スーパーマリオブラザーズ3
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ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ[FC] |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1~2人 |
メディア | [FC]3Mbit+64KRAMカセット [SFC]カセット |
発売日 | [FC]1988年10月23日 |
売上本数 | [FC]約384万本 |
『スーパーマリオブラザーズ3』( - スリー、SUPER MARIO BROS. 3)は1988年10月23日(日本での発売日。アメリカでは1990年2月12日)に任天堂が発売した、ファミリーコンピュータのアクションゲームである。販売本数は国内で約384万本であり、この本数はファミコンソフトとしてはスーパーマリオブラザーズに次いで2番目である。全世界では約1728万本に達する。略称は「スーパーマリオ3」「スーマリ3」「マリオ3」。
目次 |
[編集] 概要
基本的なシステムは『スーパーマリオブラザーズ』と同じだが、いくつかの点で『スーパーマリオブラザーズ』とは変わっている。今回クッパが襲ったのはキノコ王国ではなく、キノコワールドに点在する別の7つの国。各国が1つのワールドに対応している。各国で子供たちを率いてイタズラをし、あげくの果てに各国に古くから伝わる魔法の杖を盗みだし、王様を動物の姿に変えてしまった。マリオブラザーズはピーチ姫に見送られて出発し、7つの国を順に回る。最後にクッパの本拠地である暗黒の国に行き、ゲームの途中でクッパに"三度"拐われてしまったピーチ姫を奪い返すのが目的である。
発売当時は「ファミコンソフトの最高傑作」と銘打ったコピーで実質ファミコンマリオシリーズの完結篇として堂々たる地位を確立した。1993年7月14日、スーパーファミコンで発売された『スーパーマリオコレクション』に、リメイク版が収録されている。余談だが、ファミコンソフトとしては限界に近いプログラミングがなされていることや、グラフィックの扱いにくさから確立された日本語に対応するエディタが作られていないこともあり、比較的ネット上に多いマリオシリーズハックロムの中では本作が最も少ない。
説明書を引用するならば、ROM自体は3MBという当時としては破格の大容量を用いており、シリーズ初のマップシステムを有したとあり、最後のスタッフの言葉では「バッテリーバックアップ機能(ROM回路内蔵電池での保存機構のことである)がないために電源を切ると初期化されますが、コース上に隠した"笛"が何かの役にたつかと思います」、とある。笛はチート的側面があるが、実質は保存機構の代替であろう。(当然ながら最終ワールド暗黒の国'は一番難易度が高く、全てをクリアできるわけではないからである)
[編集] 前作との比較
ステージ数の多さ、多彩なトラップ、豊富なアイテムなどボリュームも格段にスケールアップしており、グラフィックもコミカルになった。序盤からいきなり難易度が高いことで有名な前作『スーパーマリオブラザーズ2』に比べ、全体的な難易度は下げられているが見劣りするものではなく、最終ステージが近づく頃には決して引けは取らない高い難易度になる。
キノコ、フラワー、1UPキノコといったアイテム、クリボー、ノコノコ、メットといった主な敵キャラ、ハテナボックス、土管、ツルといった小道具は全て本作にも登場する。Aボタンでジャンプ、Bボタンで加速という仕様も変更無し。ただし、毒キノコは登場しない。
主に次の点で前作と変更された。
- 各ワールドのマップが導入された。各ワールドのスタート時にマリオはマップ上にいる。マップ上には各ステージ配置されており、マリオはマップ上の道を移動して好きなステージに進む事ができるようになった。
- 全てのステージをクリアする必要が無くなった。各ワールドにいるボスを倒しさえすれば、次のワールドに進む事ができる(ただし、ワールドをクリアしてしまうと逆戻りはきかない)。
- 両方向スクロールとなり、通り過ぎて画面から消えた部分に再び戻る事ができるようになった(特定のステージは除く)。
- 縦方向にもスクロールできるようになった。
- 一部ステージでは右から左に進んだり、上下左右に複雑に進んだりする。
- 止まっていても画面が一定速度でスクロールを続ける「強制スクロール」がかかる面もある。
- Bボタンを押しっぱなしにすることで物を持ったり、Bボタンを離して物を投げたりする事が可能になった。
- スーパーマリオ、ファイアマリオだけでなく、しっぽマリオ、タヌキマリオ、カエルマリオ、ハンマーマリオにもパワーアップ可能になった。
- 2人プレイでは、ミス時だけでなくステージクリア時にもプレイヤーが交代するようになった。
- 残り人数が0人になるとゲームオーバーになる。ゲームオーバーになった際はそのワールドから再スタートすることができるが、再スタート後はそのワールドで各マップをクリアしたことはリセットされ再びクリアしなくてはならない。ただし、砦やハンマーブロス、戦車などのステージはリセットされず、2人プレイ時はゲームオーバーになっていない方がクリアしたステージは当然リセットされないため、最初から進むよりは、クリアしなければならないステージは少ない場合が多い(逆に、2人プレイ時はゲームオーバーになっていない方がゲームオーバーになった方がクリアしたステージをクリアする必要が出てくる可能性がある)。
[編集] ステージ構成
