大和型 (架空戦記)
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ここでは、様々な架空戦記に登場した大和型(やまとがた)と呼称される軍艦について述べる。大部分の作品では史実の大和型戦艦、大和、武蔵また時には信濃や111号艦がそのまま登場するが、一部の作品では兵装や速力などが史実と異なり、中には戦艦でないものさえある。
改大和型戦艦や超大和型戦艦(797号艦~799号艦、または作品内の大和型と同等の艦体を用いた艦、大和型戦艦に準ずる艦)についてもここで扱う。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 征途
[編集] 大和・武蔵
佐藤大輔の『征途』には大和と武蔵が登場する。両艦とも1944年10月の捷一号作戦までは史実とほぼ変わらない。捷一号作戦時、大和は、史実では副長の能村次郎中佐(当時)が砲術長を兼任していたが、この作品では新任の藤堂明中佐が砲術長を務めていたことにされている。レイテ湾への攻撃を成功させ本土に帰還した後、大和は損傷修理を兼ねた大改装を受ける。
- 新型水上捜索電探の搭載。煙突の後ろにあった大和型特有のアンテナマストに替えて前部艦橋と煙突の間に垂直のマストを立て、その上に装備した。
- 高角砲を片舷のみ65口径10cm砲連装6基に変更。
- 対空噴進砲8基搭載。機銃の増設。
- 艦載水上機用射出機(カタパルト)と収容用クレーンの撤去。
- 副砲の砲塔・弾火薬庫周辺などに防御装甲を追加装備。
武蔵についても電探の更新と機銃などの増設が行われた。
[編集] やまと
終戦後、大和は米軍によって接収された。一時は反応兵器実験の標的艦にされる予定だったが、「向こう側」の出現を受けてまたも改装される。
- 副砲、高角砲を全基撤去。アメリカ製38口径12.7cm連装両用砲を両舷に12基づつ搭載。
- 第1、ならびに第4副砲塔のあった場所に電探付の射撃管制装置を搭載。
- アメリカ製電探を搭載。CICの設置。
改装後、「大和」は超甲型警備艦「やまと」として海上保安庁海上警備隊に配属された。
北海道戦争後、海上自衛隊の発足と共にやまとも護衛艦隊に移管し、超大型護衛艦(艦番号BB-11)に改称される。一時期予備艦となったが、ヴェトナム戦争参加に際して現役に復帰、小改装(電子戦能力の向上、ヘリ甲板仮設など)を受けた上でヴェトナムへ派遣される。
ヴェトナム戦争後ふたたび予備艦になっていたやまとは、1980年代に入って「10・4・10・10艦隊」計画により大改装を受け、イージス艦となる。
- 全長:263m
- 全幅:39m
- 基準排水量:6万8千トン
- 機関:石川島播磨重工業製GT6Cガスタービン×8基(COGOG方式)
- 出力:32万馬力
- 最大速力:32.5ノット
- イージス・システム搭載
- セントラルコンピュータは、富士通製統合管制ネットワーク9000型電算機(JCN9000)に更新済み
- J/SPY-1-A対空捜索レーダー
- 主砲火器管制装置:FCS-4-11
- ミサイル火器管制装置:Mk99Mod1×6基
- 兵装
- 搭載機:SH60Jシーホーク対潜ヘリ6機
- (以下は湾岸戦争後に増設された兵装)
- 90式35mm90口径連装砲(エリコン35mm機関砲搭載):4基
- RAM近接対空ミサイル:10連装2基
[編集] レッドサン ブラッククロス
[編集] 大和
佐藤大輔の『レッドサン ブラッククロス』には大和型戦艦(1号艦級)大和、武蔵、改大和型戦艦(3号艦級)信濃、甲斐、超大和型戦艦(5号艦級)紀伊、尾張が登場する。これらは播磨型戦艦(7号艦級)と共に「九九九艦隊計画」によって建造されたものである。
艦型・兵装は史実とほぼ同じ(全長がやや長い)だが、史実より高速となっている。また、電子兵装なども史実より充実していたと思われる(艦型については「紀伊・尾張」を参照)。
大和は第三次世界大戦勃発後に大神工廠で改装を受ける(内容不明)が、工事終了後の1949年秋にドイツ軍破壊工作部隊の襲撃を受けた。その後カリブ海に進出し、ドイツ海軍北米艦隊との夜戦で沈んだとされている(該当するエピソードはまだ書かれていない)。
[編集] 武蔵・信濃・甲斐
信濃、甲斐は改大和型(信濃型とも)であり、最大の相違点は主砲が45口径から50口径に長砲身化された事である。後に武蔵も改装を受け、同等の主砲に換装している。3隻は1951年2月にヴィルヘルムスハーフェン砲撃を行った。
戦後、武蔵は東京湾岸の「武蔵公園」に記念艦として繋留されている。
