だぁ!だぁ!だぁ!
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だぁ!だぁ!だぁ! | |
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ジャンル | 少女漫画・ラブコメ |
漫画 | |
作者 | 川村美香 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | なかよし |
発表期間 | 1998年2月号 - 2002年3月号 |
巻数 | 全9巻 |
テレビアニメ | |
監督 | 桜井弘明 |
シリーズ構成 | 金春智子 |
キャラクターデザイン | 音地正行 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | NHK・NEP21・総合ビジョン |
放送局 | NHK-BS2 |
放送期間 | 2000年4月4日 - 2002年3月25日 |
話数 | 全78話 |
ゲーム: だぁ!だぁ!だぁ! とつぜん★カードでバトルで占いで!? |
|
ゲームジャンル | カードバトル |
対応機種 | ゲームボーイカラー |
発売元 | ビデオシステム |
発売日 | 2000年12月8日 |
レイティング | 全年齢 |
関連作品 | |
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日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
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漫画作品 - 漫画家 |
『だぁ! だぁ! だぁ!』(UFO Baby)は、川村美香の漫画作品およびこれを原作としたテレビアニメ作品ならびにコンピュータゲーム作品である。
目次 |
[編集] 概要
講談社の月刊漫画雑誌「なかよし」に1998年2月号から2002年3月号まで連載された。2000年3月から2002年3月にかけてNHKBS2の「衛星アニメ劇場」でアニメ化、同番組火曜日前半枠で1994年の『超くせになりそう』から続いた「なかよし」系作品の最終作となった(講談社系作品は本作の次の『十二国記』まで続く)。
原作が月刊誌連載であること、連載とアニメ放送がほぼ同時期に終了することなど制作上の制約から、原作とアニメでは話の展開や設定が多少異なっており、特にアニメ第2期では原作にないたくさんの宇宙人や宇宙の通販物品が登場し、よりギャグテイストが色濃くなっている。原作続編の『新☆だぁ!だぁ!だぁ!』が2002年5月号から2003年2月号まで同誌で連載されているが、アニメの展開では『新☆だぁ!だぁ!だぁ!』のストーリーにはつながらない。なお、ゲームはアニメの設定を元にしている。
[編集] ストーリー
光月未夢は中学2年生の女の子。両親が仕事でアメリカのNASAに行くことになり、母親の知り合いである平尾町の西遠寺家に一人預けられることになったが、西遠寺家とは西遠寺というお寺だった。しかも、その西遠寺の住職である西遠寺宝晶がインドに修行に行ってしまい、宝晶の息子で未夢と同い年の男の子西遠寺彷徨と2人きりで暮らすことになってしまった。そこに、地球から120億光年離れた『オット星』から、超能力を持ったオット星人の赤ちゃんルゥと、ベビーシッター兼ペットのワンニャーが小型UFOに乗って現れた。ルゥとワンニャーはオット星で時空のひずみに吸い込まれ、西遠寺まで飛ばされてきたのだった。未夢と彷徨は、UFOが壊れ自力でオット星に帰ることのできないルゥとワンニャーを、西遠寺でお世話することになった。こうして3人+1匹の生活が始まったのだった。