8つのワールドにいくつかあるコースを、平面マップ上をすごろくの様に選びながらクリアしてゆく事ができ、必ずしも順番通り、全てのコースをクリアしなくとも、コクッパを倒し、動物に変えられた各王様を元に戻せば、次の王国へ行ける(最終のワールド8の場合は最後の城でクッパを倒せばゲームクリア)。2プレイの場合、マリオとルイージとで協力してマップを攻略する事ができる。
なお、2人プレイ時のみ、『マリオブラザーズ』に似たミニゲームができる。マップ上でマリオとルイージの位置が重なったとき、どちらかがAボタンを押すとスタートする。この際に各ステージをゴールした時にスロットブロックで出した絵柄を交換できる(平和的な交換だけではなく、しばしば奪い合いになることもある)。絵柄が3枚揃った時点で、その組み合わせに準じた人数だけ揃えた側の残り人数が増える。
多くのステージは横スクロールで左から右に進むが、前作までと異なりほとんどのコースは自由に移動できる。一定のルートに従って強制的にスクロールするステージや、高さが2画面分あるステージもある。また各コースのゴールにあるのはフラッグポールではなくスロットブロックであり、3コースクリアすることで残り人数が増える(絵柄が揃っていればその絵柄に応じてボーナスがある)。
[編集] アクション
今作からBボタンを押しっぱなしにすることでノコノコの甲羅などの物を持つことが可能になった。Bボタンから指を離すと、持っている物・敵が地面を前へとすべって行く。物・敵を敵にぶつけることで当てた敵も倒すことができる。また、壁に押し付けた状態で指を離すことで即座に倒すことも出来る。これにより、今まではファイアマリオや無敵状態でないと倒せなかったノコノコやメットなどがチビマリオでも倒せるようになった。(ブラザーズ1やブラザーズ2でも、蹴った甲羅をぶつけ合うという荒技で、ノコノコやメットを倒すことができる。)
- 注:北米では日本での『夢工場ドキドキパニック』が "Super Mario Bros. 2" として発売されており、マリオは前作から物を持つことが可能だったことになっている。
また、十字キーを下に押す事でしゃがむだけでなく、坂を滑り降りたり、背景の裏側へ擦りぬけることもできるようになった。
さらに、スーパーマリオ、ファイアマリオに加えて、しっぽマリオ、タヌキマリオ、カエルマリオ、ハンマーマリオにパワーアップすることが可能になった。
- しっぽマリオ
- スーパー木の葉をとることで変身できる。しっぽで横の敵やブロックを打つことができ、ダッシュを続けてパワーを溜めるとAボタンの連打でしっぽを回して空を飛ぶことができる。パタパタの羽使用時は常に飛行が可能(後述)。
- タヌキマリオ
- タヌキスーツをとることで変身できる。しっぽマリオの能力に加えて、下+Bを押し続けている間、地蔵に化けることができる。化けている間は敵に当たることはないが、一定時間が経過すると元の状態に戻る。また、空中から地蔵になった状態で敵の上に落下すると、通常では踏んで倒せない敵を倒すことができる。
- カエルマリオ
- カエルスーツをとることで変身できる。水中での移動は上下左右を押すだけで可能なうえAボタンで加速も可能になり、水流に逆らうことも出来るなどかなり自由になる。ただし、地上ではカエルのように跳ねて移動するようになり扱いにくくなる。
- ※地上でコウラ等を持っている時だけ通常と同じ動きができる。
- ハンマーマリオ
- ハンマースーツをとることで変身できる。ハンマーブロスのようにハンマーを山なりに投げて攻撃することが可能になり、普通なら倒せないテレサやカロンなどを倒すことができる。しゃがむとヘルメットと甲羅のガードにより、ファイアパックンが吐き出すファイアボールを防げるようになる。ただし坂を滑り降りることはできない。
[編集] ゲームボーイアドバンス版の変更点
ゲームボーイアドバンスで発売された『スーパーマリオアドバンス4』に収録されたバージョンとオリジナル版との相違点を列挙する。基本的にマリオコレクション版とのシステム面での比較である。
- 画面下部のステータス表示が簡略化され、ゲームボーイアドバンスの画面サイズに合わせられた。
- 一部の地形、出現する敵キャラクターやその性質が変化した。主に難易度を引き下げる方向に調整されている。
- コースをプレイしたときの映像をリプレイとして保存できる。各セーブデータごとに2つまで。
- カードe+によって新コースや特殊ルールなどの様々な要素を追加できる。
- 新たに「マントマリオ」に変身できるようになった。能力や操作法は『スーパーマリオワールド』とほぼ同一。またブーメランブロスのブーメランもアイテムとして使用できる。
- 最終的に限定カードを含めて38の新コース(うち5コースは『スーパーマリオブラザーズ』の再現)が用意された。以前移植された『スーパーマリオUSA』『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』の敵キャラクターやステージ中の仕掛けも再現されている。
- ルイージの能力を「ジャンプ力に優れるが滑りやすい」という他作で有名な仕様に変化させたり、敵を強化するなど、システムを変更することができる。
[編集] 敵キャラクター
[編集] 通常の敵
後の作品に登場する「ボム兵」や「ドッスン」もこの作品でデビュー。
- クリボー
- キノコ王国を裏切ったキノコ。横向きに歩き、進行方向に穴があっても引き返さない。踏むと潰れてしまうおなじみの最弱キャラクター。
- パタクリボー
- 羽根が生えているクリボー。赤色のほうはあまり高く飛べないが、黄色のほうは空を飛べたり、マメクリボーを撒き散らしたりする。パタパタ同様、踏むと羽根が取れてクリボーになる。