[編集] 紀伊・尾張
紀伊、尾張は超大和型(紀伊型とも)であり、大和型と同等の艦体に51cm砲を搭載している。ただしこの当時の日本戦艦としては速度が低い事から、大戦中の実績に比して過小評価される傾向が強い。
- 全長:275m
- 全幅:37m
- 基準排水量:8万1千トン
- 機関出力:23万1千馬力
- 最大速力:27ノット
- 兵装
- 50口径51cm砲:連装3基
- 60口径12.7cm砲:連装10基
両艦は1948年夏にインド洋でドイツ戦艦フリードリヒ・デア・グロッセと交戦、これを撃沈した。その戦闘で尾張は第3砲塔に被弾し、更にバーベットが歪んだ状態で発砲を強行したために大ダメージを負ってしまう。紀伊はそのまま遣印艦隊に所属し、ソコトラ島攻略作戦「ブルー・アイス」を支援している。
尾張の修理を巡っては航空戦艦化や第1・第2砲塔の換装も含めた様々な案が出されたが、結局第3砲塔を撤去し、その跡に両用砲を多数装備した防空戦艦となる。両艦は1950年12月、ニューヨーク沖海戦の終盤に参加。播磨と共にドイツ戦艦フォン・ヒンデンブルグと交戦した。
[編集] 侵攻作戦パシフィック・ストーム
佐藤大輔の『侵攻作戦パシフィック・ストーム』の世界では大和型戦艦の大和、武蔵、紀伊型戦艦2隻が建造されている(3巻までの時点で、いずれも直接的には登場していない)。大和型の信濃、甲斐、三河、紀伊型の3・4番艦は建造中止となった。大和型の要目は以下の通り。
- 全長:278m
- 全幅:34m
- 基準排水量:6万5千トン
- 機関出力:21万馬力
- 最大速力:34ノット
- 兵装
- 50口径46cm砲:連装4基
- 65口径10cm砲:連装18基
紀伊型の要目は不明だが、50cm砲連装4基を搭載しているらしい。
大和は1953年12月8日の合衆国海軍機動部隊による横須賀奇襲攻撃で大破した。
[編集] 八八艦隊物語
[編集] 大和・武蔵
横山信義の『八八艦隊物語』では「大和」「武蔵」の2隻がほぼ史実どおりのスペックで建造されている(「信濃」、111号艦は間に合わず)。史実との差異は、九一式徹甲弾や三式弾の未装備(前者は開発の切っ掛けとなった射撃実験が行われなかったため、後者は航空優勢論が確立されておらず、開発されなかったため)、桐材を使った不沈対策など。
「大和」は1943年10月12日竣工。翌年2月9日に連合艦隊旗艦としてトラック沖海戦で初陣(この際、チェスター・ニミッツ提督の座乗する旗艦「ミズーリ」と一騎打ちを演じている)。同年10月27日、同じく連合艦隊旗艦としてサンベルナルディノ海戦に参加。1945年4月8日、第二艦隊旗艦として沖縄に出撃。米戦艦4隻(ルイジアナ級:史実のモンタナ級)と砲撃戦を行い、1隻を撃沈、2隻を大破したものの沈没(伊藤整一第二艦隊司令長官は「大和」と共に戦死)。
「武蔵」は1944年8月1日竣工。同年10月27日、サンベルナルディノ海戦に第一艦隊第一戦隊所属として参加。同海戦からの撤退中、駆逐艦から雷撃を受け操舵不能に陥り、残存艦隊を逃がすため「しんがり」として米英艦隊の前に立ちふさがり、英戦艦1隻を撃沈し20本もの魚雷の直撃や、14隻もの戦艦の砲撃に耐えたが、力尽きてシブヤンの海に沈んだ。
[編集] 信濃(フロリダ)
大和型3番艦「信濃」は戦艦として建造が続けられていたが、艦体と主砲が完成したところで終戦を迎える。米軍に接収された後、建造中止となったルイジアナ級戦艦の上部構造物を流用して実験戦艦「フロリダ」として完成。米太平洋艦隊に編入され、朝鮮戦争で対地砲撃を行った。1962年のキューバ危機の際、アメリカは不退転の意志を示すためにパナマ運河を通行できない本艦をあえてホーン岬経由でキューバ沖へ回航し、海上封鎖に参加させた。1975年に退役、マイアミで記念艦となる。
[編集] ビッグY・戦艦「大和」の戦後史
[編集] 海鳴り果つるとき
横山信義の『海鳴り果つるとき』では戦艦大和、武蔵が登場する。両艦とも当初は史実通りの姿であるが、武蔵は1943年10月30日にサンタ・イザベル島沖で米軍の旧式戦艦3隻と交戦し、勝利するも大破した。その後、すべての副砲と損傷した第2砲塔を撤去し、高角砲や機銃多数を増設した防空戦艦となる。
- 全長・全幅:変わらず
- 基準排水量:6万2400トン
- 機関出力:変わらず
- 最大速力:27.6ノット
- 兵装
- 45口径46cm砲:3連装2基
- 40口径12.7cm砲:連装16基(両舷に各6基、前後の副砲跡に各2基)
- 25mm機銃:3連装65基(うち第2砲塔跡に17基)+単装26基
