スーパーマリオ64
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ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | NINTENDO64 iQue Player バーチャルコンソール |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | 64Mbitロムカセット |
発売日 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
価格 | ![]() |
対象年齢 | ESRB: K-A(N64版) ESRB: E(VC版) |
売上本数 | ![]() 全世界合計 約1189万本 |
『スーパーマリオ64』( - ろくじゅうよん(ロクヨン)、SUPER MARIO 64)は、任天堂がNINTENDO64向けに1996年に発売したアクションゲーム。販売本数は全世界で1000万本以上。1997年に振動パック対応のリメイク版が発売されている。このゲームが後の3Dゲームに大きな影響を与えた。売上本数約192万本。略称「マリオ64」「64マリオ」。
また、2004年12月2日にニンテンドーDS専用ソフト『スーパーマリオ64DS』が発売された。こちらは売上本数約101万本(2007年3月現在)。
さらに、2006年には振動パック対応バージョンがWiiのバーチャルコンソールタイトルとして配信された(値段は1000Wiiポイント)。ただし、振動機能は使用できない。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] スーパーマリオ64
[編集] ストーリー
喜んだマリオはさっそくおしゃれをしてキノコ城へ! ところがお城はひっそりと静まりかえっていて、何だか様子が変。そればかりかマリオがお城の中に入ると、どこからともなくクッパの声が・・・。
クッパはお城を守るパワースターを奪い、その力でピーチ姫やキノピオ達を絵の世界に連れ去ってしまったのだ。このままではお城がクッパに奪われてしまう。パワースターを取り戻すため、マリオは絵の世界の冒険に出かけるのであった・・・。
[編集] 特徴
スーパーマリオシリーズ初の3Dアクションゲーム。城内の絵の中にステージがあり、隠しステージ(スライダーなど)もある。15面の各ステージに7個のスターがある(うち1つはコイン100枚)。それらを含めた合計数は120個だが、クッパとの最終決戦に挑むには70個集めるだけでよい。のちに31枚で挑む方法が判明(バグを利用したものではあるが)し、さらに16枚で挑む方法も明らかになった(これもバグを利用したものである)。すべてのスターを集めると、ヨッシーに会うことが出来る。
このゲームにおけるマリオのアクションは100以上あり、ゲーム界の巨匠・宮本茂(任天堂)によるこのゲームの登場は世界中のゲーム・クリエーターに大きな衝撃を与え、後に数多く登場する3Dアクションゲームの基本形となった。このゲームに影響されていない3Dゲームはないともいわれている。NINTENDO64の発売と同時に発売されたが、完成度が高く、これを超える作品を生み出そうと開発者が苦しんだという逸話がある。ただし、NINTENDO64の最初期に発売された作品ゆえにバグも多く、これを利用した最速クリア動画もいくつか存在する。
現在に至るまでマリオ(とルイージ)の声優を務め、世界的な人気声優となるチャールズ・マーティネーがはじめてマリオの声を担当したのがこの作品である。