- マメクリボー
- 黄色のパタクリボーが撒き散らしてくる。当たってもダメージは受けないが、まとわりつかれるとジャンプ出来なくなる。何回もジャンプすると離れていく。
- ブロックマメクリボー
- ブロックに潜んでいて、マリオが近づくとジャンプして踏み潰そうとしてくる。マメクリボーと異なり当たるとダメージを受ける。通常のブロックは一定のリズムで光を反射するが、マメクリボーが潜むものにはそれがないので判別できる(また、スタートボタンでポーズをかけると消えるのも特徴)。倒すとブロックの破片と共にマメクリボーが落ちていく。砂漠や雲の上を好む性質があり、ワールド2と5-7に多く登場する。
- クツクリボー
- 靴を履いていてジャンプしながら向かってくるクリボー。下からブロック越しに突き上げて倒すと靴が残り、その靴を履くとほとんどの敵を踏むだけで倒せるようになり、ブラックパックンの上を通ることが出来たりと、踏むことに関しては無敵になる。しかしブロックなどを持つことは出来ず、敵にぶつかると靴は脱げてしまう。ステージ5-3のみで出現。靴を履いたままクリアしても靴はクリア時に消えてしまう。
- ノコノコ
- 亀。緑色と赤色の甲羅を持つ。基本的に緑色の甲羅のはそのまま直線に移動し、赤色の甲羅のは段差を認知して引き返す。踏むと甲羅に潜り、一定時間経つと出てくる。甲羅に潜った状態なら、蹴って敵をまとめて倒す事が出来る。今作以降では甲羅に潜っている時は持ち歩く事が出来る。甲羅を持ったままで土管に入ることもできるが、その場合、場面が変わって土管から出てくるといつの間にか甲羅はなくなっている。
- パタパタ
- 甲羅から羽の生えたノコノコで、踏むと羽が取れてノコノコになる。パタパタにも甲羅には緑色と赤色の区別があり、甲羅が緑色のパタパタは等間隔にジャンプしながら向かってくるが、甲羅が赤色のパタパタは空中の特定の範囲を縦か横方向に往復している。なお、羽が取れた後は甲羅が赤色であっても段差を認知しない。
- ゲッソー
- 水中を泳ぐイカ。独特な動き方でマリオたちを追いかける。今作では多くの子供を連れている子連れゲッソーも登場。6-9と7-4の水中面に登場する子連れゲッソーは子供ゲッソーを撒き散らすことができる。
- メット
- 硬い甲羅に身を隠していて、ファイアボールが効かない。今作では甲羅が青い。動きは緑色の甲羅のノコノコと同じで、踏むとノコノコと同じように持てる。
- 逆さメット
- 天井を歩くメット。近づくと落ちて地面を滑っていく。滑っている途中に踏むと通常のメットになる。登場するのはワールド2のピラミッドステージと4-3のみ。
- リフトメット
- アイスブロックを持ち上げてマリオに投げてくる。動きも素早いが耐久力は下がっており、踏みつけやファイアボールで倒すことができる。
- パタメット
- 甲羅から羽根の生えた赤いメット。空を飛ぶ。踏んでも死なない為、乗る事が出来る。出現ステージは5-6のみ。足場が殆ど無いため移動するパタメットに繰り返し飛び移る、高度なテクニックが要求される。
- ジュゲム
- 顔がある雲に乗って空中を移動しながら「パイポ」を落としてくる亀。倒さない限りマリオ等の後を付いてくる。名前は落語「寿限無」に由来する。今作では地面に落ちても孵化しない緑色のバイポも投げてくる。この球はプレイヤーを低速で追いかけてくる。ワールド5の空中ステージでは5-5を除き、ゴール前に必ず登場する。
- パイポ
- ジュゲムが落としてくるトゲゾーの卵。赤いものは地面に落ちると孵化し、トゲゾーになる。3-4と7-3における緑色のものは孵化せずマリオを追いかける。
- トゲゾー
- パイポが孵化した後の姿。トゲ付きの赤い甲羅に身を隠しており、当然踏めない。ファイアボールのみで倒せる。しっぽで叩くとひっくり返り、ノコノコのように扱うことができる。
- 逆さトゲゾー
- 4-3のみ登場する、天井を歩くトゲゾー。マリオが近づくと落ちて地面を滑り始める。滑っている間はトゲが下を向いているが、何故か踏むことができない。(『スーパーマリオアドバンス4』では踏めるようになった)
- プクプク
- 水中を泳ぐ魚。水中や下から飛び出して来るものもいる。
- 巨大プクプク
- 大きなプクプク。3-3・3-8では常に口を開けて水中から追いかけてきて時々飛び出してくる。飲み込まれると即ミス。水中のステージにいるものは小さいプクプクを吐いてくる。
- トゲプク
- 背中にトゲが付いているプクプク。動きが若干速い。7-4のみ登場。
- カロン
- ノコノコをそのまま骨にした姿をしている。不死身でいくら踏んでも復活するため、複数歩き回っている場所では、変わりばんこに踏み続けることでいわゆる無限増殖に使える。ファイアボールも効かないが、ハンマーには弱い。
- ハンマーブロス
- 無数のハンマーを投げてくる亀。時々左右に移動したりジャンプする。ブロスの名前の通り2匹でいる事が多い。ファイアが有効。今作ではワールド8のトラップ面に登場するほかはマップ上を歩いている。重なると対決し、倒すとアイテムが入った宝箱を落とす。たいていのブロスも同じである。
- ブーメランブロス
- ブーメランを投げてくる。ブーメランは途中でターンする。通常のステージに頻繁に登場するが、ワールド2ではマップ上にも存在する。また宝船ステージの最後にも登場する。ブーメランは2発投げた後それらが戻ってくるまでは投げてこない他、たいてい1体で現れるためハンマーブロスと比べると倒しやすい。しかし宝船の最後のみ2体で、しかも挟み撃ちの格好で登場するため、ファイアマリオ以外の状態では勝つことが格段に難しくなる。
