船橋新京成バス
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船橋新京成バス(ふなばししんけいせいばす)は従来新京成電鉄が行っていたバス事業を独立分社化することで2003年10月1日に設立されたバス事業者である。分社化の形態は事業エリア毎に3つの事業者としたもので、旧鎌ヶ谷営業所がここで触れる船橋新京成バスとなり、旧習志野車庫は習志野新京成バス、旧松戸営業所は松戸新京成バスとなった。(後者2社については、それぞれの記事で触れることとする。)船橋新京成バスの営業エリアは分社化前の鎌ヶ谷営業所のエリアをほぼ踏襲し、主に、船橋駅、北習志野駅、鎌ヶ谷大仏駅(停留所名は鎌ヶ谷大仏)の3駅を主ターミナルとした船橋市北西部となっている。バス3社の本社はいずれも千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山にあるが、同社の営業所は鎌ケ谷市鎌ケ谷にある。
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[編集] 本社、営業所
同社の登記上の本店所在地は、新京成電鉄、習志野新京成バス、松戸新京成バスとともに千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山になっており、新京成線くぬぎ山駅に隣接している。また、営業所(実質的な本社機能も持つ)および車庫は、同市鎌ケ谷にあり、新京成線鎌ヶ谷大仏駅に隣接している。なお、「鎌ヶ谷大仏」停留所は名称に「駅」が付かないが、ちばレインボーバスの停留所は「鎌ヶ谷大仏駅」と「駅」を付けるという違いがある。
なお、鎌ケ谷大仏の車庫から離れた地域のために、古和釜十字路に操車場が、夏見台団地に折返場・乗務員休憩所が設けられている。
[編集] 現行路線
[編集] 鎌ヶ谷線
- 船03:船橋駅~夏見台団地~二和道~鎌ヶ谷大仏
- 1953年8月1日:船橋駅北口(現・船橋駅)~夏見営団(現・夏見)~二和道~鎌ヶ谷大仏が開通。船橋駅北口~夏見営団間の区間便が大多数。
- 1954年:船橋駅北口~丸山道~学校前~椚山駅前~自衛隊~五香駅が五香南線として開通。学校前折返便および鎌ヶ谷大仏出入庫便もあった。
- 昭和30年代:夏見営団経由便が富塚まで延長(のち夏見非経由に変更)。
- 1964年:夏見折返便がワンマンとなり、夏見線として別線扱いとなる(さらに夏見台線となる。夏見台線の項を参照)。なお、のちに鎌ヶ谷方面の便もワンマンとなった。
- 昭和:五香南線が船橋駅北口~丸山道~初富~学校前~鎌ヶ谷大仏に変更。鎌ヶ谷線の支線となる。
- 1981年8月22日:富塚発着便が西白井駅を経由するようになる。
- 1995年6月16日:深夜バス運行開始(船橋~二和道~大仏)。
- 1999年7月16日:初富経由便が鎌ヶ谷駅構内に入るようになる。
- 2000年8月16日:二和道経由便が船橋駅~鎌ヶ谷大仏と鎌ヶ谷大仏~西白井駅に分割され、西白井駅(根)~富塚間が廃止される。(同時に西白井線において鎌ヶ谷大仏~ニュータウン七次台の直通運転を開始)。初富経由便の廃止。
鉄道線松戸代行バスを除けば、新京成バスで最も古く、現在でも幹線と言える路線である。船橋駅~鎌ヶ谷大仏間をほぼ直線状に 当時の路線名は夏見線であり、夏見(当時は夏見営団)経由であった(ただし夏見営団止まりが多かった)。その後、夏見折返便がワンマン化され、夏見線として別線扱いになったため、現在の鎌ヶ谷線は鎌ヶ谷大仏との往復の便だけを指している。
開通してからほどなく(ただし、昭和30年代としかわからない)、この線は鎌ヶ谷大仏からさらに先の富塚まで延長された。当初は船橋駅北口~富塚の通し運行が多かったが、その後、鎌ヶ谷大仏駅および西白井駅との乗り継ぎが増えたため、鎌ヶ谷大仏での分割が進んだ。西白井駅以北についてはほぼ並行した区間である西白井線(西白井駅~ニュータウン七次台)が開通し、しばらくは並行して運行していたものの、結局、これに一本化する形で2000年8月16日に西白井駅~富塚間が廃止となった。これと同時に、鎌ヶ谷大仏~西白井駅間は西白井線に組み入れられ、鎌ヶ谷大仏を境に鎌ヶ谷線と西白井線が分けられることとなった。