- 13mm機銃:連装2基
- 搭載機:水上偵察機3機
[編集] 遠き曙光/海の牙城
横山信義の『遠き曙光』およびその続編『海の牙城』では戦艦大和、空母武蔵、信濃が登場する。
大和は就役直前の1941年11月26日、米軍の柱島空襲により中破。すべての副砲を撤去し、対空兵装を増強して1942年6月に完成した。
建造中だった武蔵、信濃は航空母艦に改装され、武蔵は1943年10月、信濃は1944年11月に完成した。史実の信濃と違って飛行甲板を装甲化していないが、その分だけ搭載機数や速力が大きい。武蔵は戦艦としての艤装がかなり進んだところから改装されたため、昇降機が一つ少ない。
- 全長:266m(飛行甲板長:256m)
- 艦体幅:38m(飛行甲板幅:40m)
- 基準排水量:60,500トン
- 機関出力:おそらく変わらず
- 最大速力:30ノット
- 航空装備
- 飛行甲板が広いため、それを左右に分けて交互に発艦することが可能。
- 搭載機数:常用114機+補用12機
- エレベーター:2基(信濃は3基)
- 兵装
- 55口径12.7cm砲:連装8基
- 25mm機銃:3連装35基+単装40基
[編集] 超弩級空母大和
奥田誠治/三木原慧一の『超弩級空母大和』では航空母艦として大和、武蔵、蒼龍(信濃より改称)が登場する。
- 全長:320m
- 全幅:77m
- 喫水:不明
- 基準排水量:6万7000トン
- 満載排水量:7万8000トン
- 主機:タービン4軸推進
- 出力:26万馬力
- 速力:34ノット
- 航空装備
- 搭載機数:160機前後(時代により変化、露天繁止を行えば200機以上)
- アングルド・デッキ式飛行甲板(20mmの鋼板の上に75mmの特殊鋼を施した装甲甲板)
- 油圧式カタパルト:4基(戦後蒸気式に換装)
- サイドエレベーター:4基
- 閉鎖式格納庫
- 兵装
- 65口径10cm砲:連装12基
- ボフォース40mm機銃:96基
- 零式20mm機銃:38基(マウザーMG151/20機関銃のコピー)
- 艦首:ハリケーン・バウ
- 戦闘情報管制室(CIC)を装備
- 就役
- 大和:1941年
- 武蔵:1942年
- 蒼龍:1943年
日本海海戦の不完全勝利と第一次世界大戦への大規模な参戦、そしてユトランド沖海戦の不徹底な結果により大艦巨砲主義から航空主兵主義に転換し、さらに史実の1.5倍の国力と技術力を持つにいたった大日本帝国において航空母艦として大和が建造された。直接の引き金は戦艦建造を推進していた伏見宮博恭王元帥が事故死したことである。これにより航空主兵主義者が海軍で主流となり、そのどさくさにまぎれて戦艦に代わって大和級装甲空母の建造計画が決定された。そのため超弩級航空母艦と称されることもある。戦艦の名がつけられたのもそのためである。ここまで大和が巨大化したのは、空母を装甲化した際の攻撃力低下を抑えると同時に、徹底したダメージコントロールを行うためであった。
大和は開戦時には未だ戦力化されていなかったため、1941年12月の第一次ハワイ沖海戦には不参加。本格的な参戦は1942年8月のフィリピン沖海戦。この時は敵攻撃隊を引き寄せる囮となる。その際カーチス・SB2Cヘルダイバーの体当たりと千ポンド弾の直撃を食らうもほぼ無傷(なお、初代蒼龍はこの海戦で撃沈された)。その後1943年の第二次ハワイ沖海戦では大西瀧治郎中将率いる第一任務部隊の中核として参加。この海戦で武蔵、蒼龍は沈没、大和のみが生き残る。 1962年に一度退役したものの、ベトナム戦争に伴い改装を受けて現役復帰。
[編集] 超弩級戦艦激闘シリーズ
[編集] 大日本帝国航空隊戦記
林譲治の『大日本帝国航空隊戦記』には装甲艦大和、武蔵が登場する。
本作品世界では第二次ワシントン海軍軍縮条約のエスカレーター条項が存在しており、それに基づきイギリスが2隻の条約型戦艦を増備することになった。それに呼応して、日本も1隻建造する予定であった所にアメリカから横槍が入り、「条約で定める1隻分の排水量で2隻を建造する」羽目になったが、日本は「アメリカはその建造枠で2隻の戦艦しか作ってはならない」という対抗策を取り、結果としてドイツの装甲艦(ポケット戦艦)に準ずる艦を建造する事となった。
ただし、林作品特有の技術的暴走の結果、史実の装甲艦とは似ても似つかない特異な艦艇として建造されることとなる。
46 - 40cmゲルリッヒ砲連装2基を搭載し、高速と重装甲で近距離(10km程度)に切り込み、ゲルリッヒ砲の大初速による直接射撃で敵艦の舷側装甲を射抜く、艦隊決戦専用戦艦キラーとでもいうべき艦として仕上がっている。
