジナルの構成で発表された。
- ビートルズ・フォー・セール - Beatles for Sale(1964年)
- HELP! 4人はアイドル - Help!(1965年)
- ラバー・ソウル - Rubber Soul(1965年)
- リボルバー - Revolver(1966年)
- ロック色の強いアルバムだが、サイケデリックな特徴が出始めた作品でもある。この頃からスタジオテクノロジーも駆使しはじめ、複雑化したサウンドが主流となって、スタジオで出す音をステージで再現することは不可能になった。1966年のコンサートでは本作品からの曲は披露されず、以後ビートルズはコンサートツアーを停止した。
- サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(1967年)
- 本文参照。
- ザ・ビートルズ (ホワイトアルバム) - The Beatles(2枚組)(1968年)
- アップルレーベルの初アルバムで、オリジナルアルバムでは唯一の二枚組。ソロ色の強い作品を『ビートルズ』のブランド名のもとにまとめた印象の強い作品で、メンバーの個性の競演とも、あるいは散漫とも評される。30曲収録というボリュームで、曲調はバラードからギターの弾き語り調、ボードビルからハードロック、ミュージックコンクレート風まで幅広い。
- イエロー・サブマリン - Yellow Submarine(1969年)
- レコードではA面 (CDでは前半) のみがビートルズの作品。メンバーが当初乗り気でなかったので、既録音の余った曲や捨て曲が主に入れられたとも言われている。レコードB面 (同じくCDでは後半) はジョージ・マーティン作曲・編曲による、オーケストラでのサウンドトラック (フィルモグラフィーなども参照のこと) 。
- アビイ・ロード - Abbey Road(1969年)
- ビートルズとしては、実質的に最後に録音されたアルバム。以下、本文参照。
- レット・イット・ビー - Let It Be(1970年)
- 1969年初頭のセッションで録音された音源を元に、フィル・スペクターがプロデュース、というよりは同音源にテープ編集やストリングスやコーラスを加えることによって作品としたもの。特に、「ロング・アンド・ワインディング・ロード」では、実際の作曲者であるポール・マッカートニーと、ストリングスやコーラスのダビングをめぐってアレンジ面での意見の衝突があった。
- 2003年に曲目が全て一緒ではないが、当時の曲の本来のアレンジに近く編集・リミックスされたアルバムが、2003年11月、『レット・イット・ビー...ネイキッド』として発売された。
[編集] 米国版アルバム
- イントロデューシング・ザ・ビートルズ - Introducing...The Beatles(1963年)
- ミート・ザ・ビートルズ - Meet The Beatles(1964年)
- セコンド・アルバム - The Beatles' Second Album(1964年)
- サムシング・ニュー - Something New(1964年)
- ア・ハード・デイズ・ナイト - A Hard Day's Night(1964年)
- ビートルズ '65 - Beatles'65(1964年)
- ジ・アーリー・ビートルズ - The Early Beatles(1965年)
- ビートルズ VI - Beatles VI(1965年)
- ヘルプ! - Help!(1965年)
- ラバー・ソウル - Rubber Soul(1965年)
- イエスタディ・アンド・トゥディ - Yesterday...And Today(1966年)
- リボルバー - Revolver(1966年)
- マジカル・ミステリー・ツアー - Magical Mystery Tour(1967年)
- 同名映画のサウンドトラック(英オリジナルはEP盤で発売)に、同時期に発表されたシングル曲を加えLPアルバムとした編集盤。CD化の際には英国オリジナルアルバムに準ずる扱いを受けている。楽曲の発表順では『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の後に位置する。詳細は当アルバムの項目を参照のこと。
これら米国版アルバムは、英国版オリジナルアルバムの収録曲を減らした上で、何枚かのアルバムからピックアップした曲にシングルのうちアルバム未収録、または別バージョンなどを加え、アルバムの数を水増ししたような形で発売された。中には英国よりも先にリリースされることとなった曲もある。
このキャピトル・レコードのやり方にビートルズのメンバーは非常に怒っていたそうで、実際にジョージ・ハリスンはグループ解散後のインタビューで「僕らのアルバムを切り売りするキャピトルのやり方は最低だった」と語っている。また、日本独自の編集盤も含めて契約上、各国さまざまな収録曲目のアルバムやミックス違いのバージョンが、初期から中期にかけて顕著に発売された。後年CD化によって、アメリカ編集盤『マジカル・ミステリー・ツアー』を除き、各国とも曲目・バージョンは英国オリジナルのものに統一された。
