太平洋戦争の年表
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太平洋戦争(大東亜戦争)の年表 3年8ヶ月に及ぶ日本、満洲国、タイ王国とアメリカ合衆国、イギリス、オランダ、ソビエト連邦ら連合国の戦争の経過をここに紹介する。中国との間の戦争は日中戦争を参考にすること。
目次 |
[編集] 開戦までの経緯(簡略)
1937年(昭和12年)7月7日に始まった日中戦争(支那事変)によって、日本の満州事変以来の軍国主義的膨張を警戒する英米仏と日中戦争の長期化は欧米の対中支援のせいとする日本の関係は急速に悪化、アメリカ合衆国が航空機用燃料・鉄鋼資源の対日輸出を制限するなど、日本の締め上げが図られた。それでも中国から撤退しない日本は、ヨーロッパにおいて第二次世界大戦を繰り広げるドイツ・イタリアと1940年に日独伊三国軍事同盟を締結し、仏領インドシナへ進駐し事態を打開しようとするが、アメリカの石油輸出全面禁止などの激しい反発をさらに招いただけだった。その後数度にわたる日米交渉も難航し、アメリカは1941年(昭和16年)11月26日、ハル・ノートを日本側に提出した。これを最後通牒と受けた日本は、12月1日の御前会議で日米交渉の打ち切りと日米開戦を決定、択捉島からハワイ真珠湾へ向けて出撃していた大日本帝国海軍連合艦隊に12月8日の戦闘行動開始が伝えられた。
[編集] 1941年(昭和16年)
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- 12月8日 日本、英米蘭に宣戦布告(太平洋戦争開戦)
- 12月10日 マレー沖海戦。日本軍、ルソン島北部(アパリ、ビガン)上陸。グアム、タラワ、マキン占領。
- 12月11日 日本軍、ウェーク島攻略失敗。
- 12月12日 日本軍、香港九龍市を制圧、英軍は香港島へ逃走。
- 12月15日 日本軍、ペナン島占領。
- 12月16日 日本軍、マレー半島アロールスター占領。
- 12月16日 日本軍、北ボルネオ(コタキナバル)に上陸。
- 12月20日 日本軍、フィリピンミンダナオ島ダバオに上陸。
- 12月21日 日本、タイと攻守同盟を締結(日泰同盟)。
- 12月23日 日本軍、ウェーク島占領。
- 12月25日 香港のイギリス軍降伏。
[編集] 1942年(昭和17年)
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- 1月2日 日本軍、ルソン島マニラを無血占領。
- 1月8日 連合軍、タイ攻撃開始。
- 1月11日 日本軍、マレー半島クアラルンプール占領。
- 1月15日 日本軍、英領ビルマ(現ミャンマー)攻撃部隊がタイに集結。
- 1月23日 日本軍、ニューブリテン島ラバウル占領。
- 1月24日 バリクパパン沖海戦。
- 1月25日 タイ、英米に宣戦布告。日本軍、バリクパパン占領。
- 1月27日 エンドウ沖海戦。
- 1月31日 日本軍、タイからビルマ侵攻開始。マレー半島ジョホールバル占領。
- 2月 アメリカ人スティルウィルが中国国民党軍参謀となる。
- 2月1日 日本軍、シンガポールの石油施設を砲撃。米機動部隊、マーシャル諸島来襲。
- 2月4日 ジャワ沖海戦。
- 2月7日 日本軍、シンガポール北東のウビン島に牽制上陸。
- 2月8日 日本軍、シンガポール北西海岸より上陸(シンガポールの戦い)。
- 2月14日 日本軍、蘭領東インド(現インドネシア)スマトラ島バレンバンを落下傘部隊で占領。
- 2月15日 シンガポールの英豪軍が降伏。
