仮面ライダー剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『仮面ライダー剣』(かめんライダーブレイド)は、2004年1月25日から2005年1月23日にかけてテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に全49話が放映された、「平成仮面ライダーシリーズ」第5弾となる東映製作の特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。なお、放送開始の1月25日は原作者の石ノ森章太郎の誕生日である。
- テレビシリーズ 仮面ライダー剣(テレビ朝日系列22局:2004年1月25日~2005年1月23日)
- 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE (2004年9月11日公開)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
通番 | 題名 | 放映期間 |
---|---|---|
第4作 | 仮面ライダー555 | 2003年1月 ~2004年1月 |
第5作 | 仮面ライダー剣 | 2004年1月 ~2005年1月 |
第6作 | 仮面ライダー響鬼 | 2005年1月 ~2006年1月 |
目次 |
[編集] あらすじ
人類基盤史研究所 (BOARD) 。「ヒトが地球を制した背景には、進化論では説明できない理由が存在する」との仮定に立ち、その理由を究明するために作られた機関である。彼らは探求の末、不死という特性を持つ53個体の生命体を発見し、これらが様々な生物の祖であるとした。これらの生命体は"アンデッド"と名づけられた。だが数年前、アンデッドの大部分の個体の封印が何者かによって解かれ、アンデッド達は人間を襲い始めた。BOARDは所長・烏丸 啓(からすま けい)の指揮の下、アンデッドの再封印を行うべく、アンデッドの能力を応用した特殊装備"ライダーシステム"を開発。第1号機"ギャレン"に続き、第2号機"ブレイド"も稼動を開始していた。
BOARDの新人職員・剣崎 一真(けんざき かずま)は、先輩の橘 朔也(たちばな さくや)と共に、バットアンデッドの再封印に当っていた。だが、まだ再封印に不慣れな剣崎=ブレイドは、アンデッドの威力の前にほとんど何も出来ず、橘=ギャレンの熟練の腕前に助けられてようやく再封印に成功する。そんな2人に、白井 虎太郎(しらい こたろう)という青年が取材を申し入れてきた。虎太郎は「仮面ライダー」という都市伝説を追っており、先ほど戦いの始終を見て、剣崎達こそが「仮面ライダー」の正体であると確信したのだ。突然の取材オファーに剣崎達は困惑する。
その夜、BOARDはアンデッドの襲撃を受けて壊滅した。辛うじて生き残った研究員・広瀬 栞(ひろせ しおり)は、かねてから烏丸との間に確執のあった橘に疑惑の目を向ける……。
[編集] 概要
本作『仮面ライダー剣』は、「ライダーシステム」と総称されるシステムを用い、トランプをモチーフとする「ラウズカード」に封印されたアンデッドの能力を引き出すことによって、仮面ライダーへの変身と特殊技の発動を行い、アンデッドとの戦いを進めていく。カードを駆使して戦うそのスタイルは『仮面ライダー龍騎』のアドベントカードと一見似通っているが、『龍騎』が1体のモンスターと契約すれば複数のカード(1枚ずつ効果が異なる)を得ることが出来たのに対し、本作品では1体のアンデッドから1枚のカードしか得られないこと及び、ポーカーのように一度に特定の複数枚のカードを使用することによって技が強力に変化していく点(龍騎は1枚ずつ使用。また、仮面ライダーブレイド・キングフォームの必殺技の名称はポーカーからとっている)が龍騎とは大きく異なり、戦闘スタイルにバリエーションを持たせている。
劇中でも主人公たちの変身した姿は「仮面ライダー○○」と呼ばれる。第1話では、ノンフィクションライター志望の青年・白井虎太郎が、「仮面ライダー」という都市伝説の真相を取材する過程で、剣崎一真らBOARD関係者と接触するという描写がされている。 放送開始初期には、出演者の滑舌が悪かったために、一部のファンの間で「オンドゥル語」と呼称される言葉が生み出され、インターネット上で話題となった。後に雑誌などのメディアでも紹介されることもあった。また劇中後半では、かつて特撮ヒーローを演じた森次晃嗣と春田純一の両俳優が物語のキーマンとして登場した。
初期の仮面ライダーシリーズがもっていた作品の連続放映期間と放映回数の記録(第1作『仮面ライダー』1971年4月3日放送~テレビスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』1976年1月3日放送、4年9ヶ月間、全249回)を、本作放映期間中にシリーズが更新(『仮面ライダークウガ』2000年1月30日放送開始~『仮面ライダー剣』2005年1月23日放送終了、5年間、全251回、2005年1月現在)した。 本作では東映プロデューサーが仮面ライダーは初の日笠淳が担当することになった。
本作ではOPが前期、後期で別曲となっている(ちなみに、『仮面ライダーアギト』でも後期はリミックス版に主題歌が変わっている。また、次作の『仮面ライダー響鬼』においても前期と後期で主題歌が変わっている)。また本作から戦闘時のエンディング曲(挿入歌)を出演者の天野浩成、森本亮治がボーカルを担当した。レギュラー出演者のエンディング担当は次々作『仮面ライダーカブト』にも引き継がれる。また本作の後期オープニング『ELEMENTS』はオリコンチャート初登場6位を記録し、仮面ライダー関連CDとしては最高位となった。その一方で玩具中心の関連商品は、劇中で使用したものを模したカードダスの『ラウズカード』以外は売れ行きが悪く、ついには当時としては平成仮面ライダー史上の平均最低視聴率を取ってしまう。これは前半でのキャラクター描写に難があったほか、当初ギャレンが「恐怖心で力を発揮できない」という設定により幾度となく苦戦したのも影響していると思われる。加えて本シリーズ途中から、テレビ東京が対象視聴者層の重なる裏番組『ポケモン☆サンデー』をぶつけてきたことも大きく、現在も平成ライダーシリーズ自体は同番組に対して視聴率面で優位な立場にあるとはいえ、同番組開始前後では多少の視聴率面の影響が出ているのが現状である。
[編集] 登場人物・キャスト
[編集] ライダーシステム適合者
本作に登場する4人のライダーの人間名にはトランプの「A」に繋がる「1」にまつわる漢字が1文字使われている(詳細は各ライダーの記述を参照)。
- 剣崎一真(けんざき かずま)(演:椿隆之)
- 設定年齢22歳。仮面ライダーブレイドに変身する青年。直情径行型の熱血漢。
- 幼い頃に火災で両親を亡くしており、その時のトラウマからか人の命を救うといった仕事を選び、BOARDに就職した。尚BOARD壊滅後、虎太郎の家に居候することとなる。
- また、嶋との邂逅で「人を守りたいと思うから戦う」と、自らが戦う目的を自覚した。
- なお、シリーズ初の「仮面ライダーを職業としている主人公」である。BOARD壊滅後も彼ら元BOARD職員には給料が支払われていたのだが(劇中描写を見る限り給与明細は送られていない様子)、それが判明するのは終盤だったため、「収入をどこから得ているか」について放送中、ファンサイトで議論を巻き起こった。なお、天王路との対立が鮮明になると、給料振込みが突然ストップしたことから、天王路のポケットマネーから給与振込みされていたと思われる。
- 最終回では、ジョーカーを封印せずに世界を救うため、自らがジョーカーになり、その闘争本能と戦うために人々の前から姿を消した。
- 余談ではあるが、最終回放映後、主人公・剣崎一真の行方を巡って各方面で盛んな議論が行われていたが、剣崎を演じた椿隆之は、DVD最終巻のインタビューで「剣崎はその後カモメになったとか、アメリカに渡ったとか色々言われていましたが、剣崎はアメリカに行きました」と語っている。なお椿は、雑誌『東映ヒーローMAX』12号の出演者座談会において、監督陣の一人である長石多可男が渡米説を主張している事を紹介しており、インタビューでの発言もこの長石のコメントを理由にしたものと思われる。
- 『HERO SAGA』にて仲間の元に戻ってくるが、実はダイヤの10・カメレオンアンデッドが化けているものであった。封印が解かれたのは橘の失策による。
- 相川始(あいかわ はじめ)(演:森本亮治)
- 設定年齢23歳。仮面ライダーカリスに変身する謎多い青年。出自と身分故か、クールで他者との関わりをあまり好まず、人間を見下しているような言動も垣間見える(後述)。
- 栗原母娘の住む喫茶店「ハカランダ」に居候している。栗原母娘が父親・晋を失ったことを自分の責任(詳しくは栗原晋の項を参照)と考え、彼女たちの支えになろうとした。
- 実はその正体は人間では無く、ジョーカーである。従って人間体への移行は他のライダーと違って「変身解除」ではなく、ヒューマンアンデッドのカードをラウズすることによる「人間への変身」である。
- また、人間「相川始」はヒューマンアンデッドと精神レベルで繋がっている。人間体での生活を通して、次第に「ジョーカーとしての本能」を「人間の心」が上回っていく過程は本作の見所の一つ。
- なお「人外の存在」であることを示すため、演じた森本亮治は役作りの一環として、まばたきをしないでギョロ目にしている(「最初の数話位までは、目が充血して仕方が無かった」と森本は述べている)。声にもエフェクトが掛けられ、不気味な雰囲気を演出している。当初は彼とアンデッド同士の会話も「アンデッド語」とも言うべきオリジナルの言語(始の場合「このカバチたれー!」「ドアホ!」等、演ずる森本に関西弁罵声を喋ってもらい、それにエフェクトをかけたものが使用されている)を介して会話描写がされていたが、児童視聴者に配慮されてか途中からは日本語を使用するようになる。
- 『HERO SAGA』では襲撃者である剣崎ことブレイドとの対峙の際元の自分の表情=ジョーカーの表情で次回に続くことになるが、剣崎が本人ではないためか始の意識は保っている。
- 橘朔也(たちばな さくや)(演:天野浩成)
- 設定年齢25歳。仮面ライダーギャレンに変身する青年。性格は正義感が強く、聊か他人の言動に左右されやすい。
- そのためピーコックアンデッドである伊坂や広瀬義人に利用されてしまう。物語初期で体の不調を訴えており、本人はそれを急遽完成させたライダーシステムの弊害と思い込んでいたが、実際には橘の恐怖のビジョンが体にまで影響を及ぼしているためだった(後に恋人・小夜子を殺害され、怒りによってそれを克服する)。物語終盤にバトルファイトでジョーカーが優勝してしまうことを恐れ、始を封印しようとするが、剣崎らが始を封印することを望まなかったため断念し、人間として生きる意思を見せだした始を信ずることにする。
- その後最後に残ったギラファアンデットに勝負を挑み、捨て身の零距離射撃で勝利し封印する。その時死亡したと思われたが烏丸に助けられた。その際にベルトが破損し、その後はギャレンに変身することは無かった。
- が、その後修理されたのか、『HERO SAGA』では変身した状態で登場する。
- また、かなりの味覚音痴らしく、失敗した虎太郎の料理(剣崎達はまともに食べられなかった)をこともなく平らげた。
- 名前の「朔」は月の初めの日、一日(ついたち)を表している。
- 上城睦月(かみじょう むつき)(演:北条隆博)
- 設定年齢17歳。仮面ライダーレンゲルに変身することになってしまった高校生。気が弱く、争いを好まない性格。そのためか、後期OPでも彼のみ浮かない顔をしている。
- 幼い頃に誘拐されコインロッカーに閉じ込められた過去があり、暗闇が大の苦手で、そこに付け込んだスパイダーアンデッドの邪悪な意志に支配されてしまう。長い間呪縛で支配されていたが、嶋と光によって解放された。
- 普通、仮面ライダーの家族は最初の時点で既に死んでいるか劇中で死ぬことが多いのだが(全く言及されないことも多い)、彼は両親共に健在である。更に、恋人や何かと面倒を見てくれる先輩がいることを考慮すると、人間関係における立場は他のライダーよりも非常に恵まれている、と言える。
- 呪縛から一時的に解けた時は封印することを楽しんでいたため橘に叱られたこともあった。「自分は闇から生まれた」と登場初期に望美に言っていたり、コインロッカーの中での経験を異常に怖がる描写から、「最初はコインロッカーベビーとして設定されていたのではないか」との説がある。
- 『HERO SAGA』では4浪中だったが、何とか望美と同じ大学に補欠合格できたらしい。
- 「睦月」は旧暦での1月の呼び名。
[編集] 人類基盤史研究所BOARDメンバー
- 広瀬栞(ひろせ しおり)(演:江川有未)
- 設定年齢20歳。BOARDの研究員で広瀬義人の娘。BOARD壊滅後、剣崎とともに虎太郎の家に居候になり、アンデッドサーチャーでライダーたちをサポートする。日々トレーニングを続けており、かなりの怪力である(彼女の剛力を剣崎及び虎太郎も恐れており、「初恋をしたことがない」と虎太郎に言われた事に腹を立てた広瀬が、重たい冷蔵庫を親指1本で動かし謝罪させたこともある)。そのためか、格闘戦も得意。
- 烏丸啓(からすま けい)(演:山路和弘)
- 設定年齢48歳。BOARD所長。ライダーシステムの開発者。戦いを支援していたが、ピーコックアンデッド=伊坂に利用されてしまう一幕もあり、謎を解くためと自らの危険を回避するべくチベットへわたり、アンデッドの封印解除の原因とボードストーンを探る。そこでもシステムの研究は続け、タランチュラアンデッド=嶋に剣崎へラウズアブゾーバーを渡すよう託した(ギャレン用のラウズアブソーバーは後に橘に送っている)。ジョーカーが勝ち残り、地球が人類滅亡の危機に経たされている時期に帰国し、最後には4人のライダーが封印したカード(ハートの2以外)を預かる。
- なお、中盤烏丸が長期にわたって登場しなくなるのは、前半後半で設定矛盾が生じている点などを踏まえると、烏丸役の山路の舞台とTV出演のスケジュール調整の破綻が原因と思われる。
- 桐生豪(きりゅう ごう)(演:増沢望)
- 元BOARD職員。橘よりも前の(つまり最初の)ギャレンの適格者だったが、実験中の事故で右腕を失ったため橘にギャレンを託して辞職した。その後は、仮面ライダーへの執着心からか歪んだ正義感を持つようになり、電流を放つ義手を右腕に着けて犯罪者を絶命に至らしめる私刑を繰り返していた。橘からライダーを辞めたことを聞いた桐生は、睦月からレンゲルのベルトを奪い変身し、戦う気力を失っていた橘へライダーとして戦いを挑むものの、彼には敗北。その際変身が解け、レンゲルのベルトを取り返し再度変身した睦月が操るアンデッドらによって致命傷を負わされる。「もっと馬鹿になれ」と橘に遺言を残し、壮絶な最期を遂げた。
- 広瀬義人(ひろせ よしと)(演:春田純一)
- 広瀬栞の父親で元BOARD研究員。TVシリーズでは彼こそがアンデッドの封印を解除した張本人。そして、義人本人はアンデッド解放直後に死亡しており、現在生きているのは彼の記憶を受け継いだトライアルBだった。天王路に記憶を意図的に操作されている。解放されたアンデッドの種類は事故のため選べず、そこは天王路が直接意図的に解放したと思われる。
- 天王路博史(てんのうじ ひろし)(演:森次晃嗣)
- 設定年齢不明。元BOARD理事長。BOARDの創設者。アンデッド解放事件の後は、責任を取る形で表向きはBOARDから脱退していた。詳細は不明だが、想像も及ばぬほど凄まじい財力と権力を持っていると噂されており、「彼を調べようとした人は殺される」という言葉まで敷衍した。3年前に始まった現代のバトルファイトを影で支配していた黒幕であり、大いなる野望を持っている。バトルファイトのマスターの意志を介する封印の石(モノリス)を所有している。最後は自ら作り出した人造アンデッド・ケルベロスと左腕のカードリーダーで融合して、ケルベロスⅡに「変身」する。
[編集] 一般人
- 白井虎太郎(しらい こたろう)(演:竹財輝之助)
- 設定年齢23歳。ノンフィクションライターを目指す青年。独自に仮面ライダーについて調べ上げ、剣崎と出会う。BOARD壊滅後、取材を条件に剣崎と栞を自分の家に居候させる。お人好しな性格で、第一目的は本を出すことだったがバトルファイトを深く知るにつれ、ルポそっちのけでライダーのサポートに力を尽くすように。
