鎌倉駅
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鎌倉駅(かまくらえき)は、神奈川県鎌倉市小町1丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・江ノ島電鉄(江ノ電)の駅である。
電報略号:クラ
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 横須賀線
- 島式ホーム1面2線を有する地上駅。
- 盛土の上にホームを設けてあるので、改札口と江ノ電のりばは横須賀線ホームより低い位置にある。
- 階段部には、一部を除き、エレベーターやエスカレーターが設置されている。
- 上下線共に留置線を1本ずつ持つ。
- 構内に江ノ島電鉄との乗換改札があるが、乗継切符を買うには一度改札外に出なくてはならない。
- 通勤ライナーが当駅に停車する。
- のりば
1 | ■横須賀線 | 逗子・横須賀・久里浜方面 |
2 | ■横須賀線 | 横浜・東京・千葉・成田空港方面 |
■湘南新宿ライン(宇都宮線直通) | 横浜・新宿・大宮・宇都宮方面 | |
■根岸線・横浜線直通(休日のみ) | 磯子・関内・新横浜・町田・八王子方面 |
[編集] 江ノ島電鉄
3面2線の地上駅である。3・4番線で線路を共有する。
- のりば
- 3. ■江ノ島電鉄線 長谷・江ノ島・藤沢方面
- 4. 降車ホーム
- 5. ■江ノ島電鉄線 長谷・江ノ島・藤沢方面(5時47分発・21時51分発のみ)
トイレは3番ホーム先端に設置(男性用トイレ内に身障者用トイレあり)
改札内に江ノ電グッズを扱う「江ノ電グッズショップ」、隣接する江ノ電ビルと共用の「江ノ電名店街」がある。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗車人員は37,839人(JR東日本)である。
[編集] 駅周辺
[編集] 東側(表)
- 東口にはJRの券売機のみが設置されているが、JRの券売機で江ノ電の乗車券を購入できる。東口から江ノ電ホームへ、及び逆に江ノ電ホームから東口まで通行可能(ただし、江ノ電ホームに入場するには途中で乗換改札を通過しなければならない)。
- 駅舎の右側、大船寄りには西口方面への地下通路があり、展示コーナーが設けられている。
- 駅前は広場でロータリーになっており、バスのターミナルがある。
- 広場のすぐ北側から、八幡宮の裏参道(小町通り)が始まる。観光ルートとして人通りが多いため、車両通行規制時間帯が設けられている。
- 広場からまっすぐ50メートルほど走る道は神奈川県道303号鎌倉停車場線である。鎌倉停車場線の終点、鎌倉駅入口交差点では神奈川県道21号横浜鎌倉線と交差する。この道は鶴岡八幡宮の表参道(若宮大路)になっている。左に行くとすぐに段葛・1キロ弱で鶴岡八幡宮にぶつかり、右に行くと1キロ程で海岸にぶつかる。
- 駅舎の2階は飲食店街となっている。1階には観光案内所、喫茶店、ラーメン店、公衆便所が設けられている。
- 駅の隣には東急ストアと飲食店の入ったビル「グルメプラザ109」がある。
- 昭和34年から48年まで西武百貨店が駅前に出店していた。現在はみずほ銀行のATMが設置されている。
[編集] 西側(裏)
- 江ノ島電鉄の駅は裏側にJRの駅と接してある。
- 駅前公園は三角形をしており、地元では「三角公園」と呼ばれる。ここには旧駅舎の時計塔が保存してある。
- 鎌倉市役所はこちらから。
- 銭洗弁天もこちらを出て市役所前の交差点を右折する。
[編集] 路線バス
- 鎌倉駅 (東口)
- 京浜急行バス、湘南京急バス、江ノ島電鉄
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- <鎌20> 大塔宮(鎌倉宮) (京急)
- 5番乗り場
- <鎌24> 金沢八景駅(浄明寺・鎌倉霊園正門前太刀洗経由) (京急)
- <鎌23> 鎌倉霊園正門前太刀洗(浄明寺経由) (京急)
- <鎌36> ハイランド(浄明寺経由) (京急)
- 6番乗り場
- 7番乗り場
- <鎌11> 海岸橋循環 (湘南京急) ※朝のみ
- <鎌12> 九品寺循環 (湘南京急)
- <鎌40> 新逗子駅(九品寺・小坪・逗子駅経由) (湘南京急)
- <鎌41> 小坪(九品寺経由) (湘南京急) ※朝と土休日夜間のみ
- <直行> リビエラ逗子マリーナプラザ前 (湘南京急) ※土休日のみ
- 若宮大路
- パーク&ライド 八幡宮裏駐車場
- パーク&ライド 由比ガ浜地下駐車場
- 到着のみ
- 鎌倉市役所前 (西口)
- 京浜急行バス、江ノ島電鉄
- <鎌50> 山の上ロータリー(梶原経由) (京急)※1日1本
- <鎌51> 鎌倉中央公園(梶原経由) (京急)
- 桔梗山(梶原経由) (江ノ電)
- 手広車庫(深沢経由) (江ノ電) ※平日1本のみ
- 降車は鎌倉駅西口
- 京浜急行バス、江ノ島電鉄
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)6月16日 - 横須賀線の駅が開業。
- 1910年(明治43年)10月30日 - 江ノ島電鉄線が開業。
- 1962年(昭和37年)4月21日 - 国鉄駅で開業時から行われていた貨物取扱が廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、横須賀線はJR東日本に継承。
- 2000年(平成12年) - 関東の駅百選に選出される。
[編集] 駅弁
- あじさいちらしずし(大船軒)
- 鰺乃押し寿し(大船軒)
- 小鯛押し寿し(大船軒)
- さざえの浜ごはん(大船軒)
- 鯛めし(大船軒)
- まぐろの浜ごはん(大船軒)
[編集] その他
観光地鎌倉の玄関となっており、鎌倉市の行政機能も当駅周辺に集まっている。観光地であるため、土休日には多数の臨時列車がこの駅まで運転される。ただしこの駅で折り返しができないため、1度隣の逗子駅まで回送の上、折り返し田町車両センターまで再び回送するパターンが多い。
夕方も田町車両センターから1度逗子まで回送、そこからもう1度回送でこの駅まで戻り、乗客を乗せて出発する。
なお、横浜線からの直通列車は鎌倉車両センターまで回送される。
[編集] 隣の駅
- 江ノ島電鉄
- ■江ノ島電鉄線
- 鎌倉駅 - 和田塚駅