西武バス上石神井営業所
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西武バス上石神井営業所は、練馬区の石神井台にあり、主に石神井公園駅・大泉学園駅・保谷駅・上石神井駅を発着する練馬区西部から武蔵野市・西東京市周辺の路線を受け持っている営業所である。田無営業所の閉鎖、新座営業所の開設により大泉学園駅発着路線を一部新座営業所に移管した代わりに保谷駅発着路線を受け持つようになった。近年では西武自動車への路線委託を行うため、石神井公園駅発着路線の練馬営業所、高野台営業所への移管が進められている。また保谷（駅）～光が丘駅間の練馬区シャトルバスの運行を受託している。車庫最寄の停留所名は「西武車庫」である。
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[編集] 沿革
「練馬区史」によれば、1949年10月の大泉営業所（現在の整備工場）設置により、練馬区内における西武バスの運行が本格化し、その後、近距離区内路線のサービス強化を図るべく、1967年11月30日に大泉営業所を移転することにより上石神井営業所が現在地に開設された。
[編集] 現行路線
[編集] 吉祥寺線、車庫吉祥寺線
- 吉61：吉祥寺駅～立野町～武蔵関駅入口～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園セコニック
- 吉61-1：吉祥寺駅～立野町～武蔵関駅入口～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園セコニック～新座栄
- 吉61-3：西武車庫～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園セコニック～新座栄
- 吉62：吉祥寺駅～立野町～武蔵関駅入口～西武車庫
- 吉62-1：吉祥寺駅～立野町～武蔵関駅入口～富士街道～大泉学園駅南口（深夜バス運行あり）
- 泉31：大泉学園駅～都民農園セコニック（平日朝、深夜バスのみ運行）
- 吉61-2：大泉学園駅～都民農園セコニック～新座栄
上石神井営業所の主力路線である。距離も比較的長いが利用者も全区間において多い路線である。都民農園セコニックは、光学機器メーカーのセコニック本社前にあるが、なぜか「都民農園」の名称が冠されている（別に「都民農園」という停留所も存在するため注意を要する）。なお、終点である新座栄は埼玉県新座市栄に位置するが、運賃は全区間都区内均一運賃を適用する。1989年にセコニック～新座栄間を延長し、セコニックでの休憩機能を新座栄での休憩機能を設定・分散させている。上石神井営業所前に位置する「西武車庫」バス停にて、乗務員の交代を行う事がある。
尚、2007年4月1日より、関連の滝山営業所管轄路線と共に、「女子大入口」停留所が「東京女子大入口」へとバス停名変更がなされた。
[編集] 成増吉祥寺線
- 吉60：吉祥寺駅～立野町～上石神井駅～富士街道～石神井公園駅北口～旭町1丁目～成増町
- 吉60-2：吉祥寺駅～立野町～上石神井駅～富士街道～石神井公園駅北口～谷原3丁目
- 吉60-3：吉祥寺駅～立野町～上石神井駅～富士街道～石神井公園駅北口
- 吉60-1：吉祥寺駅～立野町～上石神井駅～富士街道～西武車庫
- 石11：西武車庫～富士街道～石神井公園駅北口～旭町1丁目～成増町
- 増72：白子折返場（土支田交番）～成増町
JR中央線～西武新宿線～西武池袋線～東武東上線を結ぶ長距離路線吉60を中心とするグループであり吉60本線以外の系統はいずれも入出庫便である。一時期吉60は成増町からさらに光が丘3丁目まで運行されていた時期もある。近年まで上石神井営業所が受け持っていた石神井公園駅発着路線が練馬・高野台両営業所に移管されたため、現在上石神井営業所が唯一石神井公園駅に乗り入れる路線となっている。後述の荻15系統等と共に、上石神井営業所すぐ近くにある「富士街道」バス停にて乗務員の交代を行う事がある。増72は乗務員の食休（食事休憩）のための系統である。ほぼ同区間を結ぶ系統として、成増駅南口発着の増71（後述）がある。石神井公園駅付近や上石神井駅付近では狭隘路も残っており、そこを大型車で運行する。成増町停留所は地下鉄成増駅地上の国道254号（川越街道）沿いにある。成増駅への利用者は手前の成増一丁目での下車が薦められている。
増72は、後述の増71系統と共に、国際興業バスとの共通定期券取扱系統となっている。
[編集] 阿長線