- 大好物は牛乳で、「ミルク姫」(後期OPで男性の指の間を流れていく白い液体がそれではないか、とされる)という銘柄の牛乳を大量にストック、気分がいい時には一度に牛乳瓶数本を飲むくらい愛飲している。ただし落ち込むと牛乳以外の飲み物(お茶など)を飲む。
- 居候させたはずの栞には部屋を立入禁止にされてしまう上に、彼女曰く「料理が唯一のとりえ」と聊か頼りない。ハカランダに居候する始と姪の天音の関係を気にしていたが、紆余曲折の末、最終的には始を強く信頼するようになった。
- 栗原遥香(くりはら はるか)(演:山口香緒里)
- 虎太郎の実の姉。喫茶店ハカランダを営んでいる。
- 栗原天音(くりはら あまね)(演:梶原ひかり)
- 設定年齢9歳。13話で10歳の誕生日を迎える。遥香の娘で虎太郎の姪。始に対して憧れを抱いている。
- 反面叔父に対してはやや小馬鹿にした態度で接し、名前も「虎太郎」と呼び捨てである。また、彼女と遥香の存在が始の戦う理由そのものであり、ひいては世界の命運をも分けた存在とも言える。
- 深沢小夜子(ふかさわ さよこ)(演:粟田麗)
- 設定年齢25歳。橘と大学の同級生で開業医。橘の恋人に近い存在であり、橘が恐怖心に侵されていた時、彼女の病院が安らかに眠れる場所となっていた。しかしその後の彼の変貌に疑念を持ち、独自に調査に乗り出すが、深入りしすぎたために伊坂に邪魔者とされ殺害されてしまう。橘との平穏な暮らしを夢見ていたが、橘はそれに気づかなかった。
- 殺されて初めて橘にとって忘れられぬ存在となった悲劇のヒロイン。さらに皮肉にも彼女の死が橘の恐怖心を克服させることとなる。
- 山中望美(やまなか のぞみ)(演:宮澤亜理沙)
- 設定年齢17歳。睦月の幼馴染みであり、彼と同じ高校に通う同級生でもある。テニス部所属。変わっていく睦月を心配していた。後に睦月が仮面ライダーと知るが、変わる事なく睦月を慕い、「睦月の応援団長になる」と言って健気に応援した。またスパイダーアンデッドに翻弄されていた頃の彼をあと一歩のところで自我に繋ぎとめていた存在であった。
- 『HERO SAGA』にも出演しており、睦月との交際は順調のようである。
- 劇場版には登場しておらず、彼女を失った未来だったのかも知れない。
- 栗原晋(くりはら しん)(演:渡祐志)
- 探検家で写真家である天音の父。
- TVシリーズでは、雪山での撮影中にカリス(ジョーカー)とギラファアンデッドの戦いに巻き込まれ致命傷を負う。相川始となったジョーカーに天音と遥香の事を託し死亡。
- その半年後、始は彼から渡された写真を手にハカランダを訪れる。
- 劇場版では、太古の封印を解いた人物。
- ヒューマンアンデッド(演:森本亮治)
- 相川始の身体の本来の人格である、人類の祖たるアンデッド。かつてのバトルファイトに勝利し、地球の支配権をヒトに与えたアンデッドでもある(栞曰く「ご先祖様」)。カリスに変身したジョーカーと遭遇した際、抵抗をせずあえて自らカードの中に封印された。ジョーカーは、彼を封印したカードをラウズする事で相川始となっていた。
- ジョーカーが自らの力を制御できず気を失った際に覚醒し、剣崎達に古のバトルファイトの真実を語るが、かつてのバトルファイトに勝利した際、何を望んだのかは答えず再び眠りについた。
- ヒトの祖先の為、醜悪で怪物染みた容姿を持つ他のアンデッドとは異なり、何の変哲も無い普通の人間の姿をしている。ただしこの姿が本当の姿かどうかは不明。服装は上半身裸に首飾りやシルバーアクセサリーを付け(左右で違う指輪などをはめており、一応アンデッドのコンセプトである「左右非対称」は守られている)、ジーンズを穿いている。
- 更に、ヒューマンアンデッドの身長は彼を演じている森本と同じ173cmである。アンデッドとしては非常に小柄(大抵200cm以上)。
[編集] 上級アンデッド
トランプにおける絵札に相当する、カテゴリーJ(ジャック)、カテゴリーQ(クィーン)、カテゴリーK(キング)に属する12体のアンデッド。強大な力を持つ。また知能が高く人語を解し、人間に化身する能力を持っている。
[編集] カテゴリーJ
- 高原(たかはら)(演:林泰文)/イーグルアンデッド(スペード)
- ワシの祖たる存在。性格は穏やかで威風堂々としており、敬語で話すことが多い。封印前、人間体に一度変身したアンデッドの一体。
- 動物に関しての蘊蓄を持っており、それをよく他人に自慢したがる妙な癖がある。マンティスアンデッドことカリスとは好敵手で、一万年前、バトルロワイアルに最期まで勝ち残った際に「最後の戦いをしよう」と約束を交わしていた。しかし、カリスが自分のことを覚えていないことを不審に思い、相川の真実に近づくべく、彼の正体を探っている神丘を誘拐し、相川を誘き出す。
- 単純な戦闘能力は極めて高い。ハートのA(つまりカリスが封印されているカード)を始から奪い取り、飛行能力を活かしてブレイドを圧倒する。しかし、始からハートの4「FLOAT」のカードを借り受け飛行能力を得たブレイドに翼を斬り落とされ、直後変身したカリスに気をとられた隙にブレイドのライトニングソニックを受け、大爆発を起こし敗れる。
- 無益な殺生は控え、ウルフ等他の上級アンデッドの様に人間を賤しめたり蔑んだりもしない。また、人間よりも格下の存在と化した他の生物のことを心配する等、利己的な印象のある他のアンデッドとは違った、穏やかな雰囲気を漂わせる。ただ、人間の死については何の執着心も持たずさっぱり割り切るところはやはりアンデッド。余談だがアンデッドの姿では、左上腕部にショッカーのベルトと同じデザインの腕輪を付けている。
- 伊坂(いさか)(演:本宮泰風)/ピーコックアンデッド(ダイヤ)
- クジャクの祖たる存在。ライダー達が初めて遭遇した上級アンデッド。頭こそ切れるが自信過剰で高慢な性格(この性格が後に災いとなる。詳細は後述)。封印前、人間体に一度変身したアンデッドの一体。
- 超能力によるマインドコントロール能力に長け、大勢の人間を研究員や私兵としてコキ使っている。それ故か人間という存在を、マインドコントロールして利用するだけの都合の良い手駒としか考えていない。
- 「最強のライダーシステム」完成のため、烏丸らを利用し仮面ライダーレンゲルを生み出す。純粋な戦闘能力も高く、人間の姿で空を飛ぶことが出来る上、手から炎を飛ばすことも出来た。初期にライダー達と戦ったときも、ライダー達に容易に恐怖を植え付けることが出来るほどの戦闘能力があった。戦いへの恐怖に心を蝕まれつつあった橘の弱みにつけ込んで自分の支配下に置くが、伊坂自身の正体に迫った小夜子を惨殺したため、復讐心に燃える橘に封印される。尚、この時の相討ち上等の覚悟が崩壊寸前だった橘を復活させ、恐怖心を克服させた。
- 敗因の一つとして、ライダーシステム開発中「怒りがアンデッドとの融合係数を上げる」という実験結果を得たにも関わらず、橘を怒らせてしまった事があげられる。また、高慢な性格が災いしてか人間の「愛」を理解できなかったらしく、橘が小夜子の仇、と復讐に現れた時も攻撃される瞬間まで彼が反旗を翻したことに気づかなかった。
- 新名(しんめい)(演:加々美正史)/ウルフアンデッド(ハート)
- オオカミの祖たる存在。傲慢、傲岸不遜で殺戮好き。人間を虫けら扱いして卑しめ、見下している。
- 他のアンデッドと同じように、バトルファイトに勝ち残ることを強く意識する。勝ち残る為ならば、彼にとっては所詮虫けらでしかない人間たちの組織をどれだけ利用することも厭わなかったとされる。
- 殺した人間を狼男にする特殊能力を持つ。自らをBOARDの生き残りと称して「アンデッドハンター」を組織、リーダーとなる。更に剣崎と橘を騙して巧みに近づき、2人のバイクのデータから作られたバイク、「ブラックファング」を剣崎と橘が眠りこけている間に盗み出す(後にギャレンラウザーの銃弾で破壊された)。アンデッドハンターを組織したのもブラックファングを勝手に盗み出したのも、他のアンデッドを斃す為であって、ライダー達もそれを理解しており、「俺はお前たちと戦う気はない」というウルフの発言から、「協力はしなくとも手を出したりはしないだろう」という予測をしていた様だった。:自分の計画にとって障害となる者は平気で殺害していた(更に特殊能力の性質、性格も手伝い、殺害数は全アンデッド中トップクラス)が、ライダー達を騙す気でも全滅させる気でも無い。また、「アンデッドの武器及び動きを封じ込めることが出来る」銃も製造するが、アンデッドハンターを丸め込むためのただのガラクタでしか無く、何の効果も無かった。
- ファングを強奪した後、ウルフは山口辰也の参戦するレースが開催されているサーキットに逃げ込み(試運転も兼ねていたとされる)、山口とデッドヒートを演じた。スリップストリームを駆使して追いつく山口の走りを目撃した剣崎と橘はウルフ攻略のヒントを其処から見つけ出し(性能が違いすぎて、普通に戦っては手も足も出なかった)、同じ方法で見事ウルフに追いつきファングを破壊。まごついている間にライトニングブラストとバーニングスマッシュの連携攻撃を受け、封印された。
- 人間を蔑んで馬鹿にし、完全に見下し切っている為、ライダー達の思考が理解出来なかった事、自身がブラックファングに依存しており、引き摺り下ろされた状態だとそう上手く戦えなかった事が主な敗因とされている。
- 大地(だいち)(演:成田浬)/エレファントアンデッド(クラブ)
- ゾウの祖たる存在。圧倒的な戦闘能力に用心深さを兼ね備えており、相手の実力を見極め確実に勝てるという確証が得られるまでは、自ら決着をつけるべく戦いを挑むことはしないというポリシーを持つ(他のアンデッドもその強さを知っており正面から戦いを挑もうとはせず、カリス以外は戦いを避けようとする者が殆どであった)。
- 他のアンデッドやライダー達によって十分な潰し合いが行われた上で戦いに乗り出して自分が勝利をさらう、という戦略を立てていた為に、「面倒臭ぇ」「俺は戦いが嫌いだ」などと言い高見の見物を決め込んでいたが、非戦派でもバトルファイトを放棄して居た訳でも無い。
- 度重なるライダー達との戦闘シミュレーションの結果、「100%勝てる」という確証を得た為に戦いを挑み、そのパワーで巨大なハンマーを振るって4ライダーを圧倒するが、戦う意味に目覚めたブレイドジャックフォームの前に敗れる。
[編集] カテゴリーQ
- 矢沢(やざわ)(演:是近敦之)/カプリコーンアンデッド(スペード)
- ヤギの祖たる存在。奇矯で短絡的な性格。さらに卑怯者。「フォオオオウ!!!!!!」と雄叫びを上げるというレイザーラモンHGのような行動もあった(流石に腰は振らない)。これは演じる是近がHGと同じ事務所であり、2004年当時無名だったHGのネタをそのまま使ったのだと後に明かしている。カテゴリーQでありながら唯一男性に変化するアンデッド。
- オーキッドと組んで剣崎と虎太郎を襲う(虎太郎をオーキッドが人質に取り、剣崎に変身させなかった)が、カリスが乱入して虎太郎が解放されたことで形勢が逆転。友の心につけこんだことに怒ったブレイドのライトニングソニックの直撃を食らい、倒れた。
- ウルフやピーコック同様自意識過剰で人間を嘗めている。「俺は其処等のアンデッドとは違う」といった台詞通り、通常のアンデッドよりかは強大な力を持っていたものの、他の上級アンデッドと比較するとかなり見劣りする。その事は、変身出来ない剣崎を長いこと痛めつけ続けたものの、かすり傷一つ付けられなかった事からも伺える。
- あずみ(演:福澄美緒)/サーペントアンデッド(ダイヤ)
- ウミヘビの祖たる存在。笑い上戸で、非常に甲高い声で嗤う癖がある。その奇妙な癖から、町中の人々から白眼視されていた。
- トータスアンデッドを引き連れ始ことジョーカーの記憶喪失につけ込んでその封印を目論むが、三上了(始と瓜二つの人間)に熱した鯛焼き用鉄板で顔面を殴られたうえ(熱さに弱いのか相当苦しんでおり、火傷で顔も鯛焼き鉄板の形に赤く腫れ上がっていた)、記憶を取り戻した始(カリス)のスピニングダンスによりとどめを刺されるというかなり恥ずかしいやり方で封印されてしまった。ちなみに、この戦いのために始に会いに行った際、たこ焼きに没頭する始の眼前に来るまできちんと客の列に並んでいた点から、生真面目な性格がうかがえる。頭はあまり良くない。
- 吉永みゆき(よしなが みゆき)(演:肘井美佳)/オーキッドアンデッド(ハート)
- 蘭の祖たる存在。清純なイメージとは裏腹に卑劣で自惚れが強い。頭が切れ(虎太郎たちが目を離した数十秒の隙に、栞が使うPCに妨害工作を施した)、同類からも畏怖の視線で見られる。
- カプリコーンと組んで剣崎と虎太郎を襲った後(その際、カプリコーンを裏切って見捨てた)、イーグルをカリスに嗾けさせたりカリスとエレファントの戦いに乗じたりして漁夫の利を得ようとしていた。数々の策を弄す策士でこそあったが、上級アンデッドの内では弱く、彼女自身もそれを自覚している。その為かタッグを組んだり他のアンデッドを利用したりする戦法が得意。
- エレファントに策を見抜かれて散々痛めつけられるが、意外にも虎太郎に介抱されて人間の優しさに触れる。だが時既に遅し、その後弱った体で単身カリスに戦いを挑み、封印された。
- 城 光(じょう ひかる)(演:浜崎茜)/タイガーアンデッド(クラブ)
- トラの祖たる、誇り高き女戦士。責任感が強く実直で、正々堂々とした戦いを好む(カードの数にモノを言わせる睦月の戦法を「最低」と非難した事がある。無駄な殺生もしない)。封印前、人間体に一度変身したアンデッドの一体。
- 当初はバトルファイト(本人は自らの種を繁栄させる為の聖戦と捉えていた)での勝利を目指すが、現在のバトルファイトが人間である天王路によって仕組まれたものであったことを知らされ、突きつけられたその事実に激しく絶望する。
- 聖戦を穢す異端者としてライダー達に激しい嫌悪感を示したものの(一万年前にライダーシステムは存在しなかった為と推測される)、睦月や、睦月を想う望美の心に触れることでその心境に変化が生まれ、繁栄を目指して突き進むだけの存在だった彼女に、次第に温かい感情が芽生える事になる。
- 最終的にはあえて戦いを挑み自らが封印されることにより、スパイダーアンデッドに侵された睦月を救おうとした。そして、彼女と嶋 昇(タランチュラアンデッド)の力を借り、睦月はスパイダーアンデッドの呪縛から漸く解放された。
- そのツンデレ系のキャラクター故か人気を呼び、ファンからは「虎姐(とらねぇ)」の愛称で親しまれ、全登場人物中でも一、二を争う絶大な人気を誇っている。
[編集] カテゴリーK
- キング(演:上條誠)/コーカサスビートルアンデッド(スペード)
- コーカサスオオカブトムシの祖たる存在の少年。幼稚で残忍な性格。趣味は携帯の写メール(で他人が苦しみ悲しむ姿を撮影すること)。
- アンデッドの中で唯一自分たちの戦いに疑問を持っているが、アンデッド同士の戦いに興味も持たず人間の肩を持つのも御免だと言い張っている。ただ「全てを滅茶苦茶にしたい」とだけ願っており、バトルファイトもただのゲームと捉えている。
- スカラベアンデッドを操り、ジョーカーを我が物にするため暗躍する(始=カリス=ジョーカーのカードを「2『SPIRIT』」を除いて全て取り上げ、睦月に渡した。但し、そのカードは後にジョーカー化した始及び剣崎が全て取り戻している)。戦闘能力は極めて高く、「オールオーバー」という剣と強固な盾(人間の姿の時も使用可能)を装備している。ブレイドのラウズカードを全て奪い取り窮地に陥れたが、剣を奪われ盾を破壊され、ブレイラウザーで止めを刺された。ブレイドが純粋に自分の力だけで上級アンデッドを倒すという、見応えがあるエピソードとなった。封印される際に「気をつけて、レンゲルのように僕に支配されないようにね」と捨て台詞を残したが、これは終盤にブレイドがフォームチェンジする「キングフォーム」に、剣崎としての自我がキングに支配される可能性を示唆していたと思われる。
- 金居(かない)(演:窪寺昭)/ギラファアンデッド(ダイヤ)
- ギラファノコギリクワガタの祖たる存在。知的(しかしややヲタクっぽい)で、人間に対して非常な嫌悪感を抱いている。
- 早くからバトルファイトの無意味さに気づき、内幕を探っていた。
- 双剣『ヘルター』『スケルター』を用いた二刀流剣技に秀で、劇中ではブレイドのオリハルコンエレメントやギャレンの頭部分スーツを粉々に粉砕、ワイルドサイクロンを真正面から受け止める等の離れ業を披露した。また、人間を憎悪すると同時に見下げており、また自惚れも強い。それらが災いして結局封印されてしまう。
- 『金居』の文字を一文字にすると『鋸(のこぎり)』になるのはちょっとしたネタ。甲虫系のアンデッドだけに砂糖水が好物らしい。さらに、ハカランダで一度コーヒーを飲み逃げしている。しかも封印された為料金を払えなくなり、結局コーヒー代を踏み倒してしまった、というマヌケなエピソードもある。
