水曜どうでしょう
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水曜どうでしょう | |
ジャンル | バラエティ番組 |
---|---|
放送時間 | 30分(CM含む) 23分15秒→22分44秒(CM除く) |
出演 | 鈴井貴之 大泉洋 藤村忠寿 嬉野雅道 |
放送国 | ![]() |
放送局 | 北海道テレビ放送(シンジケーション) |
放送期間 | 1996年10月9日~2007年3月14日 |
放送回数 | 256回 |
公式サイト |
水曜どうでしょう(すいようどうでしょう)は、北海道テレビ放送(HTB)が制作しているバラエティ深夜番組。通称は「どうでしょう」・「水どう」など。英語表記は「How do you like Wednesday?」。シンボルキャラクターは福助人形。
1996年10月9日に放送が開始され、口コミやインターネット、DVD発売などでファンを拡大させていった。番組は2002年9月にレギュラー放送を終了し、およそ年1回のペースで新作を放送している。現在は再放送である「どうでしょうリターンズ」・「水曜どうでしょうClassic」(水曜どうでしょうシリーズ参照)が北海道を始め全国各地で放送されており、現在でも不定期で制作・放送されている新作も全国各地で順次放送をしている。また、番組を再構成・再編集したDVD「水曜どうでしょうDVD全集」も発売。2007年1月17日からHTBにて新シリーズ(全9回)の放映を開始した。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
番組は1996年10月9日放送開始。現在のレギュラー出演者は鈴井貴之と大泉洋、ロケ同行ディレクターは藤村忠寿と嬉野雅道。基本的にこの4人で旅をし、その模様を放送する。
開始当時は固定の出演者・企画は設定せずに、前身番組である『モザイクな夜V3』の延長線上の番組として様々な企画を行っていた(番組初期に放送された「鈴井・大泉の旅企画」以外の企画については初期企画の項を参照)が、その一つである「鈴井・大泉による旅メインの企画」が人気となった事から、1997年後半には旅企画へと一本化し、現在のスタイルとなった。
番組放映開始当初より「3低」(「低予算」「低姿勢」「低カロリー」)をモットーにしている。初期は数回分の製作予算での国内での移動が多かったが、後期になると数ヶ月分の製作予算を一気に使って行く国外への旅がメインとなった。
2002年9月にレギュラー放送を終了。その際に「今後、一生続けられるペースで『水曜どうでしょう』をやっていく」と宣言(いわゆる『一生どうでしょうします』宣言)。それを元に、現在は不定期での新作放送や、過去に放送された企画のDVD化が行われている。また、テレビ放送以外の形でファンを楽しませる事を目的として、どうでしょう本の制作や水曜天幕團による演劇公演など様々な番組関連企画が行われている。
どうでしょうは北海道外でも放送されており、この成功を機に、大泉が出演しているSTV『1×8いこうよ!』など、北海道で制作されるバラエティ番組が道外で放送されるようになった。
[編集] 制作スタイル
第1回目に放送された「東京でのアンルイスへのインタビュー企画」の撮影帰りに、せっかく東京に来たのにそのまま帰ってはもったいないということで、鈴井貴之が考えた「サイコロの出た目で次の行き先と手段を決定し、東京から北海道へ帰ってくる」という「サイコロの旅」という企画を行った。実質これが水曜どうでしょうの始まりとなり、これをきっかけとして「旅番組」というひとつのスタンスが生まれた。
旅番組としての要素が盛り込まれているものの、当初は地方局の深夜番組ならではの少ない予算しか得られなかったため、移動には「深夜バス」(夜行バスの番組内での呼び名。本来深夜バスとは通勤バスの深夜便のこと。)などを利用。その道中に繰り広げられるタレントとスタッフの喧嘩、罵り合い、座席や料理をめぐる醜い争い、愚痴などをそのまま放送したところ、口コミなどで「面白い番組」という噂が広がっていった。
「サイコロの旅」などのロケ企画がメインであることからドキュメントバラエティ番組と位置付けされる。
[編集] どうでしょう班