- 2月20日 バリ島沖海戦。
- 2月24日 米機動部隊、ウェーク島来襲。日本軍伊17潜、カリフォルニア州サンタバーバラを攻撃。
- 2月26日・28日 スラバヤ沖海戦。
- 3月 フィリピン統一抗日人民軍(フク団)結成。
- 3月 米、中国に5億ドル借款成立。
- 3月1日 バタビヤ沖海戦。日本軍、蘭領東インドジャワ島スランに上陸。
- 3月4日 米機動部隊、南鳥島来襲。
- 3月5日 日本軍、ジャワ島バタビア(現ジャカルタ)を占領。
- 3月7日 東インドのオランダ軍降伏。
- 3月8日 日本軍、英委任統治領ニューギニア島ラエとサラモアに上陸、占領(東部ニューギニアの戦い)。ビルマ(現ミャンマー)ラングーン(現ヤンゴン)占領。
- 3月13日 アメリカ軍フィリピン司令官マッカーサー、フィリピンから逃亡。
- 4月5日 日本軍、セイロン(現スリランカ)コロンボの英軍基地を空襲。セイロン沖海戦(~9日)。
- 4月18日 米空母から発進したB-25爆撃機によるドーリットル空襲(東京初空襲)。以後本土空襲の年表は空襲にて。
- 5月1日 日本軍、ビルマ中部マンダレー占領。
- 5月3日 日本軍、ソロモン諸島ツラギ占領(MO作戦始まる)。
- 5月4日 日本軍、英領ビルマのアキャプ占領、ビルマ制圧完了。
- 5月7日 米領フィリピン・コレヒドール島の米軍降伏。珊瑚海海戦(~8日)。
- 5月10日 日本軍、ミンダナオ島を占領。
- 5月31日 日本軍の特殊潜航艇、マダガスカル島のディエゴスワレスのイギリス軍基地を攻撃。
- 6月5日 ミッドウェー海戦(~7日)で日本軍敗北。所謂大本営発表の始まり。
- 6月7日 日本軍、米アリューシャン列島キスカ島に上陸、占領。
- 6月8日 日本軍、アリューシャン列島アッツ島に上陸、占領。
- 6月16日 日本軍、ニューギニア島ポートモレスビーの連合軍基地を空襲。
- 6月20日 伊26潜、バンクーバーのカナダ軍基地を攻撃。
- 6月21日 伊25潜、オレゴン州アストリアの米軍基地を攻撃。
- 7月 日本軍、フィリピン全土占領。
- 8月 イギリス領インドで反英暴動。
- 8月7日 米軍、ソロモン諸島のガダルカナル島、ツラギ島、ガブツ島、タナンボゴ島に上陸(連合軍の本格的反攻始まる)。
- 8月8日 第一次ソロモン海戦
- 8月24日 第二次ソロモン海戦
- 9月9日 伊25潜より発進した艦載機がアメリカ本土のオレゴン州を空襲
- 9月15日 伊19潜、米空母ワスプ撃沈
- 9月29日 伊25潜より発進した艦載機、アメリカ本土のオレゴン州を再度空襲
- 10月 英米、中国における治外法権撤廃を声明、不平等条約を廃止。
- 10月 重慶で英米中ソ対日作戦会議。
- 10月11日 サボ島沖海戦
- 10月13日 ヘンダーソン基地艦砲射撃(ヘンダーソン飛行場艦砲射撃)
- 10月26日 南太平洋海戦。米軍の稼動空母が0隻になる。
- 11月12日 第三次ソロモン海戦
- 11月30日 ルンガ沖夜戦
- 12月8日 ニューギニア島バサプアの日本軍全滅。
[編集] 1943年(昭和18年)
- 1月 レンネル島沖海戦
- 1月~3月 カサブランカで英米首脳会談。
- 2月 日本軍、オーストラリアのポートダーウィン爆撃。
- 2月1日 日本軍、ガダルカナル島撤退(ガダルカナル島の戦い、ケ号作戦)(~7日)。
- 2月10日 日本軍、第一次アキャブ作戦開始(三一号作戦)(~3月下旬)。
- 3月2日 ビスマルク海海戦
- 3月26日 アッツ島沖海戦
- 4月1日 南樺太を内地に編入
- 4月7日 い号作戦(~16日)