- ファイアブロス
- ファイアボールを吐いてくる。非常に強いが、ワールド2とワールド8の特定の場所にしか登場しない。
- ヒマンブロス
- 体が大きい。ハンマーを投げつつ、時々ジャンプして着地時の振動でマリオを動けなくさせる。ワールド4のステージ3とマップ上に多く出現する。ワールド8のトラップ面1でも登場する。
- ファイアスネーク
- ワールド2に住む火が連なってできた蛇。火がいくつも重なった姿をしている。ジャンプしながら向かってくる。ファイアが効かず踏めないため、倒すには無敵状態での体当たり、しっぽでの攻撃、ノコノコやブロックを当てるなどが有効。倒しても画面をスクロールさせると復活する。
- ドッスン
- 四角い石のお化け。普段は空中に止まっているが、マリオたちが近づくと高速で垂直落下し、ゆっくりと空中に戻る。地響きが起きるがヒマンブロスのようにマリオが動けなくなることはない。横や斜めに移動するものもいる。ハンマーや無敵状態の体当たりで倒すことが可能。
- テレサ
- 白く丸いお化け。背中を見せるとかなりの速度でマリオを追いかけるが、恥ずかしがりやでマリオ等と顔を合わせている時は顔を隠してその場から動かない。これもハンマーや無敵状態の体当たりで倒すことが可能。
- ワンワン
- 目と鋭い牙がついた鉄球。鎖でつながれていて、マリオのいる方向に向かってかみ付いてくる。110秒程度放置すると鎖が壊れる。2-5と5-1に登場する。
- バブル
- 火の玉。特定の溶岩から飛び出し、また溶岩に戻る動作を繰り返す。ワールド5の砦2では天井から飛び出すバブルもある。タヌキマリオの地蔵状態およびハンマーで倒せる。
- クッキー
- 光る丸い物体。主に鉄球を中心に回転している。ファイアは効かず、踏むと体当り扱いされダメージ。1や2に登場したファイアバーと似ているが、中心軸との間に当たり判定はない。タヌキマリオの地蔵状態でのみ倒すことができる。
- ネッチー
- 白い足場から一定の間隔で顔を出し、何往復かして顔を引っ込めるお化け。ワールド3の砦2とワールド6の砦3に登場する。ハンマーや無敵状態の体当たりで倒すことが可能。
- ウォーク
- ロウソクの火に化けた火のお化け。背中を向けると動き出し、プレイヤーのいる方向に歩く。ワールド4の砦1、ワールド6の砦1、ワールド8のクッパ城で登場。ハンマーや無敵状態の体当たりで倒すことが可能。
- パックンフラワー
- 人食い花。土管から顔を出してかみ付くのが一般的で、土管の横にくっ付いたり、土管の上に乗ると出てこなくなる。赤と緑では茎の長さが違う。ワールド2では砂漠の流砂から、ワールド7では横向きの土管からも出てくる。
- ファイアパックン
- マリオたちに向かって火を吐くパックンフラワー。逆さ土管から出るのも存在し、赤と緑では茎の長さが違う。ワールド2と8-2では砂漠の流砂からも出てくる。
- フーフーパックン
- シューリンガン(鉄球)を吹き飛ばしている。根っ子で地面を歩き回るウォークパックンもいる。6-1と7-8に多く登場する。
- プチパックン
- 姿が小さく色が白い。その場に留まっていてマリオが頭上を越えようとするとジャンプしてくる。ピョンピョン跳ねながら向かってくるもの、また7-8では無数のファイアボールを吐き出すものもいる。
- ブラックパックン
- 姿が小さく色が黒い。集団で地面に待機している。無敵状態のときは上に乗ってもダメージを受けない。ブロック扱いされているらしく、Pスイッチを押すとコインに変わる。また、横からアイスブロックをぶつけるかしっぽでたたくかすると、たたいたあとのハテナブロックに変わる。敵キャラクターというよりは障害物の一種。ワールド7の一部ステージでは、土管から現れたりもする。
- ボム兵
- ネジ巻き式の歩く爆弾。踏むと動きが止まって持てるようになる。踏んで一定時間経つと、赤く点滅した後に爆発する。ワールド8では、砲台から射出される種類もあり、踏まなくても一定時間経つと自然に爆発する。
- ガボン
- 普通に歩いているが、近づくと口から鉄球(シューリンガン)を出して投げてくる。3-7と6-6と6-8に登場する。
- キラー
- 砲台から発射される弾丸。基本的に一直線に飛んでいく。マリオが砲台にくっついているときは発射されなくなる。発射音はオリジナルとリメイク版で違う。
- Uターンキラー
- 4-5のみ登場。プレイヤーの側を通り過ぎると戻ってくるキラー。赤く点滅しているのが特徴。
- ケロンパ
- 鉄球の姿をしている。火の尻尾を持つ。空を飛びながら火を吐いている。火を吐くたびに火の尻尾がひとつ消え、すべて消えると赤く点滅した後に爆発。尻尾以外の場所なら踏んで倒すことができる。ワールド5とワールド6の特に足場がリフトしかない不安定な強制スクロールステージに多く出現する。倒しても画面をスクロールさせると復活する。
- スイチューカ
- 水中にいる透明の花。いくつもの球を飛ばしてくる。ハンマーかタヌキマリオの地蔵状態による踏みつけで倒せる。
- しびれクラゲ
- 光ってるクラゲ。その場に止まっている。無敵状態でも倒すことができず、敵キャラクターというよりは障害物の一種。7-4は強制スクロールの水中ステージな上に、このしびれクラゲが大量に登場するため、慎重なキー操作が要求される。
- 太陽
- 砂漠の空に浮かんで(?)いる、悪魔のような顔の太陽。スクロールに合わせてついてきて、しばらく進むと体当たりしてくる。甲羅で倒せる。8-2にも登場するが、ここではハンマーでも打倒可能。
- プー
- 空飛ぶ戦艦の天井のマンホール(?)から頭を出してスパナを投げてくる。踏むだけで倒せるがすぐに次が出てくる(ワールド8に出る赤いプーは一度倒すと次は出ない)。