「どうでしょう班(そのほか「TEAMどうでしょう」、「どうでしょう軍団」とも自称)」と呼ばれるのは出演者2人と同行ディレクター2人の計4人である。出演者の2人を「出演陣」、ディレクターの2人を「ディレクター陣」(D陣)と呼ぶ事が多い。
[編集] 出演陣
[編集] ディレクター
カメラ撮影は主に嬉野ディレクターが担当。藤村ディレクターは番組のナレーションも担当している。
[編集] 鈴井・大泉以外の出演者
旅企画集中時は基本的に鈴井、大泉のみの出演になるが、一部の企画では事務所の同僚で大泉が所属する劇団TEAM-NACSのメンバーも出演している。
- 安田顕(主な呼称…「onちゃん」「安田さん」「安田君」「ヤスケン」)
TEAM-NACSの中では大泉に次いでダントツに出演が多く、準レギュラー的な地位にいる。onちゃん(HTBのマスコットキャラクター)として登場することも多く、その際はテロップで「安田さん onちゃん」と表記される。初期企画の一部や、「どうでしょうリターンズ」の番組ナビゲーター「DNA」(『どうでしょうナビゲートあんちゃん』の略)としても出演していた。 onちゃん着ぐるみは二種類あり、通常の着ぐるみonちゃんと簡易onちゃんがある。簡易onちゃんの誕生はシェフ大泉夏野菜スペシャルの際に通常着ぐるみonちゃんを局の石狩浜でのイベントに持っていかれてしまった為、天才スタイリスト小松が作成しその場をしのいだ時から使用されるようになった、又、ある程度の体を動かす事が求められる企画の場合は企画発表時は通常の着ぐるみ、ロケ時は簡易の使い分けもされるようになる。 onちゃん縫い包みが一つしかない為に使用順位が【HTB】優先の為、通常の着ぐるみを使用出来ない場合は簡易onちゃんを用いる。簡易onちゃんは人間(安田)の顔が見える為に子供の夢を壊さないように顔の部分には常にモザイクがかかっていたが、第2回釣りバカ対決頃から一切モザイク等もかからなくなった。尚、本物の縫い包みで安田が休憩中で着ぐるみを半分脱いでいる時も同様体全体にモザイクがかかっていた。
どうでしょうドラマプロジェクト2000『四国R-14』の出演者は『四国R-14』を参照。初期企画の出演者に関しては初期企画を参照。
[編集] ディレクター以外の制作スタッフ
- 企画 - 鈴井貴之
- スタイリスト - 小松江里子
- 美術 - BgBee/坂谷ゆう子
- CG - BgBee/前田育宏・松尾裕介
- 題字 - 浜田次朗(BgBee)
- 音響効果 - 工藤哲也(FIXE)
- ENG撮影 - 鈴木武司・坂本忠昭
- ENG音声 - 松澤聡・末永大輔
- 番組イメージソング - 「1/6の夢旅人」「1/6の夢旅人2002」 by 樋口了一
- 協力 - CREATIVE OFFICE CUE
- プロデューサー - 土井巧(初代)、川筋雅文(2代目)、四宮康雅(3代目)
DVD制作スタッフについては、水曜どうでしょうDVD全集の項目を参照。
[編集] 略歴
- 1996年
- 1997年
- 3月-ビシバシステムコント放送終了。
- 7月 北海道内で午前に番組の再放送を行う。
- 10月-番組一周年を機に、アーティストインタビューやドラマ『雅楽戦隊ホワイトストーンズR』を終了。鈴井・大泉の旅企画を中心にした現在の形が確立する。
- 1998年
- 4月-番組放送時間が深夜から11時台(『ニュースステーション』の後)に繰り上げられる。
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2月-レギュラー放送復活。
- 11月-番組開始5周年特別行事を放送。
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 10月14日~10月16日-番組開始9周年を記念し、過去最大の大型イベント『水曜どうでしょう9th presents 祭 UNITE2005 in Sapporo Makomanai Arena & Stadium』開催。
- 10月19日 - HTBにて長編企画復活第2弾『激闘!西表島』放送開始。全8夜。
- 2006年
- 2007年
- 1月17日-長編企画第3弾『2006年撮影最新作』をHTBで放送開始。全9夜。
