ダイハツ・ミラ
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ダイハツ・ミラ | |
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先代 | MAXクオーレ |
駆動方式 | FF 4WD |
初代 | |
製造期間 | 1980年 – 1985年 |
ボディタイプ | 3ドア ハッチバック ウォークスルーバン |
エンジン | AB型 直2 550cc AB型 直2 550ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・クオーレ |
同クラスの車種 | スズキ・アルト スバル・レックス 三菱・ミニカ |
2代目 | |
製造期間 | 1985年 – 1990年 |
ボディタイプ | 3ドア/5ドア ハッチバック ウォークスルーバン |
エンジン | EB型 直3 550cc EB型 直3 550ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・クオーレ ダイハツ・リーザ |
同クラスの車種 | スズキ・アルト スバル・レックス 三菱・ミニカ ホンダ・トゥデイ |
3代目 | |
製造期間 | 1990年 – 1994年 |
ボディタイプ | 3ドア /5ドア ハッチバック ウォークスルーバン |
エンジン | EF型 直3 660cc EF型 直3 660ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・オプティ |
同クラスの車種 | スズキ・アルト マツダ・キャロル スバル・ヴィヴィオ 三菱・ミニカ ホンダ・トゥデイ |
4代目 | |
製造期間 | 1994年 – 1998年 |
ボディタイプ | 3ドア/5ドア ハッチバック ウォークスルーバン |
エンジン | EF型 直3 660cc EF型 直3 660ccターボ JB型 直4 660cc JB型 直4 660ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・ムーヴ |
同クラスの車種 | スズキ・アルト マツダ・キャロル スバル・ヴィヴィオ 三菱・ミニカ ホンダ・トゥデイ |
5代目 | |
製造期間 | 1998年 – 2004年 (ジーノ系以外は2002年) |
ボディタイプ | 3ドア/5ドア ハッチバック |
エンジン | EF型 直3 660cc EF型 直3 660ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・ムーヴ ダイハツ・オプティ ダイハツ・ネイキッド ダイハツ・MAX ダイハツ・コペン 光岡・レイ ダイハツ・ストーリア |
同クラスの車種 | スズキ・アルト マツダ・キャロル 三菱・ミニカ |
6代目 | |
海外向け仕様クオーレ | |
ミラ・アヴィ | |
製造期間 | 2002年 – 生産中 (バン以外は2006年) |
ボディタイプ | 3ドア/5ドア ハッチバック |
エンジン | EF型 直3 660cc EF型 直3 660ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・ムーヴ ダイハツ・タント ダイハツ・ソニカ |
同クラスの車種 | スズキ・アルト マツダ・キャロル 三菱・ミニカ |
7代目 | |
製造期間 | 2006年 – 生産中 |
ボディタイプ | 5ドア ハッチバック |
エンジン | KF型 直3 660cc KF型 直3 660ccターボ |
全長 | 3395mm |
全幅 | 1475mm |
全高 | 1540mm |
姉妹車 | ダイハツ・ムーヴ |
同クラスの車種 | スズキ・アルト マツダ・キャロル 日産・ピノ 三菱・ミニカ |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
目次 |
[編集] 概要
現行型は通常モデルと、上級モデルの「ミラカスタム」、クラシック仕様の「ミラジーノ」、4ナンバーのバン仕様「ミラバン」の4タイプの設定となっている。
ムーヴが登場するまでは、ダイハツの看板車種であった。2代目ミラと3代目ミラはスズキ・ワゴンRが登場するまで軽自動車販売台数首位をキープし、「軽のカローラ」と呼ばれていた。
ミラシリーズは海外輸出されており、海外ではクオーレ、シャレードなど別の名前を使用している。またエンジンは1000ccエンジンを採用している。
海外でもライセンス生産が行なわれ、マレーシアでは国民車カンチルとして現地生産されている。3代目ミラや4代目ミラなどは旧世代であるが海外ではまだまだ現役生産車種である。
[編集] 歴史
[編集] 初代(L55V・W/L56V、1980年-1985年)
- 1980年6月登場。当時の名称は「ミラ・クオーレ (Mira Cuore)」で、クオーレの商用車バージョン(軽ボンネットバン)であった。物品税がかからなかったのでクオーレより売れていた。