- 大砲の弾
- 空飛ぶ戦艦に設置された砲台から発射される。砲台は4方向を向いていて向きを変えながら発射してくるものもある。キラーのように踏めば倒せる。
- バーナー
- 空飛ぶ戦艦に設置された砲台から出る炎。一定の間隔で横、または縦に放射される。当たり判定は長い。なぜか右を向いているモノはタヌキマリオの地蔵状態での踏みつけで倒せることがある。
- レーザー砲台
- ワールド8のクッパ城にのみ登場。クッパを模した石像で、その場から動かないが近づくと口からレーザーを放ってくる。ダッシュで走り抜ければ回避は容易で、ステージ後半にはレーザーを撃たない偽者も設置されている。
[編集] ボス
- ブンブン
- 砦のボス。トゲ付きの甲羅を上に向けて待機し、近づくと立って両手を振りながら向かってくる。踏むとまた甲羅を上に向け、立って向かってくる。羽が生えて空を飛ぶものもいる。3回踏むと倒せるが、踏むごとに動きが速くなる。ファイアボールを5回、またはハンマーを1回ぶつけても倒すことができる。
- コクッパ7人衆
- 各ワールドの終点である飛行船には、クッパの息子や娘であるコクッパがいる。なお、ラリー、モートン、ウェンディ、イギー、ロイ、レミー、ルドウィッグの名前が付いたのは『スーパーマリオワールド』のことであり、当時は「コクッパその1、その2…」と呼ばれていた。なお、リメイク版(スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス)では名前は付けられている。3回踏むか、ファイアボールを10回当てれば倒せる。ジャンプをしつつ、持っている杖からビームを放つという行動が中心だが、中には玉乗りをしていたり、着地時にヒマンブロスのような地震を起こすタイプもいる。各ワールドのボスは後に付いた名前と様態から判断して次のようになる。
- ワールド1:ラリー。杖からビームを出したり、ジャンプするのみ。他に特技はない。踏まれた状態から復活した後すぐにビームを放つくせがある。
- ワールド2:モートン。基本的に攻撃パターンはラリーと同じ。他に特技はない。しかし対戦場所の地形がやや複雑であり、ラリー戦ほど楽ではない。
- ワールド3:ウェンディ。コクッパ7人衆の中で唯一の女性。しかし非常に強い。リングを最大3つ放ち、ジャンプもする。リングは壁に当たるとビリヤード状に反射する。また、3つのリングの移動速度はバラバラで、後から放たれたものほど速い。
- ワールド4:イギー。目立った特技はないが、ラリーやモートンとは勝手が違い、踏まれた状態から復活した後、ビームを出さずにいきなり高くジャンプしてフェイントをかけてくる。
- ワールド5:ロイ。着地時に地震を起こす。
- ワールド6:レミー。玉乗りをしていて、玉を出して攻撃したりもする。ただし玉はウェンディのリングと違い、踏んづけることができる。
- ワールド7:ルドウィック。着地時に地震を起こす。
- クッパ
- 最終ボス。炎を吐き、ジャンプしてマリオめがけて落下するが、そのときに足元のブロックが壊れる。クッパを谷底に落とすとエンディングへの道が開く。また、ファイアボールやハンマーでも倒せる。実は下半身に当たり判定がなく、落下攻撃はチビマリオならそのまま、スーパーマリオ以上ならしゃがんでやり過ごせる(GBA版では下半身にも当たり判定が存在するようになったため、落下攻撃は避けなければならない)。一部のガイドブックには「どんな武器を使ったとしても、踏みつけても、クッパは倒せない。倒す方法は、ブロックを壊して穴に落とす」と書いてあるが、これは誤りである。
[編集] 仕掛け
- くるくるリフト
- 球が一列に連なった形をしている。乗る事が出来るが、回転に巻きこまれると弾き飛ばされる。回転したり止まったりしているもの、回転はしていないが乗ると傾いていくもの、常に回転しているものがある。
- レールリフト
- レールを行き来するリフト。一方通行で落ちてしまうものもある。
- ちくわブロック
- 半分の丸に穴が開いた形をしている。ずっと乗っていると落ちる。上でジャンプし続けていると、落下は防げる。
- 氷
- コインまたはブラックパックンが凍りついている。ファイアボールで溶かす事が出来る。
- 竜巻
- 砂漠の特定の地点で発生する。巻き込まれるとしばらく操作不能になった上に後ろに戻されるが、ダッシュで助走をつけて飛び込むことで逆に大ジャンプが出来る。
- ナット
- 空飛ぶ戦艦や戦車の横棒に複数重なってはまっている。乗ってジャンプすると回転しながら少しずつ前に進む。ただし、すぐにまたジャンプしないとマリオが落ちてしまう。下からジャンプして突き上げると逆回転して少し後ろに戻る。
[編集] アイテム
[編集] ステージ中
[編集] 変身
- スーパーキノコ
- ブロックを叩くと出てきて左右一定の方向へ動き出す(※)。取るとスーパーマリオになる。
- ファイアフラワー
- ブロックを叩くと上に生える。取るとファイアマリオになる。ただし、チビマリオの時はスーパーマリオになる。
- スーパーこのは
- ブロックを叩くと出てきてヒラヒラと落ちていく。取るとしっぽマリオになる。ただし、チビマリオの時はスーパーマリオになる。
- タヌキスーツ
- ある場所で手に入る、タヌキの形をしたスーツ。取るとタヌキマリオになる。
- カエルスーツ
- ある場所で手に入る、カエルの形をしたスーツ。取るとカエルマリオになる。水中での動きが速くなる。
- ハンマースーツ
- ある場所で手に入る、ハンマーブロスの形をしたスーツ。取るとハンマーマリオになる。
