国分寺駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国分寺駅(こくぶんじえき)は、東京都国分寺市本町2丁目1番23号にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・西武鉄道の駅である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 丸井の建物の1階に改札がある。
- JRと西武の両線に対して同一の駅舎を使用している橋上駅である。
- JR部分は島式ホーム2面4線の構造である。上下線共に待避線を備えているので、各駅停車の特別快速待ち合わせや通過列車の待避ができる。また、新宿方面へは非常時の折り返しが可能となっている。
- 上りホームは1面2線時代のホームの場所とほぼ同じであるが、拡張して80m程立川寄りに移動した。下りホームは2面4線に拡張するにあたり、駅南側にあった旧下河原線ホーム跡地を取り壊して新設されたものである。
- 西武国分寺線はJRのホームの北側に位置する。また、多摩湖線は改札階の脇(北西方向)に離れてある。
- 多摩湖線は17m車3両(20m車2両)編成しか入線できなかったが、後の改良で現在のホーム形態になった。かつては現在の北口付近にホームがあり、西武バス折返場付近から線路がカーブしていた。現在の同線ホーム脇にある建物は改良前の線路に沿っているので、カーブの名残りが見られる。なお、同線を複線化する構想があったが、その用地は西武バス専用道路に転用されている。
- 駅改良工事完成時に西武線とJR線の間に乗り換え専用改札が設けられた。
- 駅改良工事以前は西武線のホームの管理はJR(国鉄)が行っていた。駅改良工事後に西武側にも駅務室が設けられ、以後ホームの管理は両社個別で行われる事になる。
[編集] ホーム・のりば
[編集] JR東日本
1 | ■中央線(快速) | 立川・八王子・高尾方面(待避線) |
2 | ■中央線(快速) | 立川・八王子・高尾方面 |
3 | ■中央線(快速) | 新宿・東京方面 |
4 | ■中央線(快速) | 新宿・東京方面(待避線) |
- ホリデー快速停車
[編集] 西武鉄道
5 | ■西武国分寺線 | 東村山・西武園・新所沢方面 |
7 | ■西武多摩湖線 | 萩山・西武遊園地方面 |
※6番ホームは、かつてホーム移設前の多摩湖線のホームとして使用されていたが、現在は欠番となっている。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗降人員は
である。
[編集] 駅周辺
[編集] 北口
[編集] 南口
- 史跡 武蔵国分寺跡
- 名水百選 お鷹の道・真姿の池湧水群
- マルイファミリー国分寺(駅ビル国分寺エル内)
- ホテルメッツ国分寺
- 殿ヶ谷戸庭園
- 東京経済大学
- 東京農工大学
- 東京都道145号立川国分寺線(多喜窪通り)
- タツノコプロ
- Production I.G
- XEBEC(ジーベック)
[編集] 路線バス
[編集] 南口
- 寺91系統 府中駅 行(明星学苑・農業高校前経由)
- 寺92系統 府中駅 行(新町文化センター・学園通郵便局経由)
- 武61・66系統 武蔵小金井駅南口 行(明星学苑・学園通郵便局・前原坂・小金井市役所経由)
- 武66系統 府中営業所 行(泉町交差点・警察病院経由)
- 寺85・86系統 府中病院 行(泉町交差点経由)
- 寺85系統 小平団地 行
- 東元町ルート
- 空港リムジンバス 羽田空港(東京国際空港) 行
[編集] 北口
- 寺51系統 昭和病院 行(喜平橋・小平団地中央・花小金井駅北口経由)
- 寺52系統 回田循環(右回り)
- 寺53系統 回田循環(左回り)
- 寺54系統 回田本通入口 行(喜平橋・小平団地中央経由)
- 寺55系統 花小金井駅南口 行(喜平橋・小平団地中央経由)
- 寺56系統 大沼団地 行(喜平橋・小平団地中央・花小金井駅北口・昭和病院経由)
- 寺57系統 大沼団地 行(喜平橋・小平団地中央・鈴木街道北経由)
ぶんバス(コミュニティバス)
- 本多ルート
[編集] 北入口
- かつては「国分寺車庫」と称した。多摩湖線ホーム脇に設けられた折返場から発車する。折返場を出ると多摩湖線に沿ったバス専用道路を走行するのが特徴である。
- 寺61系統 小平駅南口 行(ルネサス武蔵・一橋学園駅・学園東町経由)
- 寺62系統 小平駅南口 行(ルネサス武蔵・一橋学園駅・松ヶ丘住宅入口・新小平駅・小平市役所前経由)
- 寺63系統 ルネサス武蔵 行
- 寺71系統 武蔵野美術大学 行(東恋ヶ窪・津田塾大学・創価学園経由)
- 寺71系統出入庫 小平営業所 行(武蔵野美術大学経由)
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)4月11日 - 甲武鉄道(現在の中央本線)新宿駅~立川駅開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1894年(明治27年)12月21日 - 川越鉄道(現在の西武国分寺線)が開業。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 甲武鉄道が国有化。
- 1910年(明治43年) - 東京砂利鉄道専用線(後の下河原線)開業
- 1928年(昭和3年)4月6日 - 多摩湖鉄道(現在の西武多摩湖線)が開業。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 武蔵野線開通に伴い下河原線廃止。
- 1976年(昭和51年)9月20日 - 国鉄駅での貨物の取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 国鉄駅での荷物取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)- 駅改良工事(2面4線化工事、橋上駅舎化、駅ビル建設)着工。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、中央本線の駅はJR東日本の駅となる。
- 1988年(昭和63年)12月1日 - 2面4線化工事、橋上駅舎完成。
- これに伴い特別快速(「中央特快」)と通勤快速が停車(青梅特快は従来通り通過)また、武蔵小金井駅に代わって通過列車の退避駅となる。
- 1989年(平成元年)3月 - 駅ビル(丸井・国分寺エル)竣工。
- 1990年(平成2年)- 西武多摩湖線ホーム移設工事完了。
- 1993年(平成5年)4月10日 - 「青梅特快」が当駅に停車。
- これにより特別快速の全電車が当駅に停車。「通勤特快」運行開始、当駅に停車。
- 1999年(平成11年)12月4日 - 「成田エクスプレス」高尾駅発着列車の運行開始。上下1往復停車。
[編集] 下河原線
かつては、中央線の支線である下河原線の始発駅であった。現在は駅ホーム部分が大きく作り変えられているため、ホーム部分には下河原線の痕跡はない(駅ビル建設までは現在の駅ビルの真ん中付近の場所に短いホームの跡が残っていた)。しかし、西国分寺寄りの線路脇には、かつての下河原線の線路が廃線跡としてまだ残っている。また、この線路は現在廃校となった中央鉄道学園の引き込み線も兼ねていた。
[編集] 0番線
改修工事以前は多摩湖線ホームが0番線であった。駅開業当時に駅本屋が国分寺線側にあったため、国分寺線を1番線として南側の中央線方向に番号を割り振ったため、後に乗り入れた多摩湖線ホームが国分寺線の北側にある事から「0番線」という措置が採られた。また、駅改良工事が行われる以前は多摩湖線ホーム入口に中間改札が設けられていた。
[編集] 隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- ■中央線(快速)