- 1982年5月 マイナーチェンジ。車名を現在の「ミラ」に変更。フルAT登場。ウォークスルーバンが追加される。(後に三菱・ミニカ、スズキ・アルトにも類似車両が登場した。)
- 1983年10月 ターボ車及び4WDの追加。4WDの形式はL56V。
[編集] 2代目(L70S・V・W/L71V、1985年-1990年)
- 1985年8月登場。新開発のEB型3気筒エンジンを搭載した軽量の車体は、メーターが振り切れるほどの元気の良さを見せた。
- モデル中期から女性仕様車の「ミラ・パルコ」シリーズが登場。エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ、サンルーフ、ATなど、当時の軽自動車には不要と考えられていた豪華装備車が登場した。
- 1985年11月、初代TR-XX登場(バンモデルのみ設定)、阪神タイガース優勝記念車「タイガースミラ」限定発売。
- 1986年1月 5ドア車追加。
- 1987年8月 マイナーチェンジ。
- 1987年10月 TR-XXにEFI車追加。フルタイム4WD車追加。
- 1988年10月 EFIターボ車が64馬力に馬力アップ。
- 1989年に物品税が廃止され、乗用モデルの「クオーレ」と「ミラ」が統合された。
- 一般に認知度の高い「ミラ」が優先され、乗用型が「ミラ・セダン」となった。なお、「クオーレ」の名称は現在でも輸出用に使用されている。
[編集] 3代目(L200S・V・W/L210S・V/L220S、1990年-1994年)
- 1990年3月登場。「ミラ・ニッポン」を謳い、新規格軽自動車の新しい基準の先駆けとなった。また変速機に軽自動車初の4ATもラインアップされた。
- 1990年9月 5ドア車にターボ追加
- 1990年11月 X4追加。
- 1991年2月 X4R追加。
- 1991年5月 セダンTR-XXのATが4速化。
1991年6月 3ドア車にJターボを追加。特別限定車としてパルコを追加。
- 1991年9月 4WDにATが追加されフルタイム化
1992年8月 マイナーチェンジ。RV-4追加。ターボ車のATは全車4速化。
- 1993年1月 モデルノ追加
1993年8月 一部変更。車種体制の見直し。エアコンの代替フロン化。
[編集] 4代目(L500S・V・W/L502S/L510S・V/L512S、1994年-1998年)
- 1994年9月登場。このモデルではダイハツの軽自動車としては初となる4気筒DOHC16バルブエンジンJBシリーズがラインアップされた。
- 1995年10月 一旦消滅した派生モデル「ミラモデルノ(Mira Moderno)」復活。
- 1996年5月 モデルノのみマイナーチェンジ。
- 1997年5月 マイナーチェンジ。
- 1997年8月 現在のミラ・ジーノの源流となった「ミラ・クラシック」追加。
- L502系ミラは唯一4気筒エンジンを搭載したミラでありスポーツ性能が非常に高く、ダイハツチャレンジカップでは10年以上する車両であるが常に上位を占める車両形式の一つである。
[編集] 5代目(L700S・V/L710S・V、1998年-2002年)
- 1998年10月登場。エンジンはEF-SE型直動式SOHC、DVVT可変バルブタイミング機構付EF-VE型DOHC、インタークーラーターボEF-DET型DOHCのいずれも3気筒のみが用意された。変速機は3AT、4AT、5MT、CVT。
- 1999年 ジーノシリーズ追加。
- 2000年 マイナーチェンジ実施。ターボモデルであるTRとCRが消滅し、ミラジーノのみターボグレードが設定された。ミラの外装が一部変更されている。CVTモデルはカタログ落ちした。
[編集] 6代目(セダン・L250S/L260S、2002年-2006年【福祉車両は除く】 / バン・L250V/L260V、2002年-)
- 2002年12月登場。「革新的パッケージ」を謳い文句に、広い室内と高品質な仕上がりで安定した販売台数を得る。また、外観及び内装を更に高品質に仕立てた「ミラアヴィ)」を同時ラインアップ。エンジンは基本的に5代目と同様となる。ただし、ジーノはそのスタイルが人気なことから、しばらく継続発売された。
- 2004年12月 マイナーチェンジ。内装、外装デザインを一部変更。内装はベージュカラーを採用し明るい色調になった。セダン系の通常モデルは3ドアの直噴エンジンモデルを除きEF-SE型SOHC3気筒エンジンに統一。
[編集] 7代目(L275S/L285S、2006年-)
- 2006年12月18日登場。通常モデルと、ミラアヴィの後継となる上級モデルの「ミラカスタム(Mira Custom)」の2種類をラインアップ。アルト同様、3ドアモデルは廃止された。エンジンはこれまでのEF系エンジンに代わり既にエッセ、ソニカ、ムーヴで採用されている新開発のDVVT可変バルブタイミング機構付KF-VE型DOHC12バルブエンジン、インタークーラーターボ付KF-DET型DOHC12バルブエンジンを搭載。変速機は従来からの3AT、4AT、5MTに加えて、ソニカとムーヴで採用されている新開発のCVTが追加された。
