富士急静岡バス
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富士急静岡バス(ふじきゅうしずおかばす)は静岡県の富士市・富士宮市を中心に路線を運営する富士急行の路線バス子会社である。営業所記号は「W」を用いるが、これは富士急行静岡西営業所のエリアを引き継いだためである。
分社化された当時の時点で、さほどエリア内路線の採算性が悪いわけではなかったが、より地域に密着した運営を行なうための分社化である。
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[編集] 沿革
- 1993年 富士急行富士宮営業所を分社化して設立。
- 1995年 富士急行富士営業所を移行。
- 1998年4月 岳南鉄道の路線バス事業廃止に伴い、岳南鉄道バスの単独区間などを引き継ぎ。車両も一部が移籍している。
- 2002年 富士急行静岡西営業所を移行。これにより、富士・富士宮地区の富士急バスは全て富士急静岡バスとなった。
- 2005年3月 富士営業所を廃止。現在は、日中の吉原中央駅発着便の待機所として使用。
- 2007年3月 PASMO利用開始。〔しかし、現時点でのTOICA(静岡県内は2007年導入予定)の相互利用は不明。〕
[編集] 本社および営業所
[編集] 鷹岡営業所(本社併設)
- 静岡県富士市厚原771-1
- 富士急オートサービスの整備工場が併設され、静岡県内の富士急グループのバスは全てここで検査を受ける。
- 高速バス利用者用駐車場が構内に設けられている。
[編集] 富士宮営業所
- 静岡県富士宮市ひばりが丘307-12
- 以前はこちらが本社営業所であった。
[編集] 一般路線
[編集] 富士市内起点の主な路線
- 吉原中央駅~富士市役所~中央病院~富士駅
- 吉原中央駅~弥生線経由~富士駅
- 吉原中央駅~新富士駅
- 吉原中央駅~長沢~鷹岡本町
- 吉原中央駅~三ツ沢~富士見台団地
- 吉原中央駅~駿河台~茶の木平~富士常葉大学~湖山病院
- 吉原中央駅~中央病院~桜ヶ丘入口~曽比奈
- 吉原中央駅~今宮・富士岡~桑崎
- 吉原中央駅~富士岡~船津~沼津駅(根方線)
- 吉原中央駅~ジャトコ社宅前~吉原駅~東田子浦駅~沼津駅(東海道線)
- 吉原中央駅~伝法二丁目~富士北郵便局~富士宮駅~西富士宮駅(大月線)
- 吉原中央駅~長沢~ザ・コンボ富士厚原店
- 富士駅~吉原中央駅~駿河台~富士見台・神戸・桑崎
- 富士駅~吉原中央駅~中野~次郎長・富士急大渕団地・曽比奈
- 富士駅~長沢~鷹岡中学校~中野~曽比奈
- 富士駅南口~新富士駅
- 富士駅~蒲原病院~寺尾橋
- 富士駅~岩本旭町~滝戸~岩本山団地
- 富士駅南口~三四軒屋
- 富士駅-蒲原駅-由比駅上-寺尾橋
- 富士駅南口-新富士駅-旭化成
- 吉原駅-沼津駅
- 吉原駅-吉原中央駅
- 新富士駅~富士宮駅~河口湖駅~富士急ハイランドバスターミナル
[編集] 富士宮市内起点の主な路線
- 富士宮駅~万野団地入口~粟倉団地~富士見ヶ丘~富士宮駅(万野粟倉循環)
- 富士宮駅~郵便局~富士見ヶ丘~粟倉団地~万野団地~富士宮駅(粟倉万野循環)
- 富士宮駅~学校入口~橋戸~粟倉団地~二本松
- 富士宮駅~富士宮東高
- 富士宮駅~スポーツ公園入口~北山~白糸の滝~猪の頭
- 富士宮駅~富士山新五合目
- 富士宮駅~鷹岡本町~長沢~吉原中央駅
- 富士宮駅~フィルムパーク~香葉台団地~芝川駅
- 富士宮駅~湧玉池~鉄工団地~総合福祉会館
- 富士宮駅~黒田~高原ニュータウン~羽渕
- 富士宮駅~富丘~大石寺前
- 富士宮駅~富丘~上条
- 富士宮駅~湧玉の池~警察署前~富士宮営業所
- 富士宮駅~大中里~柚野支所~上柚野~大倉
- 西富士宮駅~富士宮駅~(大月線)~吉原中央駅
- 富士宮駅~富士脳研病院入口~中野~吉原中央駅
- 西富士宮駅~富士宮駅~富士脳研病院入口~中野~曽比奈
[編集] 富士市コミュニティバス
静岡県富士市において、市の支援を受けた循環路線を運行している。