未夢と彷徨は、クラスメイトの天地ななみ・小西綾・花小町クリスティーヌ(クリス)・黒須三太・光ヶ丘望やクラス担任の水野先生、漫画家の山村みかん達に、ルゥが宇宙人であることを知られないようにするために四苦八苦する。しかし、ルゥは無邪気に超能力で物を持ち上げたりフワフワと空を飛んだりして、2人を慌てさせる。異常なまでに彷徨を好きなクリスに2人の仲を嫉妬され大騒ぎになったりと気苦労は絶えないが、未夢は持ち前の明るさと彷徨の優しさで、健気に楽しく過ごしていく。
[編集] 登場人物
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主要キャラクター
漫画・アニメに共通している。
- 西遠寺家
- 主人公。中学校2年生。
- 3月15日生まれの魚座。身長160cm、体重47kg。血液型はO型。
- 両親がアメリカのNASAへ行ってしまったため、西遠寺に居候することになり、そこで彷徨と、また西遠寺に飛び込んできた、ルゥ・ワンニャーと出会う。
- 性格はとても明るく前向きであるが、少々お節介かつ早とちりで(アニメの予告では彷徨に「はやとちり大先生」と呼ばれる一幕や自分自身のお節介さにあきれている場面がある)彷徨に対してムキになることもあるが自分の気持ちを隠す一面もある。学校では、クラスメートに彷徨の家に居候している事、ルゥとの関係を誤解されないようにとのことで、彷徨とは「いとこ同士」、ルゥとは姉弟と言う事にしている。
- 西遠寺彷徨(さいおんじ かなた) (声:三瓶由布子)
- もう一人の主人公。中学2年生。
- 12月25日生まれの山羊座。身長167cm、体重54kg。血液型はAB型。
- 西遠寺家の一人息子。父親の宝晶と二人暮らしだったが宝晶がインドへ修行へ行ってしまったので、預かることになっていた未夢、西遠寺に飛び込んできたルゥとワンニャーと同居するようになる。
- 性格はぶっきらぼうかつ無口で素直になれないが、さりげない優しさと物事をやり通す強い信念をもっている。また、勉学・スポーツ共に優秀でクラス委員長でもあり、ルックスも良い為に学校1の人気者である。未夢とワンニャーしか知らないがかぼちゃが大好物で、かぼちゃ料理が得意である。アニメではお茶漬けに沢庵を食べている。寺の息子なので法力はあるが、寺を継ぐ気は無いらしい。
- ルゥ (声:かないみか)
- 地球から120億光年離れた「オット星」からやって来た、地球人で言うと生後5~6ヶ月の赤ちゃん(理解能力は、遥かに優れている)。ワンニャーに連れられ散歩をしている途中で時空のひずみに吸い込まれ、西遠寺にたどり着く。彷徨をパパ、未夢をママと認識している。その理由は外見・声が本当の両親に似ているから。超能力(サイコキネシスなど)が使え、自分自身やおもちゃを宙に浮かせることができる。なお、オット星の子供が超能力を使えるのは常識(ワンニャー談)だが、たいていの子供は成長するうちに能力が使えなくなるらしい。
- ワンニャー (欧米版:Baumiao)(声:千葉千恵巳)
- ルゥとともに地球へやって来たシッターペット(ベビーシッターをつとめるペットのこと)。ちなみにオスである。変身能力を持ち、ルゥと街中へ出るときには、若奥様や青年などに変身している。自称「有能」だけあり、掃除・洗濯・料理などはそつなくこなすが、好物の「みたらしだんご」のことになると我を忘れる。また、ツーハン星の宇宙通販を愛用しており、ルゥの紙おむつやミルクなどの日用品だけでなく、怪しげな玩具や菓子などを取り寄せては、トラブルを撒き散らしている。ほとんど表には出さないが、時空のひずみに吸い込まれたのが自分との散歩中であり、ルゥを両親の元から離してしまったことをとても気に病んでいる。ちなみに「シッターペットはシッター道具をこわすとクビになる」という規則があるが、120億光年離れた星に飛ばされても、クビにはならないようだ。アニメでは「ワンニャーの育児日記」を記録してエンディングへ続くのが通例。
- ペポ (声:徳永愛)
