BLACK LAGOON
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『BLACK LAGOON』(ブラックラグーン)は広江礼威による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品。略称は「ラグーン」「ブラクラ」「ブラーン」「ブララグ」など。
『月刊サンデーGENE-X』において2001年4月号に読み切り掲載され、その後2002年5月号より同誌にて連載開始、2006年現在も連載中。アニメは2006年4月から第1期目が放送され、同年10月より第2期目が放送(詳細は節テレビアニメを参照のこと)。
タイの架空の都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織・人物達が繰り広げるアクション作品。銃や爆弾等が頻繁に登場し、一部に残酷なシーンも見られる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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あらすじ
日本の一商社・旭日重工(あさひじゅうこう)の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。ラグーン商会(というかレヴィ)の狙いは、旭日重工から岡島の身代金を取ることだったが、機密の漏洩を懸念した会社と彼の上司・景山は、会社のためにはやむを得ずとして彼をディスクもろとも抹殺せんと画策し、傭兵部隊に商会を襲わせる。自分が旭日重工から見捨てられたことを知った岡島は、ラグーン商会のメンバーにアイディアを提案し、この危機を脱することに成功する。
その後、景山は再会した岡島に対し、何事も無かったかのように旭日重工への帰還を促す。しかし岡島は「俺はもう死んでるんですよ。あんたがそう言った」と不信感を露にすると、「俺はロックだ!」と名乗り、帰還を拒否。かくして、ラグーン商会の見習い水夫となった岡島ことロックは、ラグーン商会の船『ブラック・ラグーン号』に乗り込み、危険な任務に従事するようになる。
非情な世界に生きながら、商社マン時代の甘さを捨てられないロック。しかし、それでも彼は任務をこなす度、確実に人間として成長していくのだった…。
主にタイのロアナプラ(架空)を舞台にストーリーが展開するが、日本が舞台になったこともある。
登場人物
ラグーン商会
いわゆる運び屋。社長にダッチを据え、ロアナプラに拠点を置き、所有する魚雷艇(第二次大戦で使われたアメリカ製エルコ80フィート級PTボートの改造型)を用いた海上輸送を主とする。輸送賃さえ支払われれば荷の中身にはこだわらず、法に触れるような荷を運ぶことも多い。
- ロック (声優:浪川大輔)
- 本名は岡島緑郎(おかじま ろくろう)。昭和49年8月生まれ。国立大学卒業後、一流企業である旭日重工の資材部東南アジア課で商社マンをしていた。ラグーン商会の件で会社に見捨てられたことをきっかけに本名を捨て、「ロック」(命名はダッチ)を名乗ると、そのまま商会のメンバーとなる。
- 銃器は一切使えず、また使わないが、いざという時の肝は据わっており、作戦においては頭脳労働が中心の参謀役。その際には、商社マン時代の知識が役立つことも多い。記憶力や機転に優れ、取引した事のあるベネズエラの名家・ラブレス家の家族構成からその飼い犬の名前まで記憶している。また、紅茶の知識にも明るく、暴力教会のヨランダを驚かせ、その際に暴力協会がホテル・モスクワ等マフィアに無断でコカインの取引に手を染めていることを暴き、それを交渉材料にまでしている。
- 英語には堪能で日本編(『Fujiyama Gangsta Paradise』)においてはバラライカ達とヤクザ達との通訳を務めるほど。また、多少のフランス語もたしなむ。
- 当初はくだらない日常への嫌気と、斬った張ったの世界に対する憧れで商会に参加したが、ロアナプラの不条理になじめない自分と、現実の葛藤を経て徐々に自分が商会に参加した答えを見出していく。絶望的な境遇から屈折した成長を遂げたレヴィに対しても「人は生きていれば誰だって辛い目にはあう」と、自分とレヴィの間にあった心の壁を一蹴する。
- 非情な世界に生きながらも常に正論を主張し、レヴィなどと対立することも多いが、その青臭さ故、逆に一目置かれることも多い。バラライカからは気に入られており、「いい悪党になれる」と言われている。
- 作中ではマイルドセブンを吸っている。
- レヴィ (声優:豊口めぐみ)
- 本名はレヴェッカ。『ソードカトラス』(ベレッタM92のカスタム品)を二挺同時に使うことから付けられた「二挺拳銃」(トゥーハンド)の異名を持つ、凄腕の銃使い。
