黒木瞳
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黒木 瞳(くろき ひとみ、本名:伊知地 昭子、旧姓:江上、1960年10月5日 - )は、日本の女優。福岡県八女郡黒木町(くろぎまち)出身。
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[編集] 略歴
福岡県立八女高等学校在学時映演部長として九州大会進出。音楽大学への進学が決まっていたが記念受験で受けた宝塚歌劇団に合格。高校卒業後の1979年4月に、宝塚音楽学校に入学。1981年に宝塚歌劇団に入団し『宝塚春の踊り』で初舞台。宝塚時代の同期には、北原遥子、真矢みき、涼風真世、毬藻えりらがいる。
下級生時代、1982年1月より朝日放送の情報ワイド番組『おはよう朝日です・土曜日です』に北原とともにレギュラー出演、レポーターなどをこなした。
入団2年目(研2)の時に史上最速出世記録で、大地真央の相手役として月組トップ娘役に就任。
黒木のトップ就任については技量の未熟さや時期尚早ではとの異論もあったが、顔が小さく男役としては細身だった大地が、同じく顔が小さく華奢、さらに「おはよう~」で度胸ある番組進行をこなしていた黒木に着目、相手役にしたいと申し出て就任が実現したという。
『あしびきの山の雫に』『シプーレット』『ガイズ&ドールズ』などに出演。
1985年、『二都物語/ヒート・ウェーブ』の東京公演で大地と同時退団、女優に転進した。
[編集] 退団後の活躍
退団後は女優に転身。映画デビュー作「化身」が評価され、妖艶な、それでいて清楚な美人女優として、ドラマの時代劇やサスペンスなどを中心に活動を続けていたが、1997年に映画「失楽園」に出演し、不倫の恋を大胆に演じて大きな話題となった。原作とともに社会現象となったこの作品をきっかけに知名度が一気に広がり、活躍の場が広がった。なお、この作品で日本アカデミー賞、最優秀主演女優賞を獲得している。現在も時代の最先端を行く女優として、第一線で活躍を続けている。
またこれ以降、各種の好感度調査などで上位の常連となり、「理想の上司」「キャリアマザーのファッションリーダー」「主婦のおしゃれのお手本(大垣共立銀行付属総合研究所の調査結果)」といった評価がなされている。KIRIN「お酒と生活文化研究所」が実施した「会社(職場)の人とのお酒の飲み方に関する意識調査」では「一緒にお酒を飲みたい女性上司」の第一位に選ばれた(同期の真矢みきも10位に選ばれている)。
1991年に電通勤務の伊知地俊夫と結婚。1998年に長女を出産(38歳での比較的高齢出産)。詩集やエッセーの出版もしている。
平成18年11月19日、大相撲九州場所にゲスト解説者として出演し、毎年初場所を観戦し、座布団を投げる逸話を紹介。夫と相撲をとるとも。1999年1月場所の初優勝以来、千代大海の大ファン(千代大海のエピソード項参照)。
自身のホームページではファンからの質問や感想に目を通し、多くのファンに返事を書き、それをホームページに載せている。
[編集] 出演作品
[編集] テレビドラマ
- 朝の連続テレビ小説 都の風(1985年、NHK)
- 裸足のシンデレラ(1988年、NHK)
- 結婚してシマッタ(1988年、TBS)
- 火曜サスペンス劇場 追い詰められた女(1988年、日本テレビ)
- 晴れのちカミナリ(1989年、NHK)
- いまどき銀座物語ぼんぼん(1989年、フジテレビ)
- 雨よりも優しく(1989年、TBS)
- 過ぎし日のセレナーデ(1989年-1990年、TBS)
- 刑事貴族(1990年4月、日本テレビ) - 志村由美子役
- 青春の門
- 都会の森(1990年6月、TBS)
- 熱血!新入社員宣言(1991年4月、TBS) - 蓮川弥生役
- 真夜中は別の顔(1992年1月、テレビ朝日)
- 腕におぼえあり(1992年9月、NHK)
- ジェラシー(1993年1月、日本テレビ)
- 銀行(1994年1月、NHK)
- クニさんちの魔女たち(1994年4月、ANB)
- ママのベットへいらっしゃい(1994年10月、ANB)
- 大河ドラマ 八代将軍吉宗(1995年1月、NHK) - お久免役
- 世にも奇妙な物語 春の特別編 「指輪 リング」(1995年4月、フジテレビ)
- 昨日の敵は今日も敵(1995年4月、TBS)
- ひと夏のラブレター(1995年4月、TBS)
- “無影燈”渡辺淳一スペシャル(1996年4月、テレビ東京)
- 透明人間(1996年4月、日本テレビ) - 大沢真実役
- 新宿鮫Ⅱ(1996年5月、NHK-BS)
- 天晴れ夜十郎(1996年9月、NHK)
- 義務と演技(1996年10月、TBS)
- 夜会の果て(1997年9月、NHK) - 黒田滝子役
- 上杉鷹山~二百年前の行政改革~(1998年、NHK正月時代劇) - 千代役