- ペポ星人。原作では7巻終盤、アニメでは58話から登場。輸送中に誤って1匹だけ地球に落とされ、ぬいぐるみと間違われ、ゲームセンターのぬいぐるみキャッチャーに入れられていた。ちょうど弟が欲しくなっていたルゥに連れ帰られる。「ペポ」としか言わず、ワンニャーの万能翻訳機で翻訳してもやはり「ペポ」としか言っていない。かなりの大食いで釜いっぱいのご飯を普通に平らげる。長い耳で繰り出すビンタが強力、電撃ができるなど小さいながらとても危険な能力を持っているが、ルゥにだけはなついている(後に未夢たちにもなつく)。
- 学校・知り合い関係
- 花小町クリスティーヌ (はなこまち くりすてぃーぬ) (声:池澤春菜)
- 未夢と彷徨のクラスメート。
- 9月2日生まれの乙女座。身長163cm、体重48kg。血液型はAB型。
- 愛称は「クリスちゃん」。フランスと日本のハーフ。両親は大金持ちで、家も宮殿かとまごうほどの豪邸に住んでいる。美少女で上品かつ優しく、まさに「お嬢様」というべき人種であるが、それでいて面倒見が良く気さくな性格である・・・・・・普段は。実は彷徨が好きで、彷徨のことになると、とたんに暴走してしまう。一旦スイッチが入ると誰かに止めてもらわない限りずっと続く。(例として未夢が彷徨から離れる)しかし、暴走の記憶は無いらしい。
- ルゥが超能力を使えることを、原作では4巻で知るが、アニメでは終盤まで知らないという違いがある
- 花小町ももか (はなこまち ももか) (声:西村ちなみ)
- クリスのいとこの3歳児。
- 6月21日生まれの双子座。身長84cm。血液型はO型。
- ルゥの彼女を自称しているが、ルゥ自身はあまり理解していない。常に三輪車に乗っており、どうやって登っているのか、長い石段の上にある西遠寺にも必死に三輪車をこいで通いつめている。未夢のことを「おばたん」と呼ぶなど、少々おませな性格だが、サンタクロースを信じているなど年相応に純粋な面もある。ルゥが超能力を使えることを知っている数少ない1人でもある。
- 夜星星矢 (やぼし せいや)(声:真田アサミ)
- シャラク星からやって来た宇宙人の少年。地球へは観光旅行でやって来た。相手の手を握ることで、相手の心を読むことができる能力がある。初登場(原作1巻終盤~2巻中盤、アニメ12話、13話)のときは、ルゥとワンニャーをシャラク星に連れて行こうとした。見た目は未夢や彷徨と同年代の少年の姿だが、本当の姿や名前は不明。
- 黒須三太 (くろす さんた) (声:時田光)
- 未夢と彷徨のクラスメート。
- 2月10日生まれ。身長165cm、体重54kg。血液型はB型。
- お調子者でクラスのムードメーカー的存在。名前(くろす さんた=サンタクロース)は、駄洒落好きの両親がつけた。アニメ版では彷徨の幼なじみ、古いレコード・カメラ・8ミリ映画などが趣味、茜ちゃんと言う女の子と文通しているなどの設定が追加されている。
- 小西綾 (こにし あや) (声:榎本温子)
- 未夢と彷徨のクラスメート。
- 8月24日生まれ。身長156cm、体重46.5kg。血液型はB型。
- 演劇部の副部長。普段はおとなしめの生徒だが、演劇のことになると人が変わったように積極的になる。演劇大会の際には、監督・脚本などを一括して担当した。アニメでは結構明るい性格に描かれており、奇妙な着ぐるみをたくさん持っている(演劇好きに関係するかは不明)。
- 天地ななみ (てんち ななみ)(声:白倉麻子)
- 未夢と彷徨のクラスメート。綾といっしょに、転校初日の未夢に声を掛け友人になる。細い外見のわりに大食家で、未夢から「食欲女王」といわれるほど。また、料理もうまい。古着屋を廻るのが趣味。なお、原作にもほぼ同じ外見のクラスメートが存在するが、名前も明らかになっておらず言葉遣いも全く異なる。アニメオリジナルキャラクターと考えてよい。
- 光ヶ丘望 (ひかりがおか のぞむ) (声:山本泰輔)
- 未夢と彷徨のクラスに転校してきた美少年。
- 8月8日生まれ。身長166cm、体重52kg。血液型はB型。