[編集] 水曜どうでしょうシリーズ
1999年5月からHTBで放送が開始された『どうでしょうリターンズ』は、全国テレビ局に販売され放送されている。HTBでは「水曜どうでしょう」一時中断後も放送されていたが、2004年4月に『原付ベトナム縦断』の放送を持って終了。その後04'春新作『ジャングル・リベンジ』放送を経て、『水曜どうでしょうClassic』として初回から再々放送されている。なお、HTB同様リターンズが終了した地域でも『水曜どうでしょうClassic』が放送されており、HTBで『-Classic』開始後(2004年7月14日以降)新たに「どうでしょう」を放送するテレビ局は『-リターンズ』では無く『-Classic』を放送している。
なお、どちらとも「初期企画」については放送されない。それ以外についても各々の放送局の判断、HTBの意向により放送されない企画がある。主に「大泉の拉致」と「パブリシティ」に関わる企画など。
[編集] どうでしょうリターンズ
「水曜どうでしょう」の再放送版。本放送との主な違いは、企画の案内・紹介等が追加されている事、放送当時30分以上の長さの回は30分に分割または再構成されている事である。
番組をよく知らない人への説明役として、安田顕が前枠・後枠に出演(肩書きはどうでしょうナビゲートあんちゃん、略してDNA)し、出演者や企画についての説明をしている(ごくわずかの最初期には鈴井・大泉が出演し、企画の感想や思い出などを語るVTRも放送された。また、DNAの肩書きはリターンズ中期からは特別表記されなくなった)。
基本的には本放送と同じVTRを使用しているため、実質的には「Classicよりも本放送の再放送」である。
また、エンディングテーマとして樋口了一「1/6の夢旅人」(リターンズ後期では「1/6の夢旅人2002」)が使用されている。 タイトルは水曜日に放送されることを前提としていないため、また「水曜どうでしょう」という名前が全国区ではなく、「なぜ水曜ではないのに番組名に水曜と入っているのか」という指摘、批判を避けるため「水曜」をはずし「どうでしょう」の名称のみを使用している(番組内では「水曜どうでしょう」という名称を使用している)。
放送される企画は「日本全国サイコロの旅(サイコロ1)前編」から「原付ベトナム1800キロ第8夜(本放送時の再編集)」まで。2003年に放送されたDVD発売特番、以降の新作は放送されない。
[編集] 水曜どうでしょうClassic
こちらも「水曜どうでしょう」の再放送版ではあるが、「どうでしょうリターンズ」との大きな違いは「デジタルリマスタリング」と「できるだけ完全な形での再放送」、「D陣による再編集」である。テーマソングは「1/6の夢旅人2002」。
「リターンズ」と同様に30分以上の長さの回は30分に分割または再構成されている。「リターンズ」ではカットされた本放送の前枠・後枠、また後枠での告知や視聴者プレゼントなどを、「当時の雰囲気を再現するため」とテロップで断った上でそのまま放送している。どうしても放送できない前枠・後枠には、新たに前枠・後枠を撮影し、放送している。
番組当初では機材の関係で鮮明ではなかった映像・音声もデジタル処理がほどこされ非常にクリーンな映像・音声を楽しむ事ができ、放送当時の字幕スーパーやテロップなども一部再編集されている。タイトルは水曜日に放送されるとは限らないが「水曜どうでしょう」という番組名が全国区のものとなったため「水曜どうでしょう」となっている。また、当初放送が水曜日ではなかったが、放送時間を水曜日に変更しているネット局もある。
[編集] 「水曜どうでしょう」としての再放送
1997年7月8日から二週間の間「水曜どうでしょう」として朝の時間帯に再放送された。この再放送は長い番組の歴史の中でも唯一「水曜どうでしょう」として再放送されたのもである。
また、インターネットテレビインプレスTVにおいても2002年以降の放送分が「水曜どうでしょう」として配信されている。
[編集] 「水曜どうでしょう」シリーズネット局