同じく2000年8月16日に廃止となったものに初富経由便がある。これは、当初五香南線(五香駅~船橋駅)として開通したものである。五香南線は開通当時から本数が少なった。特に五香駅~船橋駅間を直通する便はほとんどなく、ほとんどが両端駅から鎌ヶ谷大仏間を運行していたり、分岐停留所の学校前止まりであった。その後、五香駅~学校前間が廃止され、鎌ヶ谷線の支線となったが、大半の区間が東武野田線と並行していたため、本数も増えることなく結局廃止となった。
[編集] 小室線
- 船07:船橋駅~夏見台団地~金杉町~三咲駅~県民の森~ハイランド~小室駅
- 船09:船橋駅~夏見台団地~金杉町~三咲駅~八木ヶ谷入口~鎌ヶ谷大仏
- 船10:船橋駅~夏見台団地~金杉町~三咲駅
- 船11:船橋駅~夏見台団地~金杉町~御滝不動
- 船33:船橋駅~医療センター~三咲駅~八木ヶ谷入口~鎌ヶ谷大仏
- 船34:船橋駅~医療センター~三咲駅
- 船31:船橋駅~医療センター~御滝不動
- セ02:三咲駅~県民の森~豊富農協前~セコメディック病院
- 1958年:船橋駅北口~三咲駅~小室(小室駅の真東300m本覚寺近く、のち八幡下船橋駅行停留所)が開通。
- 1981年8月22日:北総線開業に伴い、船橋駅北口~小室駅に延長。
- 1983年10月1日:医療センター線(船橋駅北口~医療センター~御滝不動および船橋駅北口~医療センター~金杉台団地)を開通。のちに鎌ヶ谷大仏と豊富農協前まで延長。当初は船橋市場前経由。
- 平成:医療センター経由便が八栄小学校入口経由に変更。
- 1992年頃:船橋駅北口~三咲駅~倉本記念病院(現・セコメディック病院)を開通。
- 1993年12月16日:土曜ダイヤを新設。
- 1995年6月16日:深夜バス運行開始(船橋~三咲~大仏)。
- 2000年8月16日:小室駅便を豊富農協前非経由、ハイランド経由に変更(八幡下付近は廃止)。セコメディック病院便は三咲駅発着に短縮。小室駅~鎌ヶ谷大仏の出入庫線も廃止。
小室線は船橋駅から三咲駅を経由して小室駅に至り、新京成バス3社中で最長区間を運行する便を有する路線でもある。ただし、途中の三咲三叉路で鎌ヶ谷大仏方面に分岐する系統がありこちらの方が運行数が多く、小室駅まで至る便は1時間間隔でしかない。別項で触れる金杉台線も当線と同一視すれば、鎌ヶ谷線等に続く船橋駅発着路線の第二の幹線となっている。
この路線は鎌ヶ谷線より5年ほど遅れた1958年に、当時の小室停留所まで開通した。その後、ほとんど経路を変えずに運行がなされていたが、北総開発鉄道(現北総鉄道)が小室駅まで開通した際に、駅最寄りであるこの線が同駅まで接続するようになった。
小室方面は旧豊富村域であり、当初この線は同域内の移動手段の役目も担っていた(ただし、豊富村が船橋市と合併したのは1954年である。)。このため、当初は船橋市役所豊富出張所や豊富農協への足として、この線の小室方面発着便は豊富農協前停留所を往復経由するようになっていた。この経由措置は2000年8月まで続けられたが、現在は、この線の三咲駅~セコメディック病院折返便および古和釜線等にその役目を譲っている。
[編集] 金杉台線
- 船12:船橋駅~夏見台団地~金杉町~金杉台団地
- 船32:船橋駅~医療センター~金杉台団地
- 1971年8月30日:船橋駅北口~夏見台団地~金杉台団地が開通。
- 1974年12月27日:深夜バスを運行開始。
- 1983年10月1日:医療センター線(船橋駅北口~医療センター~御滝不動および船橋駅北口~医療センター~金杉台団地)が開通。のちに鎌ヶ谷大仏と豊富農協前まで延長。当初は船橋市場前経由。