[編集] 帝国の危機
林譲治の『帝国の危機』には戦艦大和、武蔵、信濃、紀伊が登場する。
- 全長:301.3m
- 全幅:38.6m
- 基準排水量:76,000トン
- 兵装
- 46cm砲:3連装2基(前部)+連装2基(後部)
- 12.7cm砲:連装12基
この世界の日本は「民本主義」で動いており、陸海軍の部隊さえも収票組織としての一面を持つようになっている。大和級の建造に関しては、公共事業であり、幅広くメーカーに仕事を割り当てるため、主砲が前部と後部で3連装/連装にされており、メーカーが違っている。そのため、測距儀や射撃盤等が2種類用意されており、主砲制御に関しては1艦の中に2艦分が同居した形になっている。
また、砲塔配置の問題から、艦橋構造物は主副同じ形と大きさで、全体にのっぺりした、かつ細長いピラミッドのような傾斜を持っている。通信用アンテナも艦橋構造物と一体化されている。そのためか、設計段階で全く意図されていなかったが、現代のステルス性能を追求した艦船の上部構造に似ており、レーダー波の反射が少なく、レーダーのみで確認していた米軍は大和級の戦艦の接近に気がつかなかったほどであった(随順していた重巡洋艦の方を先に見つけたほど)。
やはり公共事業で必要以上に大きなドックが建設されたため、ドックの大きさに合わせて艦型が決められ、排水量が大きくなってしまった。そのこともあってすべての乗組員に小さいながらも個室が割り当てられるなど、居住環境は良好である。
建造された箇所は大和(呉)、武蔵(長崎)、信濃(横須賀)はそれぞれ史実と同じだが、例によって公共事業の一環として室蘭にも鎮守府が設置され、造船所も存在。4番艦紀伊はこちらで建造された。
[編集] 妖光の艦隊
この世界では太陽の異常活動により、地球上の全域に妖光とよばれるオーロラが出現し、それによって無線(長波)が使えなくなっている。
史実でいう設計番号「A140-G3」がこの世界の大和に該当するが、設計に関して二転三転して、艦体の前部が戦艦、後部が空母といった感じの不思議な艦容になった。作中では正確なスペックは語られていないが、空母部分の左側に煙突と一体型した島型艦橋がある。島型艦橋には、15メートル級の測距儀と、20センチの大型望遠鏡が格納された球体が8個存在する。この球体は、無線が使えないため、着弾観測機などからの情報を発光信号で受け取るための装置。
主兵装は艦体前部にある40cm砲4連装2基。九十九式徹甲弾と呼ばれる、クロム・バナジウム鋼の新型徹甲弾を使用する。史実の九一式徹甲弾と同じように見えるが、弾頭重量が五割増しになっているため、通常の40cm砲よりも運動エネルギーが上がっており、どんな戦艦の装甲でもぶち抜くことが可能と思われている。
[編集] 連合艦隊秘史 覇龍の戦録
林譲治の『連合艦隊秘史 覇龍の戦録』に登場する大和は、外見は現実世界の新造時のままである。ただし、この世界の日本海軍は第二石油とよばれる水からエネルギーを得る常温核融合を実用化しており、ほとんどの艦艇の機関がこの第二石油機関に代えられている。第二石油機関は、当初は1,000トン以上の艦艇に搭載可能で、常時最高速力で航行可能などという離れ業をやってのけられるほど。空気が不要であるため、第二石油機関搭載の潜水艦も活躍する。
なお、この第二石油に関しては1939年に発見され、10年以上秘密(陸軍にさえ)にされていた。そのため、煙突が不要であるにもかかわらず、第二石油の機密保持のためそのまま残されており、わざわざ重油が燃焼されているかのように、発煙装置が取り付けられている。
大和の副砲は、配置は新造時のまま(口径15.5cm、3連装4基)だが、特号火薬なる第二石油機関の莫大な電気エネルギーを使用する電気砲(レールガン)に改装されている。初速は約1万m/秒に達し、その運動エネルギーは主砲である46cm砲の4倍に相当。作中、たった6発で米戦艦アラバマを撃沈した。ただし、この電気砲は一門につき一発撃つと、膨大な電力によって電極が焼き切れてしまうため、連射が出来ない。開発者が一撃必中を目指しているためか、連射可能に改装するようには考えていない模様。
[編集] 最強戦艦 魔龍の弾道
林譲治の『最強戦艦 魔龍の弾道』には新型40cm砲を搭載した戦艦大和、武蔵、信濃、紀伊が登場する。
- 全長:270m
- 全幅:33m
- 基準排水量:45,000トン
- 最大速力:34ノット
- 兵装
- 40cm砲:連装5基
- 前部に2基、後部に3基(ただし第3砲塔は前向き)
- 14cm砲:単装12基?
