横須賀駅
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横須賀駅(よこすかえき)は、神奈川県横須賀市東逸見町1丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線の駅である。
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[編集] 駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅である。1,2番線は行き止まりの頭端式ホームで、2番線の反対側3番線のみ久里浜駅方へ線路がスルーしている構造である。ただし、現在1番線は使われていない。この形状のため跨線橋を設ける必要がなく、駅構内に階段が無いことがこの駅の特徴ともなっており、かつて駅のスタンプにも「階段のない駅」の表記があった。また当駅始発・終着列車も多く、国道側(山側)には電留線がある。
[編集] のりば
2 | ■横須賀線(当駅始発) | 逗子・大船・横浜・東京・千葉・成田空港方面 |
3 | ■横須賀線(下り) | 衣笠・久里浜方面 |
■横須賀線(上り) | 逗子・大船・横浜・東京・千葉・成田空港方面 |
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗車人員は6,159人である。
[編集] 駅周辺
東京湾に近接しており、ホームからも横須賀港や米軍横須賀基地を望むことができる。しかしもともと軍港への連絡を目的とした駅であり、横須賀市の市街地からは離れている。周辺には平地が少ないこともあり、商業施設などはほとんど見られない。市の中心部には京浜急行の汐入駅と横須賀中央駅が立地している。
- 海上自衛隊横須賀地方総監部
- ウェルシティ横須賀
- 緑ヶ丘女子中学校・高等学校
- 横須賀芸術劇場
- ショッパーズプラザ横須賀
- ドブ板通り
- ヴェルニー公園
- 国道16号
- 駅から400mほど南に京浜急行の逸見駅が、700mほど東には同じく汐入駅がある。
[編集] 路線バス
京浜急行バスとその子会社である湘南京急バスにより路線バスが運行されている。京浜急行の主要駅と比べると乗降客数は少ないが駅前にバスターミナルが整備されており、三浦半島内各地へのバスが発着する一大ターミナルとなっている。なお、自動車は県道25号を経由しないと駅前に乗り入れられないため、横須賀市北部方面への路線は国道16号に設置されたバス停を発着する。各路線についての詳細は京浜急行バス衣笠営業所、三崎営業所、湘南京急バス堀内営業所を参照。
- 1番乗り場
- 市内線 - 横須賀中央駅・佐野・衣笠十字路・衣笠駅方面
- 1-2番乗り場
- 大明寺線 - 横須賀中央駅・総合体育館・衣笠駅方面
- 2番乗り場
- 観音崎線 - 防衛大学校・浦賀駅・観音崎方面
- 3番乗り場
- 池上線 - 汐入駅・池上十字路・衣笠駅方面
- 4番乗り場
- 平成町循環 - 横須賀中央駅・平成町方面
- 5番乗り場
- 西来寺循環 - 西来寺・鶴ヶ丘方面
- 6番乗り場
- 横須賀線 - 長井・三崎口駅・三崎方面
- 7番乗り場
- 長井線 - 衣笠十字路・武山・長井・大楠芦名口方面
- YRP線 - 衣笠十字路・武山・横須賀リサーチパーク方面
- 国道16号線上バス停
- 八景線 - 田浦駅・追浜駅方面(北方)、安浦方面(南方)
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)6月16日 開業。
- 1984年(昭和59年)2月1日 貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1997年(平成9年) 関東の駅百選に認定される。
[編集] 隣の駅
なお1945年の終戦直前にあたる一時期のみ、横須賀~衣笠間に相模金谷仮乗降場という海軍工廠通勤客のための専用停車場が設けられていた。