都営バス練馬支所
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都営バス練馬支所(とえい-ねりまししょ)は、西武池袋線桜台駅近くの練馬区豊玉上2丁目にあり、練馬区から池袋駅、(江戸川橋経由)新宿駅周辺にかけての地域を担当している。なお、支所直近の「練馬車庫前」を終点とする系統については、行先をわかりやすくするため、また、国際興業バスの練馬車庫と、西武バス練馬営業所の混同を防ぐために、通常「練馬車庫(桜台)」の行先表示で運行される。正式名称は、東京都交通局北自動車営業所練馬支所であり、営業所記号は「F」である。
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[編集] 沿革
- 2000年12月12日:練馬営業所から北自動車営業所練馬支所に格下げされる。
戦後すぐからある営業所の一つである。都営大江戸線開業の際の路線再編に伴い、支所に格下げされている。
[編集] 現行路線
[編集] 学05系統
学バス系統の一つであり、目白駅から日本女子大学構内まで運行される。なお、関係者以外も構内まで乗車できる。大学休校日は運休となる。日本女子大前停留所は、白61系統が通る道路上にも専用の停留所がある。
[編集] 白61系統
- 白61:新宿駅西口 - 厚生年金会館 - 曙橋 - 牛込柳町駅 - 江戸川橋 - 椿山荘前 - 鬼子母神前 - 目白駅(←東長崎駅通り、江原町中野通り→)江古田二又 - 練馬車庫
- 白61:山吹町←江戸川橋 - 椿山荘前 - 鬼子母神前 - 目白駅(←東長崎駅通り、江原町中野通り→)江古田二又 - 練馬車庫
- 白61:目白駅(←東長崎駅通り、江原町中野通り→)江古田二又 - 練馬車庫(出入庫)
- 白61:椿山荘 - 鬼子母神前 - 目白駅
白61系統は、新宿駅からいったん山手線内の牛込、音羽、目白台地区を経由し、目白駅で山手線の外に出て練馬方面を目指す路線である。線形上、乗客は目白駅を境に入れ替わる傾向にある。新宿駅 - 目白駅間は、南北方向の交通が希薄な牛込地区、坂道の多い目白台地区などから両駅への貴重な交通手段となっており、また目白駅から下落合、中落合地区にかけても利用者が多い。南長崎二丁目 - 江古田二又の間の道路の一部が一方通行であることから、練馬車庫行は落合南長崎駅・新江古田駅(目白通り)経由となり、新宿駅行と離れて運行されるのも特徴である。
午後には、椿山荘 - 目白駅間を運行する折り返し系統があるが、同便は本線を1停留所はずれて、椿山荘の構内まで運行する。長年、JR山手線と椿山荘やフォー・シーズンズホテルを結ぶメインのアクセス手段の役割を担ってきたが、2004年より土日祝日に限って池袋駅への無料シャトルバス(国際興業バスによる貸切運転)が運行されるようになり、状況は変わりつつある。
練馬車庫 - 目白駅間の区間便は目白駅発着系統の出入庫運用を兼ねたものであり、そのうち学05系統の出入庫運用のものは日本女子大学休校日は運休となる。
[編集] 池65系統
- 池65:池袋駅東口 - 千登世橋 - 目白駅 - 目白五丁目 - 落合南長崎駅 - 哲学堂 - 江古田二丁目 - 桜台駅 - 練馬車庫
- 池65:池袋駅東口 - 千登世橋 - 目白駅 - 目白五丁目 - 落合南長崎駅 - 哲学堂 - 江古田二丁目
- 池65:池袋駅東口←千登世橋←目白駅
池65系統は池袋駅から明治通りを千登世橋まで南下した後、目白通り、新青梅街道を哲学堂方面へ西進する路線である。新青梅街道沿いのやや鉄道利用が不便な地域をカバーし利用客は多いが、都営大江戸線の開通により、乗客は減少方向である。その昔は、池袋からサンシャインシティへ、また練馬方面は豊島園まで乗り入れていたこともある。現在は江古田二丁目止まりの便が殆どであり、練馬車庫発着便は出入庫として運転される程度である。
江古田一丁目と江古田二丁目の間には、丸山営業所(もしくは丸山車庫)停留所があるが、停車するのは関東バス・ケイビーバス、京王バスの各系統であり、都営バスは無停車となっている。
かつて、中63系統が運行されていた時代は、出入庫便が練馬車庫 - 江古田二丁目間を運行していた。
[編集] 新江62系統
- 新江62:新江古田駅 - 練馬駅 - 練馬区役所 - 高松二丁目 - 谷原二丁目 - 下屋敷 - 大泉学園駅
- 新江62:練馬駅 - 練馬区役所 - 高松二丁目 - 谷原二丁目 - 下屋敷 - 大泉学園駅
- 新江62:練馬車庫 - 練馬駅(←練馬区役所入口、練馬区役所→)高松二丁目 - 谷原二丁目 - 下屋敷 - 大泉学園駅(出入庫)
- 新江62:練馬車庫→練馬区役所→高松二丁目→谷原二丁目→下屋敷→大泉学園駅(出入庫)
都営バスの中では東京都区内の最西部である大泉学園駅を発着とする路線である。かつては、新宿駅西口 - 東中野駅 - 練馬区役所 - 谷原二丁目 - 大泉学園駅間を結ぶ路線で、西武バスとの相互乗り入れを行っていた路線でもある。1997年の都営大江戸線新宿 - 練馬間の開業により、新宿駅 - 新江古田駅(旧・江原二丁目)間のルートが同線と重複するため、同区間を廃止し、新江古田駅 - 大泉学園駅間での路線として生まれ変わる。新江古田駅が起点になったのは、地下鉄乗り継ぎのためと、当時練馬駅のバスターミナルが未整備のため、練馬駅に乗り入れることができなかったためである(入庫便の練馬駅前停留所はバスターミナルではなく、南口の千川通り上にあり、これは現在も変わっていない)。
新江古田駅が起点となった直後から、新江古田駅で都営大江戸線とこのバス路線を乗り継いだ場合、バスと地下鉄の合計の運賃が割引になる制度を実施していたが、短縮前より割高なこともあり乗客には浸透せず、1年間で廃止になってしまった。また、新宿駅直通という唯一の利点を失ったことで利用客が激減し、短縮直後は短縮前の本数を維持していたものの、ダイヤ改正毎に運転本数が減少している。2005年3月のダイヤ改正で、利用客の少ない新江古田駅 - 練馬駅間の本数が約1/3に減回され、大泉学園駅 - 練馬駅間の折返便が多くなった。現在では、練馬駅 - 大泉学園駅間の運転間隔は約1時間に1本程度である。
[編集] 廃止路線
[編集] 中63系統
- 中63:下田橋 - 新井薬師入口 - 中野駅 - 大久保駅 - 新大久保駅 - 国立病院医療センター
当路線は、橋63系統を分割したことにより誕生した路線である。なお、分割されたもう一方の系統は橋63系統を参考にされたい。
中63系統は、国立医療センター構内まで乗り入れていたが、都心まで直通しなくなったことが痛手となり結果的に廃止となった。
[編集] 撤退路線
[編集] 王78系統
杉並支所を参照されたい。
[編集] 王40丙系統
北営業所を参照されたい。
[編集] 備考
指定車種日産ディーゼル 音声合成レシップ 車内表示レシップ M・N代:いすゞ
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