- 12.7cm砲:連装6基
- 機銃:連装20基?
- 40cm砲:連装5基
大和型専用の新型徹甲弾は炭化タングステンをクロム・バナジウム鋼でコーティングしたもので、弾体重量は史実の46cm砲弾に近く、飛距離と終末速度はそれを上回る。最終巻の6巻では劣化ウラン弾も使用している。
大和、武蔵は竣工直後に第一航空艦隊に編入され、真珠湾空襲と同時に艦砲射撃を行った。この砲撃で湾内の戦艦すべてを撃沈したものの、開戦前に製造された専用徹甲弾のほとんどを撃ち尽くしてしまう。
[編集] 青き波涛
[編集] 愚連艦隊シリーズ
羅門祐人の『独立愚連艦隊』では大和、武蔵がおそらく史実と同じ姿で登場。両艦ともハワイ攻略作戦で失われた後、予備の46cm砲を流用した打撃艦が建造された。
続編『平成愚連艦隊』では前作の世界より200X年の平行世界へ転移した後、更に別時空の1942年のソロモン海戦へ転移、アメリカ艦隊壊滅後の帰還時に大和を入手する(欲しいと念じただけで持ってきてしまうことになった)。
- 第一次平成装備
- 第二次平成装備
- 「時空特別監視委員会」設置後に施された軍事用装備。金に物を言わせてあのてこの手で最新鋭兵器を搭載しているが、さすがにTMD装備は施されていない。
[編集] 飛行戦艦大和
青山智樹の『飛行戦艦「大和」出撃!』及び『飛行戦艦「武蔵」遣欧大戦』には飛行戦艦となった大和、武蔵が登場する。ミッドウェー海戦で最前線に進出した大和は空襲を受け、第1砲塔を全損するなど大きな被害を受ける。大和は千代場武(ちよば たけし)博士の案によって艦底に固体式噴進器を多数設置し、その噴射によって飛び上がる飛行戦艦に改装された。ハワイ攻略作戦後には噴進器を固体式から液体式に換装し、また建造中だった武蔵も同様の改装を施されて完成した。
飛行戦艦化に際して、艦体形状もかなり変更された。特に目立つのは次の2点である。
- 艦首・艦尾を空気抵抗の少ない形状に変更。大和については砲塔撤去による重心の移動を補うバラストとして艦首の装甲を強化(結果として衝角戦すら可能になったほど)。
- 舷側装甲板を飛行時には主翼となる軽量装甲(桁の間に硬質ゴムと陶板を充填)に変更。
飛行手順は以下の通り。
- 舷側装甲板(主翼)の固定を解除、水平になるまで引き揚げ、再固定。
- 離水速度まで加速。
- 一次噴射を行い、離水。
- スクリュー停止。タービンを回していた水蒸気は艦尾から直接噴射され、推進力となる。
- 空中での姿勢制御は可動式ビルジキールと修正噴射で行う。
- スクリューを保護する防護盾を起倒。
- 着水直前に二次噴射により、降下速度を落とす。
- 水蒸気噴射停止、スクリュー再始動。
- 着水後、主翼固定を解除。
- 舵を切ると水圧で片側の主翼が艦体に押し付けられるので、その状態で再び固定。反対に舵を切り、反対側も固定。
- 基準排水量:52,000トン
- 飛行時排水量:48,000トン
- 機関出力:15万馬力
- 飛行用噴進器:
- 最大速力:37ノット(離水時)、100ノット(飛行時)
- 兵装
- 航空兵装
[編集] 陸上戦艦大和
[編集] 時空戦艦大和シリーズ
草薙圭一郎原作の『時空戦艦大和シリーズ』にはタイムトラベルによってもたらされた情報や技術によって改装、強化された大和型戦艦が登場する。
[編集] 大和
- 最初の改装
- 未来での改装(一回目)
- 地中海で合流した時航機の誤作動により2010年代にタイムスリップした大和は改装を受けイージス艦となった。
- 未来での改装(二回目)
stub
[編集] 武蔵
未来での改装は受けなかった。しかし未来からタイムスリップした独戦艦を大破しつつも拿捕するなど大和にも引けを取らない活躍をした。
[編集] 龍神の艦隊
中里融司の『龍神の艦隊』では、白亜紀からタイムトラベルしてきた恐竜人類のオーバーテクノロジーを導入して建造された戦艦大和、空母武蔵、潜水艦信濃が登場する。
恐竜人類が日本海軍に提供した技術は次の二つであり、D装備と総称される。
- 生ける溶岩
- 岩石などの質量を(おそらく放射線などを出さずに)エネルギーに変える。従来の内燃機関を《生ける溶岩》用に少し改造するだけで、以前の1.5倍の出力を半永久的に取り出すことができる。
- 生ける金属
- 某アニメに登場するスーパーロボットに使用されている某合金と同じ性質を持つ金属。同じ素材で作られた物同士が融合合体し、事前に記憶させた形状を取ることができる。
大和型は在来艦の改造ではなく、D装備の活用を前提として設計・建造された最初の大型軍艦であり、2隻または3隻が合体して、先頭の艦をベースにした超大型艦となる。
第一形態 大和
- 基準排水量:6万4千トン
- 主砲:45口径46cm砲:3連装3基
第一形態 武蔵
- 基準排水量:6万2千トン
- 搭載可能機数:70以上
第一形態 信濃
- 基準排水量:6万トン
- 魚雷発射管:総数不明。深度120mで発射可能
第二形態 大和
- 基準排水量:12万6千トン
- 主砲:54口径46cm砲:3連装6基
-
- 前部3基、後部3基
-
第二形態 武蔵
- 搭載可能機数:200以上
第三形態 大和
- 基準排水量:18万6千トン
- 主砲:62口径46cm砲:3連装9基
-
- 第1~第3、第8、第9砲塔は艦体中心線上に、第4~第7砲塔は艦橋構造物の前後に2基づつ並列配置(反対舷に向けることも可能)。
-
第三形態 武蔵
- 搭載可能機数:300以上?