「水曜どうでしょう」シリーズは現在、北海道を初めテレビ朝日系列局を中心にして多くの地域で放送している。詳しい放送時間や放送開始時期については公式サイト内の「ひと目でわかる!水曜どうでしょうシリーズを放送している全国テレビ局一覧[1]」を参照のこと(ただし、このホームページの情報には一部最新でない場合があるので注意が必要)。
ウィキペディア版「ひと目で分かる!」放送局一覧(2007年4月4日現在)
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水曜どうでしょう(2003年以降の新作)放送中 | ||
水曜どうでしょうClassic放送中 | ||
どうでしょうリターンズ放送中 | ||
[編集] 放送局の放送状況
なお以下の情報は2007年4月4日現在の情報であり、最新の情報ではない可能性があるので注意が必要。
- 表中の記号について
- 「●」印= すべて放送済で現在は放送されていない
- 「※」印= 途中まで放送済だが、現在は放送されていない
- 「-」印= 未放送 もしくは 途中まで放送済で現在も放送継続中
また、今後の情報・現在の状況等についての特記事項あり。
地域 | 系列 | 放送局 | 放送状況 | これまでの放送実績 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「-リターンズ」 | 「'04 ジャングルリベンジ」 | 「'05 激闘!西表島」 | 「最新作」 | |||||
北海道 | テレビ朝日系列 | HTB 北海道テレビ |
Classic | ● | ● | ● | ● | 水曜どうでしょう制作元 |
青森 | ABA 青森朝日放送 |
Classic | ● | ● | - | |||
秋田 | AAB 秋田朝日放送 |
最新作 | ● | ● | ● | 「-リターンズ」全国放送開始ネット局 (ぷぁぷぁ金星参照) |
||
岩手 | IAT 岩手朝日テレビ |
Classic | ● | ● | ● | ● | 参照[2] | |
宮城 | KHB 東日本放送 |
Classic | ● | ● | ● | ● | 「-Classic」全国放送開始ネット局 | |
山形 | YTS 山形テレビ |
Classic | ※ | ● | ● | ● | 参照[3] | |
福島 | KFB 福島放送 |
最新作 | ● | ● | ● | |||
群馬 | 独立UHF | GTV 群馬テレビ |
リターンズ | - | - | - | ||
栃木 | GYT とちぎテレビ |
Classic | ● | ● | - | |||
埼玉 | TVS テレビ埼玉 (テレ玉) |
Classic | ● | ● | - | |||
千葉 | CTC 千葉テレビ (チバテレビ) |
Classic | ● | ● | ● | |||
東京 | MXTV 東京MXテレビ (TOKYO MX) |
Classic | - | - | - | |||
神奈川 | tvk テレビ神奈川 |
Classic | ● | ● | ● | 参照[4] | ||
山梨 | TBS系列 | UTY テレビ山梨 |
最新作 | ● | - | - | ||
長野 | テレビ朝日系列 | abn 長野朝日放送 |
Classic | ● | ● | ● | ● | |
新潟 | UX 新潟テレビ21 |
Classic | ● | ● | ● | ● | ||
静岡 | SATV 静岡朝日テレビ (あさひテレビ) |
最新作 | ● | ● | ● | 参照[5] | ||
中京広域圏 | NBN 名古屋テレビ (メ~テレ) |
リターンズ | - | - | - | |||
石川 | HAB 北陸朝日放送 |
最新作 | - | ● | ● | |||
福井 | フジテレビ系列 | FTB 福井テレビ |
Classic | - | - | - | 参照[6] | |
地域 | 系列 | 放送局 | 放送状況 | これまでの放送実績 | 備考 | |||
「-リターンズ」 | 「'04 ジャングルリベンジ」 | 「'05 激闘!西表島」 | 「最新作」 | |||||
京都 | 独立UHF | KBS 京都放送 (KBS京都) |
リターンズ | - | ● | - | ||
兵庫 | SUN サンテレビ |