- 愛しすぎなくてよかった(1998年1月、ANB)
- その男の恐怖(1998年6月、CX)
- 眠り狂四郎(1998年12月、ANB)
- リング-最終章-(1999年1月、CX)
- 魔女の条件(1999年、TBS)
- 永遠のアトム 手塚治虫物語(1999年4月、テレビ東京)
- TEAM(1999年10月、フジテレビ) - 丹波郁恵役
- 次郎長三国志(2000年1月、TX)
- イマジン(2000年1月、関西テレビ・フジテレビ) - 飯島美津子役
- 百年の物語 第一話(2000年8月、TBS)
- TEAM special(2000年11月、CX)
- オヤジぃ。(2000年10月、TBS) - 神崎美矢子役
- 刑法第39条フラッシュバック(2001年2月、TX)
- ミスDJ(2001年2月、CX)
- ルーキー!(2001年、関西テレビ・フジテレビ) - 望月玲子役
- ドラマスペシャル TEAM(2001年10月、CX)
- 恋を何年休んでますか(2001年10月、TBS) - 堀川咲子役
- 鬼子母神(2001年11月、ANB) - 工藤公恵役
- ゴールデンボウル(2002年4月、日本テレビ) - 佐倉瞳役
- 明智小五郎対怪人二十面相(2002年8月、TBS)
- TEAM3(2002年9月、CX)
- 恋を何年休んでますか スペシャル(2002年10月、TBS)
- 鬼畜(2002年10月、NTV)
- クリスマスの花束(2002年12月、KTV)
- 忠臣蔵~決断の時(2003年1月、TX)
- 狼女の子守歌(2003年1月、TBS)
- GOOD LUCK!!(2003年1月、TBS) - 富樫のり子役
- 愛するために愛されたい(2003年7月、TBS)
- 失われた約束(2003年9月、CX)
- TEAMスペシャル4(2003年9月、CX)
- さとうきび畑の唄(2003年9月、TBS) - 平山美知子役
- 白い巨塔(2003年10月~2004年3月、フジテレビ) - 花森ケイ子役
- 夫婦。(2004年10月、TBS) - 山口華役
- 星野仙一物語(2005年1月2日、TBS) - 星野扶沙子役
- 世にも奇妙な物語 春の特別編 「幻の少年」(2005年4月、フジテレビ)
- 二十四の瞳(2005年8月2日、日本テレビ) - 主演 大石久子役
- 涙そうそう この愛に生きて(2005年、TBS) - 主演 志津役
- 恋の時間(2005年10~12月、TBS) - 主演 北見雪枝役
- プリマダム(2006年4~6月、日本テレビ) - 主演 万田佳奈役
- 遙かなる約束(2006年11月25日、CX) - W主演 蜂谷久子役
[編集] バラエティ・その他
- レギュラー
- 欽ちゃんのどこまで笑うの?!(1988年 ~ 1989年、テレビ朝日)
- 驚きももの木20世紀(1993年 ~ 1994年、朝日放送) - 三宅裕司 と共に初代の司会。
- 日本レコード大賞(TBS)数回、司会。
- 以下、ゲスト出演
- 笑っていいとも!(フジテレビ)
- オレたちひょうきん族(〃)
- とんねるずのみなさんのおかげです(1988年、〃)
- HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP(〃)
- SMAP×SMAP(〃)
- FNS歌謡祭(〃)- 2005年、2006年に草なぎ剛と共に司会。
他多数
[編集] 映画
- 化身(1986年10月、東映)
- 花園の迷宮(1988年、東映、1月)
- 姐御(1988年11月、東映)
- ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー(1988年12月、プロモーティブEye21)
- 動天(1991年1月、東映)
- 渋滞(1991年4月、アルゴ)
- 略奪愛(1991年10月、東映)
- 怖がる人々“火焔つつじ”(1994年4月、松竹)
- 蔵(1995年10月、東映)
- 四十七人の刺客
- 失楽園(1997年5月、東映)
- 学校の怪談3(1997年7月、東宝)
- SADA(1998年4月、松竹)
- 花のお江戸の釣りバカ日誌(1998年12月、松竹)
- 破線のマリス(2000年3月、AAE)
- 千里眼(2002年6月、東映)
- すずらん(2002年6月、松竹)
- 月(2002年7月、ニューウェーブ)
- 仄暗い水の底から(2002年1月、東宝)
- それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ(2002年7月、テアトル) - ローラ姫役
- T・R・Y(2003年1月、東映)
- 阿修羅のごとく(2003年11月、東宝) - 宝塚の大先輩、八千草薫と共演
- Mr.インクレディブル(2004年、米ディズニーアニメ映画) - 日本語吹替版 ヘレン・パー/インクレディブル夫人の声