近年ではアメリカ編集盤もCD化がなされている。2004年11月『ミート・ザ・ビートルズ』、『セコンド・アルバム』、『サムシング・ニュー』、『ビートルズ '65』の4枚の米国盤が、CDアルバムボックスセット『ザ・ビートルズ ザ・キャピトル・アルバムス Vol.1』として発売。2005年には『ビートルズ VI』、『ジ・アーリー・ビートルズ』、『ヘルプ!(米国編集版)』、『ラバー・ソウル(米国編集版)』の4枚が、『ザ・ビートルズ ザ・キャピトル・アルバムス Vol.2』として発売された。Vol.1、Vol.2とも、CD一枚にモノラル版とステレオ版が収録されている。
[編集] CD化された際に、英国に於いても正式版としてリリースされた作品
- マジカル・ミステリー・ツアー - Magical Mystery Tour(アメリカ盤アルバムリリースは1967年)
- 前項及び当アルバムの項参照。
- パスト・マスターズ Vol.1 - Past Masters Vol.1(1988年)
- 英国オリジナルアルバム未収録曲・レアバージョンをまとめたシリーズ。CDアルバム未収録曲を補完する意味合いがある。リンゴがドラムを叩いている「ラヴ・ミー・ドゥ」のシングルバージョン(アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』収録のバージョンでは、ドラムスはセッション・ドラマーが担当)、「シー・ラヴズ・ユー」や「抱きしめたい」のドイツ語バージョン、EP盤としてリリースされた「ロング・トール・サリー」「アイ・コール・ユア・ネーム」などを収録。
- パスト・マスターズ Vol.2 - Past Masters Vol.2(1988年)
- 同コンセプトの第2弾。英国オリジナルアルバム未収録の「レイン」「ジ・インナー・ライト」「オールド・ブラウン・シュー」や、「アクロス・ザ・ユニバース」のチャリティ・アルバム収録バージョンを収録。
[編集] ベスト盤CD
- ザ・ビートルズ1962年~1966年 - The Beatles (1962~1966)(2枚組)(アナログ盤リリースは1973年、CD化1993年)
- 通称「赤盤」。CD盤では、「抱きしめたい」などについてステレオ・バージョンが収録されている。
- ザ・ビートルズ1967年~1970年 - The Beatles (1967~1970)(2枚組)(アナログ盤リリースは1973年、CD化1993年)
- 通称「青盤」。CD化に際して「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の観客の歓声のSE(効果音)が除去された。したがって、同曲のイントロのアコースティック・ギターがフェードインの形ではなく、最初のストロークから聞こえる。また、「バック・イン・ザ・USSR」のエンディングのジェット機が飛ぶ様子のSEでは、アルバム『ザ・ビートルズ』での2曲目に位置する「ディア・プルーデンス」のイントロが、アナログのように被さってはいない。
- 「英・米のチャートで1位になった曲をまとめた」というコンセプトで作られたベスト・アルバム。全世界で約2,500万枚の売り上げがあり、現在も売り上げを伸ばし続けている。
[編集] CD化になってからの新コンセプトによる作品
- ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC - The Beatles Live At The BBC (CD,アナログLPとも2枚組)(1994年)(再発2001年)
- BBC音源での初期のライブを収録し、ライブバンドとしてのビートルズの姿を伝える作品。海賊版対策を兼ねている。古い音源であり、一般聴取者がエアチェックした音源も含まれるため、多少音質に難のある曲もある。ジョンの歌う「ハニー・ドント」など貴重なトラックも多数収録。「ベイビー・イッツ・ユー」がシングルカットされた。
- ザ・ビートルズ・アンソロジー1~3 - The Beatles Anthology (それぞれ、CDは2枚組、アナログLPは3枚組)(1995~1996年)
- 1990年代のビートルズのアンソロジー・プロジェクトにより実現した、ライヴ・バージョン、未発表曲、リハーサルテイクなどを収録したアルバムシリーズ。目玉としてジョンが生前残した音源に3人が手を加えた「新曲」の発表がなされた。「BBC」同様、海賊版対策でもある。
- ザ・ビートルズ・アンソロジー1 - Anthology 1 (CDは2枚組、アナログLPは3枚組)(1995年)
- 1957年から64年までの未発表音源と、ビートルズ名義の新曲「フリー・アズ・ア・バード」を収録。
- ザ・ビートルズ・アンソロジー2 - Anthology 2 (CDは2枚組、アナログLPは3枚組)(1996年)
