新杉田駅
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新杉田駅(しんすぎたえき)は、神奈川県横浜市磯子区新杉田町6番地にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・横浜新都市交通の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 横浜新都市交通
[編集] 駅構造
根岸線の高架線はほぼ北西から南東に走り、その後は南へ行く。JR駅の北東の脇に金沢シーサイドラインの駅があり、金沢シーサイドラインの高架は当駅からほぼ南東にのびる形となっている。
[編集] 根岸線
- のりば(東口側から)
1 | ■根岸線 | 大船方面 |
2 | ■京浜東北線・根岸線 | 横浜・川崎・品川・東京・上野・大宮方面 |
■横浜線・根岸線 | 横浜・新横浜・町田・八王子方面 |
ホームの大船方がカーブしていて見通しが悪いため、2番線への列車接近時には接近放送が流れてからホームに列車が到着するまでの間、踏切と同じ警報音が鳴り続ける。
駅舎は高架下にあり、それぞれのホームから階段が延びる。階段は各ホームにそれぞれ2本ずつであるが、1番線横浜寄りの階段及び2番線大船寄りの階段をエスカレーターとする工事が2006年12月12日に始まっている(現在工事中の階段は使用不能、2007年6月頃完成予定)。
駅舎内には自動改札機、自動券売機のほか独立したみどりの窓口があり、JRの社員の配置がある直営駅となっている。その他、JR改札外に、売店「NEWDAYS」新杉田1号店がある。以前は改札内に売店があった。また、一時期立ち喰いそば店が改札口の横にあった。
なお、1980年代末期までは、改札口、券売機とも1階に設置されていた。
改札を出ると、根岸線の高架下に駅ビル「アルカード」があり、ここから北東側に行くと東口、南西側に行くと西口に出る。「アルカード」には売店や食堂などが軒を連ねている。
[編集] 金沢シーサイドライン
頭端式ホーム1面2線を持つ高架駅で、ホームドアがある。のりばは北側から1番線、2番線となっており、両方のホームで金沢八景方面からの列車が下車客を扱い、その後折り返し金沢八景方面に発車していく。
- のりば
1・2 | ■シーサイド線 | 八景島・金沢八景方面 |
ホームの西側に接する形で駅舎がある。ここには自動改札機、自動券売機のほか有人の窓口(定期券などを販売)があり、売店も設置されている。直営駅。
横浜新都市交通の駅舎を出るとJRの東口の駅前に出るほか、横浜新都市交通の駅舎とJRの駅ビル「アルカード」とを直接結ぶ通路も設けられている。
[編集] 駅周辺
根岸線の東側は埋め立てによって生まれた工業地域となっており、石川島播磨重工業横浜工場、東芝横浜事業所、石川島建機本社、日本飛行機本社などがある。根岸駅附近から根岸線に沿ってきた首都高速道路湾岸線・国道357号は当駅で根岸線と別れ、以後は金沢シーサイドラインに沿うこととなる。
駅の南西側では、国道16号沿いに、古くからの町並みが開けている。2004年(平成16年)9月29日には、西口から産業道路をはさんだ場所にマンションを併設した大規模な商業施設「らびすた新杉田」[1]が完成し、駅の西口と新杉田歩道橋で直結している。
京浜急行の杉田駅は西に400mほどの距離で、乗り換え客も多くなっている。駅の周辺にある主要な施設としてはその他新杉田地域ケアプラザ、地球シミュレータセンターなどがある。
- 磯子区民文化センター杉田劇場[2]
- らびすた新杉田内。杉田劇場は昭和21年から25年まで存在した劇場で、美空ひばりが初舞台を踏んだことで知られる。2005年に国道16号の根岸線高架下に旧杉田劇場の跡地を標すモニュメントが建立されたが、文化センターにもこの杉田劇場の名前がつけられることとなった。
- 横浜市行政サービスコーナー新杉田
- 新杉田公園
- 磯子スポーツセンター
- 横浜市南部地域療育センター
- 磯子・金沢シーサイド住宅公園
- 現在の新杉田公園、スポーツセンター、療育センター付近には1980年代中頃まで西武グループの杉田ゴルフ場、テニスコート、西武自動車学校があったが、いずれもシーサイドライン市大医学部駅周辺に移転し、自動車学校は「南横浜自動車学校」と改名されたが、杉田ゴルフ場の名前は現在もそのまま使われている。
[編集] 路線バス
- 新杉田駅前(バスターミナル)
- 横浜市営バス
- <61> 鳥浜町
- <117> 三菱金沢工場前 ※平日と土曜朝のみ
- <215> 大谷団地循環
- <294> なぎさ団地循環 ※日中のみ
- 新杉田駅前(産業道路沿い)
-
- <61> 磯子駅前 ※土休日は2~4本のみ
- 聖天橋(国道16号)
[編集] 利用状況
- JR東日本
- 1日平均乗車人員 34,447人(2005年度)
- 横浜新都市交通
- 1日平均乗車人員 15,350人(2004年度)
[編集] 歴史
- 1970年(昭和45年)3月17日 - 国鉄根岸線の磯子駅から洋光台駅までの開通に伴い開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道が承継。
- 1989年(平成元年)7月5日 - 横浜新都市交通金沢シーサイドラインが開通。
- 2006年(平成18年)12月12日 - JRホームにエスカレーターを設置する工事を開始。
[編集] 隣の駅
- 横浜新都市交通
- 金沢シーサイドライン
- 新杉田駅 - 南部市場駅