- Tokyo Tower(2005年1月、東宝)
- 怪談(松竹)2007年夏公開予定
- 魍魎の匣(松竹)2007年秋公開予定
[編集] CM
- 日本メナード化粧品
- 日産自動車 セドリック(Y33後期型)
- 参天製薬 サンテドウプラスE
- サンゲツ インテリア(1997年)
- 三井住友海上火災保険
- ハウス食品 こくまろカレー
- ダイドードリンコ デミタスコーヒー
- クロレッツ
- 松下電工(本人そっくりのCGが登場)
- 松下興産
- NTT東日本
- ライオン デイフレッシュ・ソフラン
- JR九州 九州新幹線
- チョーヤ梅酒 梅酒紀州
- 日立製作所 "Wooo"ブランドキャラクター
- エスエス製薬 エスタックイブ(2005年9月~)
- ダイハツ工業 エッセ
- ハウス食品 火鍋房 中華しゃぶしゃぶのたれ(チャイナドレス姿を披露)(2006年10月~)
- 花王ソフィーナ グレイスソフィーナ
- セイコー クレドール
[編集] 舞台
- ハムレット(1990年、日生劇場)
- 陽気な幽霊(1993年5月、銀座セゾン劇場)
- オセロー(1994年9月、日生劇場)
- mama loves MAMBO(2000年8月、パルコ劇場)
- クリスマス・ボックス(2001年11月、青山劇場・12月、大阪フェスティバルホール)
- mama loves MAMBO Ⅱ(2002年6月、パルコ劇場他)
- mama loves MAMBO Ⅲ(2004年4月、天王洲アイルアートスフィア他)
- 黒木瞳25周年トークショー“Muse more talking&dansing”(2005年5~8月、東京・大阪・広島・福岡・沖縄・神戸・名古屋)
- mama loves MAMBO Ⅳ(2006年8月18日~30日、ル テアトル銀座他)
[編集] 声の出演
- 朗読 鬼平犯科帳スペシャル(2006年、時代劇専門チャンネル)
[編集] ラジオ
- ダイドードリンコpresents 黒木瞳のちょっとひとりごと(TOKYO FM) - 2000年4月~9月
- Shimano Fishing Cafe(fm osaka) - 2000年11月~12月
- SUZUKIハッピーモーニング・黒木瞳のいってらっしゃい(ニッポン放送) - 2003年1月~9月
- 黒木瞳のTALK RADIO(ニッポン放送) - 2005年1月~9月
- ダイハツシンプル・ビューティ 黒木瞳 ホッとGoing(ニッポン放送) - 2005年10月~
[編集] 音楽
全てシングルCD。
- それでいいのね(1991年10月)
- 片方のつばさ(1999年12月)
- 運命~ぐうぜん~(2005年11月23日~12月31日限定発売)
その他
- 福岡県立輝翔館中等教育学校校歌(作詞)
[編集] 著書
[編集] エッセイ集
- わたくしが泣く時
- 夫の浮わ気
- モン・モエ
- ひとみごちて(フォトエッセイ)
- もう夫には恋は出来ない(フォトエッセイ)
- 母の言い訳
[編集] 詩集
- 長袖の秋
- 夜の青空
- 恋のちから 愛のススメ(ニッポン放送の番組で披露した五行詩を書籍にしたもの)
[編集] 写真集
- 17か月のDesigned Woman
[編集] 翻訳絵本
- すきなの だあれ?
- たからものさがし
[編集] 受賞歴
- 1987年:第10回日本アカデミー賞新人俳優賞『化身』
- 1995年:第6回日本ジュエリーベストドレッサー賞(30代部門)
- 1997年:第21回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞『失楽園』
- 1997年:第10回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞『失楽園』
- 1997年:第22回報知映画賞最優秀主演女優賞『失楽園』
- 2001年:第10回日本映画批評家大賞女優賞『破線のマリス』
- 2001年:第8回E-ライン・ビューティフル大賞
- 2002年:第7回アジア・テレビジョンアワード優秀演技賞『ゴールデンボウル』
- 2002年:第1回Ms. Lily賞(オランダ国際球根協会)
- 2003年:第19回ベストジーニスト
- 2004年:第15回日本ジュエリーベストドレッサー賞(40代部門)
- 2005年:第1回ライフスタイリスト・オブ・ザ・イヤー
- 2006年:第13回ベストスマイルオブザイヤー賞
- 2006年:第35回ベストドレッサー賞
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
宝塚歌劇団 | |
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劇団統括団体:阪急電鉄 |