- 1965年から68年までの未発表音源と、新曲の第二弾「リアル・ラヴ」収録。
- ザ・ビートルズ・アンソロジー3 - Anthology 3 (CDは2枚組、アナログLPは3枚組)(1996年)
- 1968年から70年までの未発表音源を収録。
- イエロー・サブマリン~ソングトラック~ - Yellow Submarine Songtrack(CDは1枚もの、アナログは30cmLP)(1999年)
- 同名アニメーション映画の再発(DVD、ビデオ)に合わせ発表された、映画のナンバーを集めた新しいコンピレーションアルバム。1969年に発表されたアルバム『イエロー・サブマリン』と収録曲が異なるほか、リミックスによって音質の向上と楽曲の現代的な再構築が試みられた。
- レット・イット・ビー...ネイキッド - Let It Be...Naked(CDは2枚組,アナログ盤は30cmLPと17cmEPのセット)(2003年)
- オリジナルアルバム『レット・イット・ビー』から、フィル・スペクターによる編集やダビングを取り除き、幻のアルバム『ゲット・バック』での本来のテーマにそった形で再制作された作品。
- 21世紀に入って2つ目となる最新作。元はビートルズの楽曲を元にしたシルク・ドゥ・ソレイユのラスベガスでの常駐公演『LOVE』のために作られていたものであるが、正式にアルバム作品となることが確定。ビートルズにおいて初めて、リミックスを音質の調整ではなく作品の再構築の手段とした(一種のマッシュアップとも言える)アルバムとなる。通常盤(CD)とスペシャルエディション(CD+DVD)が発売される。スペシャルエディションDVD(DVD-AudioとDVD music(映像を収録せず音声のみ収録のDVD-Video)のハイブリッド)では、ビートルズ作品初の映像を伴わない5.1chサラウンド音声での発売がされる。
註:LPでリリースされた『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』-The Beatles Live At The Hollywood Bowl(1964年と1965年の同ステージでの演奏曲目を組み合わせたもの。1977年リリース)は、2007年の時点でCD化されていない。
[編集] シングル
- イギリスで、リアルタイムリリースされたものに限る。チャートは、アメリカ=米は「ビルボード」、イギリス=英は「メロディー・メイカー」。数字は順位。数字だけのものは、1週だけ1位を指す。
- *但し、アメリカでの発売は「抱きしめたい」までが1964年2月以降に発売されたため、英米の同時期発売がなされたのは「キャント・バイ・ミー・ラヴ」以降である。
- ラヴ・ミー・ドゥ / P.S.アイ・ラヴ・ユー(1962年)【英;21/米;1】*
- プリーズ・プリーズ・ミー / アスク・ミー・ホワイ(1963年)【英;2週1/米3】*
- フロム・ミー・トゥ・ユー / サンキュー・ガール(1963年)【英;6週1/米;41】 *
- シー・ラヴズ・ユー / アイル・ゲット・ユー(1963年)【英;通算7週1/米;2週1】 *
- 抱きしめたい / ジス・ボーイ(こいつ)(1963年)【英;4週1/米;7週1】*
- キャント・バイ・ミー・ラヴ / ユー・キャント・ドゥ・ザット(1964年)【英;3週1/米;5週1】
- ア・ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!) / 今日の誓い(1964年)【英;4週1/米;2週1】
- アイ・フィール・ファイン / シーズ・ア・ウーマン(1964年)【英;6週1/米;3週1】
- 涙の乗車券(チケット・トゥー・ライド) / イエス・イット・イズ(1965年)【英;5週1/米;1】
- ヘルプ! / アイム・ダウン(1965年)【英;4週1/米;3週1】
- デイ・トリッパー / 恋を抱きしめよう(1965年。両A面だが、英ではデイ・トリッパーがA面扱い、日・米では、恋を抱きしめようがA面扱い)【英;4週1/米;恋を抱きしめよう~3週1,デイ・トリッパー~5】
- ペイパーバック・ライター / レイン(1966年)【英;4週1/米;2週1】
- イエロー・サブマリン / エリナー・リグビー(1966年、両A面)【英;3週1/米;イエロー・サブマリン~2,エリナー・リグビー~11】
- ストロベリー・フィールズ・フォーエバー / ペニー・レイン(1967年。両A面だが、米ではペニー・レインがA面扱い、その為ストロベリー・フィールズ・フォーエバーは「ビートルズ1」に未収録)【英;3週1,ミュージック・ウィーク2/米;ペニー・レイン~1,ストロベリー・フィールズ・フォーエバー~8】
- 愛こそはすべて / ベイビー・ユアー・ア・リッチ・マン(1967年)【英;3週1/米;1】
- ハロー・グッドバイ / アイ・アム・ザ・ウォルラス(1967年)【英;5週1/米;3週1】
- レディ・マドンナ / ジ・インナー・ライト(1968年)【英;2/米;4】