- パラドキサアンデッド(ハート)
- フィロウクレイニアパラドクサの祖たる存在で、唯一カードに封印されたままであったカテゴリーK。故に姿も性格も不明。
- しかし、カテゴリーAとKの外見上の類似、カリスのワイルドスラッシャーの形状とハートK『エボリューションパラドキサ』に描かれているフィロウクレイニアパラドクサの鎌の形状の酷似から、胸部以外の大まかな形状は「仮面ライダーワイルドカリス」に近いのではないかとの推測は十分に可能である。
- 嶋 昇(しま のぼる)(演:相澤一成)/タランチュラアンデッド(クラブ)
- タランチュラの祖たる存在。本来の姿からは想像しがたいが、平和を愛し傷つけあうのを嫌う優しい性格で(これはアンデッドのデザインが彼のキャラクター設定に先行した為)、人間に対しても非常に好意的。「種の保存の本能による闘争心が生まれつき薄い」ことがその理由であるらしく、挑戦してきたカリスを粘着ネットを放ってあっさり戦闘不能にしたり、右手の巨大な爪を用いて高い戦闘力も見せるものの、普段は平和主義を貫き通している。
- 風を感じることによって遠くで起きている出来事を察知したり、読み取った人間の心の声を風に乗せて他人に聞かせることができるなど、他のアンデッドにはない不思議な力の持ち主でもある。封印前、人間体に一度変身したアンデッドの一体。
- 戦いを止めるために自ら進んで烏丸所長に協力するなど奔走する。チベットに渡った烏丸からラウズアブゾーバーを預かって来日して来た(唯一海外に出た事のあるアンデッド)。剣崎には彼の精神的成長を促すアドバイスも行う。ナチュラルという名の小鳥と、大量の小型の蜘蛛を大事に飼っている。
- スパイダーアンデッドの邪悪な意思に振り回される睦月を解放するため、剣崎らの制止を振り切って敢えて自らレンゲルに封印される。自分の力を発揮する橋渡しとなるQのカードが無かったためなかなか睦月を解放できなかったが、後に彼がカテゴリーQである光=タイガーアンデッドを封印したため、力を発揮。スパイダーアンデッドと睦月を分離させた後に睦月と融合して自らの力を貸し、睦月の心を勝利へと導いた。
- 劇場版にも登場したが、とても凶暴になっていた上に(劇場版での封印を解いた者~志村純一ことアルビノジョーカー~の邪悪な意志に操られていた為か)、あっけなく禍木慎こと仮面ライダーランスに封印されてしまった。
[編集] カテゴリーA(エース)
トランプにおけるエースに相当する4体のアンデッド。仮面ライダーに変身する際に必要となる重要な存在。カテゴリーKと非常に近い種の生物によって構成されているのが特徴で、上級アンデッドには劣るもののやはり高い戦闘能力を備えている。
- ビートルアンデッド(スペード)
- ブレイドが変身の際に必要とするアンデッドで、ヘラクレスオオカブトの祖たる存在。巨大な剣を振るい戦うのが戦闘スタイルで、盾も装備。
- TVシリーズには当然登場しないが、劇場版には登場(スーツはコーカサスビートルアンデッドに改造された)。同じカテゴリーAであるスパイダーアンデッドと共に、アルビローチの大軍を率いて、天音を狙うが、スパイダーアンデッドをギャレンに封印された事で一度撤退。その後、レンゲルと戦った末に敗れ、封印される。
- スタッグビートルアンデッド(ダイヤ)
- ギャレンが変身の際に必要とするアンデッド。ノコギリクワガタの祖たる存在。
- TVシリーズ、劇場版共に登場せず。その為容姿が不明(ギラファアンデッドに近い姿をしていると推測されている)。
- マンティスアンテッド(ハート)
- 仮面ライダーカリスの本来の人格で、ヒョウモンカマキリの祖たる存在。通称「カリス」。イーグルアンデッドとは良きライバル関係であったようで、再戦の約束をしていた。過去のバトルロワイヤルでは「伝説のアンデッド」と言われるほどの強さを誇り、カテゴリーA中最も強く、他の上級アンデッドも一目置いていた存在。だが、レンゲルによって一度だけ復活させられ、始=ジョーカーに襲い掛かった時には、あっさりと封印されてしまった。その呆気なさには、レンゲルが「最強のアンデッドじゃなかったのか」と驚いた程。
- TVシリーズのみ登場。
- スパイダーアンデッド(声:梁田清之)(クラブ)
- レンゲルが変身の際に必要とするアンデッド。オニグモの祖たる存在。
- ギャレンの手によって封印されていたが、完全には封印されず、長期に渡り睦月を操り人形にして嘲弄していた。最後はタランチュラアンデッド=嶋の力を借りた睦月自身の手によって、完全に封印された。劇場版では、ビートルアンデッドと共に天音を狙っており、この時ビートルアンデッドと特殊な言語での会話をしていた。
- カテゴリーAでは唯一、TVシリーズと劇場版の両方に登場。
[編集] 仮面ライダー (MASKED RIDER)
「カテゴリーA」と分類・呼称される特殊な部類のアンデッドが封印されたAのラウズカードを使用することにより、「ライダーシステム」と呼ばれる特殊装甲服を身にまとった姿に変身した者。劇中世界においても「仮面ライダー」と呼ばれる。
ライダーシステムはジョーカー(後述)を解析、同様のシステムを限定的に再現したものであり、カテゴリーAのアンデッドにより認められた適合者のみが変身することができる。その戦闘能力はスーツの基本スペック及びラウザー(覚醒機。後述)の初期AP値にもよるが、加えて融合計数と称される能力値によって大きく左右される。
融合計数は装着者の精神状態と密接な関係があり、怒りや強い思い(闘志の高まり)に呼応して上昇し、恐れ(恐怖心の高まり)に呼応して低下する。融合係数が高い状態にあった場合、普段では考えられないような力が発揮されることがある(ジャックフォームで挑んで敗れた相手に、ブレイドやギャレンは通常形態で逆転勝利を収め、また劇場版のブレイドは死闘の末に徒手空拳でジョーカーを封印した)。反面、融合係数が低い状態にあった場合は本来の力を発揮することができなくなる上、装着者の心に潜む恐怖心を増幅させ、その心に破滅のイメージ植え付けてしまうことがある。イメージによって負った精神的ダメージは肉体にも悪影響を及ぼすため、装着者は思うように戦えなくなることから負けを繰り返し、それによって募った恐怖心がさらに融合係数の低下を招くという悪循環に陥ってしまい、容易に抜け出せなくなる危険性を併せ持つ。初期の橘はこれに苦しめられることとなった。
劇中には4人の仮面ライダーが登場している。ちなみに、本作品の仮面ライダーの攻撃力の単位はt(トン)ではなく、AP(アタック・ポイント)である(100APで1tの破壊力)。またパンチ力、キック力のAPのあとの()内の数字はAPをtに置き換えたものである。
※劇場版に登場した仮面ライダーについてはこちらを参照
[編集] 仮面ライダーブレイド (MASKED RIDER BLADE)
仮面ライダーブレイドはBOARDが製作したライダーシステム第2号の呼称で、BOARD新人職員・剣崎一真がミスリル製の装甲と、アーティフィシャルケプラー製の強化服で構成されたライダーシステム第2号・ブレイドアーマーを装着して変身する、スペード(♠)をモチーフとしたライダーである。基本カラーはアイアンブルー。その姿はAのカードに封印されたビートルアンデットを模している。専用武器は剣の形をした覚醒器・醒剣ブレイラウザー。♠6から得られる「雷」のエネルギーを主軸にして戦う。
「ブレイド」という名はスペードマーク(♠)の元になった剣 (blade) に由来する。
序盤は持っているカードが少なかったこともあり、かなり頼りない存在だった(カリスが最初から強かったことも「弱さ」、「頼りなさ」を際立たせていた)。しかし、物語が進み数々の死線をくぐり抜けることで強くなっていき、番組後半では文句無く「頼れる」存在になっていた。
♠Aのカードをブレイバックル中心部のラウズリーダーに装填することにより、バックルからカード状のベルト・シャッフルラップが自動的に伸長しバックルが装着される。そして、「変身」の掛け声と共にターンアップハンドルを引くことで『Turn up』の電子音声とともにラウズリーダーが回転、エレメント・レディエーションオーブからブレイドアーマーを分解した光のゲート・オリハルコン・エレメント(アンデッドがぶつかるとダメージを受ける。序盤ではこれを利用して変身時の盾として使ったり、至近距離で変身することで武器として使用したりしていた。しかし、これを破壊できる上級アンデッドも存在した)を装着者の前面に放出。それを通過することでブレイドアーマーが1/500秒で装着され、装着者をブレイドに変身させる(バイク走行時にカーブで変身した事があるので、オリハルコンエレメントの生成位置は任意によって決められるようである)。
余談であるが、♠4のカードを使って発動する体当たり技「ボアタックル」は前半に多用しているが成功したことは一度もない(必ず相手に避けられる、発動を阻止される、当たっても弾き返されるなどしてしまう)。 しかし、ハイパーバトルビデオにて偽ブレイドの使用したタックルは当たっている(命中したのは「本物の」ブレイド)。
また追加装備であるラウズアブゾーバーにQのカードをセットし、さらにJまたはKのカードをラウズアブゾーバーに通すことでフォームチェンジ(強化変身)が可能。スーツや装備の基本スペックと形状が変化する。
- 身長:201cm
- 体重:101kg
- パンチ力:280AP (2.8t)
- キック力:480AP (4.8t)
- ジャンプ力:一跳び33m
- 走力:100mを5.7秒で走る
- カードによる効果
-
- ♠A=「チェンジビートル」 (Change Beetle)
- AP消費値:0AP
- ラウズした場合の効果は不明。
- ブレイバックルと組み合わせて使用することで、「仮面ライダーブレイド」に変身することが可能となる。
- ギルドラウズカード化してもAP消費値は0APのまま変化しない。
- ♠2=「スラッシュリザード」 (Slash Lizard)
- AP消費値:400 (600) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、ブレイラウザーに攻撃力が増加し、斬撃攻撃「リザードスラッシュ」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が600APに上昇する。
- ♠3=「ビートライオン」 (Beat Lion)
- AP消費値:600 (800) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、腕力が強化され、パンチ攻撃「ライオンビート」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が800APに上昇する。
- ♠4=「タックルボア」 (Tackle Boar)
- AP消費値:800 (1000) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、ボディ、突進力が強化され、体当たり攻撃「ボアタックル」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が1000APに上昇する。
- ♠5=「キックローカスト」 (Kick Locust)
- AP消費値:1000 (1200) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、脚力、キック力が強化され、ジャンプキック「ローカストキック」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が1200APに上昇する。
- ♠6=「サンダーディアー」 (Thunder Deer)
- AP消費値:1200 (1400) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、電気エネルギーが生成され、雷を放出する「ディアーサンダー」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が1400APに上昇する。
- ♠7=「メタルトリロバイト」 (Metal Trilobite)
- AP消費値:1200 (1600) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、ブレイド自身や武器を鋼の様に硬質化させ、攻撃力、防御力を強化させる「トリロバイトメタル」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が1600APに上昇する。
- ♠8=「マグネバッファロー」 (Magnet Buffalo)
- AP消費値:1400 (1800) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、磁界を操る「バッファローマグネット」を発動することが可能となり、任意の対象を引力で引き付けたり、反対に斥力で引き離したりすることができるようになる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が1800APに上昇する。
- ♠9=「マッハジャガー」 (Mach Jaguar)
- AP消費値:1600 (2000) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、脚力が強化され、高速移動「ジャガーマッハ」を発動することが可能となる。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が2000APに上昇する。
- ♠10=「タイムスカラベ」 (Time Scarab)
- AP消費値:1800 (2200) AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、時間の流れを操る「スカラベタイム」を発動することが可能となる。範囲指定も可能らしい。ただし、このカードで時を止めた人や物を一切傷つける事はできず、攻撃するとそのまま衝撃が反射されてしまう。
- ギルドラウズカード化するとAP消費値が2200APに上昇する。
- ♠J=「フュージョンイーグル」 (Fusion Eagle)
- AP消費値:+2400AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを2400APチャージされる「イーグルフュージョン」が発動される。
- また、ラウズアブゾーバー及び♠Qのカードと組み合わせて使用することで、「ジャックフォーム」への強化変身が可能となる。
- ギルドラウズカード化してもAP消費値の変化はない。
- ♠Q=「アブソーブカプリコーン」 (Absorb Capricorn)
- AP消費値:+2000AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを2000APチャージする「カプリコーンアブソーブ」が発動される。
- また、ラウズアブソーバー、及び♠Jか♠Kのカードと組み合わせて使用することで、「ジャックフォーム」、「キングフォーム」への強化変身が可能となる。
- ギルドラウズカード化してもAP消費値の変化はない。
- ♠K=「エボリューションコーカサス」 (Evolution Caucasus)
- AP消費値:+4600AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを4600APチャージする「コーカサスエボリューション」が発動される。
- また、ラウズアブソーバー、♠Qと組み合わせて使用することで、「キングフォーム」への強化変身が可能となる。
- なお、剣崎の場合はアンデッドとの融合係数が高すぎるため、すべてのスペードのカードと融合した特殊形態(最強フォーム)に強化される。
- ギルドラウズカード化してもAP消費値の変化はない。
- ♥4=「フロートドラゴンフライ」 (Float Dragonfly)
- AP消費値:1000AP
- このカードをブレイラウザーでラウズすると宙に浮遊する「ドラゴンフライフロート」を発動することが可能となる。
- カードコンボ
-
- ♠5+6=『ライトニングブラスト』 (LIGHTNING BLAST)
- AP消費値:2200AP
- 強力な飛び蹴りと共に電撃を流し込む。
- 攻撃対象:トリロバイト(#8)、ジャガー(#11)、ウルフアンデッド(#25)
