福井裕佳梨
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福井 裕佳梨(ふくい ゆかり、1982年10月28日 - )は日本のタレント、声優。ヴァーサタイルエンタテインメント(マネージメント)、コナミデジタルエンタテインメント(レコード)所属。神奈川県平塚市出身。神奈川県立五領ヶ台高等学校卒業。血液型はAB型。身長157cm、B85W58H84、S23.5cm(2000年当時)。愛称は「ゆかりん」。
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[編集] 来歴
小さい頃に見たアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』のマミに憧れてアイドルを志す。中学在学中に友人と一緒に受けたオーディションに合格し、1997年にピザカリフォルニアのCMと『すッぴん』の表紙・巻頭グラビアでデビュー。声優デビューは1998年『彼氏彼女の事情』。2000年には映画『守ってあげたい!』で女優業を開始し、さらにグラビアアイドルの登竜門「日テレジェニック」に選出される。同年5月にはTVドラマ『ShinD/ナツのツボミ』で初主演。舞台ではミュージカル『魔法使いサリー』(2000年)、 『赤毛のアン』(2001年)でそれぞれ主演を務める。2003年6月から病気療養に入るが、2004年2月に復帰。GAINAX20周年記念OVA『トップをねらえ2!』の主人公ノノ役に抜擢され大役を好演。 2005年にVステ冬の陣の打ち上げ特番をつとめる。 2006年9月15日から17日の間、ドイツ・カッセルで開催されたドイツ最大級の日本マンガ・アニメ イベントConnichi 2006(www.connichi.de)に日本の声優として初めてゲストとして招待された。
アイドル的な活動をこなす声優や、アイドルによるプロモーションに絡んだ一時的なアフレコ出演といった例は数多いが、デビュー以後グラビアアイドルとしての活動と声優としての活動をほぼ並行して本格的に行っていた、稀有な存在であった。声優としての知名度が上がってから以降も、グラビアアイドルとしてのイメージDVD、写真集のリリースは継続し、写真集『ゆかりんの本』の帯には「人気声優でグラビアアイドル」のキャッチコピーも書かれた。しかし2006年10月発売のDVD『ゆかりん10周年記念日』において「ラスト水着」を表明。
昨今は特に声優業での活躍が目立つが、人気ドラマ「結婚できない男」への端役出演や、 ヤフーオークションの特集サイトにファッションモデルとして登場するなど、その活動の場は声優アイドルという枠だけには収まらない多岐のフィールドに及んでいる。
2007年には自身も声優として出演するアニメ「セイントオクトーバー」でEDテーマを担当。歌手としてCDデビューを果たす。
[編集] 人物
- 舌足らずのような、ちょっと伸びた甘い声が特徴。
- 性格は、かなりの天然ボケ。オドオドした語り口や妙な振る舞い、アニメや漫画が好きだというオタク的な部分がファンに受けている。笑い上戸でもあり、出演するラジオ番組では終始笑い声が聞こえる。
- アニメキャラ以上にキャラが映えている珍しい声優。
- 趣味は、絵を書くこと、演劇鑑賞、ゲーム、アニメ、スポーツ全般、カラオケ、交換日記など。のほほんとした見た目とは裏腹にスポーツが得意。
- 「パピー」ことお父さんもかなり個性的な人物である(ラジオ『ゆる蔵、うれしいね。+ワン』の最終回や番組卒業制作のDVDにも登場)。ラジオ番組『スクラン★お茶会』にゲスト出演した際に、毎年父はクリスマスプレゼントにおもちゃ券をくれると発言していた。
- どこの大学に通っているかは明かされていない。
- 特撮ドラマが大好き。
- 好きなお菓子は「ビックリマンチョコ」と「ねるねるねるね」。
- 仏教や座禅にも興味がある。京都随心院にて写仏に5時間費やした。
- 『DIEBUSTER WEB RADIO TOP! LESS』にて20代の内に結婚したいと発言。
[編集] エピソード
- 1999年、雑誌のインタビューで今年の目標との設問に「もっと天才になること」と答えた。
- 普段、普通に使うであろう言葉を思い出せず、思い浮かんだ単語を急遽、代わりに使う事がある。
- 同じく普段、普通に使うであろう言葉を、間違えて言っている事がある。
- 例:ゴーグル→モーグル、マネージャー→ジャージャー など
- 好きなゲームは『スーパーマリオカート』、『スーパーマリオワールド』、『ぷよぷよ』、『テトリス』、『桃太郎電鉄』、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』、『ときめきメモリアル』、『風雲!たけし城』、『カトちゃんケンちゃん』。