- 米系華人(アメリカンチャイニーズ=移民した華僑の子孫)の娘で、過去のことに触れられたり思い出したりすると、死んだ魚のような眼になるが、銃撃戦のような命のやり取りの際には、水を得た魚の如く非常に生き生きとなる。身体能力は抜群に高く、銃撃しながら船から船へと跳躍することもできるほど。また、ダイビングも得意。
- 超々短気な性格でトラブルメーカーであり、ロックの正論に反発しては二人で口論になることも多いが、その一方では彼のことを心配し、庇うこともしばしば。また金にもうるさく、金のために単独行動にでることも少なくはない。首筋から右肘にかけて、トライバル系の刺青(タトゥー)を入れている。NYPD27分署の管轄内で、過去に相当の犯罪暦があり、刑務所に入ったこともあった模様。アニメ版では羽毛枕を消音用に使って誰かを射殺したと思しき、少女時代のレヴィが描かれている。単行本1・2巻表紙。
- エダにロックとの関係を問いただされた際にはあからさまに狼狽し、意外にウブな一面も見せる。
- 作中ではラッキーストライクを吸っている。
- ダッチ (声優:磯部勉)
- ラグーン商会のボスであり、「ブラック・ラグーン号」の船長。
- ベニー曰く「タフで知的で変人」な大男だが、常に冷静でサングラスを外さない、相当なインテリの黒人。ロアナプラでは相当の人望があるらしく、バラライカや張、ヨランダといった各勢力の重鎮にも一目置かれている。ベトナム戦争に従軍していた経歴を持つ。愛用の拳銃はS&W M629の6 1/2インチモデル。
- 作中ではアメリカンスピリットを吸っている。
- ベニー (声優:平田広明)
- ラグーン商会の情報系統と、ダッチの参謀役を担当するユダヤ系アメリカ人の白人。ウィザード級のハッカーであり、PCなど電子機器の扱いに長けている。本人曰くケビン・ミトニック級の腕前。自分のマシンに並々ならぬ愛着を持っており、どんなにPCの扱いに長けていようが他人にマシンを触らせることを徹底的に拒んでいる。また自動車の運転も優れており、移動の際の運転は殆どベニーが担当している。愛車は1968年型のプリムス・ロードランナー。
- 遊び(おそらくはクラッキング行為)が過ぎて、FBIとマフィアの両方から追われていたところをレヴィに助けられ、そのままラグーン商会で働くこととなった。
- アニメ版では偽札編で登場したジェーンとかなりいい雰囲気になったようで、日本編の最中に彼女から画像つきメールが送られているのが確認されている。
ホテル・モスクワ
ロシアンマフィアで、「大頭目」と呼ばれる大幹部を筆頭に「頭目」と呼ばれる中堅幹部が世界各地にある支部の長についているようである。タイ支部はバラライカを含む中枢構成員がアフガニスタン帰還兵で構成されている。それ故に、彼らの言動や作戦行動は軍事色が濃く、また互いの呼称が当時の階級であるなど、その名残が見られる。こと戦闘力においてはロアナプラでも随一であり街での抑止力ともなっていたため、アニメ版の日本編でバラライカらが離れた間のロアナプラは、タガが外れたかのように銃声が飛び交う無法地帯となっていた。移動に使う車はW126型メルセデス・ベンツ Sクラス。
- バラライカ (声優:小山茉美)
- タイ支部の頭目を任されている大幹部。「バラライカ」の名は組織内でのコードネームである。顔の他、首筋や胸元、腕などに戦場での負傷による大きな火傷跡が幾つもあり、陰では『火傷顔』(フライフェイス)と呼ばれる。旧ソ連軍時代の階級は大尉(カピターン)。また、当時から彼女をボスとする一個小隊は『遊撃隊』(ヴィソトニキ)と呼ばれている。
- 街一つを容易に吹き飛ばせる彼女の力と冷酷さは、ダッチですら恐れるほど。ロックには何かと目を掛けており、彼から商社マン時代に集めた情報を提供してもらうこともしばしば。基本的には抗争などを好む非情な性格だが、大変な部下思いでもある。ただし、部下思いであるのは遊撃隊のメンバーに対してのみであり、『ホテル・モスクワ』の構成員であるか否かは直接には関係無い。その点から、アフガニスタンという極限の戦場を潜り抜けてきた彼女率いる遊撃隊は、非常に強い絆のようなもので結ばれていることが窺える。
- 組織の力によりロシア大使館にすらコネを持つ。来日時の偽名(本名?)はヴラディレーナ。単行本3巻表紙。
- アニメ版では彼女の生い立ちが詳細に描写されている。それによれば父親が失脚したため、ピオネールの団員だった少女時代に得意だった競技射撃の腕を生かすべきと親戚(または父の元同僚?)に勧められ、一家の復権のためオリンピック射撃種目の選手を目指していた。そして選手の選考に有利になるように軍に志願し、エリートである空挺部隊の指揮官としてアフガニスタンに派遣される。しかし目指したロス五輪をソ連はボイコット、また何らかの理由(おそらくは彼女が憎んでいるKGBなど情報部が絡んでいると思われる)で部隊ごと軍籍を剥奪され、困窮した部下を見捨てられず、遊撃隊メンバーと共にホテル・モスクワに参加したと言うものである。ただし、これはあくまでもアニメ版の設定であり、原作では彼女の生い立ちはほとんど不明である。
