磯子駅
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磯子駅(いそごえき)は、神奈川県横浜市磯子区森一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)根岸線の駅である。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。新杉田方、根岸方にそれぞれ折り返し用のY線(引上線)が設けられているが、根岸方のものは主に留置線の出入り用に使われる。北東側には、留置線11本を持つ鎌倉車両センター磯子派出所が広がっている。 1990年代まで駅の海側に貨物用ホームが存在したが、現在は駐車場や住宅等になっている。かつての貨物用の線路は、着発線1本・保線用1本が残されている。ここは工事列車(工臨)の発着と荷役・保線作業車の留置などに使用されている。
- のりば
1 | ■京浜東北線・根岸線 | 横浜・川崎・品川・東京・上野・大宮方面 |
■横浜線・根岸線 | 横浜・新横浜・町田・八王子方面 | |
2 | ■根岸線 | 大船方面 |
開業当初からの橋上駅舎を持つが改装されており、外見は開業当初と比べると大きく変化している。駅舎のホームの上空部分に改札や出札口、自動券売機などが設けられており、ここから西側に三つの出口が開けているほか東側には橋がのびて出口となっている。駅構内にある売店としては改札外、改札を出て右手すぐ西口側のNEWDAYS mini磯子1号店およびホーム横浜方にあるレッツキヨスク磯子3号店がある。
トイレはホーム大船方の先端にあるほか、駅舎内に多目的トイレが新設された。
[編集] 利用状況
- 2005年度の1日平均乗車人員は19,085人であった。
[編集] 駅周辺
- 横浜松坂屋(マツザカヤストア)磯子店
- ヨークマート磯子店
- スズキヤ磯子店
- 磯子区役所
- 磯子郵便局
- 磯子図書館
- 東芝生産技術研究所
- 日清オイリオグループ横浜事業所
- かつては工場への専用線が存在した
- 新潟鉄工所横浜工場
- 東京ガス根岸工場
- 東京ガスLPGターミナル
- 東京液化酸素
- 関東宇部コンクリート工業
- 磯子菱光
- 横浜太平洋生コン
- リバースチール本社
- 神奈川都市交通磯子営業所
- 横浜市営バス磯子営業所
- 旭紙業
- 日本超低温
- 東京電力南横浜火力発電所
- 電源開発磯子火力発電所
- 南部下水処理場
- 磯子海づり場
- 国道16号
- 国道357号
- 横浜市都市計画道路環状2号
- 磯子出入口 - 首都高速道路湾岸線
- 京浜急行屏風浦駅とは約1km、徒歩15~20分位の距離
[編集] 路線バス
- <70> 汐見台循環
- <61> 鳥浜町(新杉田駅前経由)
- <9,58,60,99,113> 磯子車庫前
- <60> 磯子車庫前(南区役所前方面)・南区役所前循環(山王谷・笹堀・弘明寺経由)
- <113> 桜木町駅前(吉野町経由)
- <9> 保土ヶ谷駅東口・藤棚
- <58> 桜木町駅前・横浜駅前(根岸駅前経由)
- <58> 小港橋・みなと赤十字病院(根岸駅前経由)
- <99> 桜木町駅前(根岸駅前経由)
※下記の路線は磯子駅東口より発着
- <85> 下水処理場前・東京ガス前
- <85> 磯子車庫前
- <110> 桜木町駅・横浜駅(浦舟町経由)
- <110> 杉田・杉田平和町
- <4> 追浜駅・追浜車庫前(杉田・金沢文庫経由)
- <磯6> 上大岡駅(森が丘経由)
- <磯6> 杉田
- 磯子台団地 ※平日1本のみ
- 洋光台駅(三井団地経由)
- 上大岡駅(打越経由) ※1日2~3本
- <60> 南区役所前循環(山王谷・笹堀・弘明寺経由)
- <港64> 港南台駅(笹堀・上大岡駅経由)
- <64> 上大岡駅(笹堀経由)
[編集] 歴史
- 1964年(昭和39年)5月19日 - 国鉄根岸線の終点駅として開業。
- 1964年(昭和39年)6月1日 - 高島線鶴見~桜木町間全通に伴い貨物取扱を開始。
- 1970年(昭和45年)3月17日 - 磯子~洋光台間延伸開業により、中間駅となる。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2000年(平成12年)11月2日 - 改札内にエスカレータとエレベーターが設置される。
[編集] その他
- 終電が遅いことから、深夜にタクシー待ちの行列ができる。タクシー乗り場から駅階段、更には改札口付近まで延びる長い行列も珍しくない。もともとこの周辺は鉄道に加えて自宅近くまでバスなどの交通手段を必要とする土地柄のためである。これは、根岸線沿線のほとんどの駅にも当てはまることである。
- 駅開設に際しては、当時の飛鳥田一雄横浜市長の自宅の便を考慮した。