第三形態 信濃
- 安全潜航深度:300m
- 水中巡航速力:15ノット
[編集] 戦艦大和欧州激闘録
内田弘樹の『戦艦大和欧州激闘録 鋼鉄の破壊神』には大和、武蔵が登場する。この作品では日本は1942年12月8日、連合国の一員として第二次世界大戦に参戦するが、大和は1943年3月のある夜、アデン沖でヴィットリオ・ヴェネトおよびインペロと交戦、大破する。アメリカのノーフォークで修理と改装を受ける事になった大和は、日米の最新技術を結集して開発された最強の主砲「Mark. J」を搭載し、防御力も大幅に強化された「傷だらけの破壊神」として、大戦後半の地中海や大西洋で暴れ回る。
- 全長:278m
- 全幅:42.6m
- 基準排水量:74,400トン
- 機関出力:16万5千馬力
- 最大出力:26.1ノット
- 兵装
- 47口径46cm砲:3連装3基
- 60口径15.5cm砲:3連装2基
- 65口径10cm砲:連装12基
- ボフォース40mm機銃:4連装23基
- 25mm機銃:単装28基
- 対空噴進砲:28連装8基
- 手動式爆雷投下台:4基
- 搭載機:不明
- その他
- CIC設置
- 電探及び各種射撃式装置の増設
- 艦内電源用発電機:7,400kw(改装前の1.5倍強)
- アイスクリーム製造機
[編集] 世界戦艦大和列伝
吉田親司の『世界戦艦大和列伝 46センチ砲の系譜』には、1934年に日本から流出した新型戦艦の設計図を元に、世界各国で建造された46cm砲搭載戦艦が登場する。やがて始まる第二次世界大戦では、これら「超ヤマト級戦艦」同士の死闘「ヤマトファイト」が繰り広げられる事になる。
- 日本戦艦大和
- 本家本元、元祖ヤマト。通称「サムライ・ヤマト」
- A-140設計図流出事件を受け、他国が建造するであろう46センチ砲戦艦に対抗すべく戦力向上を図った。
- 全長:272m
- 基準排水量:66,950トン
- 機関:蒸気タービン+ディーゼル、出力18万馬力
- 最大速力:28.9ノット
- 兵装(就役時/最終時)
- 45口径46cm砲:3連装4基
- 60口径15.5cm砲:3連装2基(両舷各1基)/なし
- 40口径12.7cm砲:連装6基
- 65口径10cm砲:連装8基(最終時のみ)
- 機銃:約50基(最終時)
- 72cm魚雷水中発射管:8基
- 最終時にはドイツ式の音響誘導装置つき酸素魚雷を搭載。
- 超大型巡視船やまと
- 長崎沖で被爆・着底した大和を浮揚させ、海上保安庁のもとで現役復帰させたもの。使用可能な兵器は第2砲塔の主砲3門だけだが……
- 航空母艦武蔵
- 大和型2番艦
- 1番艦の設計変更と共に、2番艦は空母として建造されることになった(3番艦は建造中止)。飛行甲板は装甲化されていない。
- 全長:275.5m
- 基準排水量:64,900トン
- 最大速力:28.9ノット
- 搭載機:不明
- 兵装
- 65口径10cm砲:連装8基
- 25mm機銃:3連装28基
- フランス戦艦ロベスピエール
- 通称「革命(レヴォリューション)ヤマト」
- 基本設計はリシュリュー級戦艦を元に設計され、フランス本国陥落間際に足りない資材をジャン・バール用の資材を剥ぎ取って竣工された。
- 全長:247.9m
- 常備排水量:45,120トン
- 最大速力:22ノット
- 兵装
- 42口径46cm砲:連装2基
- 前後に各1基
- 55口径15.2cm砲:3連装3基
- 前2基、後1基
- 45口径10cm砲:連装8基
- 42口径46cm砲:連装2基
- イタリア戦艦クリストファロ・コロンボ
- 通称「スパゲティ・ヤマト」後に「マカロニ・ヤマト」
- ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の拡大型として設計され、同級三番艦ローマ、及び四番艦インペロの建造およびカイオ・デュリオ、アンドレア・ドリアの改装を中止してそれらの資材で建造された。ヴィットリオ・ヴェネト級とさほど変わらない排水量で46cm砲を9門搭載するために防御能力を対15インチ防御までに抑えて軽量化に努めている。
- 全長:249m
- 基準排水量:41,800トン
- 機関出力:14万5千馬力
- 最大速力:29.2ノット
- 兵装
- 45口径46cm砲:3連装3基
- 55口径15.2cm砲:3連装3基
- 40口径12cm砲:単装4基
- 50口径9cm砲:単装12基?
