笹子駅
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笹子駅(ささごえき)は、山梨県大月市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。かつては通過可能なスイッチバック式の構造を持っていたが昭和41年12月12日の複線化に伴い25パーミルの勾配をもつ本線上に現在のホームが設けられスイッチバックは廃止となった。ただし、本線との分岐点付近にレールなどが残っており、スイッチバックだった当時を忍ぶことが出来る。
- のりば
- 1番線 - ■中央本線 塩山・甲府・小淵沢方面
- 2番線 - ■中央本線 大月・高尾・八王子・立川方面
コンクリート平屋建ての駅舎を持つが無人駅。自動券売機や自動券売機の設置はないが乗車駅証明書発行機が1台ある。
[編集] 駅周辺
駅前に甲府駅前舞鶴城公園から移された笹子トンネル開通記念碑がある。
- 大月市役所笹子出張所
- 大月市立笹子小学校
- 笹子川
- 国道20号
[編集] 歴史
- 1903年(明治36年)2月1日 - 国鉄中央本線 大月駅~初鹿野駅(現、甲斐大和駅)間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1966年(昭和41年)12月12日 - 複線化に伴いスイッチバック運転解消。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2004年(平成16年)10月16日 - 簡易Suica改札機を導入。
[編集] 笹子餅
笹子峠の入り口にあるため、かつてより当駅の駅売り名物として存在した笹子餅(みどりや)が駅で売られていた。みどりやは現在も笹子駅の構内販売業者であるが、現在は駅も無人化され売店も存在しない。しかし、駅前に工場と販売所があり笹子での購入は可能である。
笹子餅は、中央東線の特急列車の車内販売や、甲府駅ビル「エクラン」、大月駅の売店でも販売されている。また、かつては急行列車、普通列車の車内でも販売されていた。
なお、現在は10個入りの紙箱での販売がほとんどで、駅売り時代の伝統を残す経木で包まれた5個入りは販売箇所が限られている。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
辰野支線(旧線) : 岡谷 - 川岸 - 辰野(>>飯田方面) - 信濃川島 - 小野 - 塩尻