- ♠5+6+9=『ライトニングソニック』 (LIGHTNING SONIC)
- AP消費値:3800AP
- 猛スピードの助走を加え放つ強化版ライトニングブラスト。劇中ではカード絵のアンデッド達が、(カード絵の中で)本来の姿に戻ってアクションする事がある。
- 攻撃対象:ライオン(#13)、ボア(#19)、カプリコーン(#21)、イーグル(#23)、スカラベアンデッド(#32)トライアルD(#31)、仮面ライダーワイルドカリス(最終話)
- ♠2+6=『ライトニングスラッシュ』 (LIGHTNING SLASH)
- AP消費値:1600AP
- 電気を帯びたブレイラウザーによる斬撃。
- 攻撃対象:カプリコーンアンデッド(#21)
- ♠6+♦6+♥6+♣6=『エクストリームショット』(EXTREME SHOT)
- AP消費値:4400AP
- 本編未使用。
- 仮面ライダーブレイド ジャックフォーム(MASKED RIDER BLADE・JACK FORM)
- ブレイドがラウズアブゾ-バーのインサート・リーダーに♠Qを挿入、さらにJのカードをラウズすることによって変身した強化形態。身体の各部がディアマンテゴールドと呼ばれる金色のアーマーに覆われ、胸部にはスペードのカテゴリーJのハイグレイドシンボル・鷲の紋章が刻印された。パワー、スピード等全ての能力値が飛躍的に上昇。さらに背中に装備されたオリハルコンウイングを展開することによって飛行することも可能になった。
- ジャックフォームへの進化によりブレイラウザーもパワーアップする。初期APが5000から7400へとアップし、刃先にディアマンテ・エッジが追加されることで、切れ味も1.5倍とさらに鋭くなった。
- その力は剣崎の潜在能力によって、烏丸や橘の予想をはるかに越えるものとなっている。しかし広瀬義人=トライアルBは、このまま変身を続ければ剣崎が危険な状態になることを早い段階で指摘していた。
-
- 身長:201cm
- 体重:111kg
- パンチ力:350AP (3.5t)
- キック力:550AP (5.5t)
- ジャンプ力:一跳び133m
- 走力:100mを4.6秒で走る
- 最高飛行可能高度:高度10km
- 最大飛行速度:時速300km
- カードコンボ
-
- ♠5+6=『J・ライトニングブラスト』(J・LIGHTNING BLAST)
- AP消費値:2200AP
- 高空から急降下しながら放つライトニングブラスト。本編未使用。
- ♠5+6+9=『J・ライトニングソニック』(J・LIGHTNING SONIC)
- AP消費値:3800AP
- 高空から超スピードで急降下しながら放つライトニングソニック。本編未使用。
- ♠6+2=『J・ライトニングスラッシュ』(J・LIGHTNING SLASH)
- AP消費値:1600AP
- 高空から急降下しながら放つライトニングスラッシュ。劇中ではカード絵のアンデッド達がアクションする事がある。ちなみに、この技だけカード入力の数字が逆順。
- 攻撃対象:エレファント(#26)、バッファロー(#27)、コーカサスビートルアンデッド (#33)、トライアルF(#36)、仮面ライダーギャレンJフォーム(#33)
- 強化変身時のコンボ技はノーマルフォーム時とAP消費値の変化はないが、高空からの急降下に加え、オリハルコンウイングが大気中の電気を吸収しエネルギーに変えることにより、実際の破壊力は飛躍的に上昇する。
- 仮面ライダーブレイド キングフォーム(MASKED RIDER・KING FORM)
- ブレイドがラウズアブゾ-バーのインサート・リーダーに♠Qを挿入、さらにKのカードをラウズすることによって変身した究極形態。Kのみならず全てのスペードスートのアンデッドと同時に融合しており、肩、上下腕部、脚部の11箇所にカテゴリー2~Qまでのアンデッドクレストが、胸部にカテゴリーKのハイグレイドシンボルであるコーカサスビートルの紋章がある。
- ブレイラウザーの3倍の切れ味を誇り、高速ラウズも可能な重醒剣・キングラウザーを装備。なおキングラウザーは生身の人間が扱うことも可能(劇中では橘と睦月が使用した)。基本的にキングラウザーを武器にするが、ブレイラウザーとの二刀流も行う。
- スピード面はノーマル時よりも低下してしまっているが、支配下においた13体のアンデッドの力によって凄まじいまでのパワーを発揮することが可能であり、スペードスートのプライムベスタが特殊変化した「ギルドラウズカード」を使用する(通常と違い、Aのカードも使用できる)。また、背部のグラビティジェネレーターによりアーマーの重量をコントロールすることで、簡単な飛行も可能(劇場版、14戦にて披露)。
- 平成仮面ライダーシリーズの最強フォームとしてはかなり早く登場しており、しかも劇中では敗北はおろか苦戦したことも殆ど無い程の尋常ではない強さを発揮した。事実、作中最強の敵だったケルベロスIIをも(ワイルドサイクロンとの同時発動とはいえ)ロイヤルストレートフラッシュで瞬殺してしまった。
- 烏丸によれば、本来キングフォームとはカテゴリーKのアンデッドと融合した状態のことであり、13体融合など想定すらされていなかったというが、剣崎の異常なまでの融合計数の高さによりそれが可能となっている。
- しかし、この形態は諸刃の剣である。まず変身維持の為に装着者の体力を大幅に消耗させる上に、13体ものアンデッドと融合している「擬似ジョーカー」のような存在であるため、長期に渡りこの形態に変身し続けた場合、最悪ジョーカーになってしまうという危険性すら秘めている。実際TV版で剣崎は前者については戦闘後に強烈な眠気に襲われて眠ってしまったことが数回、後者も一度ジョーカーの本能に精神を支配されかけた事がある。しかも剣崎が仮にカテゴリーKのみと融合しようとしても、本人の融合計数が高すぎるため、キングフォームになると強制的に13体融合という異常事態が必ず起きてしまう。
- TV版最終回で剣崎は、『世界の破滅を回避しながら、始(ジョーカー)も封印しない』という道を選んだ為に、あえてキングフォーム形態で戦い続けてもう一人のジョーカーとなった。これにより未封印のアンデッドが『2体』となり、世界の破滅は食い止められた。
- 身長:201cm
- 体重:131kg
- パンチ力:450AP (4.5t)
- キック力:700AP (7t)
- ジャンプ力:一跳び25m
- 走力:100mを6.6秒で走る
- カードコンボ
-
- ギルド♠10+J+Q+K+A=『ロイヤルストレートフラッシュ』 (ROYAL STRAIGHT FLUSH)
- AP消費値:11200AP
- 5枚のカードに宿る力をキングラウザーに乗せて放つ大技。突進して切りつけるパターンと一閃して光線を撃ち出すパターンがあり、一撃で改造実験体や邪神でさえも完全に消滅させることができる程の超絶的な破壊力を誇る。また、全ギルドラウズカードを使うことで発動するバージョンもある。
- 攻撃対象:トライアルD (#34,35)、E (#36)、G (#40)、ケルベロス(#45)、ケルベロスII(#46)、ダークローチ(最終話)、ジョーカー(最終話)
- ギルド♠2+3+4+5+6=『ストレートフラッシュ』 (STRAIGHT FLUSH)
- AP消費値:8000AP
- 5枚のカードに宿る力をキングラウザーとブレイラウザーの二刀に乗せて切りつける。スラッシュの能力が影響されている。
- 攻撃対象:ジョーカー (#37)
- ギルド♠6+♦6+♥6+♣6+ギルド♠K=『フォーカード』 (FOUR CARD)
- AP消費値:9600AP
- 4人のライダーが持つ、カテゴリー6(自然のエネルギーを司るカード)の力をキングラウザーに乗せて切りつける。ライダー全員の協力がなければ使えない特別な技。
- 攻撃対象:ティターン (#44)
- この他『ワンペア』『ツーペア』『スリーカード』『ファイブカード』『フルハウス』など、ポーカーに準じた各役がある(いずれも本編未使用)。
- レリーフの位置
-
- 胸部:K=「エボリューションコーカサス」
- 右肩:J=「フュージョンイーグル」
- 右上腕:10=「タイムスカラベ」
- 右前腕:3=「ビートライオン」
- 左肩:Q=「アブソーブカプリコーン」
- 左上腕:2=「スラッシュリザード」
- 右太腿:6=「サンダーディアー」
- 右ふくらはぎ:7=「メタルトリロバイト」
- 右すね:5=「キックローカスト」
- 左太腿:8=「マグネバッファロー」
- 左ふくらはぎ:4=「タックルボア」
- 左すね:9=「マッハジャガー」
- 左前腕にはラウズアブゾーバーがあるためレリーフは無い。また、S.I.C. vol.35「仮面ライダー剣」のコンバーチブルとなっているキングフォームは上腕の「タイムスカラベ」、「スラッシュリザード」が背中に回っており、本編と若干異なる。
- ブルースペイダー (Blue Spader)
- BORADがブレイド専用マシンとして開発したスーパーバイク。基本カラーは青。
- 動力系に型原子力エンジン・AB-27Eアトミックブラストを採用しているので、通常のバイクとは比較にならないほどのスペックを持つ。また、タンク部にモビルラウザーを搭載。特定のカードをラウズする事でカードの効果を発動させる事が可能である。
-
- 全長×全高×全幅:2070mm×1410mm×810mm
- 最高出力:320PS
- 最高速度:340km/h
- カードによる効果
-
- ♠6=『サンダースペイダー』 (Thunder Spader)
- AP消費値:1200AP
- 電気を帯びたブルースペイダーで突進し、強烈な体当たり攻撃を食らわせる。
- 攻撃対象:仮面ライダーカリス(シャドーチェイサー搭乗/#9)、トライアルD(#33)
- ♠9=「マッハスペイダー」 (Mach Spader)
- AP消費値:1600AP
- ブルースペイダーのスピードをアップさせる。
- 発動時:ウルフアンデッド(ブラックファング搭乗)とのチェイス時(#25)
- ベース車はホンダ・XR250。本作での仮面ライダーの搭乗マシンは、4台とも同じ車種をベースにしている。
[編集] 仮面ライダーカリス (MASKED RIDER CHALICE)
仮面ライダーカリスはBOARDが製作したライダーの様なシステムで変身しない特殊な存在のライダーの呼称で、喫茶店「ハカランダ」に下宿する青年・相川始がシャドウクリスタルと呼ばれる超鉱石で構成されたライダーシステム・カリスベイルを装着して変身する、ハート(♥)をモチーフとしたライダーである。基本カラーはブラック。その姿はAのカードに封印されたマンティスアンデットを模している(「カリス」は元々このアンデットの愛称であった)。ベルトと一体化した覚醒器・カリスラウザーを持つ。専用武器は弓の形をした醒弓カリスアロー(これはベルトからラウザーユニットを取り外し、カリスアローに装着したものである)。♥6から得られる「風」のエネルギーを主軸にして戦う。「カリス」という名はハートマーク(♥)のデザインの元になった聖杯の英語名に由来する。
BOARDが製作したようなシステムで変身しない特殊な存在であるため、劇中「仮面ライダー」と呼ばれることは少なかった。
変身時に於いては、ベルトとバックル部・ラウザーユニットが一体化したカリスラウザーが腰に装着された形で身体から浮かびあがる。「変身」のかけ声とともにスラッシュ・リーダーに♥Aのカードをラウズすることで、『Change』の電子音声と共にジョーカーの身体にカリスベイルが装着され、カリスに変身する。他三人のようにオリハルコン・エレメントを使用しないため従来の仮面ライダーの変身に近い印象を受ける。
変身後はベルトからラウザーユニットを取り外し、武器であるカリスアローに装着して醒弓として使用する。醒弓形態でラウズした場合は、他のライダーのラウザーと同様にカードの効力を技として発現させる。
カリスに変身する始の正体は、ライダーシステムの参考になったジョーカーであり、そのため他のライダーのラウザーとは異なり、変身後の姿と能力はカードに封印されたアンデッドに準じるいわば擬態化能力のようなものを有している(「相川始」の姿も♥2 SPIRIT;ヒューマンアンデッドのカードによって人間の姿になっているもの)。そのため彼はA以外の他のカードを用いて変身することもできるが、Aのカードに封印されているマンティスアンデッドはカテゴリーAの中でも特に戦闘能力に秀でたアンデッドとされるため、通常の戦闘時は他のライダー同様Aのカードを用いて変身する(♥Aの他、第23話で♥4 FLOAT;ドラゴンフライアンデッド、第34話で♥J FUSION;ウルフアンデッドに変身したことがある。それぞれの変身時には変身に使用したカードの効果名がラウザーから電子音で発声される)。
なお、他のアンデッドに変身した場合でもベルト部は変化しない。
ノーマルのブレイドやギャレンよりも1ランク上のスペックを持ち、ジョーカー故に本能的に卓越している戦闘センスと相まって、特に序盤は圧倒的な強さを見せた。
人間社会で剣崎達と接していくうちに、そしてヒューマンアンデッドの働きかけもあって次第に人としての心が芽生え始めるが、ブレイドがキングフォームに変身した影響を受けたため本来の姿であるジョーカーに戻ってしまったこともある。
- 身長:204cm
- 体重:109kg
- パンチ力:320AP (3.2t)
- キック力:520AP (5.2t)
- ジャンプ力:一跳び45m
- 走力:100mを4.8秒で走る
- カードによる効果
-
- ♥A=「チェンジマンティス」 (Change Mantis)
- AP消費値:0AP
- カリスラウザーにラウズすることで「マンティスアンデッド(仮面ライダーカリス)」に変身する。
- カリスアローにラウズした場合の効果は不明。
- ♥2=「スピリット」 (Spilit)
- AP消費値:0AP
- カリスラウザーにラウズすることで「ヒューマンアンデッド(相川始)」に変身する。
- カリスアローにラウズした場合の効果は不明。
- ♥3=「チョップヘッド」 (Chop Head)
- AP消費値:600AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、腕力が強化され、チョップ(手刀)攻撃「ヘッドチョップ」を発動することが可能となる。
- ♥4=「フロートドラゴンフライ」 (Float Dragonfly)
- AP消費値:1000AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、宙に浮遊する「ドラゴンフライフロート」を発動することが可能となる。
- カリスラウザーにラウズすることで「ドラゴンフライアンデッド」に変身する。
- ♥5=「ドリルシェル」 (Drill Shell)
- AP消費値:1200AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、脚力、キック力が強化され、ドリルキック「シェルドリル」を発動することが可能となる。
- ♥6=「トルネードホーク」 (Tornado Hawk)
- AP消費値:1400AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、竜巻が生成され、それを放出する「ホークトルネード」を発動することが可能となる。
- ♥7=「バイオプラント」 (Bio Plant)
- AP消費値:1600AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、蔦を大量に放出する「プラントバイオ」を発動することが可能となる。
- ♥8=「リフレクトモス」 (Reflect Moth)
- AP消費値:1800AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、相手の攻撃を反射する「モスリフレクト」を発動することが可能となる。
- ♥9=「リカバーキャメル」 (Recover Camel)
- AP消費値:2000AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、体力を回復する「キャメルリカバー」を発動することが可能となる。
- ♥10=「シャッフルセンチピード」 (Shuffle Centipede)
- AP消費値:2200AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、相手のカードと自分のカードを混ぜる、あるいは相手のコンボを崩す「センチピードシャッフル」を発動する。