このソフトは、宮本茂氏などによるスタッフの手により64本体と同時進行で開発が進んでいたために宮本氏曰く64がどのくらいのクオリティをもっているのかさえわかっていなかった。 そこで部屋の中でマリオとルイージが歩き回る試作品をつくった(つまり開発当初は、ルイージも登場予定だった)。またこの時点では、2人プレイ可能のソフトの予定で開発が進められたが、殴る蹴るなどマリオとルイージとの「乱闘ゲーム」になってしまうために次回の課題として2人プレイという要素は、外された(これが『大乱闘スマッシュブラザーズ』の元になったかは不明)。そして上記に記した試作品に外の坂を上ったりジャンプができるプログラムをつくり宮本氏は「これで半分できた」と主張したが、後に「もっと庭が欲しい」といろいろ加えていくことで「スーパーマリオ64」というソフトが完成したという。
また「お城」という舞台は、ゼルダの伝説用に考えられていた要素という逸話もある。
[編集] ゲームの目的
絵の中のステージを冒険し、「パワースター」と呼ばれるアイテムを発見し獲得するのが目的。ステージ開始前にパワースターを獲得するために役立つかもしれない短いヒントが表示される。
パワースターは各ステージのボスを倒したり、ブロックの中に隠れていたり、赤コインを全て取ったり、謎を解いたりすると出現する。パワースターはキノコ城内や隠しステージにも存在している。これらは全て「おしろのかくれスター」という名前である。
[編集] 主な登場キャラクター
※この後に出てくる「マリオが接近すると・・・」などは、DS版では、一部を除いて全キャラとなっている。(特殊能力は別)
[編集] 味方
[編集] アイテム
- パワースター
- これを集めるのがこのゲームの目的。
- コイン
- 取ると体力が回復する。50枚以上集めてパワースターを手に入れると、50枚ごとにマリオの残り数が増える。また、100枚集めると隠しパワースターが出現する。
- 青コイン
- 大きいコイン。強い敵を倒したり、スイッチを押すことにより出現する。通常のコインの5枚分の価値。
- 赤コイン
- 赤いコイン。どのコースにも8枚ある。全て集めると特定の場所にパワースターが出現する。通常のコインの2枚分の価値。
- クルクルハート
- 通過すると体力が回復する。早く通り抜けるほど多くの体力を回復できる。何度でも使える。
- 1UPキノコ
- 取ると、マリオの残り人数が一人増える。マリオから一定の間隔をおいて動く。
- はねぼうし
- 赤いブロックから出現。取るとしばらくの間「はねマリオ」になる。
- スケスケぼうし(とうめいぼうし)
- 青いブロックから出現。取ると一定時間「スケスケマリオ(とうめいマリオ)」になる。
- メタルぼうし
- 緑色のブロックから出現。取ると少しの間「メタルマリオ」になる。
[編集] 仕掛け・設置物
- パワースターの台
- 半透明で青い星型の物体。赤コインを8枚集めると、この上にパワースターが出現する。
- 大砲
- 赤ボムに話し掛けると使えるようになる。入ったあと3Dスティックを操作すると照準を変更できる。Aボタンを押すと発射され、コース内の別の場所へ早く行くことができる。ただ、「ボム兵の戦場」では、水爆弾が飛んでくる。これにあたればダメージを受ける。
- 赤・緑・青スイッチ
- 赤いブロック・緑色のブロック・青いブロックを実体化させるためのスイッチ。これらのスイッチがあるボーナスステージでは赤コインが8枚あり、全部集めれば他のステージと同様パワースターの台の上にパワースターが出現する。
[編集] 変身
- はねマリオ
- 空を飛ぶことができる。3回連続でジャンプするか、大砲で打ち出されると飛行体制に入る。
- スケスケマリオ(とうめいマリオ)
- 一部の壁や金網をすり抜けることができる。
- メタルマリオ
- 高所からの落下ダメージ以外に対して無敵で、大半の敵を触れただけで倒せる。重いので水に沈む。ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズに1Pモードの中ボスとしても登場した。
- スケスケメタルマリオ
- 「スケスケぼうし」と「メタルぼうし」を両方取るとこれになる。海底にある金網を歩いてすり抜けることができる。
[編集] ステージ
ボムへいのせんじょう
- 基本的なステージである。敵はボム兵のほかに、クリボーが多く存在する。マリオを飛ばす大砲の砲台が複数存在する。また、周囲の落ちると1人失う穴が存在しない。