Classic | ● | ● | - | 参照[7] | ||
鳥取 島根 |
日本テレビ系列 | NKT 日本海テレビ |
最新作 | - | - | ● | ||
広島 | テレビ朝日系列 | HOME 広島ホームテレビ |
Classic | - | ● | - | ||
山口 | yab 山口朝日放送 |
Classic | ● | ● | ● | |||
香川 岡山 |
KSB 瀬戸内海放送 |
リターンズ | - | ● | ● | |||
愛媛 | eat 愛媛朝日テレビ |
Classic | ● | ● | ● | |||
高知 | TBS系列 | KUTV テレビ高知 |
最新作 | - | ● | ● | ||
大分 | テレビ朝日系列 | OAB 大分朝日放送 |
最新作 | - | ● | - | ||
熊本 | KAB 熊本朝日放送 |
最新作(2004~2006年) | ● | ● | - | 参照[8] | ||
鹿児島 | KKB 鹿児島放送 |
最新作 | - | ● | ● | |||
沖縄 | QAB 琉球朝日放送 |
リターンズ | - | - | - |
[編集] 放送が終了した放送局
地域 | 系列 | 放送局 | 放送状況 | これまでの放送実績 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「-リターンズ」 | 「'04 ジャングルリベンジ」 | 「'05 激闘!西表島」 | 「最新作」 | |||||
関東広域圏 | テレビ朝日系列 | EX テレビ朝日 |
放送終了 | - | ● | - | 参照[9] | |
富山 | TBS系列 | TUT チューリップテレビ |
- | - | - | 参照[10] | ||
近畿広域圏 | テレビ朝日系列 | ABC 朝日放送 |
※ | ● | ● | 参照[11] | ||
福岡 | KBC 九州朝日放送 |
- | ● | - | ||||
長崎 | NCC 長崎文化放送 |
- | - | - | 参照[12] | |||
宮崎 | テレビ朝日系列 (クロスネット) |
UMK テレビ宮崎 |
- | ● | ● | 参照[13] |
[編集] インプレスTV
インプレスTVのインターネット配信により一部企画が放送エリア以外でも観ることができる。
[編集] 企画
[編集] 主な企画
- サイコロの旅 - 6シリーズ放送
- 北海道212市町村カントリーサインの旅 - 2シリーズ放送
- 試験に出るどうでしょうシリーズ - 3シリーズ放送
- 四国八十八ヶ所 完全巡拝 - 3シリーズ放送
- 釣りバカ対決 - 4シリーズ放送
- 企画の内容、およびその他の企画は水曜どうでしょうの企画を参照。
[編集] 企画会議
番組の企画会議は鈴井及びディレクター2名(いわゆる「D陣」)の3人で行われ、大泉は参加を許されていないばかりか、結果についても十分に伝えられない。このため、大泉はほぼ毎回ロケ初日に企画内容及び行き先を初めて知る事になり、それを知った大泉の驚いた顔とリアクションは番組の一つの見所になっている。
[編集] 初期企画
番組が始まった当初は複数の企画が存在し、鈴井・大泉の旅企画以外にもコントグループビシバシステムのコントや特撮ドラマ『雅楽戦隊ホワイトストーンズR』(のちに『ドラバラ鈴井の巣』でリメイク)、歌手などを迎えた『アーティストインタビュー』などが放送された。これは、水曜どうでしょうの前身番組である『モザイクな夜V3』で放送していた企画の延長である。いろいろな権利関係の問題のため、リターンズやClassicでは再放送されていない(「サイコロ3」の導入部となっている樋口了一のアーティストインタビューを除く)。 その後番組開始1周年を境に鈴井・大泉の旅企画1本に絞ることになり、現在の『水曜どうでしょう』のスタイルが確立された。
アーティストインタビューのゲストはアン・ルイス、嘉門達夫、GLAY、ボーボーズ(奥田民生、パフィーの大貫亜美、斉藤誠などが結成したユニット)、忌野清志郎などが出演している。
[編集] 番組テーマソング・BGM
[編集] How do you like Wednesday?