- ちなみに本作の登場人物の年齢は大概が不明だが、彼女だけは30代前半(恐らく32歳程度)であると思われる。これは作者が知人の同人誌に寄稿した際、12歳当時の彼女を描いたイラストの横に「こんなオットリした子がまさか20年後にあんな生き物になろうとは…」というキャプションを付けている事からである。
- ボリス (声優:楠大典)
- バラライカの片腕を務める実直な男。旧ソ連軍時代の階級は軍曹。顔に大きな傷がある。
三合会 (トライアド)
香港系マフィア。アニメ版では「さんごうかい」と呼称。
- 張(チャン) (声優:森川智之)
- 三合会タイ支部のボス。レヴィと同じく二挺拳銃の使い手だが、強気な彼女が「かなわない」と漏らす程、銃の腕は(近年は管理職的な仕事が多く、あまり実戦には出てこないものの)上らしい。ベイヴという現役時代の仇名があるらしいが、本人は気に入っていない様子。サングラスを外した素顔はその仇名に違わぬかわいらしい顔立ちをしている。スーツの趣味は一流だが、ジョークのセンスは最悪。
- バラライカとは互いの性格を理解している為、組織としても比較的良好な関係を築いている。また、好戦的な彼女に対し、一種の方向性を与えている(三合会に被害が及ばないよう、別の組織を潰させている)。
ヴェロッキオファミリー
イタリア系マフィア。
- ヴェロッキオ (声優:銀河万丈)
- ロアナプラでのイタリア系マフィアのボス。ロアナプラでの影響力を拡大しようとして、バラライカと対立する。彼女を抹殺せんとヘンゼルとグレーテルを送り込むが、二人は彼の思惑通りに動かず暴走、マフィアの部下ごと彼らに惨殺されてしまった。
暴力教会
「暴力教会」は通称で、正式名称はリップオフ教会。表向きは普通の教会だが、裏ではロアナプラで唯一武器の売買を公認されている手配屋。ホテル・モスクワや三合会に内緒で麻薬の密売にも手を出している様子(単行本2巻を参照)。
- ヨランダ (声優:竹口安芸子)
- 大シスター。隻眼の老婆だが、百戦錬磨の風格を漂わせる。マフィア公認で武器の流通を扱う。使用銃はエングレーブ(彫刻)入りゴールドメタリックのデザートイーグル。紅茶には目がない。
- エダ (声優:唐沢潤)
- シスター。サングラスの似合うガンマンで、ヨランダの片腕的存在。オフの時はラフな服装での男漁りが日課らしい。実はCIAの出身であり、アジア地域に不安定を持ち込んでアメリカの利益誘導をしているということが後に判明する。
- サングラスと拳銃(グロック17)は、原作の掲載当時に一世を風靡した映画『マトリックス』に出てくるキャラクターの真似。また、8万ドル(当時の相場で640万円相当)の賞金が懸かった双子(ヘンゼルとグレーテル)との対峙の際には、見逃し金として15万ドル(1200万円相当)をチラつかされて慌てふためくなど、お茶目な一面も見せるが、上記の出自を考えると、どこまでが本気でどこまでがお茶目な“ふり”をしているのかは不明。
- リカルド (声優:柿原徹也)
- 新人の神父見習い。おそらくは南米人の優男。エダを「姐さん」と呼んでは怒られている。M60機関銃を使用する。
ロアナプラの住人たち
- バオ (声優:斎藤志郎)
- アウトローの集う、どの勢力にも属さない中立の酒場『イエロー・フラッグ』の主人。ダッチやレヴィ他常連には荒くれ者が多く、度々事件に巻き込まれることも多いためよく店を壊される。元南ベトナム政府軍兵士。
- ローワン (声優:相沢正輝)
- ラチャダストリートにある風俗バーの主人。アフロヘア。バーの他、ポルノビデオやスナッフビデオなど裏の商品も扱っているらしい。ノリの軽い黒人で、レヴィをバーに勧誘したこともある(彼によれば『メチャウマでぶつのもぶたれるのもイケそう』とのこと)。
- ワトサップ (声優:塚田正昭)
- タイ警察ロアナプラ署の署長。賄賂で大抵のことには目をつぶる悪徳警察官。マフィアのマンハントにも参加するなど、実際そこらのアウトローと何ら変わりはない。バラライカでさえもその下品さにはうんざりしているらしい。
- 反面、家族は大切にしているようで、家族サービスでバカンスに出かけたこともある。
- セーンサック
- ワトサップの部下で警官だが、警察官としての役職は不明。
- アブレーゴ (声優:江川央生)
- ロアナプラに存在する主要マフィアによる連絡会の一員。メキシカンマフィアのボスと推測されるが(単行本第6巻#45・46参照)、詳細は本編では明らかになっていない。バラライカと過去に問題を起こしてひどい目にあったのか、ホテル・モスクワにある種の恐れを抱いている(アニメ版ではラブレス家の騒動に関わっており、主人であるガルシアを取り戻しに来たロベルタに翻弄された挙句、ホテル・モスクワによって袋叩きにされている)。
- グスターボ
