大和駅 (神奈川県)
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大和駅(やまとえき)は、神奈川県大和市中央1丁目にある、小田急電鉄および相模鉄道の駅である。
小田急は特急ロマンスカー「えのしま」・「ホームウェイ」が停車する。小田急電鉄および相模鉄道の駅長所在駅で、小田急は藤沢管区大和管内として中央林間~湘南台間を、相鉄は大和管区として当駅~三ツ境を管理している。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
小田急電鉄は高架駅、相模鉄道は地下駅であり、乗り換え経路となる1階構内は改札内でつながっている共同使用駅で、改札も北側が相鉄、南側が小田急の管理であるが、乗降客は両側とも利用できる。
[編集] 小田急電鉄
島式ホーム2面4線の高架駅である。以前は盛土による1面2線であったが、立体化工事とともに行われた構内拡張により線路の高さを嵩上げする必要が生じ、高架へと切り替えられた。
[編集] のりば
1 | ■小田急江ノ島線(待避線) | 湘南台・藤沢・片瀬江ノ島方面 |
2 | ■小田急江ノ島線(本線) | 湘南台・藤沢・片瀬江ノ島方面 |
3 | ■小田急江ノ島線(本線) | 中央林間・相模大野・町田・新宿方面 |
4 | ■小田急江ノ島線(待避線) | 中央林間・相模大野・町田・新宿方面 |
[編集] 相模鉄道
島式ホーム1面2線の地下駅である。海老名側に引上線が設置されており、朝の急行や日中の各停の折返しなどに使用されている。ホームには終日立ち番がいる。
[編集] のりば
1 | ■相鉄本線 | 海老名方面 |
2 | ■相鉄本線 | 二俣川・横浜方面 |
[編集] 利用状況
- 小田急電鉄
- 1日平均乗降人員 102,765人(2005年度 全線70駅中11位)
- 相模鉄道
- 1日平均乗降人員 104,302人(2005年度)
[編集] 駅周辺
小田急の特急停車駅であるが、近年は駅周辺の衰退が著しく、商業施設が減少するという現象がおきている。
- 大和ラジオ放送
- プロス - 大和駅ビル
- 有隣堂
- ユザワヤ
- Odakyu OX
- 相鉄ローゼン
- ヤマダ電機・ダイクマ
- 大和グランドホテル
- 大和第一ホテル
- 東横イン
- 横浜銀行
- 三菱東京UFJ銀行 - 2007年2月まで、アスベスト除去などの工事に伴い藤沢街道沿いに移転中。
- 八千代銀行
- みずほ銀行
- 城南信用金庫
- 大和引地台球場(ドカベンスタジアム)
- 東名ハイウェイバス・小田急箱根高速バス 東名大和バス停
- フィットネス&温泉 リーヴ大和
[編集] 路線バス
- 大和駅 - 小田急改札口側
- 相鉄バス
- ニュータウン南瀬谷(綾1)
- 引地台公園(平日朝夕のみ)(綾2)
- 綾瀬車庫(綾72)
- 神奈川中央交通
- いちょう団地(和02)
- いちょう団地(上和田団地経由)(間24,和06)、上和田団地(間16,和03)
- 大和市コミュニティバス「のろっと」
- 大和駅(のろっと南部ルート)
- 相鉄バス
- 大和駅西口 - 相鉄改札口側
- 神奈川中央交通
- 鶴間駅東口(一の関経由)(間10)
- 鶴間駅(西廻り)(間12)
- 鶴間駅東口(東廻り)・鶴間駅東口(市民病院経由)(間13,間17)
- 桜ヶ丘駅西口(間17)
- 藤沢神奈交バス
- 鶴間駅東口(東廻り)・鶴間駅東口(市民病院経由)(間13,間17)
- 桜ヶ丘駅西口(間17)
- 神奈川中央交通
[編集] 歴史
- 1926年(大正15年)5月12日 - 旧神中鉄道の西大和駅として開業。
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 小田急江ノ島線の西大和駅が開業。「直通」の停車駅となる(「各駅停車」は新宿駅~稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)のみで運行されていた)。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 相模鉄道と乗換駅になったことから、大和駅と改称される。
- 1945年(昭和20年)6月 - 小田急の「直通」が廃止され「各駅停車」が全線で運行されることとなり、その停車駅となる。
- 1946年(昭和21年)10月1日 - 小田急に「準急」が登場し、停車駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 小田急に「通勤急行」が登場し、停車駅となる。
- 1965年(昭和40年)11月 - 小田急の「急行」の停車駅となる。
- 1986年(昭和61年) - 駅舎連絡通路および駅周辺道路の慢性的な混雑から、駅舎の全面改良と連続立体化工事着工。これにより相鉄の駅舎は数年間東側に移転した。
- 1993年(平成5年)8月1日 - 相鉄が地下化され駅前広場整備。
- 1994年(平成6年)11月1日 - 小田急部分が島式2面4線化され工事完了。
- 1996年(平成8年)3月23日 - 小田急の特急「えのしま」停車開始。
- 2002年(平成14年)3月22日 - 小田急に「湘南急行」が登場し、停車駅となる。
- 2004年(平成16年)12月11日 - 「湘南急行」が「快速急行」に変更される。
[編集] 駅名の由来
駅開業時の地名である「大和村」から。なお、小田急線の駅開業当時の「西大和」は相模鉄道の駅が現在より東にあったことから、大和に「西」を冠した駅名であった。1944年に相模鉄道と乗換駅になったのを機に「大和」と改称された。
[編集] その他
[編集] 乗降人員数
- 小田急電鉄
- 102765人(2005年度)
- 105975人(2000年度)
- 111104人(1995年度)
- 109140人(1990年度)
- 116890人(1989年度・当駅の乗降人員数最高値年度)
- 109496人(1985年度)
- 98071人(1980年度)
- 79732人(1975年度)
- 66417人(1970年度)
- 41372人(1965年度)
- 18508人(1960年度)
- 10589人(1955年度)
- 5464人(1950年度)
- 3597人(1946年度・<1945年度は資料なし>)
- 284人(1940年度)
- 102人(1935年度)
- 184人(1930年度)
- 234人(1929年度・駅開設年度)
1989年度以降、乗降人員数は減少傾向にある。
[編集] 隣の駅
- 小田急電鉄
- ■江ノ島線