原由子
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原由子 | ||
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基本情報 | ||
本名 | 桑田由子 | |
愛称 | 原坊 | |
生年月日 | 1956年12月11日 | |
血液型 | B型 | |
学歴 | 青山学院大学卒業 | |
出身地 | 神奈川県横浜市 | |
ジャンル | Rock, J-POP | |
職業 | キーボーディスト シンガーソングライター |
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担当楽器 | キーボード、コーラス、ボーカル | |
活動期間 | 1978年~現在 1981年~1983年 1987年~1991年 1997年 2002年 (ソロ) |
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レーベル | ビクタータイシタ | |
事務所 | アミューズ | |
共同作業者 | サザンオールスターズ | |
影響 | エルトン・ジョン ビリー・ジョエル ラリー・カールトン レオン・ラッセル エリック・クラプトン |
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公式サイト | STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!! |
原 由子(はら ゆうこ、本名:桑田 由子(くわた ゆうこ、旧姓:原)、1956年12月11日 - )は、日本のミュージシャン・キーボーディスト・歌手・シンガーソングライター。神奈川県横浜市出身。血液型B型。愛称は「原坊(ハラボー)」。夫はサザンオールスターズのリーダーである桑田佳祐で、これまで桑田との間に2男を儲ける。なお、桑田からは「お母ちゃん」と呼ばれている。
目次 |
[編集] 人物・略歴
横浜市内の中学校を卒業後、高校入学と同時にフェリス女学院高等学校に編入、卒業。青山学院大学文学部英文学科卒業。
大学入学後、桑田佳祐、関口和之らが所属していたサークル『BETTER DAYS』に入り、友人とフォークデュオ「ジェロニモ」を組んでボーカル・ギター担当で活動する傍ら、桑田らのバンドにもピアノの技術を買われて参加する。
在学中にサザンオールスターズとして「勝手にシンドバッド」でデビュー。キーボードの他、『私はピアノ』『そんなヒロシに騙されて』『鎌倉物語』などではリードボーカルも務めている。初期を除き、サザンのアルバムでは1曲ずつ原がボーカルを取るのが通例となっている。近年はシングルのカップリング曲でもボーカルを担当。
ピアノは幼少時から習い、洋楽は兄の影響もありエルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、レオン・ラッセル、エリック・クラプトン他、ブルースを特に好んで聴いていた。ピアノもブルースやサザン・ロックを意識した泥臭いプレイを信条としており、原自身「ピアノを弾く時は男のつもりで弾いている」と語っており、桑田も「時々オッサンがピアノ弾いてるように錯覚する」と語っている。
ボーカルはコブシを効かせた美空ひばりを彷彿とさせる昭和歌謡・グループ・サウンズ風の歌い回しから、ポップス調の曲での柔和な歌唱まで幅広く聴かせる。サザンでの活動がメインの為一歩引いた印象があるものの、その歌声は松任谷由実や竹内まりや等と共にニューミュージック界を代表する女性ボーカリストの1人として挙げられる。
公で披露する事は少ないが、アコースティック・ギターの演奏にも長けており、特にスリーフィンガー・ピッキング、アルペジオについては桑田が「俺より上手い」と語っている。 プレイヤーとしてギターを弾くことが少ない理由として原は「指先の硬さが変わってしまうのでピアノとギターを両立させるのが難しい」と語っているが、サザンのライブや単独のイベント出演などで何度か演奏した事もある。
ソロ作品も数年置きのペースでリリースしており、『恋は、御多忙申し上げます』『あじさいのうた』『花咲く旅路』等、多くのヒット曲を残している。ソロ作品のリリースに合わせ、単独でCMや音楽番組への出演もしている。1991年には、NHK紅白歌合戦への単独出場を果たした。
ソロ名義でのライブは1981年の学園祭ツアーと1991年のホールツアーの2回のみと少ないものの、1997年のAAAでの谷村有美との共演、1998年と2003年のBEGINのライブへのゲスト出演、1999年に大阪城ホールで行われた、母親達へ送るイベント『MOTHER`S LOVE』への出演等、ゲストとしてイベントへ単独出演しソロ曲を披露している。
