廿日市市
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1988年4月1日に佐伯郡廿日市町から市制施行し、広島市のベッドタウンとして発展した。2003年3月1日には隣接する佐伯郡佐伯町(さいきちょう)、吉和村(よしわむら)を編入し、市域が約8倍に広がったが、元々同じ佐伯郡であったにもかかわらず、相互の交通網が貧弱であったために交流は少なく、廿日市市域の拡大と、佐伯町・吉和村の財政難や過疎化への対策のための合併であった。
2005年11月3日にはさらに、佐伯郡大野町、宮島町を編入し人口が10万人を突破、更に日本三景の1つである安芸の宮島(厳島)や世界遺産に登録されている厳島神社が市域となった。宮島町においては、2004年8月に合併先を廿日市市にするか広島市にするか住民の声が二分していたため、二者択一の住民投票の結果(廿日市市56%、広島市44%)を踏まえ、大野町と同時に廿日市市に編入することとなった。
目次 |
[編集] 廿日市市庁舎 複合施設
[編集] 地理
広島県の西部に位置する。
御手洗川
[編集] 隣接する自治体
[編集] 廿日市市民憲章(昭和63年4月1日 制定)
わたくしたちは、長い歴史と伝統をもつ、豊かな自然に恵まれた廿日市の市民です。わたくしたちは、このまちに誇りをもち、より豊かなまちをつくるため、この市民憲章を掲げます。
- 1 健康で、美しい平和なまちをつくります。
- 2 教養を深め、文化の香り高いまちをつくります。
- 3 心のふれあいを大切にし、助けあうまちをつくります。
- 4 働きがいのある、活力に満ちたまちをつくります。
- 5 責任を重んじ、力をあわせ住みよいまちをつくります。
[編集] 市の花 さつき(昭和63年4月1日 制定)
さつきの年中緑を絶やさない力強さが『自立』を、美しく寄り集まって咲くところから『連帯感』を思わせ、創意と活力に満ちた「自立連帯都市」を創造する廿日市にふさわしい花であることにより、市の花に選定された。
[編集] 市の木 さくら(昭和63年4月1日 制定)
日本を代表する木として広く愛され、親しまれており、誰もが快適に暮らせて、豊かな文化が花開く街・廿日市の象徴として、さらに21世紀に向かって大きく飛躍する廿日市にふさわしいとして、市の木に選定された。
[編集] 歴史
[編集] 市名の由来
廿日市の地名は、古来、毎月20日(廿日)に市場が開かれていたことに因る。西国街道と石州津和野路の分岐点であったことから、現在中央公民館のあるあたりが西国街道の廿日市本陣であり、周辺は安芸国西部の物資集散地として、また厳島神社造営に由来する鋳物師の町として、古くから栄えた。廿日市という地名の史料への初出は享徳3年(1454)で、室町期までは「佐西の浦」と呼ばれていた。
厳島神社の年4回の祭礼の最終日が20日であり、その日には佐西の浦でも市立てが行われたという。毎月20日に市が立てられるようになると、「廿日の市」廿日市という名称が定着していったと思われる。
佐伯郡時代、廿日市の東に隣接して五日市があり、ともに広島市のベッドタウンとして戦後急速に発展を遂げたが、とくに当時、五日市町は人口的に日本一大きい町とされた。その後、両者は急増する人口に伴って都市基盤整備の必要性に迫られた際、五日市町は広島市との合併を選択し、広島市佐伯区五日市町となったが、廿日市は佐伯郡の郡都であったこともあり、昭和63年(1988年)単独市制を選んで両者の道は分かれ、今日に至ることになった。
[編集] 年表
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 佐伯郡廿日市町の市制施行により誕生。
- 2003年(平成15年)3月1日 - 佐伯郡佐伯町・吉和村を編入。
- 2005年(平成17年)11月3日 - 佐伯郡大野町・宮島町を編入。
