鳥栖駅
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鳥栖駅(とすえき)は、佐賀県鳥栖市京町709番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。
鹿児島本線から長崎本線が分岐する交通の要衝で全列車が停車する。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式ホーム3面6線の地上駅で駅舎とホーム間は2本の地下通路でつながっている(この他に通過線も存在する)。
1 | ■特急「有明」 | 博多・小倉方面 |
---|---|---|
■特急「リレーつばめ」「かもめ」「みどり」 「ハウステンボス」「ゆふ・ゆふDX」 |
博多行 | |
■寝台特急「はやぶさ」「なは・あかつき」 | 新大阪・京都・名古屋・東京方面 | |
■鹿児島本線 | 二日市・博多・小倉・門司港方面 | |
2 | ■特急「ゆふいんの森」 | 博多行 |
■鹿児島本線 | 二日市・博多・小倉・門司港方面 | |
■長崎本線 | 佐賀・肥前山口・諫早方面 | |
■久大本線 | 筑後吉井・日田方面 | |
3 | ■特急「かもめ」「みどり」 | 博多行 |
■鹿児島本線 | 博多・小倉方面/久留米・大牟田方面 | |
■長崎本線 | 佐賀・肥前山口・諫早方面 | |
4 | ■鹿児島本線 | 博多・小倉方面/久留米・大牟田方面 |
■長崎本線 | 佐賀・肥前山口・諫早方面 | |
5 | ■特急「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」 | 佐賀・長崎・佐世保・ハウステンボス方面 |
■鹿児島本線 | 久留米・大牟田・荒尾方面 | |
■長崎本線 | 佐賀・肥前山口・諫早・早岐方面 | |
6 | ■特急「リレーつばめ」「有明」 | 大牟田・熊本・新八代・新幹線乗換鹿児島中央方面 |
■特急「ゆふ・ゆふDX・ゆふいんの森」 | 日田・由布院・大分方面 | |
■寝台特急「はやぶさ」「なは・あかつき」 | 熊本・長崎方面 | |
■鹿児島本線 | 久留米・大牟田・荒尾方面 |
- 1番線の「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」は8時12分から18時までに当駅を発車する列車(「みどり4号」から「かもめ36号」)が発着。ただし、「みどり6号」は土曜・休日のみ。
- 3番線の「かもめ」「みどり」は8時12分まで、及び18時以降に当駅を発車する列車(「かもめ4号」まで及び「みどり24号」以降)及び平日の「みどり6号」が発着。「みどり24・26号」は「ハウステンボス」併結の場合有り。
- その他の上り特急については「ゆふいんの森6号」は1番線に、「リレーつばめ64号」は2番線に発着。
- 下り特急については「かもめ103号」「みどり・ハウステンボス13号」は4番線、「リレーつばめ31号」は5番線に発着。
- 「なは・あかつき」は当駅で分割・併合を行う。
- 快速・準快速列車は1・2・5・6番線に発着する。
- 3番線を除く長崎本線の一部列車は佐世保線早岐駅または佐世保駅まで直通する。
駅舎は1911年(明治44年)3月に完成した2代目のものである。ホームの屋根を支える鉄柱は明治時代に製造されたレールを利用し建築されている。現在はホームの改装工事が行われており、それに伴ってホームと地下通路を昇降するエレベーターが設置されている。なお、最近5番のりばのホームの柱が肥前麓側から順に青・赤・緑の3色にペイントされた。「かもめ・みどり・ハウステンボス」の3階建て列車を想定しており、青が「かもめ」、赤が「ハウステンボス」、緑が「みどり」の停車位置を示している(2階建て列車や単独列車の場合は前に詰めて考える。例えば「かもめ・みどり」では青が「かもめ」、赤が「みどり」となる)。
当駅はJR九州の直営駅であり、マルス端末機・自動改札機が設備されている。
[編集] 停車する特急列車
2005年(平成17年)10月1日より寝台特急「あかつき」(京都-長崎)と「なは」(京都-熊本)が当駅で分割・併合を実施。
[編集] 利用状況
1日の平均乗降客数は約13,000人。
[編集] 駅周辺
- 鳥栖スタジアム(Jリーグ・サガン鳥栖の本拠地)
- ジョイフルタウン鳥栖(核テナント:サンリブ鳥栖店)
- サンメッセ鳥栖(正式名称は鳥栖市定住・交流センター)
- ハローワーク鳥栖
- 鳥栖プレミアム・アウトレット(当駅からバスで15分)
- 佐賀競馬場(当駅からバスで13分)
[編集] 接続バス路線
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)12月11日 - 九州鉄道 博多駅~千歳川駅間の開通と同時に開業。九州初の駅の一つ。
- 1891年(明治24年)8月20日 - 九州鉄道 当駅~佐賀駅間が開通。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1945年(昭和20年)8月11日 - 鳥栖大空襲で駅構内に爆弾多数投下され被災焼失するも駅本屋は無事。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)3月18日 - JR貨物の駅が廃止。鳥栖貨物ターミナル駅開業。
かつては鳥栖操車場や鳥栖機関区(跡地は現在の鳥栖スタジアムなど)が存在し鉄道の街として発展した。
[編集] 駅弁・立ち食い
「焼麦(しゃおまい)」と呼ばれるシューマイが有名で、横浜駅の「シウマイ」と並び称される。駅ホームのうどん店や改札外の売店で販売されている。 販売業者:中央軒
- かしわめし
- 焼麦弁当
- 長崎街道焼麦弁当
- 肥前路弁当
- 各ホームとも立ち食いうどんの店があり、「かしわうどん」で知られる。
- なお、5・6番ホームの店の人気が高いが、これは前述の通り下り特急列車が「かもめ103号」「みどり・ハウステンボス13号」を除いて全てこのホームに発着するため、乗り換え客は必然的にこのホームを多く利用するためと思われる。
[編集] その他
- 2005年(平成17年)2月28日まで、寝台特急「さくら」(東京-長崎、廃止)と「はやぶさ」(東京-熊本、既存)が当駅で分割・併合を行っていた。
- 藤井フミヤが働いていたことがある。その他、早岐駅にも勤務していた。
- 駅近くにソフトバンク社長の孫正義の生家があったが現存しない。
- 駅の高架化、周辺再開発が長年の懸案であったが、地元負担を巡って計画が白紙になっている。
[編集] 隣の駅
- 九州旅客鉄道
■鹿児島本線
- 快速・準快速
- 普通
■長崎本線
- 普通
- 鳥栖駅 - 肥前麓駅
[編集] 位置情報
[編集] 関連項目
博多臨港線(貨物線):香椎 - 千早(操) - (貨)福岡貨物ターミナル