- アブレーゴの部下。組織の中では兄貴分だが、悪党としては小物。
ストーリー毎のキャラクター
- Black Lagoon
- Chase for ring-ding ships
- Rasta Blasta
-
- ガルシア・ラブレス (声優:伊倉一恵)
- 南米十三家族の一つに数えられるラブレス家の11代目当主・ディエゴの息子。
- 子供ながら聡明で誇り高い次期当主。マニサレラ・カルテルとのトラブルに巻き込まれて誘拐され、カルテルに雇われたラグーン号に乗せられる。
- ロベルタ (声優:富沢美智恵)
- ラブレス家で只一人の使用人。本名はロザリタ・チスネロス。
- 元はキューバで暗殺訓練を受けたFARCのゲリラで、『フローレンシアの猟犬』という異名を持つ。平和な明日を夢見て革命軍へ参加、感情を持たない殺戮マシーンとして誘拐や殺人に明け暮れていたが、FARCが麻薬カルテルと手を組むようになり、自分の行為に疑問を抱いて組織から脱走し、ディエゴとガルシアに匿われた経緯から人としての心を取り戻し、ラブレス家をとても慕うように。今も国際手配中の身だが、住み込みのハウスメイドとして身を隠しながら、心底ガルシアに尽くしている。
- 家事全般、特に料理のセンスが無い模様。しかし愛情をこめた奉仕で、ガルシアにはとてもなつかれている。
- バラライカが見たラブレス家の写真で、ロベルタがなぜ兵士の目をしているのかは謎。鋼鉄の肉体と異常な身体能力を持ち、ラグーン商会の車のルーフにしがみついているときに、車がコンテナに衝突したとき、体が鉄製コンテナにめり込んでいたにもかかわらず、ぴんぴんしていた上、更にレヴィ相手に銃撃戦とドツキ合いの2ラウンドを行い、失神したレヴィに対して戦闘不能になったとはいえ、最後まで意識を保っていた。もっとも驚異的なのは、あれだけの戦いを経てなお、メガネはレンズが割れただけで、フレームは平気であるということである。そんな彼女を、ロックはアーノルド・シュワルツェネッガーと比較した。
- ショットガンを仕込んだ傘や、トランクに仕込んだ機銃(ショートバレル化されたガリルARM?)とグレネードランチャーを武器に用いる、その極めて高い戦闘能力と圧倒的な迫力は、立ち並ぶレヴィとバラライカも含めて皆を畏怖したベニーに、「地球で一番おっかない女の上位三人」と言わしめたほど。アニメ版ではラグーン商会とのカーチェイスが洋画『ターミネーター』調に演出され、視聴者により強烈な印象を与えるに至った。単行本6巻表紙。
- Das Wieder Erstehen Des Adlers
-
- ラッチマン (声優:仲木隆司)
- 『白人社会主義団結党(所謂、ネオナチ)』の指揮官。アルフレードの指示でナチスの遺産をサルベージしに来たところ、同じく来ていたラグーン号と鉢合わせになる。
- ブリッツ・スタンフォード (声優:西嶋陽一)
- 白人社会主義団結党の行動隊長。顕示欲が強いせいか、前口上が長い。
- クルッペンフェラー (声優:成田剣)
- 白人社会主義団結党サルベージ隊の指揮官。沈没したUボートに潜入した際、先に潜入していたレヴィやロックと戦闘になる。
- アルフレード
- 元ナチス親衛隊の老人。徹底した白人至上主義者で、オデッサ(ODESSA)創設メンバーの一人。豊富な資金力と権力を餌に、ラグーン商会とラッチマン達をけしかけさせた張本人でもある。
- Bloodsport Fairy tale
-
- ヘンゼル (声優:南央美)、グレーテル (声優:金田朋子)
- 見た目には男女の幼い双子だが、実際は極めて危険な殺し屋。ルーマニア人。ルーマニアが独裁者・チャウシェスクにより支配されていた時代は施設で暮らしていたようだが、その後の政変の影響で、多くの子供達と共に施設から闇社会に売られていった模様。売られた先で嬲りものにされた挙句、殺人映画(スナッフ・ムービー)の作成・人間の後始末の片棒まで担がされた結果、快楽殺人者にまで歪んでしまった。「ヘンゼル」、「グレーテル」の名はチャイルドポルノ上での通称であり、本名は不明。
- 殺しを「遊び」と称し、『殺した分だけ自分たちの寿命を延ばせる』という考えを持っている。互いの事はそれぞれ「兄様」「姉様」と呼び、互いの服装を交換することで人格をも入れ替える事ができる。過去の境遇もあり、2人とも自分の本来の性別がどちらであったか覚えていないと思われる。台詞の英語訳(You Tube)を見る限りでは、ヘンゼルが弟、グレーテルが姉のようだ。
- 「姉様」は歌が得意であり、幼い頃には「兄様」に聞かせていたこともあったという。ダッチ曰く「声だけは天使のそれだ」とのこと。「兄様」が二本の戦斧、「姉様」がBARを得物に戦う。
- メニショフ (声優:三宅健太)
- 『ホテル・モスクワ』の構成員で、元の階級は伍長。『カリビアン・バー』にサハロフと共に集金に来た際、待ち伏せていた双子に襲撃を受け拉致される。その後、双子に布袋を頭に被されたまま釘を打ち込まれるという凄惨な「遊び」の道具にされ、死亡。
