逗子駅
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逗子駅(ずしえき)は、神奈川県逗子市逗子1丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)横須賀線の駅である。
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[編集] 駅構造
プラットホームは2面3線配置で、いわゆる国鉄式配置である。本屋側から1番線、2番線/3番線となっている。また、3番線の隣にはホームのない着発線も並行しており、これは後述する東急車輛製造専用線を介して甲種車両輸送をする際に使用される。
[編集] のりば
1 | ■横須賀線 | 大船・横浜・東京・千葉・君津・成田空港方面 |
■湘南新宿ライン(宇都宮線直通) | 渋谷・新宿・池袋・大宮・小山・宇都宮方面 | |
2 | ■横須賀線 | 大船・横浜・東京・千葉・君津・成田空港方面 横須賀・久里浜方面 |
■湘南新宿ライン(宇都宮線直通) | 渋谷・新宿・池袋・大宮・小山・宇都宮方面 | |
■根岸線・横浜線直通 | 磯子・関内・新横浜・町田・八王子方面 | |
3 | ■横須賀線 | 横須賀・久里浜方面 大船・横浜・東京・千葉・君津方面(一部) |
- 東逗子駅~久里浜駅間は、駅のホーム有効長が11両分しかない(さらに田浦駅では10両分に満たない)ため、15両編成の列車は当駅で増解結をする必要がある。このため、横須賀方に切り離した付属編成(4両)を留置するための留置線群がある。
- 現在、エスカレータ設置のために新たな橋上通路を建設中である。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗車人員は26,946人である。
[編集] 東急車輛製造専用線
当駅から、京浜急行電鉄金沢八景駅付近にある東急車輛製造横浜製作所へ続く全長6.4kmの専用線がある。当駅を分岐後横須賀線に並走し東進、京急逗子線との交差点付近で方向を変え北上し、神武寺駅で同線に合流している。ここから先は1,435mm標準軌と1,067mm狭軌の三線軌条で金沢八景駅へ続いている。
この専用線は、横浜製作所で製造された車両を搬出するために使用される他、京浜急行電鉄やその乗り入れ先である東京都交通局(都営地下鉄浅草線)、京成電鉄向けの甲種車両輸送で使用される。
輸送される際は、神武寺駅まで東急車輛製造が所有するスイッチャー(旧・東急7000系電車)が牽引し、それより先はJR貨物新鶴見機関区所属のDE11形が当駅まで牽引する。
なお、神武寺駅から先の京急逗子線との共同使用区間については、昼間の同線の運行を妨げないよう、甲種輸送の際は終電後の深夜に行われる。
[編集] 駅周辺
- 新逗子駅 - 京浜急行電鉄逗子線 300m程(徒歩約5分)・連絡運輸なし
- 逗子市役所
- 逗子郵便局
- 逗子市民体育館
- 逗子市立図書館
- 逗子銀座商店街
- 亀岡八幡宮
- 京浜急行バス逗子営業所
- OKストア
- スズキヤ・スターバックス・ドトールコーヒー
- 私立逗子開成中学校・高等学校
- 南口から15分ほど歩くと逗子海岸海水浴場に出られる(かつては京急逗子線に逗子海岸駅があった)。
[編集] 駐輪場
[編集] 路線バス(すべて逗子駅 南口駅前)
- 京浜急行バス、湘南京急バス
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- <逗2> 葉山(山回り)(京急)
- <逗4> 大楠芦名口(山回り、葉山経由)(京急)
- <逗5> 横須賀市民病院(山回り、葉山・大楠芦名口経由)(京急)
- <逗6> 長井(同上)(京急)
- <逗7> 佐島マリーナ入口(同上)(京急)
- <逗8> 電力中央研究所(同上)(京急)※平日朝夕のみ
- <逗71> 佐島マリーナ入口(山回り、葉山・大楠芦名口・湘南佐島なぎさの丘経由)(京急)
- <逗72> 湘南佐島なぎさの丘(山回り、葉山・大楠芦名口経由)(京急)
- <直行・急行> 湘南佐島なぎさの丘(三浦半島中央道路経由)(京急)
- 3番乗り場
- <逗11> 葉山町役場・福祉文化会館(海岸回り、葉山経由) (京急) ※平日のみ
- <逗12> 葉山(海岸回り)(京急)
- <逗30> アザリエ循環(神武寺駅経由)(京急)
- <逗31> アザリエ循環(神武寺駅・笹倉経由)(京急)※朝のみ
- <逗32> 笹倉循環(神武寺駅・アザリエ団地経由)(京急)※夕のみ
- 4番乗り場
- <逗17> 葉桜(京急)
- <逗18> イトーピア(京急)
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- <逗22> ハイランド循環(京急)
- <逗29> 亀ヶ岡団地循環(京急)
- 7番乗り場
- <鎌30> 鎌倉駅(名越経由)(湘南京急)※朝夕のみ
- <鎌40> 鎌倉駅(小坪経由)(湘南京急)
- 逗子駅発は逗30~32以外、逗子駅着は逗22・29~32と鎌30・40以外、それぞれ京急新逗子駅を経由。
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)6月16日 - 開業。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 開業時から行われていた貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)3月31日 - 貨物取扱を再開。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 1998年(平成10年)5月2日 - 土曜・休日ダイヤで根岸線を経由する横浜線直通列車が運転開始。
- 2001年(平成13年)12月1日 - 湘南新宿ライン宇都宮線方面との直通運転開始。
[編集] その他
日本の鉄道駅ではアルファベット順で最後に来る駅である(一番最初は網走駅)。
また、当駅の電報略号は『スシ』である。