- 4月18日 山本五十六連合艦隊司令長官、ブーゲンビル島上空で戦死(海軍甲事件)。
- 5月 日本、学徒戦時動員体制の発表(学徒出陣)。
- 5月12日 米軍、アッツ島上陸(5月29日、日本軍全滅し「玉砕」の語の使用始まる)。
- 7月6日 クラ湾夜戦
- 7月12日 コロンバンガラ島沖海戦
- 7月29日 日本軍キスカ島から撤退。
- 8月 日本軍、バー・モウを首班としてビルマ独立を宣言。
- 8月 カナダ・ケベックで英米首脳会談。
- 8月6日 ベラ湾夜戦
- 9月 イタリア、連合国に降伏。
- 9月10日 鳥取地震が発生。鳥取市が壊滅し1083名(1100名以上とも)が死亡。情報統制の中、国内外から支援。
- 9月17日 連合軍、ラエを占領。
- 10月 日本軍、フィリピン独立を許可。
- 10月6日 ベララベラ海戦
- 10月21日 東京・明治神宮外苑にて出陣学徒壮行式開催(学徒出陣のはじまり)。
- 10月24日 スバス・チャンドラ・ボースがシンガポールで自由インド仮政府の成立を宣言。
- 10月26日 自由インド、英米に宣戦布告。
- 11月 東京で大東亜会議を開催、大東亜共同宣言を発表。
- 11月1日 ブーゲンビル島沖海戦
- 11月21日 米軍、マキン島・タラワ島上陸(11月23日 日本軍玉砕)。
- 11月22日~26日 エジプト・カイロで英米中首脳会談(カイロ会談)。
- 11月24日 セント・ジョージ岬沖海戦
- 11月28日~12月1日 イラン・テヘランで英米ソ首脳会談(テヘラン会談)。
- 12月5日 マーシャル諸島沖航空戦
[編集] 1944年(昭和19年)
- 1月 イラン、英ソと軍事同盟を結び対日断交。
- 2月3日 日本軍、第二次アキャブ作戦開始。
- 2月6日 クェゼリン島の日本軍玉砕。
- 2月17日 トラック島空襲
- 2月22日 エニウェトク環礁(ブラウン環礁)の日本軍玉砕
- 2月26日 日本軍、第二次アキャブ作戦を中止。
- 3月8日 日本軍、インパール作戦開始。
- 3月31日 古賀峯一連合艦隊司令長官が殉職(海軍乙事件)。
- 4月17日 大陸打通作戦。(~12月10日)
- 5月25日 日本軍、洛陽占領。
- 6月15日 米軍、サイパン上陸(サイパンの戦い。7月7日日本軍玉砕、在住日本人1万人死亡)。
- 6月16日 米軍、中国大陸から北九州へ初空襲。
- 6月19日 マリアナ沖海戦
- 7月4日 日本軍、インパール作戦を中止。
- 7月18日 東條英機内閣総辞職
- 7月22日 小磯国昭内閣成立
- 8月2日 テニアン島の日本軍玉砕
- 8月11日 グアム島の日本軍玉砕
- 9月11日 米軍、ペリリュー島上陸。(ぺリリュー島の戦い)
- 10月10日 米軍、沖縄、台湾を空襲(十・十空襲)。
- 10月12日 台湾沖航空戦
- 10月20日 米軍、フィリピン・レイテ島に上陸。(レイテ島の戦い)
- 10月23日 レイテ沖海戦
- 10月24日 戦艦武蔵沈没(シブヤン海)
- 10月25日 神風特別攻撃隊、レイテで初攻撃。
- 11月10日 汪兆銘、名古屋で病死。
- 11月10日 日本軍、桂林、柳州占領。
- 11月24日 米軍の新型爆撃機B-29、マリアナ諸島より東京を初空襲。
- 12月7日 東南海地震が発生し、家屋倒壊と津波で1223名が死亡。情報統制によってほとんど報道されない。
- 12月26日 礼号作戦(ミンドロ島沖海戦)
[編集] 1945年(昭和20年)

- 1月6日 ルソン島の戦い(~8月15日)