- サハロフ (声優:西嶋陽一)
- サハロフと同じく『ホテル・モスクワ』の構成員。元の階級は上等兵。メニショフと共に集金に来たバーで、双子の襲撃により殺害される。
- エルロイ (声優:池田勝)
- プロの逃がし屋。バラライカやダッチとも面識がある。
- Goat, Jihad, Rock'N Roll
-
- タケナカ (声優:佐々木勝彦)
- 本名は竹中正洋(たけなか まさひろ)。1960年代の学生運動から左翼に傾倒。『人民総決起、世界同時革命』を志して日本を脱出し、中東にて赤軍派のテロリストとなった。日本でも指名手配されている。ヘビースモーカー。愛車は日産・サファリ。
- 飄々としているがかなりの切れ者で、イブラハたちテロリスト集団の作戦参謀として辣腕を振るっている。
- イブラハ (声優:山口健)
- イスラム過激派(原作ではヒズボラ)の実行部隊のリーダー。1987年のイスラエル軍によるベイルート赤十字キャンプ襲撃で息子を殺されて以来、テロリストとして活動し始めるようになった。ロックを奪還したレヴィ達を追撃中、タケナカの制止を聞かず、無謀にも米軍の駐屯地まで部下に追撃させんとしたことから、彼に射殺される。
- シェンホア (声優:佐々木優子)
- 三合会が雇った逃がし屋で、護衛を担当。台湾の本省人で、稚拙な英語を使うことから、レヴィには『ですだよ姉ちゃん』とからかわれてよく衝突している。銃器や防具の類を好まず、高い身体能力と嗜好からか紐付グルカナイフやスローイングナイフ、クナイなどを武器としている。笑い声は「にゃはは」。単行本4巻表紙。
- 後に『Greenback Jane』にも登場する(詳しくは『Greenback Jane』項参照)。
- レガーチ (声優:大森章督)
- 三合会が雇った逃がし屋で、運転を担当。ドラッグ中毒者だが、どんなにラリっても運転は確かとのこと。ただ、端からはそうは見えない。愛車はジープ・チェロキー。
- Fujiyama Gangsta Paradise
-
- 鷲峰雪緒 (わしみね ゆきお) (声優:桑島法子)
- 関東和平会『鷲峰組』前組長・鷲峰龍三(わしみね りゅうぞう)の娘。
- ごく普通の女子高生だったが、共同戦線を敷く筈だった『ホテル・モスクワ』と鷲峰組が袂を分かったことなどから事件に巻き込まれ、やがて自ら組長の座につくことを決意する。単行本5巻表紙。TVアニメ版ではバラライカと同じスチェッキン自動拳銃を手にする。
- 松崎銀次 (まつざき ぎんじ) (声優:梁田清之)
- 鷲峰組の若頭代行。白鞘(日本刀)を武器に、拳銃相手でも圧倒的な戦い振りを見せる凄腕の剣術使いで、レヴィが放った弾丸すら斬り捨てるほど。かつては『人斬り銀次』と呼ばれ、近在の極道者を震え上がらせたが、現在はテキ屋が主な仕事。誰よりも雪緒の身を案じ、鷲峰龍三亡き後雪緒の保護者役をしていた。料理が得意。雪緒が裏社会に関わずにすむよう、カタギの人生を歩めるようにしてきたつもりだったが…。
- 坂東次男 (ばんどう つぎお) (声優:西村知道)
- 鷲峰組の若頭。先代没後、圧力を強める親の『香砂会』から組を守るために、先代が嫌っていた「外道」を進んで行う。さらに『ホテル・モスクワ』と手を結び『香砂会』に対する巻き返しを図るが、その『ホテル・モスクワ』が暴走を始めた為に結果的に敵を増やすこととなってしまう。その落とし前を付ける為に単身バラライカに挑み、命を散らす。雪緒が普通の生活を送れるよう生活費や高校の学費等あらゆる工面を行ってきたらしい。単行本5巻の巻末おまけによると、大阪出身らしい。ただし、「なんどいや」という言葉遣いから、兵庫県姫路市出身の可能性もある。
- 吉田 (よしだ) (声優:三宅健太)
- 鷲峰組の構成員。義理人情に厚く、坂東の弟分で銀次の(恐らく)同期。坂東と同様に大阪出身の可能性あり。
- 坂東亡き後の鷲峰組を銀次と共に任されたが、チャカの暴走・造反により殺害される。
- チャカ (声優:高木渉)
- 鷲峰組の構成員。自分の欲望に忠実でガンマン気取りの、義理人情とは無縁の男。組とは全く関係ない子飼いの手下を引き連れ、前途の薄い組にあっさりと見切りをつけた。同じガンマンであるレヴィを気に入り、ちょっかいを掛けてくるようになる。短気な性格で、すぐにカッとなって見境なく暴力を振るう。愛銃はダブルアクションのスタームルガー・レッドホーク。レヴィから「クソ袋」とあだ名をつけられる。
- ラプチェフ (声優:小島敏彦)
- 『ホテル・モスクワ』日本支部の頭目で、元KGB。どうやら実力より上納金で上に上がってきた男らしい。
- バラライカが情報部あがり嫌いということもあり、派遣されてきた彼女と対立を深める。大頭目に切り捨てられた(バラライカの裏工作によるもの)果てに、銀次の襲撃で部下を全滅させられ、死亡。