[編集] 「ひまわり」
- 吉原中央駅起点と富士駅起点の路線がある。どちらも運賃は100円のワンコインバスである。
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- 吉原中央駅起点
- 吉原中央駅を起点として、国久保~今泉~吉原~青島の吉原地区を循環する。富士市役所・岳南鉄道線(吉原本町駅、本吉原駅)・大型商業施設(ユニー・西友)・市立中央図書館などを含む路線となっている。市民から募集したデザインをあしらった専用車両で運行されている。
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- 富士駅起点
- JR富士駅を起点として、一部のルートが違っている青コース・赤コースの2路線で運行されている。富士地区を循環し、学校(富士高校・富士中央小学校)・富士商店街・病院・富士郵便局などを接続する。
[編集] 「ふじ丸」
- バスターミナルである吉原中央駅と東海道本線(富士駅)、東海道新幹線(新富士駅)、岳南鉄道線(吉原本町駅)を接続する路線として、2006年10月28日から運行を開始した。ただし、最大1年間の試験運行である。循環路線である、あおコースとみどりコースと、吉原中央駅と新富士駅を結ぶシャトルあかコースの3路線が運行されている。
[編集] 高速路線
- 鷹岡車庫~富士駅南口~新富士駅~吉原中央駅⇔東京駅(かぐや姫エクスプレス) ※ジェイアールバス関東と共同運行。
- 白糸の滝~富士宮営業所~富士宮駅⇔東京駅(やきそばエクスプレス) ※ジェイアールバス関東と共同運行。
[編集] 車両
富士急行全体としては日野車が中心であったが、静岡地区ではいすゞ車の導入も目立った。CNGバス導入以後は日産ディーゼル車の比率も高くなっている。CNGバスも在籍している。
また、岳南鉄道の路線バス事業廃止に伴い、一部の車両が移籍している。もともと岳南鉄道バスは日産ディーゼル車も多かったため、日産ディーゼル車の比率が高くなった。岳南鉄道バスには後部方向幕がなかったこと、バンパーが銀色だったこと(富士急行オリジナル車は白色)、車内座席のモケットが赤色(オリジナル車は緑色)であったことから識別可能であった。また、富士急行には存在しない、富士重工6E形ボディの車両も存在していた。
CNGバス導入当初は、CNG充填の関係から富士吉田・河口湖への往復がある運用に限定されていたが、富士市内にCNG充填施設が出来たので、特に運用の区別はなくなっている。もちろん、夏季には富士登山バスの運用に入る。
[編集] 関連項目
大手私鉄 | 東京急行電鉄・小田急電鉄・京王電鉄・京成電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・西武鉄道・東武鉄道・東京地下鉄 |
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中小私鉄・第三セクター等 | 新京成電鉄・北総鉄道・箱根登山鉄道・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道・横浜高速鉄道・首都圏新都市鉄道・伊豆箱根鉄道・関東鉄道・江ノ島電鉄 |
公営事業者 | 東京都交通局・川崎市交通局・横浜市交通局 |
モノレール・新交通システム | 多摩都市モノレール・ゆりかもめ・千葉都市モノレール・横浜新都市交通・舞浜リゾートライン |
バス(発行事業者のみ) | 伊豆箱根バス・神奈川中央交通・関東バス・京浜急行バス・西武バス・東急バス・西東京バス・富士急行・山梨交通・江ノ島電鉄・京王電鉄バス・国際興業・箱根登山バス・船橋新京成バス・小田急バス・立川バス・川崎鶴見臨港バス・京成バス・相模鉄道・千葉交通・東武バスセントラル・日立自動車交通・平和交通 |
相互利用 | JR東日本他(Suica) |
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