- 37mm機銃:連装(不明)基
- イギリス戦艦サンダーチャイルド
- 通称「ジョンブル・ヤマト」
- 1920年頃に設計されたN3級戦艦をベースに、アンソン、ハウの資材を用いて建造された。艦名は『宇宙戦争』で火星人の戦闘機械と相討ちになった衝角駆逐艦に由来。
- 全長:261m
- 基準排水量:51,500トン
- 機関出力:11万馬力
- 最大速力:26ノット
- 兵装
- 45口径46cm砲:3連装3基
- 前2基、中央(前檣楼と煙突の間)1基
- 50口径13.3cm砲:連装11基
- 前檣楼の左右に各3基、艦尾中心線上に1基、艦尾両舷に各2基
- 45口径46cm砲:3連装3基
- オランダ戦艦ユトレヒト
- 通称「ネーデル・ヤマト」
- 大型艦の建造経験が皆無のオランダがドイツとイギリスの技術支援を受けて何とか建造した艦。前檣楼には艦内電力補助用の風車が設置されている。ドイツとイギリスのマッドサイエンティストの玩具にされて、奇態な艦形にされてしまった不幸な艦。
- 全長:241m
- 基準排水量:31,520トン
- 機関:ディーゼル・エレクトリック2軸+蒸気タービン1軸、出力16万8千馬力
- 最大速力:32ノット
- 兵装
- 35口径46cm砲:単装4基
- (口径不明)砲:推定6基
- ドイツ戦艦グロス・ドイッチェランド
- 通称「ケーニヒス・ヤマト」
- H級戦艦をベースに設計され、ティルピッツの建造を中止し、更にシャルンホルスト、グナイゼナウを解体して得られた資材で建造された。射撃管制用電探(日本製)を始めとする各種の電子戦兵器を搭載しており、3本あるように見える煙突のうち中央の1本は対艦ミサイルの偽装発射筒である(水上偵察機用のスペースを潰して搭載)。
- 全長:281m
- 基準排水量:62,450トン
- 機関:ディーゼルエンジン12基、出力18万2500馬力
- 最大速力:29.1ノット
- 兵装
- 47口径46cm砲:連装4基
- 55口径15cm砲:連装6基
- 対空ロケット弾「タイフン」:35連装4基
- 対艦ミサイル「ヴァッサーファルC-3」:6基
- ソ連戦艦スターリングラード
- 通称「ヤマトスキー」
- 仮称艦名「第23-NU号艦(ドゥヴァッツァティ・トゥリー)」「ソビエツキー・ソユーズ」「マラート」「レニングラード」「ペレストロイカ」……
- スターリンと本艦艦長の意地が完成させたソビエツキー・ソユーズ級戦艦の強化版。主砲はイタリア製46cm砲を搭載する予定だったが、6門分の砲身を輸入したところで伊蘇関係が悪化し、残り3本を調達する目処がつかなくなる。1944年、第2・第3砲塔のみ主砲を装備した状態でレニングラードを出港。大西洋を渡り(途中「ヤマトファイト」に参加)、同一設計のアメリカ製主砲砲身を取り付けて完成する。
- 全長:266m
- 基準排水量:66,900トン
- 最大速力:28ノット
- 兵装
- 45口径46cm砲:3連装3基(初戦闘時は2基)
- 56口径10cm砲:連装6基
- 37mm機関砲:4連装10基
- 20mm機銃:連装または単装・計38基
- アメリカ戦艦ユナイティッド・ステイツ
- 通称「ヤンキー・ヤマト」
- アイオワ級の3番艦以降を建造中止し、その資材を流用して建造された。何はともあれパナマ運河を通すことにこだわった極端に細長い船体、砲身を上下2列に配置した4連装砲塔といった奇抜な点が目立つが、攻撃力はトップクラス。
- 全長:298.5m
- 全幅:32.99m
- 基準排水量:79,200トン
- 最大速力:25.9ノット
- 兵装
- 49.7口径46cm砲:4連装2基(第1、第4砲塔)+3連装2基(第2、第3砲塔)
- 38口径12.7cm砲:連装12基
[編集] アミーゴ! 戦艦大和