実家の家業として、横浜関内駅前の天ぷら屋「天吉(てんきち)」を営んでいる事でも有名で、数多くのファンが訪れている。サザンの初期の楽曲「今宵あなたに」の中でこの店のことが歌われている。
桑田のレギュラーラジオ番組『桑田佳祐のキヤノンFMワンダーランド~やさしい夜遊び~』では年1回、新年1回目の放送にゲスト出演するのが恒例となっている。2人揃ったトークが公で聴く事が出来る数少ない機会で、毎年ファンの楽しみの1つとなっている。放送ではおしどり夫婦ならではの飾らない、ほのぼのしたトークが魅力である。
2007年1月6日の放送で桑田から、今年は原の単独での活動がある事を匂わせる発言があった。2007年の原の活動が注目される。
[編集] 作品
[編集] シングル
1st | 1981年4月21日 | I Love You はひとりごと | EP | |
2nd | 1981年7月21日 | うさぎの唄 | EP | |
3rd | 1982年3月21日 | 誕生日の夜 | EP | |
4th | 1983年8月21日 | 恋は、ご多忙申し上げます | EP | |
5th | 1983年11月5日 | 横浜 Lady Blues | EP | |
6th | 1987年8月21日 | あじさいのうた | EP | |
7th | 1988年4月21日 | ガール (GIRL) | EP | 8cmCD |
8th | 1989年4月26日 | かいじゅうのうた | EP | 8cmCD |
9th | 1989年5月21日 | ためいきのベルが鳴るとき | EP | 8cmCD |
10th | 1991年3月27日 | ハートせつなく | 8cmCD | |
11th | 1991年5月29日 | じんじん | 8cmCD | |
12th | 1991年11月1日 | 負けるな女の子! | 8cmCD | |
13th | 1997年11月27日 | 涙の天使に微笑みを | 8cmCD |
[編集] その他シングル
1990年9月21日 | 愛して愛して愛しちゃったのよ *原由子&稲村オーケストラ名義 | 8cmCD | |
1997年10月29日 | みんないい子 *香取慎吾&原由子名義 | 8cmCD |
[編集] 再発版(シングル)
1993年7月21日 | 1st~6thまでリマスタリング8cmCD化再発(VIDL-156~161) |
1998年2月25日 | 1st~12th+愛して愛して愛しちゃったのよ 再発(VIDL-30135~30147) |
[編集] アルバム
[編集] オリジナルアルバム
1st | 1981年4月21日 | はらゆうこが語るひととき | LP | CD |
2nd | 1983年11月21日 | Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd. | LP | CD |
3rd | 1991年6月1日 | MOTHER | CD |
[編集] その他
ベストアルバム | 1998年2月25日 | Loving You | CD |
カヴァーアルバム | 2002年3月13日 | 東京タムレ | CD |
[編集] 再発版(アルバム)
1991年5月21日 | 1st、2ndリマスタリング再発(VICL-5058、5059) |
1998年2月25日 | 1st~3rd再発(VICL-60164~60167) |
[編集] 楽曲提供
- 『黒い鳥』 作詞・作曲:原由子/編曲:加藤和彦
- 『夢見るSeason』 作詞・作曲:原由子/編曲:松井忠重
- 『GOOD NIGHT』 作詞:伊藤つかさ/作曲:原由子/編曲:青木望
- 『Kiss Me Please』 作詞:原由子/作曲・編曲:奥慶一
- 『さよなら』 作詞:斉藤由貴/作曲:原由子/編曲:武部聡志
- 『あなたに会いたい』 作詞・作曲:原由子/編曲:武部聡志
- 『少女時代』 作詞・作曲:原由子/編曲:武部聡志
- 『WORDS OF LOVE』 作詞・作曲:原由子/編曲:本山晴一郎
- 『風のプリズム』 作詞・作曲:原由子/編曲:藤井丈司
- 『アリガト!』 作詞・作曲:原由子/編曲:藤井丈司
[編集] 出演
[編集] ラジオ
[編集] CM
[編集] 書籍
[編集] 著書
- 眠れぬ夜の小さなお話(1991年、角川書店)
- てのなかのちきゅう(ONE WORLD)(1992年、佑学社)
- ともだちでいようね(1993年、小学館)
- 娘心にブルースを(1998年、ソニーマガジンズ)
[編集] 外部リンク
- STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!(レコード会社公式)
- sas-fan.net(公式)
- S@S応援団(ファンクラブ公式 尚、一部コーナーは会員以外利用不可)
- AMUSE(CD・出版物情報)
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