バッタンキングのとりで
- パワースター1個以上で入ることの出来るステージ。敵はバッタンやパックンフラワーが多く、ドッスンも居る。ステージが空中に浮いているので、ステージから落ちると残り人数が1減る。
かいぞくのいりえ
- パワースター3個以上で入ることの出来るステージ。水ステージであり、泳ぎがとても重要。全ステージ中最もコインが少ない。敵はウツボとクリボーだけ。
さむいさむいマウンテン
- パワースター3個以上で入ることの出来るステージ。雪原ステージであり、高いところから飛び降りると埋まるかダメージを受ける。敵はスローマンやフワフワさん。スノースライダーというスライダーが存在。ステージが空中に浮いているので、ステージから落ちると残り人数が1減る。
テレサのホラーハウス
- パワースター12個以上で入ることの出来るステージ。ホラーハウスという古びた洋館を中心としたステージで、敵はテレサなどのお化け関係が多い。とうめいぼうしが存在。意外に落ちたらミスになる穴がない。
やみにとけるどうくつ
- 闇のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。洞窟や廃鉱などが舞台である。メタルマリオに必要な緑スイッチはこのステージを経由しないと入れない。敵もガサゴソやバサバサ、チョロプーなど洞窟関係が多い。ここから秘密ステージへも行ける。
ファイアバブルランド
- 闇のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。足場以外が溶岩で覆われている。動くクッパの15パズルがある。敵はどんけつやアイクン。火山の中に入って攻略するスターも存在する。なお、火山に入るとゲームオーバーかスター取得までは、火山内からのスタートとなる。
あっちっちさばく
- 闇のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。砂漠や流砂、蟻地獄で覆われていて、流砂は踏み込んだだけで飲み込まれるものもある。敵はクリボーやサンボ、ヘイホーや石関係のものが多い。ピラミッドの中に入って攻略するスターも存在する。なお、ファイアバブルランドと同様にピラミッドに入るとゲームオーバーかスター取得までは、ピラミッド内からのスタートとなる。マリオのぼうしが、とある方法で無くなってしまうので注意が必要。
ウォーターランド
- パワースター30個以上で入ることの出来るステージ。その名の通り水ステージであり、かいぞくのいりえ以上に泳ぎがとても重要。このステージの1番目のスターを取ることで、2匹目のクッパステージのプレイが可能となる。敵を全て倒すことは不可能。
スノーマンズランド
- 炎のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。ステージ入り口が少し分かりにくいのが特徴。その名の通り雪ステージであり、スローマンやがまぐちくん、フワフワさんやとある場所にクリボーも居る。このステージの水辺は他ステージと違い、冷たすぎるのか水面から顔だけ出しても回復は一切しない。また、溶岩と似た氷の池もある。マリオのぼうしが、とある方法で無くなってしまうので注意が必要。
みずびたシティー
- 炎のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。ステージの絵に入る高さでステージ内の水位が変化する。また、ステージ内にも水位を変化させるスイッチがある。敵はメンボやポポイ、ビリキューやホルヘイ。メインのみずびたシティーともう一つダウンタウンがあり、みずびたシティーからダウンタウンは行けるが、逆はほぼ不可能。
たかいたかいマウンテン
