大島浩
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| 大島 浩 | |
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| 1886年4月19日 - 1975年6月6日 | |
| 忠誠 | 大日本帝国陸軍 |
| 部隊 | 駐ドイツ大使館付駐在武官 |
| 賞罰 | 服役 (東京裁判) |
| 除隊後 | 駐ドイツ大使 |
大島 浩（おおしま ひろし、1886年4月19日 - 1975年6月6日）は昭和期の陸軍軍人・ドイツ大使。ナチス・ドイツと日本の親交に尽力し、日独伊三国同盟の立役者として知られる。戦後、東京裁判でA級戦犯（終身刑）の判決を受けた。
目次 |
[編集] 出自
岐阜県出身。 陸軍中将の大島健一の長男。妹の長江は箕作麟祥の四男・俊夫に嫁いだ。元日本大学農獣医学部教授の箕作祥一は浩の甥にあたる。
東京牛込北町・愛日小学校にて石坂泰三と同級であった。明治31年、東京府立四中入学。のち、明治32年・9月、東京陸軍幼年学校入学、明治37年･11月、陸軍中央幼年学校卒業。
幼少期より日本に滞在しているドイツ人の家庭に預けられドイツ語の教育とドイツ流の躾を受ける。
[編集] 活動歴
- 1905年、陸軍士官学校卒業。
- 1915年、陸軍大学校卒業、重砲2聯隊中隊長。
- 1916年、参謀本部配属。
- 1917年、シベリア出張。
- 1921年、駐ドイツ大使館付武官補佐官就任
- 1923年、駐オーストリア公使館兼ハンガリー公使館付武官
- 1934年3月5日、駐ドイツ大使館付武官昇進。
- 1935年10月、リッベントロップと初会談(二元外交始まる)
- 1936年11月25日、日独防共協定調印
- 1938年10月8日、駐ドイツ大使就任。枢軸外交を強めるために奔走。
- 1939年8月23日、独ソ不可侵条約締結。日独防共協定違反を理由に平沼内閣総辞職。駐ドイツ大使を辞任・帰国。三国同盟締結交渉が中断。
- 1940年9月27日、日独伊三国同盟調印。
- 1940年12月20日、再び駐ドイツ大使としてベルリン赴任。メディア露出率が高く、ベルリンで最も良く知られた外交官の一人であった。
- 1945年4月13日、ソ連軍迫るベルリンを離れ、バート・ガーシュタインに避難。
- 1946年、極東軍事裁判でA級戦犯として終身刑。
- 1955年、減刑、出獄。
- 1975年6月6日、死去(89歳)
[編集] 政治外交思想
ベルリン駐在中ナチスとの接触を深め、外務省とは独自に軍部外交を進め、日独同盟の推進者となる。陸軍中央と提携して前任の大使である東郷茂徳を退けて自ら大使に就任した。
ドイツ赴任後、独のリッベントロップと接近し、日独伊三国同盟を結び、枢軸外交を強めるために奔走。ヒトラーの信任を得て三国軍事同盟を実現するために努力。ドイツ駐在中は姿勢から立ち振る舞いに至るまでドイツ人以上にドイツ人的との評価を受け一貫して親独政策を主張。大戦中、日本政府は駐スイス公使阪本瑞男のドイツ第三帝国瓦解の本国電を黙殺、大島の情報に拠った。
同時期の駐英大使吉田茂（親英米派）とは外交思想が対立関係にあった。
[編集] 文献
| 極東国際軍事裁判・A級戦犯 |
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荒木貞夫 | 板垣征四郎 | 梅津美治郎 | 大川周明 | 大島浩 | 岡敬純 | 賀屋興宣 |