[編集] 経済
[編集] 産業
[編集] 漁業
- 地御前漁港
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 姉妹都市・国内
[編集] 姉妹都市・海外
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 大学・短期大学
[編集] 高等学校
公立学校
- 広島県立廿日市高等学校
- 広島県立廿日市西高等学校
- 広島県立佐伯高等学校
- 広島県立宮島工業高等学校
私立学校
[編集] 中学校
- 廿日市市立廿日市中学校
- 廿日市市立七尾中学校
- 廿日市市立阿品台中学校
- 廿日市市立野坂中学校
- 廿日市市立四季が丘中学校
- 廿日市市立佐伯中学校
- 廿日市市立吉和中学校
- 廿日市市立大野中学校
- 廿日市市立大野東中学校
- 廿日市市立宮島中学校
[編集] 小学校
- 廿日市市立廿日市小学校
- 廿日市市立平良小学校
- 廿日市市立原小学校
- 廿日市市立宮内小学校
- 廿日市市立地御前小学校
- 廿日市市立佐方小学校
- 廿日市市立阿品台東小学校
- 廿日市市立阿品台西小学校
- 廿日市市立金剛寺小学校
- 廿日市市立宮園小学校
- 廿日市市立四季が丘小学校
- 廿日市市立玖島小学校
- 廿日市市立友和小学校
- 廿日市市立津田小学校
- 廿日市市立浅原小学校
- 廿日市市立吉和小学校
- 廿日市市立大野東小学校
- 廿日市市立大野西小学校
- 廿日市市立宮島小学校
[編集] 養護学校
- 広島県立廿日市養護学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道
なお、宮島口~大野浦は旧大野町である。
[編集] バス
[編集] 船舶
[編集] 道路
[編集] 高速道路
[編集] 一般国道
[編集] その他の道路
- 広島県道42号大竹湯来線
- 広島県道30号廿日市佐伯線
- 安芸山陽道(西国街道)
[編集] 道の駅
- 道の駅スパ羅漢(国道186号)
[編集] 港湾
- 広島港廿日市地区(木材港)
- 厳島港
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 厳島神社
- かおり風景100選:厳島神社潮のかおり
- 宮島競艇場
- 宮島水族館
- 速谷神社
- 極楽寺山
- 極楽寺
- アルカディアビレッジ
- 佐方洞雲寺
- 桜尾城跡(桂公園)
- 妹背(いもせ)の滝
- おおの自然観察の森
- チチヤスハイパーク(チチヤス)
- 渡ノ瀬ダム
- 上田宗箇の墓
- 広島東洋カープ総合練習場
- 岩倉温泉
- 小瀬川温泉
- 道の駅スパ羅漢
- 上田宗箇岩船の水
- もみのき森林公園
- もみのき森林公園スキー場
- 女鹿平温泉
- 女鹿平温泉めがひらスキー場
- 潮原温泉
- 宮浜温泉
[編集] 出身有名人
- 高橋進(陸上選手(長距離)、指導者)
- 枝正義郎(映画監督)
- 梶山季之(小説家・ジャーナリスト)
- 山本浩二(元広島東洋カープ、前監督)
- 広瀬叔功(元南海ホークス)
- 柳瀬明宏(福岡ソフトバンクホークス)
- 稲田直人(北海道日本ハムファイターズ)
- 高橋真梨子(歌手)
- 青山祐子(NHKアナウンサー)
- DJ KOHNO(ミュージシャン、ケツメイシ)
- 檜山修之(声優)
- 宮本裕向(プロレスラー)
[編集] 特産物・名物
[編集] 関連項目
[編集] その他
郵便番号は、以下の通りとなっている。
- 廿日市郵便局:738-00xx、738-85xx、738-86xx、738-87xx
- 佐伯郵便局:738-02xx、738-03xx
- 大野郵便局:739-04xx、739-05xx
- 大竹郵便局(大竹市):739-06xx