スーツを着た状態で子クッパを倒すと、王様の台詞が変わる。
ちなみに、かなり難しいが、特殊スーツを着てワールド8のクッパを倒すと、ピーチ姫に会うときにそれまで着ていたスーツが勝手になくなる。
[編集] ブロック
- 木目ブロック
- 木でできたブロック。足場にできるが壊せない。横から触れると跳ね飛ばされるタイプも存在し、アイテムが出現することもある。
- レンガブロック
- スーパーマリオ以上で下から突き上げたり、しっぽマリオで横から攻撃すると破壊できる。コインやアイテムが入っている物も存在し、これは壊れない。これに化けたマメクリボーも存在する。
- アイスブロック
- 水色のブロック。持てるが、持って一定時間すると消える。投げて敵にぶつけて倒すことができる。これを武器にするメットもいる。
- ジャンプブロック
- 白色で、音符が書いてある。横から触れると跳ね飛ばされるものとそうでないものが存在する。乗ってタイミング良くAボタンを押すと大ジャンプする。アイテムが出てくるのもある。
- スーパージャンプブロック
- 色のついたジャンプブロック。乗ってタイミング良くAボタンを押すと大ジャンプしてボーナスステージに行ける。
- 巨大ハテナブロック
- 隠し部屋にある普通の4倍(2×2、立方体と考えれば8倍)の大きさのハテナブロック。中には、カエルスーツ、タヌキスーツ、ハンマースーツ、1UPキノコ3つのうちいずれかが入っている。ただし、ワールド4では大量に登場するが、ワールド4は単にいろいろなものが大きくなっているだけのワールドなので、珍しいアイテムは入っていない(通常のハテナブロックと同じ扱い)。
[編集] その他
- 1UPキノコ
- ブロックを叩くと出てきて左右一定の方向へ動き出す(※)。取ると残機数が1増える。前述の巨大ハテナブロックに3つ入ってるところもある。
- スーパースター
- ブロックを叩くと出てきて跳びながら動き出す(※)。取ると一定時間無敵状態となる。無敵時間は過去の作品に比べ短い。無敵状態のとき、チビマリオ以外でジャンプすると回転する。
- 隠れスター(連続スターとも)
- 動きはスーパースターと同じだが、無敵状態でブロックを叩かないと出現しない(無敵状態ではない場合コインが出る)。ちょうど前のスターの無敵時間が切れる頃に到達する場所に配置されていることが多い。これを使わないとクリアできないステージも存在する。
- Pスイッチ(スイッチブロック)
- 踏むと、一定時間特定のブロックが全てコインに、コインが全てブロックに変わる。隠しコイン・扉が現われる場合やブラックパックンがコインに変化する場合もある。
- クリボーの靴
- 5-3にのみ登場する。通常では上に乗って通ることのできないブラックパックンの上を通ることができるようになる。踏めない敵も踏んで倒せる。ステージをクリアすると消滅する。
- 宝箱
- 通常はハンマーブロス戦などの勝利後に出現するが、ステージ中の特定の場所に出現することもある(この場合の中身は、ほとんどの場合、隠しアイテム)。この場合、箱を開けると無条件でコースクリアになる。
※スーパーキノコ、1UPキノコ、スーパースターのようにブロックから出た後動き出すものには、右向きと左向きが設定されており、ブロックの中央より左側から叩いて出すと右側に動き出し、右側から叩くと左側に動き出す。ただし、隠しブロックについては、必ず右側に動き出す。また、巨大ハテナブロックから1UPキノコが複数出てくる場合は、この通りではない。このシステムを理解しておかなければアイテムが取れなかったり、所によってはステージクリアの可能・不可能に関わってくることもある。
[編集] ワールドマップ上
キノピオの家やハンマーブロス面などで出る宝箱を開けるか、ワールドクリア時にピーチ姫から送られてくることでアイテムを得ることができ、コース中にいつでも使用できるようにキープすることができる(ただし、持てる数には限りがある)。マップ上でBボタンを押すことでアイテム選択に移行し、使用するとそのその時点でアイテムの効果が現れる。キノコやスーツなどのパワーアップアイテムを選択した場合は、コースに入った直後からその状態でプレイを進められる。パワーアップアイテムのほかには、以下のアイテムが登場する。
- ジュゲムの雲
- どうしても苦手なステージがあるとき、これを使用するとステージを1つだけ通過することが出来る(クリアしたことにはならない)。ただし、ジュゲムの雲を使ってステージを飛ばした後、次のステージでミスしてしまうと、ステージを飛ばす前の位置まで戻されてしまうので注意が必要である(マップ上の土管を経由している場合は戻る先はその土管の位置になる)。ワールドマップ上のブロスやパックンフラワーには無効。ワールド2、ワールド5で飛行船をクリアすると無条件で獲得、あるいは一部、マップ上にいるハンマーブロスを倒すことで獲得できる。3-7ではボーナスステージの最後に出現し、取れば無条件でコースクリアとなる。
- オルゴール
- 使用すると一定時間(ターン数)メロディが流れて、ワールドマップ上のブロスやパックンフラワーを眠らせる事が出来る。この時にブロス等に触れても戦わなくてすむ(この時、Aボタンを押して戦闘を仕掛けることも可能)。ワールド3の飛行船のクリアと、マップ上にいるハンマーブロスを倒すことで獲得できる。5-1ではある場所に隠されていて、取れば無条件でコースクリアとなる(しっぽマリオかたぬきマリオでなければ取れない位置にある)。
- 笛