- 1990年3月1日:夏見線の深夜バス運行開始に伴い夏見経由便(船13系統)の廃止(それ以前は、船橋駅発22時以降は夏見経由)。
- 1993年12月16日:土曜ダイヤを新設。
- 平成:医療センター経由便が八栄小学校入口経由に変更。
金杉台線は路線名が示す通り、終点の金杉台団地と船橋駅を結ぶ路線であり、団地輸送路線の側面を持つ一方、途中停留所の利用者も多く、ローカル路線としての主力となっている。小室線の支線に相当する路線と言うこともできる。
1983年に医療センターを経由する便が運行開始され、2ルートとなった。この医療センター経由便は、1990年代前半に夏見1・6丁目の道路が整備されたことにより、それまでの市場通りから直接北上するルートから、八栄小学校入口を経由するルートに変更された。しばらくの間は従来の金杉町経由便が多かったが、2000年8月のダイヤ改正により両ルートの便数比の差が縮まっている。
[編集] 夏見線
- 船15:船橋駅~夏見~夏見台団地~コープ野村
- 船16:船橋駅~夏見台団地~コープ野村
- 船17:船橋駅~夏見~夏見台団地
- 船18:船橋駅~夏見台団地
- 船19:船橋駅~夏見
- 1953年8月1日:船橋駅北口~夏見営団~鎌ヶ谷大仏が開通。(鎌ヶ谷線参照)
- 1964年:船橋駅北口~夏見営団の区間便のみを先行してワンマン化され、夏見線となる。
- 1968年2月20日:ほとんどの便が夏見台団地まで延長される。
- 1975年6月23日:一部の便がコープ野村まで延長される。
- 1990年3月1日:深夜バスを運行開始。
- 1993年12月16日:土曜ダイヤを新設。
- 2000年8月16日:深夜バスが廃止。夏見経由便の減便。夏見折返便が平日夕方および土休日の朝夕も運行されるようになる。
鎌ヶ谷線の項で記したとおり、開通当初は夏見線として同路線扱いだったが、その後、短距離便だけが先行してワンマン化されたので、名称を分離して別名で呼ぶようになった。その後、1968年に夏見台団地まで延長。さらに1975年にコープ野村まで延長されている。コープ野村付近のみが独自区間である。なお、現在ではこの線だけが夏見停留所(船橋駅より北上する県道から一つ奥に入ったところに設置されている)を経由する。夏見線以外の路線は夏見非経由である。
2000年8月までは、朝ラッシュ時を除く同線のほとんどの便が夏見経由であり、朝ラッシュ時は夏見を経由しないで夏見台団地、コープ野村を往復していたのと同時に夏見折返便も運行していた。平成初頭までは、上記の夏見を経由しない便を「直通」と呼んでいた(「直通コープ野村行」など)が、現在では「夏見を経由しません」などと変えられている。
このように、同線は夏見停留所にかなり力点を置いた路線であったが、2000年8月改正にて朝ラッシュ以外についても夏見非経由便を運行するようになった。さらに、夏見経由便は全体の2/5~1/3と半数以下に抑えられてしまった。夏見停留所を経由しなくても夏見北停留所がすぐそばにあり、まっすぐ走っても大きな支障がないと判断されたのだと思われる。
[編集] 豊富線
- 船21:船橋駅~東船橋三丁目~高根木戸駅~古和釜十字路~豊富農協前
- 船22:船橋駅~東船橋三丁目~高根木戸駅~古和釜十字路
- 船22A:古和釜十字路~高根木戸駅~東船橋三丁目~東船橋駅~船橋駅
- 船23:船橋駅~東船橋三丁目~高根木戸駅~北習志野駅
- 船23A:北習志野駅~高根木戸駅~東船橋三丁目~東船橋駅~船橋駅
- 1958年:船橋駅南口~大神宮坂上~東町~庚申前~高根木戸駅~豊富農協前を開通。
- 昭和:船橋駅南口~北習志野駅を開通。
- 昭和:全便を船橋駅北口発着東町・庚申前(現・船橋整形外科)・(前)雄鹿野(現行停留所よりやや南)経由に変更。
- 1981年10月1日:全便を東船橋三丁目経由、庚申前・(前)雄鹿野非経由に変更し、ワンマン化。
- 1993年12月16日:朝ラッシュ時に東船橋駅経由船橋駅便の新設。
