福間駅
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福間駅(ふくまえき)は、福岡県福津市中央3丁目1番1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。
快速停車駅であり朝夕は特急も停車する。また宮地嶽神社の最寄り駅である事から大晦日~元旦にかけては多数の臨時・団体列車が発着する。
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[編集] 駅構造
地上駅舎側に1面1線、島式2面4線の計3面5線ホームを有する。
- 1番のりば 上り主本線・鹿児島線上り(小倉方面)
- 2番のりば 中線・鹿児島線上りのうち優等列車待避を行う列車と鹿児島線下りのうち当駅始発の列車と優等列車待避を行う列車の一部。
- 3番のりば 下り主本線・(博多方面)
- 4番のりば 下り待避線・鹿児島線下りのうち優等列車待避を行う列車の一部。
- 5番のりば 下り待避線・休日で1本だけ停車する。回送列車の待避がある。
1番のりばから2・3番のりばへ向かう跨線橋の鉄柱には「明治四拾四年 浦賀船渠株式会社製造 鐵道院」という記述があり、現在ではかなり貴重のものとなってきている。
駅舎の移転・新築工事と駅東側開発が実施されようとしているが駅東側住民の反対により20年以上頓挫したままである。5番のりばには2002年(平成14年)に教育大前~海老津駅間で発生した列車追突事故で廃車された車両がしばらくの間留置されていた。
JR九州直営駅。また、マルス端末機が設備されている。駅舎にはam/pm(コンビニ)とトランドール(パン屋)が併設されている。エレベーターは未設置である。
[編集] 駅周辺
駅前にはJR九州バスのバス停があり市内各所・筑豊方面へのバスが発着している。
- 福岡県警宗像警察署福間交番
- JA宗像福間支店
- 福岡銀行福間支店
- 福津市役所福津庁舎(旧福間町役場)
- 大和町公民館
- 西日本シティ銀行福間支店
- 日本郵政公社福間郵便局(徒歩約10分)
- 福間体育センター(旧 勤労者体育センター)(車約5分)
- 諏訪神社・スーパー銭湯諏訪の湯(車約5分)
- 福津市立福間小学校(車約5分)
- 福津市立福間南小学校(車約5分)
- 福津市立福間中学校(車約5分)
- ふくとぴあ(福津市健康福祉総合センター)
- 宮地嶽神社(車約10分)
- ウェルサンピア福岡(福岡厚生年金スポーツセンター)(車約10分)
- 福間海岸(車約10分)
[編集] 路線バス
駅前にJR九州バスの路線が乗り入れる。
- JR九州バスの路線
※上記以外にも以前は新飯塚駅行きの路線も存在していたが現在は廃止された。直方行きは一時期廃止されていたが、2006年9月現在、平日6本、土曜5本、日祭日4本が存在する。ただし、直通需要は皆無に近く、基本的には福間駅~福丸と福丸~直方駅の2路線を単純に繋いだものと言える。
※「駅バスふくま~る」とは一種のコミュニティバスで駅を基点として半径2km程度のエリアを一周するバスである。料金は100円均一となっているが利用率はあまり芳しくないようである。朝夕のブルールートについては光陽台団地内~福間駅間という路線の良さから一定の利用があるが、昼間のグリーンルートについては一方向のみの運転であるため、当初見込まれた買い物需要についても行きまたは帰りのみの片側しか利用できないこともあって低迷している。この欠点をカバーするため、本来は福間駅終点であるが、そのまま乗り続けることで次の便でその先へ向かうことが可能な運用となっている。また、平日のみ3往復、若木台ルートが国道3号・総合病院前経由で福間駅・ふくとぴあまで運行されている(運賃最高額240円)。
このほか西鉄バスの路線(26番系統:赤間~香椎~天神・26A番系統赤間~福岡都市高速~天神)、西鉄バス宗像の路線(津屋崎系統)が駅前の県道を通っている。
[編集] 利用状況
- 1日平均乗車人員 6,587人(2004年度)
[編集] 歴史
- 1890年(明治23年)9月28日- 九州鉄道(初代)が開設
- 1907年(明治40年)7月1日- 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管
- 1920年(大正9年)11月15日- 福間~古賀駅間複線化
- 1921年(大正10年)7月1日- 東郷~福間駅間複線化
- 1945年(昭和20年)3月- 上西郷地区に建設された帝国陸軍軍用倉庫向け引込線急設
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- 9月- 終戦により上西郷地区への引込線撤去
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
博多臨港線(貨物線):香椎 - 千早(操) - (貨)福岡貨物ターミナル