神宮前駅
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神宮前駅(じんぐうまええき)は、愛知県名古屋市熱田区神宮にある、名古屋鉄道の有人駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 島式2面4線の橋上駅(1F:ホーム、2F:改札口)
- 改札口:1ヶ所。自動券売機、改札機、精算機を備える。また、改札機はトランパスに対応し、SFパノラマカード、ユリカ、あおなみカードを使用可能。
- バリアフリー設備:2本のホームの各堀田・豊田本町寄り階段部分と、駅舎への入り口に上りエスカレーター。改札を入り、トイレの奥に各ホームとを結ぶエレベーターがある。
- トイレ:2F改札階の、改札の向かいにある。改札を入って正面右側。バリアフリー対応トイレは左側(2004年12月21日より)。
- 1・2番ホーム:清涼飲料水の自販機のみ3ヶ所にある。中部国際空港乗り入れ対応のバリアフリー工事が始まる前には、堀田・豊田本町寄りに飲食店も設置されていた。
- 3・4番ホーム:改札の下(階段下)に、新聞、雑誌、飲食物等を扱う売店がある。
- 待合室:改札口南側に位置し、和食店が出店。清涼飲料水の自販機が設置し、自販機付近にて無線LAN(FREESPOT)が使用可能。
- 北西方へ(金山駅まで1駅間)は方向別複々線。多くの場合この複々線の内側線は、(書類上は名古屋本線であるが)常滑線の延長・金山駅乗り入れ線として運用されている。
- 運転指令所と乗務員基地が併設されているため、運転士や車掌の多くはこの駅で交代する運転上の要衝でもある。常滑線が分岐する。
- 改札口前に、名鉄サービスセンター、コンビニエンスストアサンクス、ハンバーガーチェーンロッテリア、薬局、「神宮酒場」がある。
- 当駅では名古屋本線豊橋と常滑・空港線の中部国際空港とを結ぶ特急は、当駅の構造上、折り返すことが出来ないこと、及び利便性などの理由から、隣の金山駅で方向転換を行う。そのため当駅に2度停車する。
- すぐ南側が名古屋本線と常滑線の立体交差、北側には隣接して踏切という用地の制約から、2面ホーム・4線とも緩い勾配が付いている。また、1番線を除いては枕木が木製のまま残っている。
- 2005年、アスベストが社会問題化した際、名古屋鉄道は、当駅の改札口の天井と、橋上駅舎が4番線をまたぐ部分で、吹き付けアスベストが露出していたことを明らかにした。そしてこれらについて、同年8月末より「囲い込み工事」を行うと発表した。
- 隣接する金山駅、名鉄名古屋駅と同様に案内板も英語・中国語・朝鮮語の他にポルトガル語表記もある。
- ■名鉄名古屋本線 名鉄名古屋・名鉄岐阜方面
- ■名鉄名古屋本線 名鉄名古屋・名鉄岐阜方面
- ■名鉄常滑線 太田川・常滑方面
- ■名鉄名古屋本線 知立・東岡崎方面
[編集] 利用状況
愛知県の統計によれば、2005年度の乗降車数は1日平均33,316人である。
[編集] 駅周辺
[編集] 西口
[編集] 周辺施設
- 熱田区役所
- 熱田保健所
- 熱田図書館
- 熱田神宮
- 名古屋市教育センター
- 熱田郵便局
- 飲食店:スターバックスコーヒー、マクドナルド、ラーメン店他(下記パレマルシェにも飲食店あり)
- パレマルシェ神宮(元名鉄パレ百貨店神宮)
- 熱田神宮前商店街
- 秋葉山円通寺(家の守り神)
- 神宮前交番
- 市邨学園 名古屋経済大学高蔵中学校
- 市邨学園 名古屋経済大学高蔵高等学校横田校舎
- 電波学園 名古屋工学院専門学校
- 電波学園 東海工業専門学校
[編集] 東口
[編集] 周辺施設
- 熱田税務署
- 名古屋市体育館
- 三本松郵便局、名古屋郵便集中局
- 神宮東公園
- 日本車輌製造本社
- 日本ガイシ本社
- 中日ハウジングセンター
- カーマ21熱田
- 市邨学園 名古屋経済大学高蔵高等学校六野校舎