- 1996年4月27日:上り線のみ運行していた*船20系統(小室駅→豊富農協前→古和釜十字路→高根木戸駅→東船橋三丁目→船橋駅)を廃止。
- 2004年12月16日:全便を東船橋三丁目・船橋整形外科・(現)雄鹿野経由に変更。
- 2006年4月3日:平日夜間時に東船橋駅経由古和釜十字路、北習志野駅便を新設。
船橋駅を出て、天沼十字路より東進して東船橋・北習志野・豊富方面へ行く中長距離路線。嘗ては東船橋駅を経由しなかった。
[編集] 芝山線
- 船28A:船橋駅~東船橋駅~東船橋三丁目~芝山中学校
- 東01:東船橋駅~東船橋三丁目~芝山中学校
- 1977年3月31日:船橋駅北口~東船橋三丁目~(前・雄鹿野非経由)~芝山団地を開通。
- 1981年10月1日:東船橋駅~東船橋三丁目~(前・雄鹿野非経由)~芝山団地を開通。
- 1990年5月16日:深夜バスを運行開始。
- 1992年11月16日:船28Aとして芝山団地→東船橋駅→船橋駅北口を開通。
- 1996年4月27日:東葉高速鉄道開通に伴い、大幅減便の上で深夜バスの廃止。
- 2000年8月16日:船橋便を全便東船橋駅経由(船28A)に統一(同時にデータイムのみの運行に変更)。
- 2004年12月16日: 全便を東船橋三丁目、船橋整形外科、現・雄鹿野経由に変更。
- 2006年4月1日:船橋駅~東船橋駅~芝山中学校に短縮。
芝山線は飯山満駅近くの芝山中学校と東船橋駅・船橋駅を結ぶ路線である。芝山団地ができた時点では、近くに鉄道駅がなく、最寄り駅の一つである船橋駅までのアクセスを目的としてこの路線が開通した。団地輸送を目的としていたため、馬込台(現・雄鹿野の近く)~吹上(現・船橋バスの吹上)間を新道経由でノンストップとし、東船橋三丁目経由で運行した。
その後、東船橋駅が開業すると同駅までの便と船橋駅への便(これは東船橋駅非経由)を交互に運行するように変更した。なお、ラッシュ時は東船橋駅発着便が主であった。
さらに、東葉高速鉄道の飯山満駅が芝山団地駅の目の前に開業したことにより、この路線は存在意義が大幅に失われることとなった。そのため、東葉高速鉄道開通時の1996年とその4年後の2000年の二段階にわたって減便を行った。これ以降、船橋駅を発着するのはデータイムのみとなっている。ちなみに、1996年の減便の際には、あまりにも急に減らされたことから、利用者より増便の要求があり、これを受けて臨時便を設置したこともある。
2006年4月には、芝山中学校~芝山団地間が廃止され、芝山中学校以西のみとなった。これは、前述した乗客の減少も要因の一つだが、加えて、芝山団地停留所の折返場の土地がUR都市機構(都市再生機構)の所有であることが関係する。すなわち、2004年に前進の都市基盤整備公団からUR都市機構に再編されたことに伴い、2005年度より同地の賃貸料を船橋新京成バスが同機構に支払うこととなったためである。なお、現在の芝山中学校の折返場は、もともと操車場だった(芝山操車場)のだが、ここも自前の土地ではなく、UR都市機構のものである。
また、この芝山線を飯山満駅まで延長する計画がある。
[編集] 古和釜線
- 小室01:北習志野駅~北習志野花輪病院前~公園前~古和釜十字路~豊富農協前~県民の森~ハイランド~小室駅
- セ03:北習志野駅~北習志野花輪病院前~公園前~古和釜十字路~豊富農協前~セコメディック病院
- 習02:北習志野駅~北習志野花輪病院前~公園前~古和釜十字路~大穴~八木ヶ谷入口~鎌ヶ谷大仏
- 習03:北習志野駅~北習志野花輪病院前~公園前~古和釜十字路
古和釜線は、新京成線の北習志野駅から古和釜十字路、豊富農協前を経由して小室駅に至る路線である。船橋駅発着の豊富線を、より北側の主要駅につなげるために新設されたが、現在では、豊富線を圧倒するする本数で運行されている。ただし、本数が多いのは、古和釜十字路以南である。それより北においても、後に新設されたセコメディック病院に至る便の方が多く、小室に至る便は、小室線と同じく1時間間隔である。