- ♥J=「フュージョンウルフ」 (Fusion Wolf) AP消費値:+2400AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、ラウザーのAPを2400チャージする「ウルフフュージョン」が発動される。
- カリスラウザーにラウズすることで「ウルフアンデッド」に変身する。
- ♥Q=「アブソーブオーキッド」 (Absorb Orchid)
- AP消費値:+2000AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、ラウザーのAPを2000チャージする「オーキッドアブソーブ」が発動される。
- ♥K=「エボリューションパラドキサ」 (Evolution Paradoxa)
- AP消費値:+2800AP
- このカードをカリスアローにラウズすると、ラウザーのAPを2800チャージする「パラドキサエボリューション」が発動される。
- また、ハートスーツのカードをすべて持っている状態でカリスラウザーにラウズすると、♥A~♥Kの全てのカードと融合して「ワイルドカリス」に変身する。
- カードコンボ
-
- ♥3+6=『スピニングウェーブ』 (SPINNING WAVE)
- AP消費値:2000AP
- 竜巻の力を込めた鋭い手刀で切り裂く。
- 攻撃対象:シェルアンデッド(#12)
- ♥5+6=『スピニングアタック』 (SPINNING ATTACK)
- AP消費値:2600AP
- 竜巻に包まれながら上昇し、ドリルキックを打ち込む。
- 攻撃対象:ドラゴンフライアンデッド(#16)
- ♥4+5+6=『スピニングダンス』 (SPINNING DANCE)
- AP消費値:3600AP
- より激しい竜巻に包まれながら上昇し、強力なドリルキックを打ち込む。劇中ではカード絵のアンデッド達がアクションする事がある。
- 攻撃対象:センチピード(#20)、サーペントアンデッド(#30)
- 正式コンボ名なし
-
- ♥3+7=『チョップバイオ』 (CHOP BIO)
- AP消費値:2200AP
- カリスアローから伸ばした触手状の蔦で相手を絡め取り、引き寄せたところを手刀で攻撃する。
- 攻撃対象:センチピードアンデッド(#6)
- 仮面ライダーワイルドカリス (Masked Rider Wild Chalice)
- ジョーカーがハートスートのプライムベスタをすべて揃え、パラドキサアンデッドを封印した♥Kのカードをラウズし変身した形態。基本カラーはルビーレッド。
- 従来の変身とは異なり、ラウズしたカードに封印されているアンデッド=パラドキサアンデッドの姿に変身した訳ではなく、剣崎の変身するブレイドKフォーム同様、一つのスートに属する全てのアンデッドと同時に融合している。
- ブレイドの場合とは異なり、カリス=マンティスアンデッドが赤色化したかのような外見をしている。胸部には♥Kのハイグレイドシンボルのフィロウクレイニアパラドクサの紋章があるが、その他の部位の形状は細かな差異はあるものの概ね仮面ライダーカリスの時と変化はなく、非常にスリムな形にまとまっている。体重にも変化がない事から、同じ13体融合でもジョーカーはライダーシステムとは全く異なる方式で変身したものとみられる。
- パワーはブレイドKフォームより若干劣るもののギャレンJフォームに次ぐ走力を持つなど、各能力が高次元でバランス良くまとまっているため、まともに戦う分には弱点はないと言える(カードを用いずにブレイドのライトニングソニックを弾き返した事もある)。
- 両腿のホルスターに収められた醒鎌・ワイルドスラッシャーが武器。地球上のどの物質よりも硬いと言われる金属ゴルドプラチナ製の刃により、高い攻撃力を確保する。またカリスアローに合体させることで醒弓状態になり、ラウズカードをラウズしてその能力を引き出すことが可能。
-
- 身長:204cm
- 体重:109kg
- パンチ力:420AP (4.2t)
- キック力:620AP (6.2t)
- ジャンプ力:一跳び60m
- 走力:100mを4.5秒で走る
- カードコンボ
- ♥A~Kの13枚のカードを1枚に融合させたカード「WILD」で発動する
- 『ワイルドサイクロン』 (WILD CYCLONE)
- AP消費値:14600AP
- ワイルドスラッシャーを合体させたカリスアローで「WILD」のカードをラウズ、猛烈な衝撃波を巻き起こして相手を吹き飛ばしてしまう大技。その力をカリスアローに込めたまま、直接相手に切りつけて攻撃することも可能。改造実験体を完全に消滅させられる威力を持つ、ブレイドキングフォームが放つロイヤルストレートフラッシュに肩を並べる劇中最強技のひとつ。
- 攻撃対象:トライアルF(#38)、G(#40)、ギラファアンデッド(#42)、ケルベロスII(#46)
- シャドーチェイサー (Shadow Chaser)
- 始のカリスへの変身に連動して、始が普段使用しているバイクが変化したもの。基本カラーは黒。
- この変化はジョーカーの力によるものと思われ、素体となったバイクは市販されているものと差異はない模様。これらの事から、BOARDあるいはその技術力によって生み出された他のライダーのマシンとは一線を画している。それはスペック面でも言える事であり、4ライダーのマシンの中でダントツの性能を誇っている。モビルラウザーも搭載されており、カードをラウズすることも可能。
- カリス(=マンティスアンデッド)以外の(ワイルドカリスやマンティス以外のアンデッド)変身時におけるバイクの変化の詳細は不明。
-
- 全長×全高×全幅:2080mm×1370mm×830mm
- 最大出力:420PS
- 最高速度:410km/h
- カードによる効果
-
- ♥6=『トルネードチェイサー』 (Tornado Chaser)
- AP消費値:1400AP
- 竜巻を巻き起こしながらシャドーチェイサーで突進し、強烈な体当たり攻撃を食らわせる。
- 攻撃対象:仮面ライダーブレイド(ブルースペイダー搭乗/#9)
[編集] 仮面ライダーギャレン (MASKED RIDER GARREN)
仮面ライダーギャレンはBOARDが製作したライダーシステム第1号の呼称で、BOARD職員・橘朔也がオリハルコンプラチナ製の装甲と、ミスリルケプラー製の強化服で構成されたライダーシステム第1号・ギャレンアーマーを装着して変身する、ダイヤ(♦)をモチーフとしたライダーである。基本カラーはワインレッド。その姿はAのカードに封印されたスタッグビートルアンデッドを模している(公式設定ではノコギリクワガタがモチーフとされているが外見は寧ろオオクワガタに似ている)。専用武器は銃の形をした覚醒機・醒銃ギャレンラウザー。♦6から得られる「炎」のエネルギーを主軸にして戦う。「ギャレン」という名はダイヤマーク(♦)のデザインの元になった金貨 (Currency) をもじったものに由来する。
第1話でローカストアンデッドがBOARD本部を無数のイナゴに分離して襲った時に単身立ち向かうが、1匹だけ逃がしてしまいBOARD本部は壊滅してしまう(その時、栞に見られたことで「BOARDを裏切った」と誤解される)。
♦Aのカードをギャレンバックル中心部のラウズリーダーに装填することにより、バックルからカード状のベルト・シャッフルラップが自動的に伸長しバックルが装着される。「変身」のかけ声とともにターンアップハンドルを引くことで『Turn up』の電子音声とともにラウズリーダーが回転、エレメント・レディエーションマズルからギャレンアーマーを分解した光のゲート・オリハルコン・エレメントを装着者の前面に放出。それを通過することでギャレンアーマーが1/500秒で装着され、装着者をギャレンに変身させる。
初期型故の不完全さが原因であるかは不明だが、現装着者である橘の前の装着者である桐生 豪は、ギャレンアーマー装着時の事故で重傷を負い、片腕を失っている。
誤解などから他のライダーと戦うことが多い。ライダー同士の戦闘時は他のライダーに比べて攻撃的で、ギャレンラウザーを用いての零距離射撃、必殺技やカードの使用などで積極的に大きなダメージを与えていく戦法をとる。
劇中では強さに波があり、強敵を難なく倒すこともあれば苦戦・敗北が連続することも多かった(なぜかレンゲル戦だけは異常に勝率が高い)。
ラウズアブゾーバーはブレイドより少し遅れて烏丸より受領。ジャックフォームへのフォームチェンジが可能となった。また、アブゾーバーのシステム上カテゴリーKのカードを使用する事でキングフォームへのフォームチェンジも可能であるが、ダイヤスートのカテゴリーKであるギラファアンデッドを封印した際にギャレンバックルが破壊され、またその後バックルの修復も行われなかった為、キングフォームへの変身が実現する事はなかった。仮に変身を行った場合、剣崎ブレイドとは異なり本来の変身方式であるカテゴリーKのみと融合していたと思われる。
- 身長:200cm
- 体重:104kg
- パンチ力:260AP (2.6t)
- キック力:450AP (4.5t)
- ジャンプ力:一跳び38m
- 走力:100mを5.4秒で走る
- カードによる効果
-
- ♦A=「チェンジスタッグ」 (Change Stag)
- AP消費値:0AP
- ラウズした場合の効果は不明。
- ギャレンバックルと組み合わせて使用することで、「仮面ライダーギャレン」への変身が可能となる。
- ♦2=「バレットアルマジロ」 (Bullet Armadillo)
- AP消費値:400AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、ギャレンラウザーの攻撃力が増加し、高威力の弾丸を発射する「アルマジロバレット」を発動するが可能となる。
- ♦3=「アッパーフロッグ」 (Upper Frog)
- AP消費値:600AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、腕力が強化され、アッパー攻撃「フロッグアッパー」を発動することが可能となる。
- ♦4=「ラピッドペッカー」 (Rapid Pecker)
- AP消費値:800AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、ギャレンラウザー射撃スピードが強化され、連射攻撃「ペッカーラピッド」を発動することが可能となる。
- ♦5=「ドロップホエール」 (Drop Whale)
- AP消費値:1000AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、脚力、キック力が強化され、ドロップキック「ホエールドロップ」を発動することが可能となる。
- ♦6=「ファイアフライ」 (Firefly)
- AP消費値:1000AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、火炎エネルギーが生成され、火炎弾を発射する「ファイアフライ」を発動することが可能となる。
- ♦7=「ロックトータス」 (Rock Tortoise)
- AP消費値:1400AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、石化現象を操る事ができる「トータスロック」を発動することが可能となり、任意の対象を石化したり、岩の障壁を生成することができるようになる。
- ♦8=「スコープバット」 (Scope Bat)
- AP消費値:1200AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、索敵能力が強化され、標的の位置を正確に把握して、狙いを定める「バットスコープ」を発動することが可能となる。
- ♦9=「ジェミニゼブラ」 (Gemini Zebra)
- AP消費値:1400AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、己の分身を一体生成する「ゼブラジェミニ」を発動することが可能となる。
- ♦10=「シーフカメレオン」 (Thief Chameleon)
- AP消費値:1600AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、標的の所有する任意の物体を奪取する「カメレオンシーフ」を発動することが可能となる。シーフ(Thief)とは英語で「盗賊」の意味。
- ♦J=「フュージョンピーコック」 (Fusion Peacock)
- AP消費値:+2400AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを2400チャージする「ピーコックフュージョン」が発動される。
- また、ラウズアブソーバー、及び♦Qのカードと組み合わせて使用することで、「ジャックフォーム」への強化変身が可能となる。
- ♦Q=「アブソーブサーペント」 (Absorb Serpent)
- AP消費値:+2000AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを2000チャージする「サーペントアブソーブ」が発動される。
- また、ラウズアブソーバー、及び♦Jか♦Kのカードと組み合わせて使用することで、「ジャックフォーム」「キングフォーム」への強化変身が可能となる。
- ♦K=「エボリューションギラファ」 (Evolution Giraffa)
- AP消費値:+4000AP
- このカードをギャレンラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを4000チャージする「ギラファエボリューション」が発動される。
- また、ラウズアブソーバー、♦Qのカードと組み合わせて使用することで、「キングフォーム」への強化変身が可能となる。
- カードコンボ
-
- ♦5+6=『バーニングスマッシュ』 (BURNING SMASH)
- AP消費値:2000AP
- ジャンプして宙返りし、相手の頭上から炎の力を込めた二段つま先蹴りを打ち込む。
- 攻撃対象:バット(#1)、ウルフアンデッド(#25)
- ♦5+6+9=『バーニングディバイド』 (BURNING DIVIDE)
- AP消費値:3400AP
- 分身を作り出し同時にバーニングスマッシュを放つ。劇中ではカード絵のアンデッド達がアクションする事がある。
- 攻撃対象:スパイダー(#14)、ピーコック(#15)、ペッカーアンデッド(#28)、仮面ライダーカリス(#13)、レンゲル(装着者:桐生 豪/#19)
- ♦2+4+6=『バーニングショット』 (BURNING SHOT)
- AP消費値:2200AP
- 炎の強化弾を高速連射する。本編未使用。
- 正式コンボ名なし
-
- ♦2+6=『バレットファイア』 (BULLET FIRE)
- AP消費値:1400AP
- 炎の強化弾を発射する。
- 攻撃対象:仮面ライダーブレイド (#11)
- ♦3+6=『アッパーファイア』 (UPPER FIRE)
- AP消費値:1600AP
- 炎の力を込めた強力なアッパーカット。
- 攻撃対象:ゼブラ(#10)、ピーコックアンデッド(#15)
- 仮面ライダーギャレン ジャックフォーム(MASKED RIDER GARREN・JACK FORM)
- ギャレンがラウズアブゾ-バーのインサート・リーダーに♦Qを挿入、さらにJのカードをラウズすることによって変身した強化形態。身体の各部が〈ディアマンテゴールド〉と呼ばれる金色のアーマーに覆われ、胸部にはダイヤのカテゴリーJのハイグレイドシンボル・孔雀の紋章が刻印された。
- ブレイド同様パワー、スピード等全ての能力値が飛躍的に上昇。さらに背中に装備されたオリハルコンウイングを展開することによって飛行することも可能になった。
- ジャックフォームへの進化によりギャレンラウザーもパワーアップする。初期APが5500から7900へとアップし、銃口付近にディアマンテ・エッジが追加され、銃剣としても使用可能となった。
- その強さは、実戦でノーマルのブレイドとギャレンが束になっても歯が立たなかった敵をいとも容易く倒したほどである。ブレイドのJフォームに比べ、パワーと飛行性能は劣るが、走力等のスピード面で大きく上回る。
-
- 身長:200cm
- 体重:114kg
- パンチ力:330AP (3.3t)
- キック力:520AP (5.2t)