- 好きな漫画は『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』、『下弦の月』、『ガラスの仮面』、『らんま1/2』、『花とみつばち』、『ご近所物語』、『天使な小生意気』、『三国志』、『東京BABYLON』、『こどものおもちゃ』。
- 声にまつわる逸話が多い。
- セクシーと言う単語を何度発音しても「しぇくしー」になってしまう。
- 独自の言葉を使う傾向がある。
- 「じゃくり」という言葉を「~しまくる」の意味で用いる。例:食べじゃくる。騒ぎじゃくり。
- 弟を「ぺいだぁ」「ベーダー君」と呼ぶ。弟がこのあだ名を気に入っているかは不明。
- 感謝する時、「ありんこじゅっぴき」と言う。
- 自身の髪の毛のカットをしてくれる美容師のことを「パピヨン星のトマース」と呼ぶ。いわく、その正体は宇宙人。
- スイカの種をつい最近まで「種型のチョコ」と信じていた。
- 良く仕事現場に遅刻する。マネージャーがその度に頭痛を起こす。
- イベントで、ファンのお父さんの名前を当てると言う意味不明な超能力を発揮した。
- 洗顔用のタオルと間違えてトイレマットで顔を拭いてしまった。
- 公開録音で観客の集まり具合が悪く、プロジェクトの解散が決定してしまった時に「日本野鳥の会を呼びましょうよ」と叫んだ。
- ワサビ、からしが効かない。どんなに大量でも大丈夫。
- 森や木と会話が出来る(自称)。
- 小学校時代の友達・純もろりん(火星人)に『ゆかりん物語』という絵本を貰ったらしい。
- ラジオのジェスチャーゲームで、ゲストがライオンのマネをしていたところ、「ライオンキング」と連発していた。その収録があった月に『ライオンキング』がテレビ放映されていたので、影響を受けていた可能性が高い。
- ネットラジオ『らぶドル・スイートフィッシュカフェ第15回』にゲスト出演した際、パーソナリティの桑谷夏子から「ゆかりんって言うの?!うちの事務所(アーツビジョン(現在はアイムエンタープライズに所属))にも居るよ。某ゆかりんさんが・・・」と驚かれた。尚、ここで桑谷が言った「うちの事務所のゆかりん」とは田村ゆかりの事であり、田村と区別するため福井については片仮名でユカリンと表記される場合があるようだ。
- 兄も芸能界デビューしていた(既に引退)。
- 『DIEBUSTER WEB RADIO TOP! LESS』では岩田光央からセクハラまがいの性に関する卑猥な単語を大量にぶつけられるが、ほとんど意味が分からず、その単語を電子辞書で本気で調べた。まれに面白い結果に繋がることもあったが、ほとんどの場合何故か答えに辿り着けなかった。
- 『キャララジオ』にて日高のり子と共演したとき、感動のあまり冒頭に泣いてしまい、岩田光央と日高のり子の会話になってしまっていた。
- ロボット関連の見本展『ROBODEX2003』ではZMPのブースでSF的なコスチュームに身を包み、同社のロボット「PINO」とのコラボ・ショーを行った。
- 事務所の後輩アイドル倉貫まりこの1stDVD『パイナッぷるん』のプロデュースを務めた。関連イベントの司会も務め、各種プロモーション活動にも同行していた。
- CS放送MONDO21の長寿看板番組『グラビアの美少女』には歴代最多出演回数を誇る。本人メインとして三回の登場(#098、#138、#155)の他に上記の倉貫まりこのDVD撮影に同行した際のオフショットを放送した回にも出演した。ちなみに倉貫も単独で三回の登場を果たしており、福井に次いで歴代二位となる。特に福井と倉貫を例外として、本来この番組ではレギュラー放送の中で同じ出演者が複数回に渡り登場する事自体が大変珍しい。
- 2006年7月4日放送のNHKの番組「クローズアップ現代」で、電車から降りるところが偶然映っていた。
- 弟が使っていたスクラブ入りの洗顔料で歯磨きをした事がある。軽い泡が大量に発生する異常事態となったが、口の中はミントのようにスースーしていたらしい。
- ビックリマンシールを集めるようになってから運気が向上してきたという。
[編集] 主な出演作品
[編集] 舞台
- ミュージカル 魔法使いサリー (2000年) 夢野サリー役 演出:星要一
- ミュージカル 赤毛のアン (2001年) アン役 芸術監督:小池雅代
- I2 (2002年) 演出:吉村典久
- ココ・スマイル3 (2004年) 雨宮あかね役 演出:桝川譲治
- MEN&MAN ~男たちのバラード~ (2006年12月) 京子役 作・演出/脇 太平
[編集] TVドラマ
[編集] TV番組
[編集] TV-CM
[編集] TVアニメ
- 彼氏彼女の事情(瀬奈りか)
- ギャラクシーエンジェる~ん(メリッサ)
- 七人のナナ(ナナりん)
- スクールランブル(サラ・アディエマス)
- スクールランブル 二学期(サラ・アディエマス)