- 炎のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。ステージの絵が少し小さめ。その名の通り、高い山の山頂まで登る必要があるスターも多い。マウンテンスライダーというスライダーがあり、3つあるスライダーでは最も長い。また、ファイアバブルランドと同様にスライダーに入るとゲームオーバーかスター取得までは、スライダー内からのスタートとなる。敵キャラはチョロプーが多く出現するところが数箇所あり、他にはクリボーやボム兵、ヘイホーやヒューヒューなどが居る。マリオのぼうしが、とある方法で無くなってしまうので注意が必要。ステージが空中に浮いているので、ステージから落ちると残り人数が1減る。
ちびでかアイランド
- 炎のクッパを倒した後に攻略が出来るステージ。ステージに入る絵が2つあり、片方がチビ島、もう一方がデカ島となり、入る方で敵キャラの大きさも異なる。また、ステージ内にある3つの土管で両島を行き来することが出来る。全ステージ中、最もコインが多い。ステージが空中に浮いているので、ステージから落ちると残り人数が1減る。
チックタックロック
- パワースター50個以上で入ることの出来るステージ。時計の針の部分が入り口で、その分針が指している時間でステージ内の仕掛けの動きの速度などが変化する。敵はボム兵とドッスンとポポイ。中心が穴で、その周りを徐々に登っていくため、運がよければ落ちても下の足場に救われることもある。後にDS用ソフト『マリオカートDS』のコースになる。
レインボークルーズ
- パワースター50個以上で入ることの出来るステージ。全ステージ中最もアスレチックなコースで、ほとんどの足場が空中に浮いている。敵キャラはボム兵やクリボー、ポポイやジュゲムも居る。また、後にGC用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でもBGMがアレンジされて対戦ステージとして使われている。
[編集] 敵
[編集] 通常
- クリボー
- マリオを見つけると体当たり攻撃をしてくる。どの方法でも倒せる。DS版ではマリオたちの帽子をかぶったクリボーもいる。
- ボム兵
- マリオが近づくと導火線に火が付き、追いかけてくる。数秒後に自爆する。持ち上げることもできる。何度でも復活するが、コインがもらえるのは最初の1回のみ。DS版で、ワリオはかなり速いスピードで投げられる。
- ワンワン
- 体が大きく攻撃力が高い。今作では一体しか存在しない。倒すことはできないが、ボム兵を投げて一時的に動きを止めることができる。ある方法で鎖を外してあげると、パワースターが入っている檻を壊してくれる。
- ノコノコ
- 攻撃方法は体当たりのみ。踏むと甲羅が外れる。奪った甲羅には乗ることができる(乗っている間は無敵)。マリオにレースを挑む者もいる。
- パックンフラワー
- 今作では土管ではなく地面から生えている。居眠りしているタイプと、突然地面から出現し炎を吐くタイプが存在する。
- ドッスン
- 巨大の石のお化け。マリオを押し潰そうとしてくる。倒すことはできない。今作では顔が青く、周りにあったトゲが無くなっている。横や正面からぶつかってもダメージはない。上に乗って足場にすることもできる。DS版は従来のデザインに直している。
- バッタン
- 意思を持った石壁。マリオが目の前にいると倒れてきて押し潰そうとしてくる。直接触れてもダメージはない。一応、上に乗ることもできる。背中の×印が弱点で、これにヒップドロップすると倒せる。また、この×印の上に乗ってジャンプするとコインが出る。DSではヨッシーがタマゴを投げると、倒れるので、そこで、乗ってヒップドロップすれば、上記と同じ効果が得られる。
- キラー
- 発射台から打ち出される弾丸。今作では踏めない。何故かどんな方法でも倒すことができない。登場する場所は限られている。DS版ではパワーキノコを取って体当たりすると倒すことができる。
- ウツボ
- 海底に沈んでいる沈没船の入り口から出てくる。近づくと噛み付こうとしてくる。水中にいるため倒すことはできない。尻尾にパワースターを付けていることもある。
- フワフワさん
- 頭に花びらのようなものがある。移動速度は遅い。体当たり以外、これといった攻撃はしてこない。踏みつけると少しの間滑空できる。
- スローマン