[編集] 高根公団線
- 習04:北習志野駅~北習志野花輪病院前~公園前~五号通り~高根公団駅
- 昭和30年代:高根木戸駅から循環バスを開通。(詳細不明)
- 昭和30年代:高根公団駅からの循環バスに変更。(詳細不明)
- 昭和40年代:北習志野駅~高根公団駅に変更。(詳細不明)
- 昭和:現ルートに変更。(詳細不明)
高根公団線は当初高根台団地への足を確保するために高根木戸駅からの循環バスとして開通した。その後、高根公団駅ができたことや、習志野台団地の造成に伴う北習志野駅の開業などから、ルートの変更が行われ現在に至っている。ちなみに、高根公団駅から北習志野駅へ行って、また北習志野駅から高根公団駅に帰ってきたとき海老ヶ作線の運用につき、さつき台から戻ってきたときにまた高根公団線の運用につく。
[編集] 海老ヶ作線
- 高01:高根公団駅~海老ヶ作~さつき台
- 1979年7月14日:高根公団駅~さつき台を開通。
高根公団駅からのローカル路線であり、大穴町および大穴南、大穴北地区の中を走る。さつき台とは終点付近の自治会名で、実際の町名は大穴北である。高根公団駅付近を除き、ほぼ全線にわたり低層住宅や田畑の中を走っていく。走行する道はやや狭いが、大型車で運行されてきたが、最近は中型車も運用に就いている。海老ヶ作付近には一方通行の道があり、上りと下りで別の道を走る箇所があることや、終点付近にて坂を登ることが路線の特徴と言える。沿線には、船橋市立高根台第三小学校、船橋市立大穴中学校、船橋市立大穴小学校、船橋市立大穴北小学校の4校など、学校や幼稚園・保育園が多い。運賃は全区間均一で170円。
[編集] 建鉄線
- 船35:船橋駅→建鉄前→山手三丁目→船橋駅
- 1963年以前:建鉄循環線および建鉄・前貝塚循環線を開通。
- 昭和40年代:前貝塚循環線を廃止。
- 1999年7月15日:道路切替に伴い東海神駅入口経由に変更(同日正午より)。千葉化学前停留所を移転して、東海神駅入口とする。
建鉄線は「建鉄循環」とも呼ばれ、船橋駅北西部の山手地区を走るローカル線である。線名の「建鉄」とは ショーケース事業、ランドリー事業等を行っている三菱電機(株)の完全子会社である日本建鐵(株)本社および製作所のことを指し、循環区間は同社ほかの所有する敷地の外周に沿っている。また、循環部の主として外側にはいくつかの集合団地がある。途中にある「山手三丁目」停留所は、同名の停留所が京成バスの海神線にもあるが、両者はそれぞれ別の場所にある。船橋市統計書(1967年)によれば、現在の循環線の他に、前貝塚循環もあったとの記述があるが、具体的なルートは不明である。なお、この路線が平日と土休日で別ダイヤになったのは1993年2月16日と比較的遅く、特徴の一つとして挙げられる。
かなり以前の一時期、循環部が時間帯によって、時計回りと反時計回りに切り替えられていたが、今は時計回りのみである。 沿線は工業地域であったが、工場の移転や縮小が進み、跡地にはマンションやショッピングセンター、ホームセンターが進出を続けており、渋滞が日常化して、朝夕や週末の定時運行が難しくなっている。 沿線の集合住宅がなくなったまま有名無実だった停留所名も、2005年10月に変更され、消滅した。(建鉄荘前、第一希望荘、第四希望荘) 同時に既に閉鎖していた旭硝子(株)船橋工場前にあった旭ガラス前を北本町一丁目に変更した。 第一希望荘は山手二丁目となったが、これも京成バス海神線の停留所とは別の場所である。 東海神駅入口とあるように、東葉高速鉄道東海神駅からは離れていて見通すことは難しい。また、新船橋駅前停留所は、東武鉄道新船橋駅の駅前にあるが、循環部最後の停留所であるため、ここで乗車しても、東海神駅入口および船橋駅方面にしか行くことができない。
運賃は全区間均一で170円。(2007年1月1日現在)
[編集] 西白井線
- 西白01:西白井駅~清水口~ニュータウン七次台