- Strawberry Panic(白檀籠女)
- Saint October(白藤菜月)
- ぷちぷり*ユーシィ(ココルー)
- MOUSE(栗林弥生)
- 蟲師(吹)
[編集] OVA
[編集] ゲーム
- the FEAR(福井裕佳梨)
- 想い出にかわる君 ~Memories Off~(黒須カナタ)
- ショコラ~maid cafe "curio"~(橘さやか)
- BALDR FORCE EXE(瀬川みのり)
- 乙女はお姉さまに恋してる(高根美智子)
- true tears(井上祇園)
- 武装神姫BATTLE RONDO(忍者型MMS フブキ)
[編集] 特撮
- 銀河ロイドコスモX-#1~3話 (2001年9月) (ヒロイン:天宮沙輝役)
- ウルトラマンネオス-蘇る地球-#8 (2002年10月) (役柄:宇佐美ミサキ)
- 萌えよ!ドラゴンガールズ (2004年10月) 明神知世役
[編集] ラジオ
- MBSオレたちやってまーす 木曜日 (2000年11月~2001年3月 MBSラジオ)
- 東京キャラクターショーRADIO 火曜日(2002年) 第一期きゃらしょ
- 小島聡のラジオ・ラリアット (2002年、ラジオ日本)
- ゆる蔵、うれしいね。+ワン! (2004年10月 - 2005年3月、ラジオ大阪・ラジオ日本)
- 裕佳梨と玲子のおやすみgood sleep ( - 2005年9月、アニスタ.TV インターネットラジオ)
- DIEBUSTER WEB RADIO TOP! LESS (2005年10月4日 - 2007年4月3日、音泉 インターネットラジオ)毎週火曜日更新
- 福井裕佳梨のアキバ帝国(2005年10月19日 - 、ラジオ日本)
- ラジオトゥルーティアーズ るいと穂香の瑞鳳学園放送部(T_T)(2005年11月 - 2006年、ラジオ関西、音泉)
- スクラン二学期 ウィークエンド(2006年4月 - 2007年2月、音泉 インターネットラジオ)
- 福井裕佳梨 よかったさがし(2007年1月- 文化放送 白石涼子の聞かなきゃ☆そん♪Song!内)
- ゴスロリ少女探偵団 ラジオ日誌(音泉:2007年3月 -)
- 福井裕佳梨の福袋(2007年4月8日 - ラジオ大阪・ラジオ日本)
- 福井裕佳梨と川本成のカニフラワー(2007年4月8日 - 文化放送)
[編集] 映画
- 守ってあげたい! (2000年3月)(役柄:安西麻美役)
- トワイライトシンドローム~卒業~ (2000年11月)(役柄:大下美咲役)
- ゲット・イット・オン?(2001年10月)(役柄:ヤヨイ役)
- 多摩川少女戦争 girls are no good (2002年6月) (役柄:トッポ役)
- Jam Films・JUSTICE~敗戦國日本ノ正義~ (2003年1月) (役柄:南役)
- ヘヴンズドア~殺人症候群~ (2003年1月) (ヒロイン:土屋美菜役)
- アイノカラダ (2003年9月) (役柄:ハルカ役)
- 電車男 (2005年6月)(役柄:キャンギャル)
- グロヅカ (2005年10月) (役柄:ユウカ役)
- 天使 (2006年1月) (役柄:峰さやか)
- アイ、マイ、ミー、マイン (2006年10月) (役柄:光代役)
[編集] ビデオ・DVD
- Collage (2000年、バップ)
- PROOF (2001年、バップ)
- Brilliant (2001年、[[ラインコミュニケーションズ)
- 福井裕佳梨 (2002年、h.m.p/デジキューブ)
- happppy? (2002年、h.m.p)
- 福井裕佳梨~美ら妻物語~ (2004年、ULF)
- 福井裕佳梨~電話女~ (2005年、フォーサイド・ドット・コム)
- 福井裕佳梨~ゆかりん10周年記念日~ (2006年、TMC)
[編集] ビデオ・ポッドキャスト
- PodTV Drama 恋愛メビウス Episode8 『Engagement』1
[編集] ドラマCD
- 彼氏彼女の事情 アクト・ゼロ (1999年) 瀬名りか役
- らぶドル ~Lovely Idol~ (2003年) 北条美奈役
- 彼氏彼女の事情 メモリアルドラマCD FINAL ACT (2005年) 沢田りか役
- かみさまのいうとおり! (2006年) 鳥居たまも役
[編集] CD
- ゴー!ゴー!TODAY! (2003年、ULF Records)
- 未知なる場所へ (2007年、コナミデジタルエンタテインメント)
[編集] 出版
[編集] 写真集
[編集] ファンクラブ
2006年6月16日からタブリエ・コミュニケーションズが運営するコミュニティサイト「BEWE」で福井裕佳梨サポーターズクラブ「Yukalyric(ゆかりりっく)」が開設された。