東日本旅客鉄道盛岡支社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東日本旅客鉄道盛岡支社(ひがしにほんりょかくてつどう・もりおかししゃ)は、岩手県盛岡市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の地域支社。東北地方のうち岩手県と青森県東部を中心に管轄する。
目次 |
[編集] 支社所在地
[編集] 沿革
- 1927年2月1日 - 青森運輸事務所・仙台運輸事務所の一部を移管し、盛岡運輸事務所発足。
- 1942年9月1日 - 仙台鉄道局盛岡管理部となる。
- 1950年8月1日 - 日本国有鉄道盛岡鉄道管理局発足。
- 1952年8月5日 - 青函鉄道管理局青森地区を編入。
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道盛岡支店となる。
- 1990年4月1日 - 東日本旅客鉄道盛岡支社に改称。
- 2001年4月1日 - 北上線黒沢~矢美津間を秋田支社に移管。
[編集] 管理路線
※管轄境界駅については、盛岡支社が管理を担当している駅を記載している。
- 東北新幹線(一ノ関駅~八戸駅)
- 東北本線(油島駅~盛岡駅、八戸駅~青森駅)
- 大船渡線(全線)
- 気仙沼線(本吉駅~気仙沼駅)
- 北上線(北上駅~ゆだ高原駅)
- 釜石線(全線)
- 田沢湖線・秋田新幹線(盛岡駅~雫石駅~大地沢信号場)
- 花輪線(全線。但し、大館駅は秋田支社の管轄)
- 山田線(全線)
- 岩泉線(全線)
- 八戸線(全線)
- 大湊線(全線)
- 津軽線(全線)
これに北上線の秋田支社移管区間(横手駅は元々秋田支社)を加えると、旧盛岡鉄道管理局の管轄と一致する。
[編集] 支社組織
[編集] 運輸部
- 営業課
- 企画課
- 業務サービスグループ
- 盛岡鉄道少年団事務局
- 販売促進課
- 販売グループ
- 企画グループ
- 盛岡乗車券管理センター(盛岡マルス指令)
- 車両課
- 旅行業課
- 事業課
- 輸送課
- 盛岡輸送指令
- 盛岡旅客指令
- 資産開発室
[編集] 総務部
- 総務課
- 企画室
- 広報グループ
- 人事課
- 経理課
- 会計課
[編集] 設備部
- 工事課
- 施設課
- 信号通信課
- 電力課
[編集] 備考
- 運輸部は外部での営業活動時に「営業部」と名乗ることがある。例えば運輸部企画課業務・サービスグループは「営業部サービス課」と名乗っている。
- 課長・副課長職は各グループごとに配置されている。
- 部長職は運輸部長、総務部長、設備部長のほか、運輸部営業担当部長、運輸部企画担当部長が配置されている。
[編集] 地区の区分
- 平成18年4月1日時点
-
地区 管理駅 管理駅の管理下にある有人駅 青森地区 野辺地駅 乙供駅、小湊駅 青森駅 浅虫温泉駅、油川駅、後潟駅 大湊駅 陸奥横浜駅、下北駅 蟹田駅 (有人駅なし) 三厩駅 (有人駅なし) 八戸地区 いわて沼宮内駅 (有人駅なし) 二戸駅 (有人駅なし) 八戸駅 (有人駅なし) 三沢駅 下田駅、上北町駅 本八戸駅 陸奥湊駅、鮫駅 久慈駅 種市駅 盛岡地区 盛岡駅 日詰駅、古館駅、矢幅駅、岩手飯岡駅、仙北町駅、上米内駅 大更駅 荒屋新町駅 鹿角花輪駅 湯瀬温泉駅、十和田南駅、東大館駅 雫石駅 大釜駅、小岩井駅 区界駅 (有人駅なし) 川内駅 陸中川井駅 茂市駅 岩泉駅 宮古駅 津軽石駅、陸中山田駅 北上地区 水沢駅 金ヶ崎駅 水沢江刺駅 (有人駅なし) 北上駅 村崎野駅、藤根駅、六原駅 花巻駅 花巻空港駅、石鳥谷駅、土沢駅 ほっとゆだ駅 (有人駅なし) 新花巻駅 (有人駅なし) 遠野駅 宮守駅 釜石駅 小佐野駅、大槌駅 一ノ関地区 一ノ関駅 花泉駅、前沢駅、平泉駅 気仙沼駅 摺沢駅、千厩駅、鹿折唐桑駅、陸前高田駅、細浦駅 盛駅 小友駅、大船渡駅 南気仙沼駅 本吉駅