- Greenback Jane
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- ジェーン (声優:長沢美樹)
- 本名はジャネット・バーイー。仲間と共に偽札を製作、そして発行しているインド系の女性。基本的に自己中心的な言動が目立ち、またマニアックな拘りからかベニーとも馬が合う様子。
- エルヴィス(後述)の依頼で偽札を製作していたが、その出来に満足が出来ずに延々彼らを待たせた結果痺れを切らされてしまい仲間が射殺される。結果仲間が管理していた偽札の原版のデータを取り出す術が見つからず、エルヴィスたちの元を逃走。エダたちの元に逃げ込んできた。なお、ロアナプラの出身ではないためその空気には馴染めていない様子。
- エルヴィス (声優:辻親八)
- アメリカ系マフィアの幹部。フロリダの出身でロアナプラのことはよく分かっていない。逃げ出したジェーンを追って暴力教会に殴りこんでしまい、居合わせたレヴィとエダの怒りを買って負傷。病床からその怒りのままにラッセルにジェーンの捕獲を命じる。
- ロボス (声優:鈴木清信)
- ロアナプラの地元マフィアで、逃げたジェーンを追うエルヴィスを暴力教会に案内した。ロアナプラの流儀をよく分かっておりエルヴィスをたしなめようとするが、怒り狂ったエルヴィスに困り果てている。ダッチとも長い付き合いらしい。
- ラッセル (声優:てらそままさき)
- カウボーイ風のエルヴィスの部下で、二つ名は自称『グルーヴィ・ガイ』。エルヴィスの命令でロアナプラ中の殺し屋を集めてジェーンの捕獲に乗り出した(しかしロアナプラの流儀をやはり知らないため、殺し屋たちからは舐められている)。CIAにいた頃のエダの姿を見たことがあるらしいが、その事が彼の寿命を縮める結果となった。
- シェンホア (声優:佐々木優子)
- 『Goat, Jihad, Rock'N Roll』以来の再登場。
- 今回はラッセルの依頼でジェーンの捕獲のために他の殺し屋と動くことに。相手にレヴィがいると分かったことでラッセルに賞金の増額を進言した。
- このエピソードでは相棒のレガーチは登場しないが、理由はシェンホア曰く「ヤクのやりすぎで、とうとう火星から帰れないなったよ。今はお脳の医者と暮らしているね」とのこと(ヤク中が祟って入院したと思われる)。
- 信奉する宗教は道教と発言している。
- ソーヤー (声優:矢口アサミ)
- ロアナプラで死体処理を行っている「始末屋」。名前は映画「悪魔のいけにえ」でチェンソーを振り回す殺人鬼レザーフェイスの本名に由来する。ラッセルによって集められた殺し屋の1人で、普段は手術衣とマスクを着用しているため、同じく集められた殺し屋たちの誰もが素顔を知らなかった。
- 過去に喉笛を斬られたことがあり、電動人工声帯を使って発声する。しかし情緒不安定で、人工声帯を落としたせいでひどい鬱状態に陥った。左手首に自殺未遂のためらい傷と思われる複数の傷跡がある。外出時の衣装はゴスパンク系を好む。
- ロットン・“ザ・ウィザード” (声優:杉田智和)
- ロアナプラに最近やって来た殺し屋。武器は二挺のモーゼルM712。
- 優男風の外見で、ロングコートにサングラス、しかも登場の際にはポーズもつけて高らかに名乗り文句を上げるなどダークヒーローを気取っている節がある。しかし下戸であったり、名乗りの途中に撃たれるなど間の抜けた三枚目の一面も持つ。女性には優しい性格で、負傷したシェンホアやソーヤーを助けて病院に運んでやった。
- そのロングコートの下にフラックジャケット(防弾チョッキ)を着用しており、性格は非常に用心深いと思われる。
- クロード・“トーチ”・ウィーバー (声優:西嶋陽一)
- ロットン同様ロアナプラに最近やって来た殺し屋。武器は火炎放射器で、“トーチ”の異名もこれに由来する。
- 小太りでメガネをかけており外見からすると心優しい中年男性のように見えるが、実際は妻を自ら焼き殺したこともあるほどの性格異常者。またレヴィによると外見に似合わず身体能力は決して低くない。宗教上の理由で酒は飲まないらしい。
- ミソッ歯ジョニー (声優:椿原徹也)
- ラッセルによって集められた殺し屋の1人。頭は悪そうで、その名のとおり前歯が何本か欠けている。
- 『Bloodsport Fairy tale』でも名前だけではあるが登場しており、その時は双子の正体を知らず暴力教会に象撃ち用ライフルを注文して呆れられていた。アニメ版では日本編より前のエピソードに登場するため、銀次との戦いで破損したカトラスの代用であるタウルスではなく、ハンマーを投げつけられる。
テレビアニメ
2006年からテレビアニメ作品が放映され、2006年現在第1期および第2期の2シリーズが存在する。第1期のタイトルは『BLACK LAGOON』、第2期のタイトルは『BLACK LAGOON The Second Barrage』となっている。