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- ミラセダンの福祉車両(ミラセダンの福祉車両は2007年1月現在6代目を継続しているが同年、7代目に移行する予定)およびミラバン(なおミラジーノは車体形式番号が異なる)は当面の間、先代モデルのまま継続販売される。
[編集] ミラジーノ
ダイハツ・ミラジーノ | |
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先代 | 4代目ミラ・クラシック |
駆動方式 | FF 4WD |
初代 | |
ミラジーノのパトカー(警視庁) | |
製造期間 | 1999年 – 2004年 |
ボディタイプ | 3ドア/5ドア ハッチバック |
エンジン | EF型 直3 660cc EF型 直3 660ccターボ |
姉妹車 | ダイハツ・ムーヴ ダイハツ・オプティ ダイハツ・ネイキッド ダイハツ・MAX ダイハツ・コペン 光岡・レイ ダイハツ・ストーリア |
2代目 | |
製造期間 | 2004年 – 生産中 |
ボディタイプ | 5ドア ハッチバック |
エンジン | EF型 直3 660cc |
全長 | 3395mm |
全幅 | 1475mm |
全高 | 1515mm |
姉妹車 | ダイハツ・ムーヴラテ |
同クラスの車種 | スズキ・アルトラパン |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
[編集] 初代ジーノ(L700S/L710S、1999年-2004年)
- 1999年3月 クラシックスタイルの「ミラジーノ」登場。エンジンはミラシリーズと同じくEF-VE型、ターボのEF-DET型の2種が用意された。全グレードで4WDの選択が可能、5MT、4WDのNA車は3AT.2WD全車と4WDターボは4ATが選択出来た。
- 2000年1月 マイナーチェンジが施され装備の見直しがされた。ターボはルーフアンテナがセンターアンテナとなり14インチアルミがオプション設定されている。
- 2000年10月 2度目のマイナーチェンジで3ドアモデルが追加された。3ドアターボのジーノSは廃止されたミラTRの後継でもある。ジーノターボは5MTが廃止され4ATのみとなった。スポーティ仕様としてミニライト社製アルミホイールを装備したミニライトスペシャルを追加。
- 2001年10月、大規模なマイナーチェンジが施され、2WDターボ車の変速機が電子制御4ATとされた。また、これに伴い「ジーノ」の3ドアモデルが廃止された。ジーノの3ドアは1年のみの販売期間だった。ターボ車は「5ドアミニライトスペシャルターボ」に集約。またこのグレードの追加と同時にターボ車の5MTが復活。また5ドアミニライトスペシャルターボはディスチャージヘッドランプとABSを標準装備。
また全車のATを4速化し、充実装備のジーノリミテッド・ジーノミニライトスペシャルリミテッドを追加。
- 2002年9月ストーリアと共通の1000cc3気筒DOHC12バルブエンジンを搭載した「ダイハツ・ミラジーノ1000」も加わった。また、光岡自動車レイ(3代目)のベースモデルでもあった。またジーノターボが復活する。
- その他内外装もマイナーチェンジも行われた。
- 2002年12月 ベースモデルの5代目ミラがフルモデルチェンジされるがジーノは2代目ジーノ発売まで継続販売された。
- 意外にもパトロールカー等の業務用車としての採用例もある。
- 初代ジーノのフロント周辺のモチーフとなったのはかつてダイハツで1963年~1969年まで販売されていた登録車「ダイハツ・コンパーノ」(前期型)である。しかし、皮肉な事に「(特に3ドアモデルは)Miniに似ている」という意見も聞かれる。
[編集] 2代目(L650S/L660S、2004年-)
- 2004年11月登場。ベースとなった6代目ミラ同様、従来よりキャビンが大きくなりパッケージングが進化した。エンジンはNA・ミッションは4ATのみ。外装は上質でクラシカルなスタイルを継承。内装も非常に高品質な仕上となっている。初代とは異なり、ミラとボディを共用せずオリジナルにデザインされた(形式が分かれているのはそのため)。
- 内装のインパネデザインは同時期に登場したムーヴラテと殆ど同じである。
- 2006年の第76回ジュネーブモーターショーで、欧州仕様車が「トレヴィス」(Trevis) の名称で公開される。
[編集] CM
[編集] CMキャラクター
- 初代
- 2代目
- 3代目
- 坂井真紀(ルージュ)
- 4代目
- 6代目
- ヴィクトリア・ベッカム(アヴィ)
- ペ・ヨンジュン(2004年頃)※後にヒュンダイ・ソナタのCMに出演
- 乙葉(2005年頃)
- 7代目
- 2代目ジーノ
[編集] CMソング
- 4代目
- 「あなたのそばにいるだけで」森口博子
- 6代目
- 「je t'aime ★ je t'aime」Tommy february6(アヴィ)
- 「一週間」ロシア民謡(標準車:替え歌として使用)
- 7代目
- 「う、ふ、ふ、ふ」EPO
- 2代目ジーノ
[編集] 外部リンク
- ミラ DAIHATSU @ WEB(ダイハツ工業)
- ミラログ! ミラスペシャルサイト(ダイハツ工業)
- 自動車CM大全 - ミラ