- ジャンプ力:一跳び118m
- 走力:100mを4.2秒で走る
- 最高飛行可能高度:高度6km
- 最大飛行速度:時速250km
- カードコンボ
-
- ♦5+6=『J・バーニングスマッシュ』(J・BURNING SMASH)
- AP消費値:2000AP
- 高空から急降下しながら放つバーニングスマッシュ。
- 攻撃対象:仮面ライダーレンゲル (#41)
- ♦5+6+9=『J・バーニングディバイド』(J・BURNING DIVIDE)
- AP消費値:3400AP
- 高空から急降下しながら放つバーニングディバイド。本編未使用。
- ♦2+4+6=『J・バーニングショット』(J・BURNING SHOT)
- AP消費値:2200AP
- 高空から炎の強化弾を高速連射する。また、ディアマンテ・エッジで敵を突き刺したまま、敵にバーニングショットをする場合もある。劇中ではカード絵のアンデッド達がアクションする事がある。
- 攻撃対象:トータスアンデッド(#30)、仮面ライダーブレイドJフォーム(#33)
- 強化変身時のコンボ技はノーマルフォーム時とAP消費値の変化はないが、実際の破壊力は上昇する。
- レッドランバス (Red Rhombus)
- ギャレンの搭乗を前提としてBOARDが制作したマシン。基本カラーは赤。
- 橘は平時の移動手段としても多用していた。
- ブルースペイダーと同じく原子力エンジンで稼働するが、こちらはAS-25Eアトミックストームという、若干仕様の異なるエンジンを搭載している。
- こちらもモビルラウザーにカードをラウズする事が可能である。
-
- 全長×全高×全幅:2120mm×1290mm×790mm
- 最高出力:355PS
- 最高速度:380km/h
- カードによる効果
-
- ♦6=『ファイアランバス』 (Fire Rhombus)
- AP消費値:1000AP
- 炎をまとったレッドランバスで突進し、強烈な体当たり攻撃を食らわせる。本編未使用。
[編集] 仮面ライダーレンゲル (MASKED RIDER LEANGLE)
仮面ライダーレンゲルはBOARDが製作した従来のライダーシステムを改良発展させた改良発展型ライダーシステムの呼称で、高校生・上城睦月がスピリチアエメラルドと呼ばれる超金属で構成された改良発展型ライダーシステム・レンゲルクロスを装着して変身する、クラブ(♣)をモチーフとしたライダーである。基本カラーは新緑色。その姿はAのカードに封印されたスパイダーアンデッドを模している。専用武器は杖の形をした覚醒機・醒杖レンゲルラウザー。
♣6から得られる「氷」のエネルギーを主軸にして戦う。レンゲルはピーコックアンデッドが烏丸をはじめとした複数の元BOARD研究者をマインドコントロールし製作したライダーシステムで、ブレイド・ギャレンに採用されたシステムを改良発展させたシステムを採用。これは後に劇場版に登場する新世代ライダーシステムの原型となった。「レンゲル」という名はアボリジニで杖を意味する英語に由来する(杖はクラブマーク(♣)デザインの原型となったもの)。
♣Aのカードをレンゲルバックルに内蔵されたラウズトレイに装填することにより、バックルからカード状のベルト〈シャッフルラップ〉が自動的に伸長しバックルが装着される。「変身」のかけ声とともにミスリルゲートを開くことで『Open up』の電子音声とともにエレメント・レディエーションマズルからレンゲルクロスを分解した光のゲート・スピリチア・エレメントを装着者の前面に放出。それを通過することでレンゲルクロスが1/500秒で装着され、装着者をレンゲルに変身させる。また、このレンゲルにおいてのみ、エレメントが装着者に向かって動く代物となっている。なお、特に「変身」のかけ声がないままバックルを開き変身することも可能である。
レンゲルは基本スペック、ラウザーの初期AP値でブレイドとギャレンを上回る(カリスよりは下)が、レンゲルの適合者である睦月は、カテゴリーAたるスパイダーアンデッドの意思につけ込まれている面があるため、精神を支配される危険がある。実際、中盤で睦月はほぼ完全にスパイダーアンデッドに操られてしまう。
しかし、後にカテゴリーKのタランチュラアンデッド、カテゴリーQのタイガーアンデッドの協力でスパイダーアンデッドの完全封印に成功した。その際♣Aのカードの絵柄が紫から金色に変化した(AP消費値などは変化なし)。
ちなみに「最強のライダー」との触れ込みであったが(本人も劇中そう言っている)、登場初期にブレイドとカリスを圧倒した以後は一度も他のライダーに勝ったためしがない(しかも相手のパンチ一発でやられたりすることが多い)。また、劇中で攻撃(カードコンボを含む)を相手に跳ね返されることが多かったり4ライダーの中で唯一強化フォームがないことなどからあまり「強さ」は感じられなかった。
ファイトスタイルは「カードを多量に使って相手を圧倒する」というもの。その為ラウズカード集めに執着する。ちなみにスパイダーアンデッドに操られる前の睦月もそうしていたことから、この「カードに頼る」姿勢は睦月の性格が影響していると思われる。
なお、レンゲル仕様のラウズアブゾーバーは制作されていない。これはレンゲルのシステムはラウズアブゾーバーを制作した烏丸所長のあずかり知らぬものであった(開発に関与してはいるが、それは洗脳されてのこと)ことに加え、仮に制作が可能であったとしても、スパイダーアンデッドが完全封印され、レンゲルが味方となった時点で既に烏丸は天王路の刺客に追われる身となっており、アブゾーバーの制作を行えなかったという2つの理由が挙げられる。よって、ジャックフォーム及びキングフォームへの変身能力はない。
作中でギャレン用のラウズアブゾーバーを入手(ブレイドのラウズアブソーバーを入手したこともあったが、アブソーバーを起動させるQのカードが無くて使えなかったこと及びブレイドをキングフォームにするために返却している)して使用し、キングフォームになろうとした事もあったが、これはタイガーアンデッドによる睦月を救うための作戦であったため、キングフォームにはなれず(スパイダーアンデッドと「タランチュラアンデッドと融合した睦月」に分離してしまった)に終わっている。
- 身長:205cm
- 体重:111kg
- パンチ力:300AP (3t)
- キック力:490AP (4.9t)
- ジャンプ力:一跳び30m
- 走力:100mを5秒で走る
- カードによる効果
-
- ♣A=「チェンジスパイダー」 (Change Spider)
- AP消費値:0AP
- ラウズした場合の効果は不明。
- レンゲルバックルと組み合わせて使用することで、「仮面ライダーレンゲル」への変身が可能となる。
- ♣2=「スタッブビー」 (Stab Bee)
- AP消費値:400AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズするとレンゲルラウザーの攻撃力が強化され、刺突攻撃「ビースタッブ」を発動することが可能となる。
- ♣3=「スクリューモール」 (Screw Mole)
- AP消費値:600AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると腕力が強化され、コークスクリューパンチ「モールスクリュー」を発動することが可能となる。
- ♣4=「ラッシュライノセラス(ライノス)」 (Rush Rhinoceros)
- AP消費値:800AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、レンゲルラウザーを構えての突進攻撃「ライノセラス(ライノス)ラッシュ」を発動することが可能となる。
- ♣5=「バイトコブラ」 (Bite Cobra)
- AP消費値:1200AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、脚力、キック力が強化され、クロスキック「コブラバイト」を発動することが可能となる。
- ♣6=「ブリザードポーラー」 (Blizzard Polar)
- AP消費値:1200AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、吹雪の如き強力な冷気が生成され、その冷気を放出する「ポーラーブリザード」を発動することが可能となる。
- ♣7=「ゲルジェリーフィッシュ」 (Gel Jellyfish)
- AP消費値:1400AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、身体を液状化させ、物理的な柔軟性を高める「ジェリーフィッシュゲル」を発動することが可能となる。
- ♣8=「ポイズンスコーピオン」 (Poison Scorpion)
- AP消費値:1800AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、毒を生成する「スコーピオンポイズン」を発動することが可能となる。
- ♣9=「スモッグスキッド」 (Smog Squid)
- AP消費値:2000AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、毒ガスを放出し、煙幕を生成する「スキッドスモッグ」を発動することが可能となる。
- ♣10=「リモートテイピア」 (Remote Tapir)
- AP消費値:2200AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、ラウズカードに封印されたアンデッドを開放して操る「テイピアリモート」を発動することが可能となる。ただし、TV本編では、バトルファイトが終了すると発動しなくなる(劇場版では使用できた)。
- ♣J=「フュージョンエレファント」 (Fusion Elephant)
- AP消費値:+2800AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを2800チャージする「エレファントフュージョン」を発動することが可能となる。
- ♣Q=「アブソーブタイガー」 (Absorb Tiger)
- AP消費値:+2000AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを2000チャージする「タイガーアブソーブ」を発動することが可能となる。
- ♣K=「エボリューションタランチュラ」 (Evolution Tarantula)
- AP消費値:+4000AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、ラウザーのAPを4000チャージする「タランチュラエボリューション」を発動することが可能となる。
- ♥4=「フロートドラゴンフライ」 (Float Dragonfly)
- AP消費値:1000AP
- このカードをレンゲルラウザーでラウズすると、宙に浮遊する「ドラゴンフライフロート」を発動することが可能となる。
- カードコンボ
-
- ♣3+6=『ブリザードゲイル』 (BLIZZARD GALE)
- AP消費値:1800AP
- 渦巻く冷気をまとったコークスクリューパンチ。強力な冷気を拳から放ち、相手を氷漬けにする事もできる。
- 攻撃対象:ジェリーフィッシュアンデッド(#35)
- ♣5+6=『ブリザードクラッシュ』 (BLIZZARD CRUSH)
- AP消費値:2400AP
- 大きくジャンプしながら冷気を吹き付け、氷漬けにした相手を両足で挟み砕く。
- 攻撃対象:モール(#23)、タランチュラ(#28)、タイガーアンデッド(#42)、仮面ライダーブレイド(#38)、ジョーカー(#48)
- ♣4+6+8=『ブリザードベノム』 (BLIZZARD VENOM)
- AP消費値:3800AP
- 冷気を伴ったレンゲルラウザーを突き立て相手を氷漬けにし、さらに猛毒を注ぎ込む。
- 攻撃対象:ケルベロスII(#46)、ジョーカー(#48)
- 正式コンボ名なし
-
- ♣3+4=『スクリューラッシュ』 (SCREW RUSH)
- AP消費値:1400AP
- レンゲルラウザーを回転させながら鋭く突き出す。
- 攻撃対象:トライアルB(#39)
- ハートスートコンボ
-
- ♥4+5+6=『スピニングダンス』 (SPINNING DANCE)
- AP消費値:3600AP
- カリスの繰り出すスピニングダンスと同様(これによってラウザーとカードのスートが一致していない場合でも、ラウザーによる技名の読み上げがない他は問題なくコンボが発動することがわかった)。
- 攻撃対象:ジェリーフィッシュアンデッド(#35)
- グリンクローバー (Green Clover)
- ピーコックアンデッドがレンゲル開発と同時に烏丸たちに制作させた超高性能バイク。クラブジェネレーターと呼ばれるブラックボックス化した謎のエンジンを搭載している。
- 最高速度において他の専用マシンにやや劣るが、ジャンプ力や突進力に優れ、特に12門のホーミングミサイルによる火力性能は圧倒的(劇中未使用)。
- またバイオブレインケースと呼ばれる生体コンピューターの働きにより、レンゲルの意思を受けての無人走行が可能となっている。
-
- 全長×全高×全幅:2060mm×1300mm×840mm
- 最大出力:470PS
- 最高速度:320km/h
- カードによる効果
-
- ♣6=『ブリザードクローバー』 (Blizzard Clover)
- AP消費値:1200AP
- 冷気を巻き起こしながらグリンクローバーで突進し、強烈な体当たり攻撃を食らわせる。本編未使用。
[編集] アンデッド (UNDEAD)
様々な生物の祖であり、絶対に死ぬことのない生命体。不死であることから"アンデッド (undead)"と命名されている。53枚のラウズカードに封印されていたが、広瀬義人により封印が解かれたため再び現代に蘇った。
アンデッドはその分類ごとにあらかじめ特定の番号(カテゴリーナンバー)が定められており、過大なダメージを受けると腰部のバックルが展開。カテゴリーを確認することが可能になる。バックルの展開後は仮面ライダーの持つラウズカード(後述)によって封印することができる。
名前は基本的に「モチーフ生物の英名+アンデッド」だが、『仮面ライダー555』のオルフェノクほど正確ではない。
カテゴリーKは同じスートのカテゴリーAと非常に近い存在の種であるため、実質的には48種の始祖が争っていたようなものといえる(なお、「始祖」の種類は生物学上の分類とは無関係である)。
上級アンデッドとカテゴリーAが封印されたラウズカードは、スートに関係なく属するカテゴリーによって能力が定まっている。
- カテゴリーA:ライダーシステムに組み込む事でシステム装着者を仮面ライダーへと変身させる。
- カテゴリー2:ラウザーを用いた直接攻撃の強化。
- ハートの2の効果は「ヒューマンアンデッドへの変身」のため、効果はカテゴリーAに近い。
- カテゴリー3:パンチ系攻撃力の強化。
- カテゴリー4:突進力・浮遊力などを付加して間接的に攻撃を強化。
- カテゴリー5:キック系攻撃力の強化。
- カテゴリー6:雷や炎といった、自然界にある原始的な現象を発動。
- カテゴリー7:金属、有機物などの『物質』の特性を技に付随。
- カテゴリー8:敵の動きを制限・抑制。
- カテゴリー9:高速移動や回復、煙幕噴射などといった戦闘力の補助。
- カテゴリー10:封印されたアンデッドの解放や時間停止など、超特殊能力。
- カテゴリーJ:
- ライダーシステム:ラウズアブゾーバーとカテゴリーQの力を借りる事でライダーシステムと融合する。
- ジョーカー:不明
- カテゴリーQ:
- ライダーシステム:ラウズアブゾーバーを介してカテゴリーJ及びKとライダーシステムの橋渡しをする。
- ジョーカー:不明
- カテゴリーK:
- ライダーシステム:ラウズアブゾーバーとカテゴリーQの力を借りる事でライダーシステムと融合或いはその装着者に何らかの進化をもたらす。
- ジョーカー:上記のライダーシステムとは異なりカテゴリーK単体の力でジョーカーに進化をもたらす。
アンデッドの一覧は後述の表を参照のこと。
[編集] ジョーカー(ジョーカーアンデット)
カミキリムシ(一説にはゴキブリがモチーフとも言われる)に酷似しているが、生物の祖ではないイレギュラーな存在。他のアンデッドを封印することで、その形態と能力を使用できる特殊能力を有する。
なお、ジョーカーだけはモノリスもカードも無しに他のアンデッドを封印=カード化することが可能。