- 雪球を投げる雪だるま。かなり厄介だが、周りを何回も回ると倒せる。また、橋の上をジャンプしながら往復するタイプもいる。こちらは倒すことができず、ジャンプしている隙に下を通り抜ける(ただし、DS版では、ワリオのパンチ及びヨッシーが吹く炎で倒すことが可能)。DS版ではマリオたち帽子をかぶったスローマンもいる。
- ビリキュー
- 電気を帯びた球体。かなり素早い上に倒せない。ただし受けるダメージは軽い。
- テレサ
- 白いお化け。マリオと顔を合わせると透明になり、どんな攻撃も当たらなくなる(ただしこの時はテレサ自身も攻撃してこない)。そして一番近づくと突然姿を現しダメージを与える。後ろから攻撃すると倒せる。今回は踏みつけて位置をずらすことができる(テレサにダメージは与えられない)。ホラーハウスに出るタイプは必ず青コインを落とす。
- ガサゴソ
- 蜘蛛の様な敵。倒すとコインが3枚も出るお得なキャラ。
- アイクン
- 目のような形をしている敵。周りをグルグル回ると倒せる。マリオが動かずにいると、弾のような物を撃ってくることもある。
- キラーピアノ
- ピアノに化けていて、近くを通ると突然襲い掛かってくる。倒すことはできない。
- キラーブック
- 本に化けていて、突然本棚から飛び出してくる。頭突き、ヒップドロップすると倒せる。
- バサバサ
- コウモリ。暗い場所にいて見つけにくい。
- ムーチョ
- 洞窟に住んでいる。何故か今回は首だけで浮遊している。マリオに向かって弾を3発連続で撃ってくる。踏むと倒せる。
- チョロプー
- 岩場に空いている穴から登場。マリオに向かって石を投げてくる。連続で踏みつづけると1UPキノコが出現。
- どんけつ
- マリオに向かって突進し、溶岩に突き落とそうとしてくる。連続で攻撃し、逆に溶岩に落とすと倒せる。
- プロペラヘイホー
- 空を飛んでいる。時々急降下してきたり、炎を吐いたりする。踏みつけると少しの間滑空できる。
- サンボ
- 砂漠に出現するサボテンの形をした敵。攻撃すると胴体が吹っ飛ぶ。最後には頭だけになり、その時に攻撃すると完全に倒せる。今作では時間が経つと失った胴体が復活することがある。また、ジャンプしてうまく頭を攻撃すれば一撃で倒せる。
- オニマスクン
- 砂漠の狭い通路を大きな音を立てて転がる巨大な石。潰されないように注意。
- ジャンゴ
- いたずら好きのハゲタカ。パワースターを持っていたり、マリオの帽子を盗むこともある。
- ドングル
- 砂漠のピラミッド内に1匹だけ存在する、六角柱の石。転がりながら通路をうろついている。
- ドンカク
- 砂漠のピラミッド内に登場。ドッスンと似た性質を持ち、その場で上下するタイプと上下しながら一定の場所を往復するタイプがある。足場にできるが、天井に挟まれたり、踏み潰されないように注意。
- プクプク
- 今作でも水中を泳いでおり、マリオが近づくと飲み込もうとしてくる。飲み込まれるとミスになる。水中にいるため倒すことはできない。
- ホージロー
- サメ。水中を泳いでいる。水中にいるため倒すことはできない。
- ガマグチクン
- コインに化けて待ち伏せしている。近づくと襲い掛かってくる。
- メンボ
- アメンボ。足が何本もある。水面の上を早く動ける。陸もゆっくりと動ける。体当たり以外、これといった攻撃はしてこない。
- ポポイ
- 手に板を持っている。その板を使ってマリオを放り投げてしまう。うまく利用すれば高い所に行ける。倒せない。
- ホルヘイ
- マリオを見つけると追いかけてきて放り投げようとしてくる。逆に後ろから攻撃すると持ち上げることができる。持った後に投げると倒せる。持っている状態では走れない。
- ジュゲム
- 後半のみ登場。空を飛んでいてトゲゾーを大量に落としてくる厄介な敵。ジャンプキックで倒すと楽。
- トゲゾー
- ジュゲムから投げ落とされる。固いトゲに守られていて踏めない。64版ではひたすらパンチなどで攻撃して穴に落とす以外に消す方法はない。DS版ではヨッシーで卵に変えて他の敵にあてれば倒せる(黄コイン1枚を出す)
- ヒューヒュー