- 荻15：阿佐ケ谷駅～荻窪駅～仲通り～上井草駅～JA東京あおば前～大泉学園駅南口～西長久保～長久保
- 荻15：阿佐ケ谷駅→荻窪駅→仲通り→上井草駅→JA東京あおば前→大泉学園駅南口→都民農園セコニック→長久保（平日朝のみ）
- 系統番号なし：西武車庫→大泉学園駅南口→都民農園セコニック→長久保
- 荻16：荻窪駅～仲通り～上井草駅～JA東京あおば前～大泉学園駅南口～西長久保～長久保
吉61と並び、営業所の主力路線の一つである。セコニック経由便は、都立高校・県立高校通学通勤者の便宜を図ったダイヤである。西武バス一般路線の中で、久11系統：清瀬駅南口～久米川駅に次いでオールノンステップバスのダイヤを組んだ路線でもある。
[編集] 長久保線
- 泉35：上石神井駅～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園～長久保（循環）
- 泉35-1：上石神井駅←富士街道←大泉学園駅南口←都民農園←長久保
- 泉35-2：上石神井駅～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園～長久保（循環）～西武車庫（平日・土曜運行）
- 泉35-3：上石神井駅～富士街道～西武車庫
- 泉35-4：西武車庫～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園～長久保
- 泉35-4：西武車庫～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園～都民農園セコニック～長久保（平日・土曜運行）
- 泉35-5：西武車庫～富士街道～大泉学園駅南口
- 泉35-6：西武車庫～富士街道～大泉学園駅南口～都民農園～都民農園セコニック
泉35の本線は一番上の長久保循環を指すが、営業所（西武車庫）への入出庫路線は便宜上泉35を名乗っている路線が多く、泉35-6まで存在する。
[編集] 大泉成増線
- 泉33：大泉学園駅～都民農園～長久保～南大和～成増駅南口
- 泉34：長久保～南大和～成増駅南口
- 増71：白子折返場（土支田交番）～成増駅南口
以前は泉33の区間便として泉34が多数運行されていたが、食休による一時入庫を白子折返場に変更したこと、泉39系統開通により乗客が分散したことから、泉34の本数は減っている。途中、埼玉県和光市内を通るため、信用方式（乗車時に行き先を言って運賃を支払う）による区間制運賃が採用されている。なお、成増駅～成増町～成増二丁目間では他の西武バス路線が都区内運賃を適用するため210円なのに対し、当路線は成増駅～和光市南間が区間制運賃のため170円という二重運賃区間になっている。
西武バス都区内・武蔵野均一運賃地区専用のフリーパス・一日乗車券は、全区間適用される。
南大和～成増駅間は、東武バスウエスト・増32と共通回数券の取扱を行っていたが、バス共通カード普及により、廃止されている。
[編集] 大泉西荻線
大泉学園駅発着路線であるが、南口再開発・駅西側のアンダーパス工事竣工により、南口ロータリーからの発車となった。どちらかというと関東バスメインの路線である（上石神井駅以南は同社単独の西02系統も並行する）。関東バスと歩調を合わせ、西荻窪駅附近のループ区間では独特の乗降方法をとっている。
[編集] 大泉桜高校線
- 泉38：大泉学園駅（←大泉町六丁目，三原台中学校→）大泉桜高校～大泉学園小学校前～長久保
- 泉38-1：西武車庫→放射七号→大泉桜高校→大泉学園小学校前→長久保
- 泉38-2：長久保→大泉学園小学校前→大泉学園幼稚園前→西武車庫
長らく大泉北高校循環を名乗り、大泉学園駅→放射七号→大泉北高校→大泉幼稚園前→大泉学園駅という循環系統だった（高校名の変更により、大泉桜高校循環という名称に変更となった）。一時期新座営業所に移管され、（旧）泉38-1：大泉学園駅～大泉北高校（当時）～片山小学校～新座営業所という出入庫路線が存在したが、現在は上石神井営業所受け持ちに戻っている。
2005年12月17日より大きく運行形態を変更し、上記の系統に変更となった。これは大泉学園通りから路線バスを「逃がす」事による定時運行・道路渋滞緩和、潜在的需要の掘り起こしを狙った為である。変更にあたって、小型サイズの新車（日野リエッセ）が投入された点は、特筆すべき点であろう。実際、新ルートでの運行開始直後から乗車率が良く、雨天時の平日朝ラッシュ時には臨時便が出る盛況振りで、数ヵ月後のダイヤ改正で増便されている。
