春日居町駅
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春日居町(かすがいちょうえき)は、山梨県笛吹市春日居町別田393-5にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。このほかに駅の山梨市寄り150メートルほどのところで分岐して当駅のホーム、山梨市方の手前に至る短い側線を1本持ち、この側線には車庫が設けられている。線路はほぼ北東から南西に走っており、大月方面ホームが線路の北西に、甲府方面ホームが線路の南東にある。
当駅には駅舎は無く、ホームから外部へは各ホームの山梨市方が階段になっているのでここから出る。二つのホームは跨線橋や構内踏切等では連絡されておらず、片方のホームからもう片方のホームへはいったん外に出て駅の山梨市方すぐのところにある別田踏切を経由して行かねばならない。
無人駅で自動改札は設置されていないが各ホームの出入り口に簡易Suica改札および乗車駅証明書発行機が設けられている。自動券売機は大月方面ホームの出入り口付近に設置されている。
[編集] 駅周辺
春日居の町外れのような場所に位置する当駅であるが旧春日居町にある唯一の駅として駅周辺はきちんと整備されている。大月方面ホームの出口脇には観光案内所(小屋の内部にパンフレットがおかれているのみ)と公衆トイレがあり、甲府方面ホームの脇にはロータリーと日中は無料で入浴可能な足湯が整備されている。春日居の中心部、笛吹市春日居支所のある辺りへは直線距離でおよそ800メートルの距離である。
[編集] 歴史
太平洋戦争後に設置された新しい駅である。開業当初は所在地の地名から別田駅と名乗っていたが国鉄の民営化後の1993年に春日居町にある唯一の駅として春日居町駅に改称された。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 国鉄の別田駅(べつでんえき)として開業。旅客営業のみ。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 春日居町駅に改称。
- 2004年(平成16年)10月16日 - 簡易Suica改札機を導入
[編集] その他
- この駅は、東山梨駅同様、東京駅~甲府駅間の東京圏輸送管理システム(ATOS)の区間であるが、放送はATOS系の放送ではない。
- 旧国鉄時代の一時期は東山梨駅とともに、新宿・高尾~甲府・松本間運転の普通列車は通過し、塩山~韮崎間の区間列車のみが停車していた。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
辰野支線(旧線) : 岡谷 - 川岸 - 辰野(>>飯田方面) - 信濃川島 - 小野 - 塩尻