- あるステージの隠し場所にある宝箱を開けると手に入る。使用すると竜巻が現われ、ワープゾーンであるワールド9に飛ばされて、吹いたときのワールドによって決まったワールドにワープ出来る。この笛を吹いた時の音楽は、『ゼルダの伝説』で使われたものと同じである。ただしゼルダの伝説ではBGMが流れたまま効果音として笛の音が流れたが、本作では笛を吹く時にBGMが止まる。
- ハンマー
- ワールドマップ上の岩を破壊することができる。
- パタパタの羽根
- 使用するとしっぽマリオと同じ外見になるが、常にパワーが溜まった状態にすることができ、1ステージクリアするか敵に接触してチビマリオになるまで、助走無しに空を飛び続けることができる。ワールドマップ上ではしっぽマリオの外見に加え、胸に「P」の字が表示される。1ステージクリアすると、通常のしっぽマリオになる。ワールド1、ワールド4、ワールド6で飛行船をクリアすると無条件で、また1-4、3-8、5-5、7-2で一定以上のコインを獲得し、白い隠れキノピオ家の出現で獲得できる。また一部、マップ上にいるハンマーブロスやワールド7のパックンフラワーステージクリアで獲得できる。「Pパタ」「P羽根」などと略される。
- 錨(いかり)
- コクッパの飛行船内でミスをした場合、飛行船はワールド内の別の場所へ逃げてしまうが、これを使うとコクッパの飛行船の動きを止め、ミスした場合でも逃げられないようにする。2-2、4-2、6-7で一定以上のコインを獲得して白い隠れキノピオの家の出現で獲得できる(余談だが、上記の3つのコースの内、6-7は強制スクロールでなおかつ最後にファイアマリオでなければ出現できず、その他の2つのコースもPスイッチを使用し、コース上にあるコインと、Pスイッチでブロックからコインに変え、それらをほぼ全部取らなければ出現しないため、出現は難しい)。
[編集] ワールド
- ワールド1:草原の国
- オーソドックスなつくりの最初のワールド。2ヶ所にワープのための「笛」が隠されている。
- ワールド2:砂漠の国
- 流砂や竜巻の仕掛けや、ピラミッドなどが登場する。このワールドにも1本「笛」が隠されている。
- ワールド3:海の国
- 海というだけあって水中面が多い。それ以外にも、地面が水面に浮き沈みするステージもある。またマップでも舟に乗って移動する場所がある。ちなみにお城がある島は日本列島の形をしており、お城は任天堂の本社がある京都付近に建っている。また、中国地方と四国地方に当たる部分に橋が架かっており、瀬戸大橋が開通した当時の世相を反映している。
- ワールド4:巨大の国
- ビッグサイズのブロックや敵キャラクターが登場するワールド。
- ワールド5:空の国
- 地上マップと雲の上のマップに分かれ、両マップは塔のステージで結ばれている。雲の上はアスレチックステージが多く、様々なリフトが登場する。
- ワールド6:氷の国
- ツルツル滑る氷の床が多い。また、このワールドは通常のステージが最も多く、6-10まであり、砦も3つある。"面白いアイテム"が存在するとか...。
- ワールド7:土管の国
- ワールドマップもアクション面も土管が多く、パックンフラワーも多数登場。ハンマーブロスの代わりにパックン面が2ヶ所にある。ステージいっぱいにブラックパックン(無敵キャラクタ)が敷き詰められたおぞましいステージも存在する。
- ワールド8:暗黒の国
- クッパの本拠地。各ステージの難易度も高く、戦車や戦艦などといった兵器も登場する。(説明書の新兵器のこと)
- ワールド9:ワープゾーン
- その名の通りワープ専用のゾーンで、敵は一切出てこない。
[編集] ワールドマップ上の施設など
- キノピオの家
- アイテムを手にいれる事ができる。基本的には3つの宝箱から1つ選ぶもので、一度入ると二度と出現しない。色は茶色と赤があり、赤のほうが良いアイテムがある。
- また、ある条件を満たすと出現する「白いキノピオの家」もあり、こちらは宝箱は1つしかないが貴重なアイテムを入手できる。
- 絵合わせ(スロット)
- 上中下の3つのレーンの動きを止めて絵を合わせる。合わせた絵柄がスーパーキノコの場合は2UP、ファイアフラワーは3UP、スーパースターは5UPになる。
- 『スーパーマリオアドバンス4』では一部のステージにスペードの代わりにハートマークのスロットステージがある。そのスロットステージはスーパースターが木の葉に変わっていて、木の葉の絵柄を完成させると7UPになる。さらにハートマークがクラブマークに変わり、スーパースターがスーパーマリオブラザーズ3の「3」に変わりこれを合わせると10UPする。そしてクラブからダイヤに変わり、これまでに取った図柄によってすべて同じ図柄になり、スーパースター、木の葉、「3」と連続して取っていれば無条件で10UPにすることが出来る。ただし途中で失敗したり、ダイヤで図柄をそろえた場合はまた最初からやり直しとなる。
- 神経衰弱
- 8万点獲得ごとに、ステージクリアをするとマップ上のどこかに出現する。18枚のカードをめくり合わせる。2回失敗すると終了し次回に持ち越しとなる。カードの配列は8種類ある。
- 閉ざされた扉
- マップ内にある鍵穴のある扉。砦をクリアすると消滅し、扉の先を越えて移動できるようになる。ゲームオーバーしコンティニューしてもこの扉は復活しないのが特徴。同様の手法で架かった橋などにもこのルールは適用される。
- ハンマーブロス・ブーメランブロス・ファイアブロス・ヒマンブロス
- コースクリアかミスするたびにマップ内を移動する。重なると即対戦。倒すと宝箱がもらえる。オルゴールでしばらく眠らせることが出来る。出現する敵の種類と数はワールドごとに決められている。
- ワールド1:ハンマーブロス1体