- 1月13日 三河地震が発生し、家屋倒壊と津波で2306名が死亡。情報統制によってほとんど報道されない。
- 2月 クリミア半島ヤルタで英米ソ首脳会談(ヤルタ会談)。
- 2月10日 北号作戦
- 2月18日 硫黄島の戦い(~3月22日)
- 3月 イラン・トルコが対日宣戦布告。トルコでは市民が宣戦布告に反対してデモ。
- 3月3日 米軍、マニラ占領。
- 3月10日 東京大空襲
- 3月12日 名古屋大空襲
- 3月14日 大阪大空襲
- 3月16日 神戸空襲
- 3月25日 名古屋大空襲
- 4月1日 沖縄戦(~6月23日)
- 4月5日 ソ連、日本に対して翌年期限切れとなる日ソ中立条約を延長しないと通達。小磯国昭内閣総辞職
- 4月6日 菊水作戦発令
- 4月7日 戦艦大和沈没 鈴木貫太郎内閣成立
- 4月12日 アメリカ大統領のルーズベルト大統領急逝、後継に副大統領ハリー・S・トルーマン。
- 4月30日 ドイツ総統ヒトラー自殺
- 5月2日 ベルリン防衛軍司令官降伏(ベルリン陥落)
- 5月7日 ドイツ大統領カール・デーニッツ無条件降伏を受諾、ナチス・ドイツ滅亡
- 5月8日 ドイツ陸海空軍代表がベルリン郊外カールスホルストで降伏文書に調印。
- 5月16日 ペナン沖海戦
- 5月29日 横浜大空襲
- 6月5日 神戸空襲
- 6月9日 熱田空襲
- 6月26日 国際連合発足(加盟50カ国)
- 7月10日 仙台大空襲
- 7月14日 函館空襲(~7月15日)
- 7月14日 室蘭空襲
- 7月15日 室蘭艦砲射撃
- 7月15日 小樽空襲
- 7月16日 アメリカが原子爆弾の実験に成功し、マンハッタン計画完成。
- 7月26日 ドイツのポツダムで英米ソ首脳会談、ポツダム宣言発表、日本これを黙殺。
- 7月28日 米海軍、呉軍港爆撃(呉軍港空襲)
- 8月6日 米軍、広島に史上初の原子爆弾投下。
- 8月8日 日ソ中立条約を破棄し、ソ連、日本に宣戦布告、満州国と朝鮮半島に侵攻。
- 8月9日 米軍、長崎に原爆投下。御前会議でポツダム宣言の受諾を決定。
- 8月10日 日本、連合国にポツダム宣言受諾を打電により通告。
- 8月14日 終戦の詔が出される。中立国に降伏を打診。中ソ友好同盟条約締結。
- 8月15日 日本国民へ玉音放送(終戦の詔)。支那派遣軍と南方軍これに抗議し戦闘続行。鈴木貫太郎内閣総辞職。
- 8月16日 ソ連軍、南樺太に侵攻開始(28日占領)。日本軍、停戦命令を出す。
- 8月17日 東久邇稔彦内閣成立。天皇、停戦の勅旨。連合国の許可を得て皇族をサイゴン・シンガポール・南京・北京・新京に派遣し、勅旨を伝える。
- 8月18日 インドのチャンドラ・ボース、台湾で飛行機事故死。
- 8月18日 ソ連軍、千島列島の占守島に侵攻。
- 8月19日 フィリピン・ルソン島に停戦命令が届く。関東軍とソ連極東軍が停戦交渉開始。
- 8月21日 占守島の日ソ両軍、停戦する。
- 8月26日 満州での戦闘が終わる。
- 8月29日 米軍第一陣150名が横浜に上陸。
- 8月30日 連合軍最高司令官マッカーサー、厚木飛行場に到着。
- 9月2日 降伏文書調印、日本敗戦。
- 9月3日 ソ連・中国にとっての対日勝利の日。ルソン島の日本軍降伏。
- 9月5日 ソ連軍が北方四島の占領を完了。関東軍首脳部がハバロフスクへ移動、後に57万人がシベリア抑留となる。
- 9月中旬 中国大陸の中国派遣軍降伏。 9月9日9时 中国派遣軍を代表する冈村宁次が以下の内容の降伏文書に南京で署名した。image
- 10月15日 本土の日本軍、武装解除完了。
以降の歴史は連合国軍最高司令官総司令部を参照