- ※国鉄盛岡鉄道管理局時代は青森・八戸・盛岡・釜石・一ノ関であったが、民営化後に釜石から北上に変更した。
[編集] 車両基地
[編集] 新幹線
- 盛岡新幹線車両センター
- 八戸派出
[編集] 在来線
- 盛岡車両センター(盛モリ)
- 青森車両センター(盛アオ)
- 青森車両センター東派出所(区名札:青)
- 一ノ関運輸区(盛イチ)
- 八戸運輸区(盛ハヘ)
[編集] 営業所
[編集] 運輸区
[編集] びゅうプラザ・駅旅行センター
- びゅうプラザ一ノ関支店(一ノ関駅西口)
- びゅうプラザ北上支店(北上駅西口)
- びゅうプラザ花巻支店(花巻駅構内)
- びゅうプラザ盛岡支店(盛岡駅1階)
- びゅうプラザ八戸支店(本八戸駅構内)
- びゅうプラザ八戸支店八戸駅店(八戸駅2階待合室内)
- びゅうプラザ青森支店(青森駅東口)
- JR気仙沼旅行センター(南気仙沼駅構内)
- 遠野駅旅行センター(遠野駅構内)
- 釜石駅旅行センター(釜石駅構内)
- 宮古駅旅行センター(宮古駅構内)
- 鹿角花輪駅旅行センター(鹿角花輪駅構内)
- 水沢駅旅行センター(水沢駅構内)
- 二戸駅旅行センター(二戸駅2階JR改札前)
- 三沢駅旅行センター(三沢駅1階)
- 大湊駅旅行センター(大湊駅構内)
- 盛岡支社総務部グットライフプラザ(盛岡支社1階)
[編集] 管内の自動改札化
盛岡支社管内では、2005年より合理化のため在来線自動改札機の導入を進めている。2005年7月29日、盛岡駅の中央こ線橋の完成・使用開始と同時に自動改札機を導入した。2006年3月1日に一ノ関駅、3月2日に八戸駅、3月9日に青森駅で導入。
- 導入駅一覧
- 2005年7月29日 - 盛岡駅
- 2006年3月1日 - 一ノ関駅
- 2006年3月2日 - 八戸駅
- 2006年3月9日 - 青森駅
[編集] 乗車人員ベスト5(2005年度)
[編集] 関連事業
[編集] 新幹線トレインジャー
子供をターゲットにした新幹線のキャラクター。東北新幹線はやて1周年記念時にJR東日本企画盛岡支社の音頭で登場。登場直後、テレビ東京系列のTVチャンピオンに出演した。盛岡支社管内ではそれなりに人気があり、実際、トレインジャーに会いに行くために家族・親子で列車に乗る乗客もいる。
創立時ははやて剛、マックス勇山、こまち美里の3人構成であったが、間もなくNEWやまびこ(現やまびこ太郎)が登場、現在はこまち美里の従姉妹のこまちマコ(マコのほうが身長が低く、頭にリボンがついている)も参加し合わせて5人でアトラクションショー等のイベントを行っている。イベントは主に盛岡支社管内で行われるが、イベント列車での上京に合わせて首都圏のイベントに出演することもある。
少なくとも初期型と後期型(頭部は共通)が存在し、ボディラインの色、ベルト、ブーツのデザインが異なる。また初期メンバーの3人は当初、銃や剣を使用しているのをポスターで見ることができる。はやてのみ実際にアトラクション時に帯刀していたこともある(2004年1月~9月)。