番組の冒頭で流れる「気の抜けたような」テーマソングは番組オリジナルの「How do you like Wednesday?」というタイトルの曲である。音効の工藤哲也作。
HTBモバイルサイトでは無料でこの着メロをダウンロードできる。
[編集] 1/6の夢旅人
- 詳細は1/6の夢旅人を参照
1/6の夢旅人は樋口了一が作詞作曲した楽曲。
- 水曜どうでしょう イメージソング(挿入歌)
- どうでしょうリターンズ エンディングテーマ(2002年9月(HTB放送分)まで)
- 水曜どうでしょう「原付ベトナム縦断1800キロ」エンディングテーマ
- 「一生どうでしょうします」テーマソング
- 「水曜どうでしょうDVD全集」テーマソング
- どうでしょうリターンズ エンディングテーマ(2002年10月(HTB放送分)から)
- 水曜どうでしょうClassic エンディングテーマ
- 1/6の夢旅人2002 ~sicorne ver.featuring 大泉 洋~
- 水曜どうでしょう祭 公式イメージソング
- 水曜どうでしょうClassic CM使用曲
[編集] ガメラ
緊迫したメロディでスリルを与えるBGMは鈴井・大泉も出演した映画「ガメラ」のサウンドトラックから使用している。(ただし予告編は「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)、日時場所スーパーは「ガメラ2 レギオン襲来」(1996年)と、別々の映画のサウンドトラックのアルバムに収録されている。)
著作権や使用料金の関係でDVDやインターネット放送に関しては違うBGMと差し替え、または自社製作(打ち込みによる演奏)になることがある。
[編集] ウェブサイト
2000年5月に掲示板・ディレクター陣の日記が開設となり現在に至る。
[編集] どうでしょうグッズ
どうでしょうでは、ストラップやキーホルダー、カレンダー、写真集など、放送中の企画に関する様々なグッズを発売しているが、数量が限定されており、発売直後に完売状態となってしまう事が多い。 なお、レギュラー放送終了後も定期的に新しいグッズが発売されている。
グッズは、北海道内に数カ所あるHTBグッズ取扱店及びHTBオンラインショップ[14]にて販売されている他、一部はローソンLoppiにて予約購入が可能となっている。
全国各地では、北海道の道産品食品やマスコット等を販売するイベント(物産展)においても扱われた事がある。
どうでしょうグッズのうち、DVDについては水曜どうでしょうDVD全集、また、どうでしょう本についてはどうでしょう本の項目をそれぞれ参照の事
[編集] 番組イベント
番組では視聴者とのふれあいを行うために様々なイベントを企画してきた。直接番組とは関係ないが、大学の学園祭の鈴井・大泉トークショーに始まり、当時鈴井・大泉が出演していた遊園地で行われたトークショーや鈴井が作成した映画のPRを兼ねた東京・有明でのトークショーなど鈴井・大泉・D陣のトークショー、番組にゆかりのある展示品を展示した展示会、さらに番組で放送された企画をモチーフにしたパックツアーなども企画された。
水曜どうでしょう写真展 同時開催:今世紀最後の大・大泉洋展
藤村忠寿・嬉野雅道×TEAM-NACS 水曜天幕團旗揚げ公演「蟹頭十郎太」
- 詳細は水曜天幕團を参照
有明トークライブ
祝 水曜どうでしょう8周年&『銀のエンゼル』キックオフ そして…ミスター大壮行会
- 文字通り、番組8周年を記念して2004年10月28日に北海道厚生年金会館(札幌市中央区北1西12)で開催されたイベント。鈴井貴之監督作品「銀のエンゼル」の道内ロードショーの公開記念と韓国留学を控えたミスターの壮行会も併せて行われた。
このイベントの一部に関しては、DVD第5弾特典映像の中に「ミスター大壮行会」として収録されている。