ジョーカーがハート2のカードを用いてヒューマンアンデッドの姿に変身した姿が、「相川始」である(元々ジョーカーは残忍な性格だったがヒューマンアンデッドを封印してから自分の行動・運命に疑念を持つようになった)。
また、剣崎一真もキングフォームを使い続け、スペードスートのアンデッド13体との融合を繰り返す事で人を超越した結果、新たなジョーカーとなった。
[編集] バトルファイト
1万年前、53種のアンデッドが自らの種の繁栄をかけて行ったバトルロイヤル(CMでは「バトルロワイアル」と言われている。同名の小説・映画の影響と思われる)。前回の勝者はヒューマンアンデッドであり、その結果、現在の人類の繁栄があるとされる。
なお、1万年前のバトルファイトでは、ジョーカー以外のアンデッドが他のアンデッドを倒した際には「封印の石=モノリス」が現れて倒されたアンデッドをカード化していた。再開されたバトルファイトではこれが出現しなかったため、ギラファアンデッド=金居は再開されたバトルファイト自体のイレギュラー性(相手を封印できる、つまりバトルファイトの勝者になれるのはライダーかジョーカーだけである)に気付く。
どの生物の始祖でもない存在(ジョーカー)がバトルファイトに勝利した場合、リセットのため世界に破滅がもたらされると言われている。
[編集] 合成アンデッド
複数のアンデッドを人工的に合成することによって生み出した存在。合成前の個々のアンデッドの能力を総合的に持ち合わせている。個々の容姿を半分ずつ継ぎ合わせたような容姿(アンデッドバックルが2つある)をしている。
- ティターン (カメレオンアンデッド+スコーピオンアンデッド)
- カメレオンアンデッドの変身能力とスコーピオンアンデッドの毒を持つ。ブレイド キングフォームのフォーカードによって封印される。
[編集] 人造アンデッド
改造実験体(後述)、合成アンデッドの技術をもとに、複数のアンデッドの細胞を人工的に融合することによって生み出した存在。他のアンデッドを封印し、吸収する能力を持つ。
- ケルベロス
- 5枚目のカテゴリーAのカードより生まれた存在。ジョーカーすら凌駕する力を持つ。始のカードを全て奪い、橘や睦月達を窮地に陥れるが、仲間達を傷つけられ怒りに燃えたブレイドのキングフォームによって封印される。
- ケルベロスII
- ブレイドに倒されたケルベロスと天王路博史が融合した姿。胸部に天王路の顔がある。ブレイド キングフォームとワイルドカリスの同時攻撃に敗れる。
[編集] ダークローチ
ゴキブリに酷似してはいるが、生物の祖ではないイレギュラーな存在。バトルファイトにジョーカーが勝利した場合に生み出される。映画版にはアルビノジョーカー同様に「アルビローチ」も登場した。アンデッドではないため、倒すことは出来るが無限に生まれてくる。ちなみにダークローチの着ぐるみは、アルビローチの着ぐるみを黒くリペイントしたものである。
[編集] 改造実験体
アンデッドの細胞と人間のデータや細胞を組み合わせて人工的に生み出した存在。過大なダメージを受けると腰部のバックルが展開し、一時的に活動を停止するが、アンデッドではないためラウズカードに封印することはできない。倒すためには、Kのカードを用いた姿(劇中ではブレイド・キングフォームかワイルドカリス)での強力な攻撃で消滅させる必要がある。
- トライアルD
- トライアルE(橘朔也のデータを用いた改造実験体)
- トライアルF(パラドキサアンデッドのデータを用いた改造実験体)
- トライアルB(元BOARD研究員・広瀬義人のデータを用いた改造実験体)
- トライアルG(上城睦月のデータを用いた改造実験体)
[編集] ラウズカード
アンデッドは絶対に死ぬことがないため、ラウズカードと呼ばれるカードに封印される。ラウズカードには大きく分けて3種類のものが存在する。
カードの一覧は後述の表を参照のこと。
[編集] プロパーブランク・プライムベスタ
トランプと同様、スペード、ダイヤ、ハート、クラブの4種のスートに分かれ、それぞれA~Kの13枚が存在する。アンデッドが封印される前のカードを"プロパーブランク"、アンデッドが封印されたものを"プライムベスタ"と呼ぶ。各ライダーは特定のスートのカードを1セットずつ持っており、ライダーの持つラウザーにプライムベスタを通すと様々な効果を発揮する。プロパーブランクは、封印されるべきアンデッドと対峙すると発光し、相手がどのカテゴリーなのかを知ることができる。ラウザーとプライムベスタのスートが異なる場合であっても、プライムベスタの効果は制限なく発揮される。
なお、プライムベスタには以下のような特殊な効果を持つカードが存在する。
- クラブ10(♣10 REMOTE)
- 仮面ライダーレンゲルの持つ封印されたアンデッドを解放・コントロールすることができるカード。
- WILD
- ワイルドカリスが必殺技を発動する際にハート(♥)のプライムベスタ13枚を融合することによって生成されるカード。
- ワイルドA (WA CHANGE)
- 人工的に生成されたケルベロスが封印されているカード。ケルベロスの持つアンデッドの封印吸収という能力が残っており、アンデッドを封印できるほか、ライダーのアンデッドとの融合を解除することが出来る。
[編集] コモンブランク・ワイルドベスタ
スートやカテゴリーの決まっていないカードであり、アンデッドが封印される前のカードを"コモンブランク"、アンデッドが封印されたものを"ワイルドベスタ"と呼ぶ。手持ちのプロパーブランクとスートが適合しないアンデッドを封印するような場合に用いられる。封印できるアンデッドがあらかじめ決められているプロパーブランクとは異なり、スートやカテゴリーを問わずにアンデッドを封印できる便利なカードであるが、アンデッドを封印したワイルドベスタは「封印されているアンデッドと対応するスートを持つラウザーでしか使えない」という点でプライムベスタに劣る。封印されているアンデッドと対応するスートを持つラウザーを一度通すことでカードにスートが加わり、ワイルドベスタからプライムベスタへと変化させることができる。
[編集] ギルドラウズカード
仮面ライダーブレイドがスペードKを用いてキングフォームに変身する際、装着者・剣崎一真の特殊な体質によりカテゴリーKを含めたスペードスートの13体のアンデッドすべてと同時に融合、「特殊な」キングフォームへと変身したと同時にスペードスートのプライムベスタが変化したもの。表面はキングフォームのボディ装甲を覆っている特殊金属ディアマンテ・ゴールドでコーティングされ、カードの絵柄も若干変化し、カテゴリー2~10のFP/MP値が上昇している。
[編集] ラウザー
仮面ライダーはラウザーと呼ばれる覚醒機を持っている。ラウザーにはカードリーダーが内蔵されており、アンデッドの封印されたラウズカードを通すことによってアンデッドの能力を引き出し、ライダー自身の身体能力や武器能力を向上させることが可能。これに加えてブレイドとギャレンのラウザーには2~Kのラウズカードをすべて格納することができるホルダーも内蔵されており、戦闘時においては必要に応じてホルダーを展開、すぐラウズカードを使用できるように配慮された構造になっている。
個々のラウザーには初期AP値というものが設定されている。ラウズカードの使用上限となるものであり、カードを使用するごとにラウザーからカードに設定されたポイント(FP/MP:フォースポイント/マジックポイント)が差し引かれていく。例外としてカテゴリーJ~Kのカード特有のEP(エマージュポイント)はラウザーのAP値を回復させる。AP値は100APで1tに相当する破壊力であることを示している(なお、「AP」という単位自体は、『仮面ライダー龍騎』においても使用されているが、その計算方法は本作とは異なる)。 各スートのカテゴリーA、及びハート2のポイントは0。それ以外のカテゴリー2~5はFP、カテゴリー6~10はMP、J~KはEPを持つ。
- ブレイド(♠)
- 通常形態:5000AP
- JF:7400AP
- KF:9600AP
- ギャレン(♦)
- 通常形態:5500AP
- JF:7900AP
- カリス(♥)
- 通常形態:7000AP
- W:9800AP
- レンゲル(♣)
- 通常形態:6000AP
それぞれのライダーが乗用する各マシンに設置されているモビルラウザーの初期APは不明。
ブレイドのキングラウザーにはAPが設定されているが、ラウズカードを使用してもAPは減少しない(無限にカードを使用することが可能)。
[編集] アンデッド(ラウズカード)一覧
[編集] プライムベスタ
- 1段目:効果名称
- 2段目:カード名称
- 3段目:アンデッド名称
- 4段目()内:アンデッドのモチーフ
- 5段目:消費ポイント ()内はギルドラウズカード時消費ポイント
カテゴリーナンバー | スペード(♠) | ダイヤ(♦) | ハート(♥) | クラブ(♣) | ワイルド (W) |
---|---|---|---|---|---|
A | CHANGE Change Beetle ビートルアンデッド (ヘラクレスオオカブト) AP消費なし(AP消費なし) |
CHANGE Change Stag スタッグビートルアンデッド (ノコギリクワガタ) AP消費なし |
CHANGE Change Mantis マンティスアンデッド (ヒョウモンカマキリ) AP消費なし |
CHANGE Change Spider スパイダーアンデッド (オニグモ) AP消費なし |
CHANGE Change Kerberos ケルベロス(黄、赤、緑) (ケルベロス) AP消費なし |
2 | SLASH Slash Lizard リザードアンデッド (トカゲ) FP 400 (600) |
BULLET Bullet Armadillo アルマジロアンデッド (アルマジロ) FP 400 |
SPIRIT Spirit ヒューマンアンデッド (ヒト) AP消費なし |
STAB Stab Bee ビーアンデッド (ハチ) FP 400 |
|
3 | BEAT Beat Lion ライオンアンデッド (ライオン) FP 600 (800) |
UPPER Upper Frog フロッグアンデッド (カエル) FP 600 |
CHOP Chop Head ハンマーヘッドアンデッド (シュモクザメ) FP 600 |
SCREW Screw Mole モールアンデッド (モグラ) FP 600 |
|
4 | TACKLE Tackle Boar ボアアンデッド (イノシシ) FP 800 (1000) |
RAPID Rapid Pecker ペッカーアンデッド (キツツキ) FP 800 |
FLOAT Float Dragonfly ドラゴンフライアンデッド (トンボ) FP 1000 |
RUSH Rush Rhinoceros ライノセラス(ライノス)アンデッド (サイ) FP 800 |
|
5 | KICK Kick Locust ローカストアンデッド (イナゴ) FP 1000 (1200) |
DROP Drop Whale ホエールアンデッド (クジラ) FP 1000 |
DRILL Drill Shell シェルアンデッド (巻貝) FP 1200 |
BITE Bite Cobra コブラアンデッド (コブラ) FP 1200 |
|
6 | THUNDER Thunder Deer ディアーアンデッド (ヘラジカ) MP 1200 (1400) |
FIRE Firefly ファイアフライアンデッド (ホタル) MP 1000 |
TORNADO Tornado Hawk ホークアンデッド (タカ) MP 1400 |
BLIZZARD Blizzard Polar ポーラーベアアンデッド (ホッキョクグマ) MP 1200 |
|
7 | METAL Metal Trilobite トリロバイトアンデッド (三葉虫) MP 1200 (1600) |
ROCK Rock Tortoise トータスアンデッド (カメ) MP 1400 |
BIO Bio Plant プラントアンデッド (蔦) MP 1600 |
GEL Gel Jellyfish ジェリーフィッシュアンデッド (クラゲ) MP 1400 |
|
8 | MAGNET Magnet Buffalo バッファローアンデッド (バッファロー) MP 1400 (1800) |
SCOPE Scope Bat バットアンデッド (コウモリ) MP 1200 |
REFLECT Reflect Moth モスアンデッド (蛾) MP 1800 |
POISON Poison Scorpion スコーピオンアンデッド (サソリ) MP 1800 |
|
9 | MACH Mach Jaguar ジャガーアンデッド (ジャガー) MP 1600 (2000) |
GEMINI Gemini Zebra ゼブラアンデッド (シマウマ) MP 1400 |
RECOVER Recover Camel キャメルアンデッド (ラクダ) MP 2000 |
SMOG Smog Squid スキッドアンデッド (イカ) MP 2000 |
|
10 | TIME Time Scarab スカラベアンデッド (コガネムシ・フンコロガシ) MP 1800 (2200) |
THIEF Thief Chameleon カメレオンアンデッド (カメレオン) MP 1600 |
SHUFFLE Shuffle Centipede センチピードアンデッド (ムカデ) MP 2200 |
REMOTE Remote Tapir テイピアアンデッド (バク) MP 2200 |
|
J | FUSION Fusion Eagle イーグルアンデッド (鷲) EP +2400 (+2400) |
FUSION Fusion Peacock ピーコックアンデッド (孔雀) EP +2400 |
FUSION Fusion Wolf ウルフアンデッド (狼) EP +2400 |
FUSION Fusion Elephant エレファントアンデッド (象) EP +2800 |
|
Q | ABSORB Absorb Capricorn カプリコーンアンデッド (ヤギ) EP +2000 (+2000) |
ABSORB Absorb Serpent サーペントアンデッド (ウミヘビ) EP +2000 |
ABSORB Absorb Orchid オーキッドアンデッド (蘭) EP +2000 |
ABSORB Absorb Tiger タイガーアンデッド (トラ) EP +2000 |
|
K | EVOLUTION Evolution Caucasus コーカサスビートルアンデッド (コーカサスオオカブトムシ) EP +4600 (+4600) |
EVOLUTION Evolution Giraffa ギラファアンデッド (ギラファノコギリクワガタ) EP +4000 |
EVOLUTION Evolution Paradoxa パラドキサアンデッド (フィロウクレイニアパラドクサ) EP +2800 |
EVOLUTION Evolution Tarantula タランチュラアンデッド (タランチュラ) EP +4000 |
WA「チェンジケルベロス」(赤、緑)は劇場版で仮面ライダーラルク、ランスが使用。
[編集] ジョーカー、WILD
- 1段目:効果名称
- 2段目:カード名称
- 3段目:アンデッド名称(カード詳細)
- 4段目:初出
JOKER | JOKER Joker ジョーカー(黒) 劇場版(第48話のエンディングカード) |
JOKER Joker Albino ジョーカー(白)=アルビノジョーカー カードダス |
---|---|---|
WILD | WILD Wild ワイルド(ハートA~K) 第38話 |
[編集] ワイルドベスタ
劇中では、下記一覧の存在期間を経て、最終的には人工であるケルベロスを除く全てのワイルドベスタがプライムベスタへと移された。
- 1段目:効果名称
- 2段目:カード名称
- 3段目:アンデッド名称
- 4段目()内:アンデッドのモチーフ 話数:劇中でのワイルドベスタとしての存在期間
- 5段目:AP消費値
カテゴリー ナンバー |
ワイルド (W) | |
---|---|---|
10 | SHUFFLE Shuffle Centipede センチピードアンデッド (ムカデ) 17話~20話 MP 2200 |
|