- 雲のような形をしていて、風を吹いてくる。この風に飛ばされてしまうと帽子が失われてしまう。DS版のヨッシーのみ、飲み込んで消すことが可能。
- おおゆきダルマ
- こちらもマリオを見つけると風を吹いてくる。この風はペンギンの後ろに隠れるか、ペンギンの上に乗ることでやりすごすことができる。
- バクバク
- デカ島にのみ出現。水中を泳いでいる。マリオが近くを泳ぐと口を大きく開け、あっという間に食べられてやられてしまう。倒せない。
[編集] ボス
- ボムキング
- 「ボムへいのせんじょう」で山の頂上に登場。マリオをつかんで投げ飛ばそうとする。後ろから回り込んで投げ飛ばせば倒せる。山の頂上から場外(山の下)に投げてしまうと、「フェアな勝負がしたい」とノーカウントになる。しかしボムキング自身は普通に場外へ放り投げてくる。
- バッタンキング
- 「バッタンキングのとりで」で頂上に登場。プレイヤーが前に来ると倒れてきて、倒れている間にヒップドロップで倒せる。
- おやかたテレサ・ボステレサ
- 「テレサのホラーハウス」で特定の条件を満たすと登場。おやかたテレサは1階のロビーに、ボステレサはバルコニーに出現する。メリーゴーランドにも出現するが、こちらはおやかたテレサかボステレサか一切不明。
- おおめだま
- 「テレサのホラーハウス」の隠し部屋にいる。アイクンを巨大化させただけで、攻撃方法や倒し方も同じ。
- ボスどんけつ
- 「ファイアバブルランド」の最深部にある足場に登場。倒すとさらに奥の足場への階段とパワースターが出現する。また、ある足場にいる3体のどんけつ(どんけつ隊)を倒すと上からおりてくる。(おそらくは先ほどと同じだと思われるが、詳細は不明。)
- イワンテ
- 「あっちっちさばく」のピラミッド内部にいるボスキャラ。右手と左手を模した岩で、手のひらにある目が弱点。片手を倒すとマリオをフィールドから突き落とそうとする。このボスのみ、タイトルに名前が表示されない。
- アイスどんけつ
- 「スノーマンズランド」に登場。どんけつと性質は同じだが、身体が青く凍り付いて角が一本になっている。戦うステージの下の氷に触ると大ダメージを受ける。ボスどんけつに非常によく似ているが、こちらの方が倒しにくい。(足場が若干狭いため。)
- ハナチャン
- 「ちびでかアイランド」の山の中に入ると登場。アタマを踏みつけると怒り、プレイヤーを追いかける。
- クッパ
- ゲームの中でスターを8、30、70個取ると対戦ステージへ入れる。戦うごとに強くなり、ステージの環境も悪くなる。また、最終ステージでは身体が虹色に輝いている。尻尾をつかんで爆弾に投げ飛ばせば倒せる。
[編集] スーパーマリオ64 振動パック対応バージョン
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1997年7月18日 |
価格 | 5,040円 |
その他 | 振動パック対応 |
振動パックに対応したバージョン。1997年7月18日に発売された。マリオの声の追加、一部の効果音の変更、バグの修正が行われた。上記のパワースター31枚、16枚クリアは不可能。 このバージョンのみ海外未発売。(日本国内のみ発売) Wiiのバーチャルコンソールで配信されるのはこのバージョン。
[編集] スーパーマリオ64DS
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1~4人 |
メディア | 128MbitDSカード |
発売日 | 2004年12月2日 |
価格 | 4,800円 |
売上本数 | 約101万本(2007年3月現在) |
[編集] 特徴