水曜どうでしょう9th presents 祭 UNITE2005
- 2005年10月14日から16日にかけて、札幌市南区の真駒内公園で開催されたイベント(札幌真駒内オープンスタジアムとアイスアリーナの両方を使用して一つのイベントが行われるのは、札幌オリンピック以来のことである)。その名の通り「祭」をイメージしたイベントで、大泉さんのご両親や藤村Dの母上など多彩なゲストを迎えてのトークショー、番組で使用した品々の展示会、番組グッズの即売、2005年新作の先行上映、樋口了一ライヴなど盛りだくさんのイベントが行われた。3日間で延べ4万人を動員した。
このイベントの一部に関しては、DVD第8弾特典映像の中に収録されている。
水曜どうでしょうEXPO 渋谷パルコ小祭(こまつり)
- 東京都渋谷区の渋谷パルコPART3にて2006年9月29日から10月9日まで行われたイベント。前年のどうでしょう祭りの雰囲気を再現するために行われた展示会。11日間で延べ3万人の観客を動員し、それまでの(パルコミュージアムで開催されたイベントで)最高記録だった「ペ・ヨンジュン展(2004年5月15日~6月6日)」の総観客動員数を大きく上回った。
[編集] 外部リンク
- 水曜どうでしょう official website
- 水曜どうでしょう on the web - インターネット映像配信サイト「インプレスTV」によるオンライン配信
- 北海道テレビ:HTB online - この番組の製作著作局
- CREATIVE OFFICE CUE オフィシャルサイト - 大泉・鈴井両氏が所属し、鈴井氏が社長を務める芸能事務所。番組に全面協力。
[編集] 参照
- ^ http://www.htb.co.jp/suidou/map.html
- ^ 岩手朝日テレビは2006年新作道外トップ放映
- ^ 山形テレビでの放送はリターンズはまず「四国八十八か所2」から最終企画の「ベトナム~」まで放送。その後「原付東日本縦断」に戻り、2005年4月4日「四国八十八か所2」の直前にあたる「試験に出る石川県・富山県」をもって終了。翌週からドラバラ鈴井の巣(リメイク版)放送。2006年1月4日から「'05 激闘!西表島」を放送後、2006年3月8日から「-Classic」を放送。
- ^ 激闘!西表島は2006年4月2日、9日の2日間に分けて4回ずつ放送。
- ^ 静岡朝日テレビは2005年新作「激闘!西表島」道外トップ放映
- ^ 47都道府県で最も遅く放送開始(2007年4月4日)。福井で放送が始まった事により、過去・現在に至るまですべての都道府県が何らかのシリーズを放送したことになり、水曜どうでしょうは文字通り全国制覇を成し遂げた。
- ^ サンテレビの「-リターンズ」は「アメリカ横断」から開始。
- ^ 熊本朝日放送の「-リターンズ」は「アメリカ横断」から開始。「-リターンズ」終了後は「ジャングルリベンジ」・「激闘!西表島」・「2006年新作」・「-Classic」を放送予定。
- ^ テレビ朝日は放送協約のためCTC・MXTV・tvk・GYT・GTV・TVS各UHF放送局との同時のClassic・リターンズ放送共用は禁止されている。
- ^ チューリップテレビは「-Classic」を2006年3月29日放送「日本全国絵はがきの旅 第3夜」をもって放送終了。(打ち切り)
- ^ 朝日放送のリターンズは2001年7月~9月、2002年4月~2003年3月にかけて放送。「サイコロ5」まで放送された。なお、最終回は当時「-リターンズ」最新の部類にあたった「30時間テレビの裏側」全3週を放送した。
現在は放送協約のためKBS京都・サンテレビ各UHF放送局との同時のClassic・リターンズ放送共用は禁止されている。 - ^ 長崎文化放送は「-Classic」を2006年3月29日放送「東北生き地獄ツアー 第2夜」をもって放送終了。(打ち切り)