- ヘイ・ジュード / レボリューション(1968年)【英;4週1/米;9週1】
- ゲット・バック / ドント・レット・ミー・ダウン(1969年)【英;4週1/米;5週1】
- ジョンとヨーコのバラード / オールド・ブラウン・シュー(1969年)【英;3週1/米;8】
- サムシング / カム・トゥゲザー(1969年、両A面)【英;4/米;チャート上昇中に両A面扱いとなり、総合で1-単独の米チャートでは、サムシング~3,カム・トゥゲザー~2】
- レット・イット・ビー / ユー・ノウ・マイ・ネーム(1970年)【英;3/米;2週1】
解散後
- ベイビー・イッツ・ユー / アイル・フォロー・ザ・サン / デヴィル・イン・ハー・ハート / ボーイズ(1994年)
- フリー・アズ・ア・バード /*アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア /*ジス・ボーイ(こいつ)/ クリスマスタイム・イズ・ヒア・アゲイン(1995年) *はCDシングルのみ収録
- リアル・ラヴ / ベイビーズ・イン・ブラック /*イエロー・サブマリン /*ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(1996年) *はCDシングルのみ収録
その他
- アメリカのみでのシングルでは、「エイト・デイズ・ア・ウィーク」~2週1(B面は「パーティーはそのままに」)、「イエスタデイ」~4週1)(B面は「アクト・ナチュラリー」)、「ロング・アンド・ワインディング・ロード」~2週1(B面は「フォー・ユー・ブルー」)などがある。また、ドイツでは「シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語盤)/抱きしめたい(ドイツ語盤)」、日本では「恋のアドバイス」「ツイスト・アンド・シャウト」など、カナダの「オール・マイ・ラヴィング」など、各国独自のシングルも存在する。
- イギリスでのオリジナル・シングルレコードは全てがCD化され、ボックスセットも限定発売された。これらのコレクターズ・アイテムについては現在ほとんど入手は難しい。
[編集] フィルモグラフィー
- 主演作品
- ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! - A Hard Day's Night(1964年)
- ドキュメンタリー風のアイドル映画。次作と共にカンヌ映画祭グランプリ受賞監督リチャード・レスターの初期の傑作としても知られる。
- HELP! 4人はアイドル - Help!(1965年)
- 前作と同じくレスター作品。リンゴが中心となる映画で、前作とは違い完全フィクション映画である。
- マジカル・ミステリー・ツアー (映画) - Magical Mystery Tour(1967年)
- 監督・脚本などすべてビートルズが自主制作したTV映画。サイケ色の強いロードムービー。
- イエロー・サブマリン - Yellow Submarine(1968年)
- アニメ作品。声を当てているのは声優だが、メンバーもラストで映像出演している。
- ドキュメンタリー・映像作品
- レット・イット・ビー - Let It Be(1970年)
- アルバム制作過程を追ったドキュメンタリー。ポールはこれを利用して再びライヴ活動をしたかったようだが、皮肉にもバンド崩壊の様子を後世に伝える作品となってしまった。上記4作品はDVD化されているが、当作品のみ未発売である。
- ザ・ビートルズ・アンソロジー1-8 - The Beatles Anthology 1~8(1996年)
- アンソロジーシリーズの映像版。当時の貴重な映像や、メンバー他関係者のインタビューで構成されている。
- その他
1966年の日本公演を収録した『武道館コンサート』などがビデオ化されている。ほか、「ペイパーバック・ライター」「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」「ハロー・グッドバイ」「ヘイ・ジュード」「レボリューション(シングルとは別テイク)」などのプロモーションフィルム(ビートルズが製作したものが世界初とされる)が存在するが、これらは現在まで未発売である。
[編集] 書籍
- THE BEATLESアンソロジー - The Beatles Anthology (2000年、リットーミュージック。ISBN 4845605228)
- アンソロジー・プロジェクトの書籍版で、唯一の公式な自伝といえる作品。各年代のメンバーの発言を中心に、貴重な未発表写真などを加え編集されている。無名時代から絶頂期、解散に至るまでの経緯がメンバー自身の言葉で語られている。
[編集] 追記
メンバーのソロ作品として発表された作品のうち、ビートルズ時代にデモが作られたり、ビートルズとしては未発表となった主なもの。
- ジョン・レノン
- 「チャイルド・オブ・ネイチャー」