反面、この変更によりこれまでのルートの一部は切り離され、その区間は泉38-1と泉38-2としてわずかな長久保への入出庫便のみ立ち寄ることとなった。
[編集] 和光線
- 泉39：大泉学園駅～東映撮影所～もみじ山～司法研修所～西大和団地南～丸山台～和光市駅南口
- 泉39-1：大泉学園駅←東映撮影所前←もみじ山←司法研修所←西大和団地南←和光市駅入口←和光市駅南口
- 和40：長久保～司法研修所～西大和団地南～丸山台～和光市駅南口
- 和40-1：長久保←司法研修所←西大和団地南←和光市駅入口←和光市駅南口
東京外環自動車道側道が整備・開通し、沿線住宅地への新たな足を設け、移転してきていた各種国立機関への足を設ける為に、新設された路線である。もみじ山附近のVカーブ通過対策の為、当初は大型短尺車が運用に入っていた。
近年までは泉39本線ただ1路線であったが、和光市駅付近の交通状況が夕方悪化することから、経路を変更する-1となる路線が、また食休のため長久保へ向かう和40が登場している。和光市に乗り入れるため、信用方式の区間制運賃を採用している。
[編集] 保谷線
- 吉63：吉祥寺駅～立野町～関町南三丁目～東伏見～柳沢駅通り～保谷庁舎～保谷駅～天神山
- 吉65：吉祥寺駅～立野町～武蔵関駅入口～東伏見駅北口～富士町～保谷庁舎～保谷駅～天神山
- 出入庫：西武車庫～高塚～富士町～保谷庁舎～保谷駅～天神山
- 出入庫：西武車庫～高塚～東伏見駅北口～富士町～保谷庁舎～保谷駅～天神山
保谷駅に乗り入れる系統である。もとは田無営業所（田無駅北口に所在した）が担当していたが、1994年に同営業所が廃止・縮小（滝山営業所西原車庫として移転）したため、保谷発着の路線は上石神井営業所に移管された。田無営業所から移管された当初は整理券方式（後のり）であったが、1996年12月に信用方式による区間制に移行した。 なお、吉63系統は青梅街道、吉65系統は新青梅街道を走行し、吉祥寺駅での乗り場も異なっている。 2006年10月1日、保谷駅南口再開発事業に伴い、同駅のりばはかえで通り上に変更された上、天神山まで路線延伸され、同停留所近くには待機場が設けられた。なお、天神山バス停ははなバスの天神山バス停とは離れている。
[編集] 保谷三鷹線
これも田無営業所から移管された路線である。やはり移管当初は整理券方式であった。以前から信用方式だった関東バスと共同運行である。西武バスが主導的なため、関東バスがメインの武蔵野市内でも、西武バスの標柱に時刻表が掲載されている（他の関東バス路線が通過する稲荷神社前停留所にも停車）。 2006年10月、天神山まで延伸。
[編集] 境保谷線
- 田41：田無駅～平松～保谷庁舎～保谷駅～天神山
田無営業所時代に出入庫を兼ねて運転されていた。移管後は、全便境02系統（武蔵境駅～田無駅～保谷駅）での運行となり、一度は廃止となったものの、その後旧田無市と旧保谷市の合併により西東京市が誕生。西東京市役所の田無庁舎と保谷庁舎の連絡路線として近隣住民からバス路線復活の要望が高く2002年に平日のみ再開した。2006年9月末、境02系統廃止に伴い、現在は土・休日も運行。 公式サイトの案内では田41：田無駅～平松～保谷庁舎～保谷駅、天01：保谷駅～天神山となっているが、実際は直通である。
[編集] コミュニティバス
[編集] 一般路線車
- 保谷（駅）～土支田1丁目～光が丘駅
一般路線から外れる地域を中心に結ぶ路線。停留所は他の西武バス路線並行区間では多少異なる。区内公共施設を結ぶ役割だけでなく、保谷駅・光が丘駅への通勤通学の足としての需要も大きい。専用の中型車輌（外装はラッピングされている）が運用にあたる。車検時等には、一般中型車が代走する。保谷の乗り場は駅前ではなく、駅南口西側の待機場内（敷地の住居表示は西東京市東町）、降車場は深夜急行バスも使用する三菱東京UFJ銀行前（同、練馬区南大泉）である。
大人普通運賃は210円均一。フリーパス、一日乗車券（いずれも西武バス発売用）、バス共通カードでの利用可。又、PASMOによる利用も可能である。
- 練馬区福祉コミュニティバス：関町福祉園～順天堂練馬病院ルート
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- 当該記事を参照
[編集] 参考文献
エー・アイ企画「西武バス系統一覧・1992年12月24日現在 1993年（※絶版）
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