第1期
2006年4月から6月までUHFアニメとして放送された(サンテレビのみ7月からの放送)。全12話。
丁寧な作画で過激に演出された戦闘シーンは評価が高い。
サブタイトル
かっこ内は原作にあたるエピソード名。
- #1 The Black Lagoon(Black Lagoon)
- #2 Mangrove Heaven(Black Lagoon)
- #3 Ring-Ding Ship Chase(Chase for ring-ding ships)
- #4 Die Rückkehr des Adlers(Das Wieder Erstehen Des Adlers)
- #5 Eagle Hunting and Hunting Eagles(Das Wieder Erstehen Des Adlers)
- #6 Moonlit Hunting Grounds(Das Wieder Erstehen Des Adlers)
- #7 Calm Down, Two Men(Calm Down, Two Men)
- #8 Rasta Blasta(Rasta Blasta)
- #9 Maid to Kill(Rasta Blasta)
- #10 The Unstoppable Chambermaid(Rasta Blasta)
- #11 Lock'n Load Revolution(Goat, Jihad, Rock'N Roll)
- #12 Guerrillas in the Jungle(Goat, Jihad, Rock'N Roll)
放送局
放送局 | 系列 | 放送開始日 |
---|---|---|
メ~テレ(幹事局) | テレビ朝日系列 | 4月11日 |
長野朝日放送 | 4月12日 | |
九州朝日放送 | 4月17日 | |
長崎文化放送 | 4月19日 | |
仙台放送 | フジテレビ系列 | 4月17日 |
石川テレビ | 4月26日 | |
あいテレビ | TBS系列 | 4月13日 |
チバテレビ | 独立UHF局 | 4月 8日 |
東京MXテレビ | 4月 9日 | |
テレビ神奈川 | 4月11日 | |
KBS京都 | 4月11日 | |
奈良テレビ | 4月12日 | |
とちぎテレビ | 4月13日 | |
群馬テレビ | 4月14日 | |
テレ玉 | 4月14日 | |
サンテレビ | 7月 6日 |
※1:史上初の関東独立U局全局放映を果たした作品である(続編の『Second Baregge』も同様)。
※2:KBC九州朝日放送での放送において、人種差別とみなされたセリフが、一部削除された放送話があった。(KBC独自の判断による削除)また#12では、東京都で発生した女性拉致事件解決のニュース速報により、本編が3分25秒に渡り放送されなかった。
第2期
BLACK LAGOON The Second Barrage
OPやED、アイキャッチおよび話数は、第1期からの継続扱いとなっているが、OPムービーには随所に「The Second Barrage」のロゴが入っている。
ちなみに、第二期3話(15話)のみEDで歩いているのがグレーテル(かヘンデル)である。それ以外は第一期から通してすべてレヴィである。
第1期の放送で九州朝日放送がセリフを独自に削除したため、第2期では製作者の意図に沿わない編集を避けるため、このシリーズでは全ての放送局で一部台詞を削除して放送された。これは製作サイドが人種差別や放送倫理に関する観点から放送局に配慮し規制したもので、DVD版では完全収録が決定している。
なお、メ~テレでは2期10話(#22に当たる)のAパート冒頭にて音声処理を行っていることをテロップで表示した。
また、2期11話と12話(#23と#24に当たる)では、メ~テレでは番組開始時に「社会上不適切と思われる表現がありますが、制作側の意図を尊重しそのままの形で放送します」という内容の静止画フリップを5秒間表示した。
BLACK LAGOON製作スタッフによるブログ上で、2期11話作成中に発生した事故により、作画クオリティが大いに低下し、それを放送せざるをえない状況についてスタッフが謝罪している。(事故の内容については不明。)
また、スタッフはこの2期11話に関しては、DVD発売前には修正すると宣言している。
サブタイトル
かっこ内は原作にあたるエピソード名。なお、実際の話数表示も記す。
- #13 The Vampire Twins Comen(Bloodsport Fairytale)
- #14 Bloodsport Fairytale(Bloodsport Fairytale)
- #15 Swan Song at Down(Bloodsport Fairytale)
- #16 Greenback Jane(Greenback Jane)