小林たけしの『アミーゴ! 戦艦大和』では、大和は1945年の初め、牛5,000頭でアルゼンチンに譲渡される。主砲以外のすべての兵装と射撃盤などの装置を撤去された大和は回航中にホーン岬沖で沈んだとされていたが、実はラプラタ川流域の某農場に設けられた偽装ドックに隠されていた。また、廃棄されたはずの主砲弾と国立科学博物館資料室に保管されていたはずの射撃盤も密かにアルゼンチンに送られていた。
1980年、大和はアルゼンチン戦艦「アントノ・リベロ」として再就役する。対空兵装としてボフォース40mm機銃:4連装6基(?)、ファランクスCIWS:2基、チャフ発射機および各種のレーダー、火器管制システムなどを追加装備した。
フォークランド紛争終結後、アントノ・リベロこと大和は日本へ返還され、記念艦となる。
[編集] 第七の空母
ピーター・アルバーノの『第七の空母』では、大和型戦艦4番艦として航空母艦「米賀」が建造されている。速度を確保する為艦尾を5メートル延長している。「信濃」よりも早い段階で空母に設計変更されたため、1番艦の「大和」よりも早く完成したとされる。日本では荒唐無稽と受け取られがちだが、これはアメリカでは「信濃」の改装決定がミッドウェー海戦後であることや大和型の正確な竣工時期などが日本ほど一般に知られていないことや、モンタナ型戦艦4隻よりもエセックス型空母17隻の方が早く完成していることなど、アメリカでの「常識」を考慮する必要もある。
[編集] 不沈戦艦紀伊
子竜螢の『不沈戦艦紀伊』には、史実の超大和型戦艦(798号艦、799号艦)より大きな紀伊型戦艦が登場する。大和型戦艦の3番艦以降をキャンセルし、その予算で排水量10万トン超にスケールアップ。51センチ三連装砲塔3基を搭載し、30ノットの速力、設計段階から対空戦闘を考慮した兵装と思いつく限りの防御を施し、就役させたもの。1番艦の戦艦紀伊はレイテ沖海戦の直前に完成。志摩艦隊に編入し、戦力的に不利な西村艦隊を追う形で出撃する。この戦いでオルデンドルフ艦隊を初陣で壊滅させる。また、2番艦尾張はドック内で儀装中に襲来したB-29の攻撃隊を三式弾で全滅させた。その後、この2隻(と、史実よりも優秀な将兵の活躍)により連合軍の日本侵攻プランは大いに狂わされた。だが、この戦艦等をもってしても、日本の劣勢は覆す事はできず、紀伊は戦後、史実の長門と同じ運命を辿り、尾張は解体された。
- 全長:328m
- 全幅:45.2m
- 基準排水量:98,600t
- 速力:30.5ノット
- 兵装
- 20インチ (51cm) 砲:3連装3基
- 8インチ砲:3連装2基
- 5インチ砲:連装24基
- 5インチ噴進砲:30連装4基
- 1インチ機銃:3連装48基
[編集] 要塞シリーズ
荒巻義雄の要塞シリーズには、戦艦阿蘇が登場する。第1部『ニセコ要塞1986』では史実の大和型とほぼ同じ姿をしているが、第3部『阿蘇要塞1995』では海中戦艦に改装されている。潜航可能深度や海中での運動性が低いため、潜水戦艦とは呼ばれない(潜水戦艦も別に登場する)。
[編集] 架空戦記以外の作品
ここには、架空戦記ではないものの、特筆すべき設定のある作品を挙げる。
飯島ゆうすけ(現:飯島祐輔)のSF漫画『新海底軍艦 巨鋼のドラゴンフォース』では、大和型戦艦4番艦としてラ級戦艦「ラ號」が建造されている。
[編集] 大和型が登場しない作品
- 荒巻義雄『紺碧の艦隊』・『旭日の艦隊』シリーズ
- 代わりに「大和」建造に使われる資材で秘匿潜水艦隊「紺碧艦隊」が建造された。また『旭日の艦隊』では超戦艦日本武尊が建造された。
- 谷甲州『覇者の戦塵』
- 代わりに荒島型防空巡洋艦(超甲巡)が建造された。
- 田中崇博『太平洋の嵐』
- 代わりに大鳳型空母6隻が建造された。
- 中岡潤一郎『超超弩級戦艦土佐』
- 代わりに満載排水量492,600トン(基準排水量384,200トン)、全長582m、45口径46cm砲3連装15基45門、艦載機90機(艦上戦闘機42機、艦上攻撃機24機、艦上爆撃機24機)搭載の戦艦土佐が建造された。