- ^ 新作のみ不定期に放送
- ^ HTBオンラインショップ
[編集] 関連項目
どうでしょう班 |
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鈴井貴之 - 大泉洋 - 藤村忠寿(チーフディレクター) - 嬉野雅道(ディレクター) |
放送した企画 |
日本国内 - 海外 - 2003年以降 |
派生企画 |
四国R-14 - 水曜天幕團 |
関連商品など |
水曜どうでしょうDVD全集 - どうでしょう本 - 水曜どうでしょう写真集 |
その他 |
水曜どうでしょう official website - 安田顕(準レギュラー) - 四宮康雅(プロデューサー) - 樋口了一 - onちゃん(HTBマスコット) - 1/6の夢旅人 - 1/6の夢旅人2002 - ミスターのいいじゃないか!踊り - ミスターのいいじゃないか!運動 - 福助人形 |
- 出演者関連
- エフエム北海道(Air-G') - 鈴井と大泉がそれぞれラジオ番組を担当するなどし、社内でロケを行ったこともある。
- ドラバラ鈴井の巣 - 鈴井+TEAM NACSが出演し、一部企画を「水曜どうでしょう」から引き継いでいる。
- スタジオジブリ - どうでしょうファンが非常に多く、この番組がきっかけでCREATIVE OFFICE CUE所属のタレントがジブリ作品に声優として参加することになった。
- 交流があるまたはコンセプトが近い番組
- saku saku - classic放送局のtvkで製作されている音楽番組。かつてはHTBでも放送していた。鈴井が出演し、大泉が歌コーナーの写真で登場。藤村Dと増田ジゴロウが対立していた。
- ぷぁぷぁ金星 - 水曜どうでしょうに大きな影響を受け放送開始した秋田朝日放送の深夜番組。鈴井も出演した。
- 裏影 - 水曜どうでしょうのパクリと言われている[要出典]東日本放送の深夜番組。鈴井が出演したことがある。
- 金曜たぶろっど! - 千葉テレビ製作の情報番組。タイトル、HPにおける一部表現が「どうでしょう」を意識したものになっている。
- ノブナガ-中部日本放送制作。後半のロケ企画(地名しりとり→写真マラソン→ごはんリレー)のコンセプトがかなり近いが、HTBとの交流はない。ディレクターが藤村Dと同郷(愛知県新城市出身)である。
- 水曜どうでしょうを連想させる場面がある作品
- ぱにぽにだっしゅ! - テレビ東京系のアニメ。第19話、第23話、第26話でどうでしょうを連想させるネタが使用された。
- ドボン&ウズ・メメス - 葛西映子作連載漫画。作品中水曜どうでしょうを連想させるテレビ画面が登場する(連載=単行本)。作者は公式サイト内ではファンであることを示唆している。
- ネギま!? - テレビ東京系のアニメ。第4話でどうでしょうを連想させるセリフ等が小ネタとして使用された(参照)。第5話以降も度々登場している。上記の「ぱにぽにだっしゅ!」と同一の制作スタッフ。
- 誰も寝てはならぬ- サライネス作連載漫画。146話「僕の旅情-マキオちゃん編-」にて水曜どうでしょうを連想させるセリフが登場する。
- ハケンの品格最終回(開始から5分ほどのところ) - 都道府県ごとの勢力図が書かれた「うどんVSきしめん 対決列島」のポスターを東海林主任(大泉洋)が見つめている。
- ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZおぺ.2 - OVAアニメ作品。『金曜どうでしょう』というTシャツを着たモブキャラが登場する。
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