J | FUSION Fusion Wolf ウルフアンデッド (狼) 25話~34話 EP +2400 |
FUSION Fusion Elephant エレファントアンデッド (象) 26話~45話 EP +2800 |
Q | ABSORB Absorb Serpent サーペントアンデッド (ウミヘビ) 30話 EP +2000 |
[編集] スーツアクター
- 仮面ライダーブレイド:高岩成二
- 仮面ライダーカリス・ジョーカー:伊藤慎
- 仮面ライダーギャレン:押川善文
- 仮面ライダーレンゲル・イーグルアンデッド・ジャガーアンデッド:岡元次郎
- アンデッド:永瀬尚希(カプリコーン、タランチュラ、ギラファ他)、永徳(ピーコック他)
- アンデッド(上級女性アンデッドオーキッド、サーペント、タイガーも担当)・仮面ライダーレンゲル(終盤):渡辺淳
[編集] スタッフ
- 原作:石ノ森章太郎
- ナレーション・ラウザー音声:小杉十郎太
- キングラウザー音声:立木文彦※玩具では小杉十郎太
- スーパーバイザー:小野寺章(石森プロ)
- 脚本:今井詔二、今井想吉、宮下隼一、井上敏樹、會川昇
- 音楽:三宅一徳
- アクション監督:宮崎剛(JAE)、新堀和男(レッドアクションクラブ、最終話のみ)
- 特撮監督:佛田洋
- 撮影:いのくままさお、倉田幸治、菊池亘
- 音楽プロデューサー:長澤隆之 (avex mode)
- キャラクターデザイン:飯田浩司(石森プロ)
- クリーチャーデザイン:韮沢靖、篠原保〔ディアーアンデッド〕、飯田浩司〔ゼブラアンデッド〕
- 1stOP振付:彩木映利
- 2ndOP演出:小藤浩一
- プロデューサー:松田佐栄子 (tv asahi)・日笠淳、武部直美、宇都宮孝明(東映)
- 監督:石田秀範、鈴村展弘、長石多可男、諸田敏、佐藤健光、息邦夫
- 製作:tv asahi、ADK、東映
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「Round ZERO ~ BLADE BRAVE」(第1~30話)
- 作詞:藤林聖子、作曲:吉田勝弥、編曲:近藤昭雄、歌:相川七瀬 AVCA-14925
- 「ELEMENTS」(第31~49話)
- 作詞:藤林聖子、作曲:藤末樹、編曲:RIDER CHIPS + 渡部チェル、歌:RIDER CHIPS Featuring Ricky AVCA-22153
- 劇場版ではエンディングに使用された。尚、最終話(第49話)はオープニングが存在しないため、アバンタイトルの挿入歌的な扱いで使用された。
[編集] エンディングテーマ
放送フォーマットとしてのエンディングは原則として存在しないが、エンディングテーマと呼ばれる楽曲は従来通り制作されている。これらの曲は、各話のクライマックスで挿入歌的に使用された。
- 「覚醒」(第2~6、8、10、11、13、14、16、18~21話)
- 作詞:藤林聖子、作曲:渡部チェル、編曲:近藤昭雄、歌:Ricky AVCA-14925
- 「rebirth」(第23~28、30、47話)
- 作詞:藤林聖子、作曲:青野ゆかり、編曲:渡部チェル、歌:橘 朔也 AVCA-14988
- 「take it a try」(第31、32、34、36、37、39、40、44話)
- 作詞:藤林聖子、作曲・編曲:渡部チェル、歌:相川 始 AVCA-22095
なお、最終回のスタッフクレジット部は、例年のような歌入りのエンディング曲は使用されず、劇場版のラストシーンで使われていたBGMが使用された。また、スタッフクレジットもロール式にはなっていなかった。
[編集] 放映リスト
各回にはタイトルは無く、ここで「放映題」としているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、テレビ朝日公式ページにて表記されたものである。なお、シナリオタイトルも、先行して特撮専門誌やホビー情報誌に「仮タイトル」として掲載される事が多いため併記した。
放送日 | 話数 | 放映題 | シナリオ題 | 登場アンデッド | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
2004/1/25 | 1 | 紫紺の戦士 | 組織壊滅 | バットアンデッド ローカストアンデッド |
今井詔二 | 石田秀範 |
2004/2/1 | 2 | 謎のライダー | ローカストアンデッド プラントアンデッド |
|||
2004/2/8 | 3 | 彼らの秘密… | 封印の謎 | ディアーアンデッド モスアンデッド |
鈴村展弘 | |
2004/2/15 | 4 | 永遠の命の謎 | モスアンデッド | 今井詔二 今井想吉 |
||
2004/2/22 | 5 | 過去への挑戦 | 覗いた素顔 | センチピードアンデッド | 今井詔二 | 長石多可男 |
2004/2/29 | 6 | カリスの正体 | ||||
2004/3/7 | 7 | 囚われた2号 | 実験材料 | トリロバイトアンデッド | 諸田敏 | |
2004/3/14 | 8 | 甦った者たち | トリロバイトアンデッド ゼブラアンデッド |
|||
2004/3/21 | 9 | 戦う者の運命 | 偽りの克服 | ゼブラアンデッド ピーコックアンデッド |
石田秀範 | |
2004/3/28 | 10 | 操られた戦士 | ||||
2004/4/4 | 11 | 各々の居場所 | 俺たちの世界 | ピーコックアンデッド ジャガーアンデッド スパイダーアンデッド |
宮下隼一 | 鈴村展弘 |
2004/4/11 | 12 | カテゴリーA(エース) | スパイダーアンデッド シェルアンデッド |
|||
2004/4/18 | 13 | 金色の糸の罠 | カテゴリーA(エース) | ピーコックアンデッド スパイダーアンデッド ライオンアンデッド |
今井詔二 | 長石多可男 |
2004/4/25 | 14 | エース封印! | スパイダーアンデッド ピーコックアンデッド ドラゴンフライアンデッド |
|||
2004/5/2 | 5 | 運命の適合者 | レンゲルの影 | ピーコックアンデッド ドラゴンフライアンデッド |
諸田敏 | |
2004/5/9 | 16 | レンゲルの力 | ドラゴンフライアンデッド | |||
2004/5/16 | 17 | 邪悪なベルト | 残酷な解放者 | ボアアンデッド センチピードアンデッド ローカストアンデッド ディアーアンデッド ジャガーアンデッド |
井上敏樹 | 石田秀範 |
2004/5/23 | 18 | 暗闇を操る魂 | ボアアンデッド ローカストアンデッド ディアーアンデッド ジャガーアンデッド |
|||
2004/5/30 | 19 | 暗黒を征す者 | ||||
2004/6/6 | 20 | 標的は虎太郎 | 危険な香り | センチピードアンデッド カプリコーンアンデッド |
今井詔二 | 長石多可男 |
2004/6/13 | 21 | 友を思う戦い | カプリコーンアンデッド オーキッドアンデッド |
|||
2004/6/27 | 22 | 闇からの脱出 | 約束の日 | オーキッドアンデッド モールアンデッド イーグルアンデッド |
會川昇 | 諸田敏 |
2004/7/4 | 23 | お前は誰だ? | モールアンデッド イーグルアンデッド ドラゴンフライアンデッド オーキッドアンデッド |
|||
2004/7/11 | 24 | 謎のハンター | 狼の黒い牙 | オーキッドアンデッド ウルフアンデッド エレファントアンデッド |
佐藤建光 | |
2004/7/18 | 25 | 裏切りの疾走 | ||||
2004/7/25 | 26 | 俺を動かす力 | J(ジャック)フォーム | エレファントアンデッド タランチュラアンデッド |
今井詔二 | 長石多可男 |
2004/8/1 | 27 | 揺れ動く心… | タランチュラアンデッド バッファローアンデッド |
|||
2004/8/8 | 28 | 危険な賭け!? | 絶望への序章(プロローグ) | タランチュラアンデッド ペッカーアンデッド |
諸田敏 | |
2004/8/15 | 29 | 2人のカリス | 始まり、了(おわ)り | サーペントアンデッド トータスアンデッド |
井上敏樹 | |
2004/8/22 | 30 | 失われた記憶 | ||||
2004/9/5 | 31 | 53番目の存在 | ジョーカー | スカラベアンデッド トライアルD |
會川昇 | 長石多可男 |
2004/9/12 | 32 | 破壊者の秘密 | スカラベアンデッド トライアルD ヒューマンアンデッド コーカサスビートルアンデッド |
|||
2004/9/19 | 33 | 狙われた剣崎 | K(キング)フォーム | コーカサスビートルアンデッド トライアルD |
息邦夫 | |
2004/9/26 | 34 | カテゴリーK(キング) | ウルフアンデッド コーカサスビートルアンデッド トライアルD |
|||
2004/10/3 | 35 | 危険な変身!? | 巨大な力 | トライアルD トライアルE ジョーカー マンティスアンデッド ジェリーフィッシュアンデッド |
諸田敏 | |
2004/10/10 | 36 | 最強フォーム | トライアルE ジョーカー マンティスアンデッド タイガーアンデッド プラントアンデッド ドラゴンフライアンデッド モスアンデッド シェルアンデッド センチピードアンデッド |
|||
2004/10/17 | 37 | 新たな運命へ | W(ワイルド)カリス | ジョーカー タイガーアンデッド トライアルF |
長石多可男 | |
2004/10/24 | 38 | 運命を掴む者 | トライアルF | |||
2004/10/31 | 39 | 再会…父と娘 | 父と娘と | トライアルB トライアルG(未完成体) |
宮下隼一 | 石田秀範 |
2004/11/14 | 40 | 過去との訣別 | トライアルB トライアルG タイガーアンデッド |
|||
2004/11/21 | 41 | 強くなりたい | 魂の解放 | リザードアンデッド ギラファアンデッド タイガーアンデッド 多数のアンデッド ティターン |
會川昇 | 鈴村展弘 |
2004/11/28 | 42 | レンゲル復活 | ティターン ギラファアンデッド タイガーアンデッド スパイダーアンデッド タランチュラアンデッド |
|||
2004/12/5 | 43 | 敵か味方か? | フォーカード | ティターン ギラファアンデッド |
井上敏樹 | 長石多可男 |
2004/12/12 | 44 | フォーカード | ティターン ジョーカー |
|||
2004/12/19 | 45 | 新たなカード | 5枚目のA(エース) | ケルベロス ジョーカー エレファントアンデッド |
會川昇 | 諸田敏 |
2004/12/26 | 46 | 支配者の封印 | ケルベロスII ギラファアンデッド ジョーカー ヒューマンアンデッド |
|||
2005/1/9 | 47 | ギャレン消滅 | ギラファアンデッド ジョーカー ダークローチ(多数) |
|||
2005/1/16 | 48 | 滅びへの序章 | 運命の切札 | ジョーカー ダークローチ(無数) |
長石多可男 | |
2005/1/23 | 49 | 永遠の切札 |
[編集] 放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 - EX テレビ朝日
- 北海道 - HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 - ABA 青森朝日放送
- 岩手県 - IAT 岩手朝日テレビ
- 宮城県 - KHB 東日本放送
- 秋田県 - AAB 秋田朝日放送
- 山形県 - YTS 山形テレビ
- 福島県 - KFB 福島放送
- 新潟県 - NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 - UTY テレビ山梨
- 富山県 - 未放送
- 石川県 - HAB 北陸朝日放送
- 福井県 - FBC 福井放送
- 長野県 - ABN 長野朝日放送
- 静岡県 - SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 - NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 - ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 - BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 - KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 - HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 - YAB 山口朝日放送
- 徳島県 - JRT 四国放送
- 愛媛県 - EAT 愛媛朝日テレビ
- 高知県 - KUTV テレビ高知
- 福岡県・佐賀県 - KBC 九州朝日放送
- 長崎県 - NCC 長崎文化放送
- 熊本県 - KAB 熊本朝日放送
- 大分県 - OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 - MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 - KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 - QAB 琉球朝日放送
[編集] トピックス
本作にバイク等車両を提供しているホンダが前年に引き続き「仮面ライダーブレイドHonda」チームを結成、鈴鹿8時間耐久レースへのエントリーを行った。ブレイドのスーツを着用してレースに参加する山口辰也は、タイアップとして本作の24~25話にもゲスト出演を果たした。レース結果は総合4位での完走となっている。このレースにおいては、参加ライダーが、ブレイドとギャレンをモデルとしてデザインされたヘルメットとスーツを着て出場していた。
- 監督:宮城光
- ブレイド:山口辰也
- ギャレン:徳留和樹
[編集] 外部リンク
- 仮面ライダー剣(テレビ朝日公式サイト)
- 仮面ライダー剣(東映公式サイト)
- 仮面ライダー剣 MISSING ACE メイキング(東映公式サイト内)
- 仮面ライダーブレイドHondaチーム(公式サイト)
- 仮面ライダー剣 音楽情報(avexmodeサイト内)
- 仮面ライダー剣 DVD情報(東映ビデオサイト内)
- なんとなくブレイド(非公式)
[編集] 前後番組の変遷
テレビ朝日系 日曜8:00枠(2004年1月‐2005年1月、スーパーヒーロータイム枠の第2枠) | ||
---|---|---|
前番組 | 仮面ライダー剣 | 次番組 |
仮面ライダー555 | 仮面ライダー響鬼 |
|
|
---|---|
第1期 | 仮面ライダー - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
第2期 | スカイ - スーパー1 - ZX(TVSP・ラジオ) |
第3期 | BLACK - RX |
真・ZO・J | 真 - ZO - J |
平成シリーズ | クウガ - アギト - 龍騎(怪人) - 555 - 剣 - 響鬼(戦士・怪人) - カブト(人物・怪人) - 電王 |
外伝 | THE FIRST - SD - ウルトラマンVS仮面ライダー - 駈斗戦士 |
漫画 | 仮面ライダー - Black - ZO - SPIRITS - THE FIRST - つくった男たち |
小説 | 誕生1971/希望1972 - EVE - HERO SAGA |
一覧 | ライダー - 乗用マシン - 怪人 - 必殺技 |
アイテム / 玩具 | 平成の変身アイテム - S.I.C. - 装着変身 - コンパチヒーロー |
関連 | 戦隊 - メタル - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |
カテゴリ: 分割提案 | 仮面ライダー | レターボックス放送 | 2004年のテレビドラマ | 2005年のテレビドラマ