- 鎌10:鎌ヶ谷大仏~西白井駅~清水口~ニュータウン七次台
- 鎌12:鎌ヶ谷大仏~西白井駅
- 1985年3月21日:西白井駅~ニュータウン七次台を開通。
- 2000年8月16日:鎌ヶ谷線の短縮(船橋駅~富塚間から船橋駅~鎌ヶ谷大仏へ)を受け、鎌ヶ谷大仏~西白井駅~ニュータウン七次台に延長。
- 2002年2月16日:野口台公園経由に変更。
千葉ニュータウン内の清水口、七次台地区を走る路線である。もともと、鎌ヶ谷線が富塚までの路線を運行しており、その近辺ということで新京成の担当となった。当初は、ニュータウン内である西白井駅~ニュータウン七次台間のみで運行されていたが、鎌ヶ谷線の短縮によりこの路線が鎌ヶ谷大仏まで延長されている。ただし、データイム以外の時間帯は西白井駅で分割して運行されている。西白井駅~ニュータウン七次台間は短区間ながら、全線歩くにはやや長いという微妙な距離である。「小学校」「中学校」「三丁目」など、シンプルな名前の停留所が目立つ。開通当初は1時間あたり2~3本程度運行していたが、徐々に減便させられ、2005年10月現在、データイム1時間おきとなっている。
[編集] 鎌ヶ谷グリーンハイツ線
- 馬01:馬込沢駅~南児童センター~鎌ヶ谷グリーンハイツ~藤台中央公園~慈祐苑
- 2002年2月16日:馬込沢駅→南児童センター→33号棟前→鎌ヶ谷グリーンハイツ→南児童センター→馬込沢駅の循環線を開通。
- 2005年3月16日:馬込沢駅~鎌ヶ谷グリーンハイツ~慈祐苑の往復運転に変更。
馬込沢駅から北西の鎌ヶ谷グリーンハイツに至る路線である。鎌ヶ谷グリーンハイツは周辺の道路が狭隘であるため大型バスの運行が困難であったが、マイクロバスの導入により路線を開設することができた。運賃は全線150円となっており、他線の初乗り運賃より20円安い。なお、運転間隔は20分である。
[編集] 井草線
- 鎌01:鎌ヶ谷大仏~井草橋第二公園~井草県営住宅~高野台二丁目~高野台四丁目~北総白井病院
- 2002年5月16日:鎌ヶ谷大仏→井草橋第二公園→井草県営住宅→グリーンタウン→井草橋第二公園→鎌ヶ谷大仏駅を開通。
- 2005年2月16日:経路変更の上、鎌ヶ谷大仏~北総白井病院に延長。
井草線は鎌ヶ谷GH線のちょうど3ヶ月後に新設された。その運行規模や、新設の目的も鎌ヶ谷GH線と同様である。
[編集] 鎌ヶ谷ファイターズスタジアム直通バス
- 鎌ヶ谷駅~ファイターズスタジアム(片道100円)
- 新鎌ヶ谷駅~ファイターズスタジアム(土日のみ)
- 北海道日本ハムファイターズ主催イースタンリーグがある時に運行。
[編集] 廃止路線
[編集] 高根線
- 船24:船橋駅~船橋中央市場~米ヶ崎~高根~高根小学校前~御滝不動~三咲駅~鎌ヶ谷大仏
- 船25:船橋駅~船橋中央市場~米ヶ崎~高根~高根小学校前~御滝不動
- 船26:船橋駅~船橋中央市場~米ヶ崎~高根~高根小学校前
- 船27:船橋駅~船橋中央市場~米ヶ崎~高根
- 2000年8月16日:廃止
当初は南口発だったが、南口撤退後は北口発に。中型車両で運行されていたローカル路線である。米ヶ崎付近では農道風の道路を、高根付近では起伏のある道路を走行していた。近くを走る船橋バスと比較すると、路線需要や車両のサイズで劣っていたことで廃止となった。廃止により、一部停留所を船橋バスが引き継いだ。
[編集] 北習志野線
- 習05:北習志野駅~習志野台3丁目~日大習志野高校~日大理工学部前
- 2004年3月16日:廃止
当初は習志野営業所、現習志野新京成バス担当だったが、2000年8月16日より鎌ケ谷営業所担当に変更、日大習志野高校ー日大理工学部前間の道路がやや狭いのにもかかわらず、使用車両は大型車だった。 習志野新京成バス津田沼線の経路変更に伴うダイヤ改正で、同路線は京成バス大久保線の津33系統(津田沼駅~千葉日大第一中高間運行の急行バス)と共に廃止となった。
[編集] 桑納線