- 基本的には64版と変わりないが、画質や音質などのパフォーマンス面での大幅な強化が図られ、タッチペンを利用した操作にも対応している。三種類の操作方法があり、ポーズメニューで自由に切り替えることができる。初期状態では十字キーで移動し、Yボタンでダッシュする「Yダッシュモード」になっているが、この状態でもタッチスクリーンで移動できる。「タッチモード」では十字キーは使用しない。「デスクトップモード」では、LRボタンを使用せず、十字キーでジャンプやしゃがむなどの操作を行い(ABXYボタンでも方向に応じて同等の操作が可能)、右手でタッチペンを使用して移動させることが出来る。(「Yダッシュモード」と「タッチモード」ではボタンの配置から左手でタッチスクリーンを操作することになるため、DS本体に同梱されていたタッチストラップを使うのが推奨されていた。)
- マリオだけでなくルイージ、ヨッシー、ワリオも使用出来る。ステージやアイテムなどが増え、ミニゲームも登場した。ステージ内の赤コインとスターや障害物の配置が若干変わったところがある。スターの数は150個になった。またウサギの数・種類も格段に増えている。ゲーム開始時だとヨッシーしか使用できないが、ゲームを進めるごとにマリオ、ルイージ、ワリオも使用出来るようになる。
- また、マリオ以外のルイージ、ワリオ、ヨッシーにはそれぞれ特徴があり、ルイージはバック宙したときに回転し、飛距離を大幅に伸ばすクルクルジャンプになる、ワリオは木の棒をヒップドロップすると一発でコインなどを出せる、ヨッシーは敵を飲み込んで投げつけられるタマゴにできるなどがあり、それぞれのステージにあわせて使える。また、ステージ中に、操作していないキャラの帽子が落ちていることがあり、かぶるとそのキャラの姿になり、能力を得ることができる。ヨッシーは、ステージを開始する際にあらかじめ帽子をかぶってスタートすることもできるようになる。
- なお、ステージが進んでいくと、特定のキャラクターでしか入れないステージもある(最終面においてマリオ以外の3人はスターを80個以上とっていても「はてしないかいだん」になってしまう、など)。羽を取ると、マリオは羽マリオ(バトルではヨッシー、ルイージ、ワリオも使える)に、パワーフラワーを取ると、マリオは風船マリオになり空を飛べるほか、ルイージは透明ルイージに(性質はとうめいマリオと同じ)、ワリオはメタルワリオに、ヨッシーはほのおヨッシーになり一定時間の間炎を噴射できる。
- また、クッパに挑むパワースターの必要最低枚数はそれぞれ8、30、80。
- なお、登場キャラクターは64版のモデルデータを流用しておらず、全て1から作り直されている。
- 全体的に、64版よりも少し易しくなっている。マリオでは、かなり苦労するステージでも、ルイージの驚異的なジャンプ力によって、あっさりクリアできたりしてしまう。
- エンディングテーマも一部変更された。
[編集] 使用キャラクター
- マリオ
- 本作ではゲーム開始当初からは使えない。カベキックはマリオでないと使えない。
DS版の主役はマリオでは無いがクッパが本当のライバルと認めるのはマリオだけのようだ。 - ルイージ
- 4人の中でジャンプ力が大きいほか、ジャンプ中しばらく浮遊できる。
敵・味方の双方から存在感がないと言われる。 - ヨッシー
- ゲーム開始時から使用できる。敵を食べることができるが、テレサだけは倒すことはできない。卵を産むことができる。卵を武器にして敵を倒すことができ、連続して当てることができる。キノコ城にいるウサギも舌で捕まえることができる。
ルイージと同様にジャンプ中しばらく浮遊できるが、ルイージより浮遊できる時間が少し長い。このゲームの本当の主役だがなぜか最終ステージに行く事ができない。 - ワリオ
- 4人の中でジャンプ力が小さいが、パワーが一番大きく、ワリオでしか破壊できないブロックがある。ボムキングなどの巨大な敵を持っても移動速度があまり落ちない。
[編集] ボスの追加
本作では、新たに3匹のボスキャラが登場した。
- クリキング
- 小クリボーを後ろに、突進してくる。マリオを助けるために必要な鍵を持っている。
- キングテレサ
- 64版のボステレサとは違い、鏡の中で攻撃してくる。ルイージを助けるために必要な鍵を持っている。
- キングアイスどんけつ
- 3回ステージから落とさないと倒せない。ワリオを助けるために必要な鍵を持っている。
[編集] 外部リンク