- ワールド2:ブーメランブロス1体(右端の隠しマップではファイアブロス2体)
- ワールド3:ハンマーブロス2体(マップ上の水上で対戦すると、地面から1キャラ分が水で覆われる。大きいマリオの場合は地上と同様に移動できるが、小さいマリオだと移動が泳ぎになってしまうため難易度が跳ね上がる)
- ワールド4:ヒマンブロス1体
- ワールド5:ハンマーブロス2体
- ワールド6:ハンマーブロス2体(地面が氷になっており滑る)
- 宝船
- ワールド1、ワールド3、ワールド5、ワールド6において一定条件を満たすとハンマーブロスが変身して出現するボーナスステージ。コインが大量にあるほか、最後に待っているブーメランブロスを倒すと宝箱がもらえる。飛行船と違ってミスすると消える。
- 砦
- ブンブンが支配する。ブンブンを倒し、現れたパワーボール(ハテナマークがついている)を入手すると閉ざされた扉が消えたり橋が出来る等道が開ける。
- 城
- 動物や虫に変えられた王様がいる。初めて入ったときはすぐに飛行船のコースに進む。ちなみに王様は、リメイク版ではヨッシーやドンキーコングなどの任天堂キャラクターに変えられている。
- 飛行船
- コクッパがいる船。ここでコクッパを倒すとワールドクリアになる。ミスすると飛行船はマップ内のどこかへ飛んでいくが、錨を使えば動きを止めることができる。
- パックンフラワー
- ワールド7のみ出現。ハンマーブロス達と違ってマップ内を移動することはない。ステージは短いが宝箱以外のアイテムがない等比較的難易度は高い。通常のコースと区別してパックン面と呼ぶことがある。オルゴールでしばらく眠らせることが出来る。
- 戦車・戦艦・高速飛行船
- ワールド8のみ出現。戦車ではブーメランブロスかブンブンが、戦艦・高速飛行船ではブンブンが支配する。W8では通常のコースが少ない分戦車が多数ある。
- ミステリーゾーン
- ワールド8のみ出現。怪しげな渦が5つ連なっており、その内の3つがコースとなっている。無視しても問題ないが時折手が出てきて引きずり込まれ、強制的にステージが始まることがある。ハンマーブロス面・バブル面・プクプク面があり、最後の部屋には3つのステージ共通で木の葉の入った宝箱がある。
[編集] その他
- 3-9・5-1で裏ワザバグが発生した。このためスーパーファミコン(SFC)リメイク版はコースが一部変更された。
- データ上には、没になったと思われるコース、アイテム、敵キャラクター、ボーナスゲーム等が存在する。
- 14種類のコース、アイテムとしてキノピオスーツ(効果は不明)、敵キャラクターとして緑色のパタメットと金色のプクプク、ボーナスゲームとしてサイコロを使ったゲームなどが確認できる。[1]を参考のこと。
[編集] 裏技
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
笛を使う事で他のワールドにワープすることができるワールド9へ行くことができる。マリオがワールド1にいるときに笛を使うとワールド2~4に、マリオがワールド2~6にいるときに笛を使うとワールド5~7に、マリオがワールド7にいるときに笛を使うとワールド8にそれぞれワープできる。なお、ワールド8にいるときに笛を使うと、ワールド8の最初にワープすることになる。 また、1度笛を使い、ワールド9にいる状態でもう一度笛を吹くとワールド8にワープすることができる。つまり、下の通りワールド1で2本の笛を取り、この方法を使えば、一気にワールド1から8へワープできる。
(入手の方法)
- 1-3で、背景の裏を進んで行き、ゴールの裏に行くと手に入る。
- 1-砦で、しっぽマリオで天井裏へ行き突き当たりで十字キーの上を押すと隠し部屋へ行くことができ、そこで入手できる。この場合砦をクリアしたことになるが、閉ざされた扉は消えない。
- ワールド2で、ハンマーを使いマップの右へ進んでいくとファイアブロス(2体いるためかなり手ごわい)との戦いがある。そこで勝てば手に入る。
宝船は、ステージクリア時に、コインの数をゾロ目(11枚、22枚など。0枚ではダメ)にし、さらにタイムボーナスの結果得点の10の位がゾロ目にした数字に揃ったら現れる。揃えるポイントは、
-
- 得点の10の位がコインのゾロ目の数字と同じ ⇒ タイムが偶数のときにゴールする
- 得点の10の位がコインのゾロ目の数字+5 ⇒ タイムが奇数のときにゴールする
- 上記以外の状態 ⇒ レンガブロックを壊して調節する
[編集] 小ネタ
リメイク版では一部該当しないものもあるが、ファミコン版で存在したものを紹介する。
- ワールド3で、舟に乗った状態で笛を使うと、ワープゾーンの海に出ることができるようになる(ただし、陸に戻れなくなる)。
- たぬきマリオの地蔵状態でクリボーの靴をはくと灰色マリオになる。ただし、土管に入れなくなる。
- たぬきマリオの地蔵状態でハンマースーツを着ると灰色ハンマーマリオになる。ただし、土管に入れなくなる。
- カエルスーツでノコノコのこうらを持つとカエルマリオが立てるようになる。
- 飛行船を特殊スーツを着てクリアすると、おもしろメッセージがきける。
- たぬきマリオで城に行くか、飛行船をクリアして王様のところに来たとき、画面が変わった瞬間に地蔵マリオになると、画面が止まってしまう事がある。
- 先述したワープゾーンの仕様により、ワールド6→ワールド5の逆戻りが可能。
[編集] 関連項目
- スーパーマリオコレクション
- スーパーマリオアドバンス4
- テトリスDS(至る所にこのゲーム画面、音楽が使われている)
- 平成教育委員会
- 世界まる見えテレビ特捜部