- 船04:船橋駅~夏見台団地~二和道~鎌ケ谷大仏~八木ヶ谷入口~豊富農協前
- 1998年夏頃:廃止
鎌ヶ谷線・船03系統と同様のルートで船橋駅から北上して鎌ケ谷大仏まで至り、その先小室線と一旦合流、県民の森付近で分岐して豊富農協前へ至る路線であった。嘗ては現・八千代市の桑納地区まで行く路線であったため、桑納線を名乗っていた。
[編集] 車両
船橋新京成バスでは、新京成電鉄鎌ヶ谷営業所時代より、日産ディーゼル製の車両を中心に導入している。このほか、一部の狭隘路線で限定使用される三菱ふそう製の小型バスや、コミュニティバス用に日野自動車製の車両もわずかながら配置されている。また一時は、鎌ヶ谷グリーンハイツ線においてスウェーデン・オムニノーバ社製の低床車両が使用されていたが、収容力・エンジン性能の問題からラッシュ時の運行に支障をきたすようになり、廃車となった。 しかし富士重工業がバス車両の車体を製造するのを中止し、最近では西日本車体工業製の車体を採用しているが、大型車の需要が減ったせいもあってか、中型のみの投入している。三菱ふそうと日産ディーゼルが提携を発表したが、これが今後の新車導入に影響を与える可能性がある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
発行事業者 | 東急バス・京王電鉄バス・西東京バス・関東バス・西武バス・国際興業・小田急バス・立川バス・京浜急行バス・東武バス・神奈川中央交通・相模鉄道・川崎鶴見臨港バス・江ノ島電鉄・箱根登山鉄道・京成バス・船橋新京成バス・富士急湘南バス・千葉中央バス・千葉海浜交通・千葉内陸バス・ちばレインボーバス・東京ベイシティ交通 |
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発売事業者 | 東急トランセ・京王バス東・京王バス中央・京王バス南・京王バス小金井・多摩バス・ケイビーバス・西武自動車・西武観光バス・小田急シティバス・羽田京急バス・横浜京急バス・湘南京急バス・ちばシティバス・京成タウンバス・ちばフラワーバス・ちばグリーンバス・市川交通自動車(市川ラインバス)・京成トランジットバス・東武バスウエスト・東武バスイースト・朝日自動車・茨城急行自動車・川越観光自動車・国際十王交通・湘南神奈交バス・津久井神奈交バス・横浜神奈交バス・相模神奈交バス・藤沢神奈交バス・相鉄バス・臨港グリーンバス・江ノ電バス・箱根登山バス・習志野新京成バス・松戸新京成バス |
発行事業者(公営) | 東京都交通局・川崎市交通局・横浜市交通局 |
大手私鉄 | 東京急行電鉄・小田急電鉄・京王電鉄・京成電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・西武鉄道・東武鉄道・東京地下鉄 |
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中小私鉄・第三セクター等 | 新京成電鉄・北総鉄道・箱根登山鉄道・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道・横浜高速鉄道・首都圏新都市鉄道・伊豆箱根鉄道・関東鉄道・江ノ島電鉄 |
公営事業者 | 東京都交通局・川崎市交通局・横浜市交通局 |
モノレール・新交通システム | 多摩都市モノレール・ゆりかもめ・千葉都市モノレール・横浜新都市交通・舞浜リゾートライン |
バス(発行事業者のみ) | 伊豆箱根バス・神奈川中央交通・関東バス・京浜急行バス・西武バス・東急バス・西東京バス・富士急行・山梨交通・江ノ島電鉄・京王電鉄バス・国際興業・箱根登山バス・船橋新京成バス・小田急バス・立川バス・川崎鶴見臨港バス・京成バス・相模鉄道・千葉交通・東武バスセントラル・日立自動車交通・平和交通 |
相互利用 | JR東日本他(Suica) |
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