- 「イマジン」(アルバム『イマジン』収録)
- 『Let It Be ....Naked』のBonus Discにわずかながら収められている。
- 「真実が欲しい」(『イマジン』収録)
- 1969年のビートルズのゲット・バック・セッションでジョンとポールが演奏を試みている。
- ポール・マッカートニー
- 「テディ・ボーイ」(『マッカートニー』収録)
- ゲット・バック・セッションで演奏、お蔵入りになったプロモーション盤『ゲット・バック』にも収録されていた。『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』収録。
- 「アナザー・デイ」(ソロ・シングル)
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- ゲット・バック・セッションでポールのピアノ弾き語りが演奏されている。
- 「メイビー・アイム・アメイズド」(『マッカートニー』収録)
- ゲット・バック・セッションでポールのピアノ弾き語りが演奏されている。
- 「バックシート・オブ・マイ・カー」(『ラム』収録)
- ゲット・バック・セッションでポールのピアノ弾き語りが演奏されている。
- 「コズミカリー・コンシャス」(『オフ・ザ・グラウンド』収録)
- ジョージ・ハリスン
- 「オール・シングス・マスト・パス」(アルバム『オール・シングス・マスト・パス』収録)
- ゲット・バック・セッションの前後に、バンドのリハーサルがなされた。デモに近いバージョンは、『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録。
- 「ノット・ギルティー」(『慈愛の輝き』収録)
- 『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム]』のセッションで100以上に及ぶ膨大なテイクが録音されたにもかかわらず、ビートルズとしては未発表となった。『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録。このテイクでのリードギターはポールだといわれている。
- 「イズント・イット・ア・ピティ」(『オール・シングス・マスト・パス』収録)
- 「サークルズ」(『ゴーン・トロッポ』収録)
- リンゴ・スター
- 「ティキップ・オブ・ア・カロライナ」
- ゲット・バック・セッションの最中に演奏。この一部が『Let It Be...Naked』のBonus Discに収められている。
[編集] CM等のオンエア曲
解散後数十年が経過し、オリジナル曲を耳にすることは減りつつも数々のアーティストによりカヴァーされている。この項では、近年、CM等で採用されたビートルズの作品のみを列記する。
- アクロス・ザ・ユニバース (Across The Universe)、NTT東日本“ひとりじゃない”篇 (2004年) [1]
- ハロー・グッドバイ (Hello Goodbye)、日本公文教育研究会 (2004年)[2]
- プリーズ・プリーズ・ミー (Please Please Me)、東京三菱銀行 (2003年)
- ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード (The Long and Winding Road)、ソニー・ウォークマン (2002年?)[3]
- マジカル・ミステリー・ツアー (Magical Mystery Tour)、三菱自動車 (2001年?)[4]
- オブラディ、オブラダ (Ob-La-Di, Ob-La-Da)、ホンダ・ステップワゴン (1996年 - )[5]
- 愛こそはすべて (All You Need Is Love)、サッポロブロイ (2000年)
[編集] 外部リンク
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メンバー | ジョン・レノン - ポール・マッカートニー - ジョージ・ハリスン - リンゴ・スター |
前メンバー | ピート・ベスト - スチュアート・サトクリフ |
プロデューサー | ジョージ・マーティン - フィル・スペクター - ジェフ・リン |
関連人物 | ブライアン・エプスタイン - クラウス・フォアマン - ビリー・プレストン - オノ・ヨーコ - リンダ・マッカートニー - オリヴィア・トリニアード・アリアス - パティ・ボイド - モーリン・スターキー - バーバラ・バック |
スタジオ & レーベル | アビー・ロード・スタジオ - EMI - キャピトル・レコード - アップル・レコード |
関連項目 | ザ・ビートルズ日本公演 - ザ・ビートルズ・クラブ - ビートルズの作品 - ビートルズの曲名一覧 - ビートルマニア - ビートルズの解散問題 - リバプールサウンド - ルーフトップ・コンサート - アップル・コア - デッカ |