- #17 The Roanapur Freakshow Circus(Greenback Jane)
- #18 Mr.Benny's Good Fortune(Greenback Jane)
- #19 Fujiyama Gangsta Paradise(Fujiyama Gangsta Paradise)
- #20 The Succession(Fujiyama Gangsta Paradise)
- #21 Two Father's Little Soldier Girls(Fujiyama Gangsta Paradise)
- #22 The Dark Tower(Fujiyama Gangsta Paradise)
- #23 Snow White's Payback(Fujiyama Gangsta Paradise)
- #24 The Gunslingers(Fujiyama Gangsta Paradise)
放送局
第1期とネット局は同じだが、第1期では局ごとに放送開始時期に大幅な開き(最長約3ヶ月)があったが、第2期ではそれほど放送局間での開きは生じていない。
放送区分 | 放送局 | 放送開始 | 放送曜日/放送時間 |
---|---|---|---|
テレビ朝日系列 | 九州朝日放送 | 2006年10月 2日~ | 月曜 26:55~26:55 |
メ~テレ(幹事局) | 2006年10月 3日~ | 火曜 26:15~26:45 | |
長野朝日放送 | 2006年10月 4日~ | 水曜 25:30~26:00 | |
長崎文化放送 | 2006年10月11日~ | 水曜 26:45~27:15 | |
フジテレビ系列 | 仙台放送 | 2006年10月 2日~ | 月曜 25:59~26:29 |
石川テレビ | 2006年10月 4日~ | 水曜 26:40~27:10 | |
TBS系列 | あいテレビ | 2006年10月 5日~ | 木曜 25:55~26:25 |
独立UHF局 | サンテレビ | 2006年10月 3日~ | 火曜 25:10~25:40 |
KBS京都 | 火曜 25:30~26:00 | ||
tvk | 火曜 25:45~26:15 | ||
奈良テレビ | 2006年10月 4日~ | 水曜 25:40~26:10 | |
とちぎテレビ | 2006年10月 5日~ | 木曜 25:35~26:05 | |
群馬テレビ | 2006年10月 6日~ | 金曜 25:45~26:15 | |
テレ玉 | 2006年10月 7日~ | 土曜 26:00~26:30 | |
チバテレビ | 土曜 26:05~26:35 | ||
東京MXテレビ | 2006年10月 8日~ | 日曜 23:30~24:00 |
主題歌
- エンディングテーマ
-
- 『Don't Look Behind』
- 作曲・演奏:EDISON
- 『The World of midnight』
- 作詞・作曲・歌:Minako "mooki" Obata
- 第2期第3話
スタッフ
- 原作:広江礼威(小学館刊「月刊サンデーGX」連載)
- エグゼクティブプロデューサー:都築裕一郎(小学館)、丸田順悟(マッドハウス)、後藤秀樹(ジェネオンエンタテインメント)
- 企画:丸山正雄(マッドハウス)、川村明廣(ジェネオンエンタテインメント)
- 原案協力:久保田滋夫・小室時恵・夏目晃暢(小学館「月刊サンデーGX」編集部)
- 企画協力:小菅さやか(小学館キャラクター事業センター)
- キャラクターデザイン/総作画監督:筱雅律
- 助監督:川村賢一
- メカニックデザイン/プロップデザイン:木村雅広
- 美術監督:金子英俊(アトリエブーカ)
- 色彩設計:角本百合子(DR TOKYO)
- 撮影監督:増元由紀大(DR TOKYO)
- 3DCG:井野元英二(ORANGE)
- 編集:木村佳史子(DR TOKYO)
- 音楽:EDISON
- 音響監督:本田保則
- 音楽プロデューサー:岡田こずえ、尾上政幸
- 音楽制作:ジェネオンエンタテインメント、アーティスト・マネージメント・オフィス
- アニメーションプロデューサー:松尾亮一郎(マッドハウス)
- プロデューサー:西村潤・小倉充俊(ジェネオンエンタテインメント)、岡本順哉(小学館)
- 監督/シリーズ構成/脚本:片渕須直
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作:BLACK LAGOON製作委員会(ジェネオンエンタテインメント・小学館・GENEON ENTERTAINMENT(USA)INC.)
外部リンク
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