- SHOP99
- 飲食店:CoCo壱番屋、ミスタードーナツ、スガキヤ、ラーメン店他
[編集] 利用可能なバス路線
[編集] 西口
[編集] 名古屋市営バス「神宮東門」バス停
位置的には名鉄神宮前駅のすぐ西の駅前にあり、「名鉄神宮前」バス停と間違われやすい。かつては名鉄バスも鳴子方面へ発着していたが現在は廃止。
- 幹神宮1 神宮東門~多加良浦・河合小橋・中川車庫前
- 幹神宮2 神宮東門~中川車庫前・権野
- 栄21 栄~神宮東門~泉楽通4丁目
- 金山19 金山~神宮東門~ワイルドフラワーガーデン・泉楽通4丁目
- 金山19 神宮東門~ワイルドフラワーガーデン・潮見町南
- 神宮12 神宮東門~鳴尾車庫
- 神宮13 神宮東門~野並
- 神宮15 神宮東門~要町・鳴尾車庫
- 神宮16 神宮東門~神宮東門
- 南巡回 神宮東門~神宮東門
- 熱田巡回 神宮東門~神宮東門
[編集] 東口
名古屋市営バス「名鉄神宮前」バス停(東口より北へ200mほどの場所にあり、少々わかりづらい)
- 名駅18 名古屋駅~名鉄神宮前
- 神宮11 名鉄神宮前~島田一ツ山・相生山住宅
[編集] 駅北にある踏切
駅すぐ北には、名鉄名古屋本線・常滑線に東海道本線を含めた8本の線路をまたぐ踏切(JR東海・御田踏切、名鉄・神宮前1号踏切)があり、いずれの路線も本数が多いため開かずの踏切となっている。
その時間を可能な限り短縮するため、手動で遮断機を上げ下ろしする第1種乙踏切となっており、更に踏切全体を3つに区切って別々に動かせるようになっていて、「全開」・「閉鎖」の他にその内の一部の踏切だけ上げることが可能な場合は、「半開」といって自転車・歩行者のみが通行できるように遮断機を半分だけ上げるようになっている。
なお、歩行者については踏切横にある歩道橋の利用が可能である。
[編集] 踏切の写真
[編集] 歴史
- 1913年8月31日 愛知電気鉄道(常滑線)の起点駅として開業。
- 1917年3月7日 愛知電気鉄道有松線(後に豊橋線→名鉄名古屋本線)が開通、起点駅となる。
- 1934年5月1日 東海道本線西側に乗り場を新設(通称「西駅」)。
- 1944年9月1日 名鉄東西連絡線 神宮前~新名古屋間が開業。実質的に中間駅となる。
- 1962年12月16日 常滑線の跨線橋架け替え、神宮前-伝馬町信号所間複線化。
- 1965年9月2日 西乗り場廃止。
- 1983年 名古屋本線上下線、常滑線上下線の路線別ホームから、現在のような方向別ホームへ配線を変更。
- 2004年2月15日 ストアードフェアシステム「トランパス」対応駅となる。
- 2004年12月4日 発着列車の案内板にLED式を稼動させる。
- 2004年12月21日 駅改良工事により、ホームと改札階(2F)とを結ぶエレベーターの使用を開始する。
[編集] 隣の駅
名古屋鉄道
- 名古屋本線
- 常滑線
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
豊橋 - (平井信号場) - 伊奈 - 小田渕 - 国府 - 御油 - 名電赤坂 - 名電長沢 - 本宿 - 名電山中 - (舞木信号場) - 藤川 - 美合 - 男川 - 東岡崎 - 岡崎公園前 - 矢作橋 - 宇頭 - 新安城 - 牛田 - 知立 - 一ツ木 - 富士松 - 豊明 - 前後 - 中京競馬場前 - 有松 - 左京山 - 鳴海 - 本星崎 - 本笠寺 - 桜 - 呼続 - 堀田 - 神宮前 - 金山 - 山王 - 名鉄名古屋 - 栄生 - 東枇杷島 - (枇杷島分岐点) - 西枇杷島 - 二ツ杁 - 新川橋 - 須ヶ口 - 丸ノ内 - 新清洲 - 大里 - 奥田 - 国府宮 - 島氏永 - 妙興寺 - 名鉄一宮 - 今伊勢 - 石刀 - 新木曽川 - 黒田 - 木曽川堤 - 笠松 - 岐南 - 茶所 - 加納 - 名鉄岐阜