- 原作は7巻、アニメは40話から登場。オカメインコのオカメちゃん(声:白倉麻子)とともに、老若問わずあらゆる女性に赤いバラを配り歩いている。転校当初は、彷徨をライバル視していた(その後は落ち着いたが、ライバル視している)。独特な言動が目立つが、デートには必ず待ち合わせ時間前に来るなど、きっちりしている面もある。アニメでは、配り歩いているバラは全て自分のバラ園らしきところで栽培している。
- 未夢・彷徨の両親
- 光月未来 (こうづき みき) (声:皆口裕子)
- 未夢の母親であり宇宙科学者。
- 7月7日生まれ。身長168cm。血液型はA型。
- 宇宙飛行士に選ばれ、NASAで訓練中。底抜けに明るく非常にマイペースで、いつも未夢は振り回されているほど。「宇宙で新しい生物を探し出す」という夢を子供の頃から持ち、その実現のため宇宙飛行士を目指していた。そのせいか家事は苦手。彷徨の母親、瞳とは中学生時代からの親友だった。
- 光月優 (こうづき ゆう) (声:鈴木琢磨)
- 未夢の父親。原作では地球物理学者、アニメでは宇宙船開発者。
- 4月4日生まれ。身長179cm、体重68kg。血液型はO型。
- 未来とともにNASAへ赴く。家庭内でも良き夫・良き父であり、料理や洗濯などの家事も抜群に得意。未来とは大学で知り合い、在学中に結婚した。原作では殆ど登場しないが、アニメではオリジナルストーリーがあるため結構登場している。
- 西遠寺宝晶 (さいおんじ ほうしょう) (声:緒方賢一)
- 彷徨の父親。身長176cm、体重79kg。血液型はB型。
- 西遠寺の住職。性格は、かなりの楽天家でいいかげん。未来の頼みで未夢を預かったが、未夢と彷徨を残して、インドへの修行へ旅立ってしまう。その後も、「いやな予感がした」といって日本に戻ってきたり、アメリカ旅行中の彷徨の前に突然現れたりと、かなりやりたい放題やっている。アニメではルゥとワンニャーのことを知っているが、寺に住み着いた物の怪(もののけ)と思い込んでいる。
- 西遠寺瞳 (さいおんじ ひとみ)(声:玉川紗己子)
- 彷徨の母親。彷徨が3歳のときに病気で亡くなっている。彷徨自身はよく覚えていないが、優しい母親だったようだ。未来とは中学生時代からの親友。2人が修学旅行で訪れた寺で、修行中の宝晶と出会った。原作8巻にも登場したが、名前は明らかにされていない。
[編集] 原作のみに登場するキャラクター
- 花小町栗太
- 花小町ももかの兄。分厚いメガネをかけているが、メガネを外すと美少年である。西遠寺にももかを迎えに来た時に会った未夢に一目惚れした。(が、あえなく失恋。)ルゥが超能力を使えることを知っている人物の1人。
[編集] アニメのみに登場する主なキャラクター
- 山村みかん (やまむら みかん)(声:かないみか)
- 西遠寺の近所に住む漫画家。頭についているみかんが感情によって変化する。もちろん原作者の川村美香がモデル(ちなみに、元々は作者の自画像として描かれていたキャラクターである)。宝晶から西遠寺の様子を頼まれたのをいいことに、ことあるごとに顔を出す。また、〆切間際になると西遠寺にやって来て、未夢と彷徨をアシスタント代わりにこき使う。普段はのほほんとした顔つきをしているが、サイン会などでは営業用の美人顔になる。ネタ収集と称して普段(特に〆切前)から奇行を繰り返しているが、漫画家としての人気は高い。担当編集者はこれまで3人が務めた(ミドレ川さん(声:榎本温子)→鈴田さん(声:坂口候一)→マリ山さん(声:榎本温子))。
- 山村みずき (やまむら みずき)(声:鈴木千尋)
- みかんの弟。絆創高校3年生。普段は隣町に住んでいるが、みかんの〆切が近づくと呼び出される。みかんの扱いが上手で、〆切に苦しむみかんをサポートしたり、「漫画家をやめる」と駄々をこねるみかんを思いとどまらせている。みかんの漫画に登場する美少年「みなかみ君」のモデルでもあるが、みずき自体は原作者の弟がモデル。
- 水野先生 (声:遠藤勝代)
- 未夢や彷徨が通う中学校の教師。クラスの担任でもある。担当教科は家庭科。「社会経験が無い教師では生徒を導けない」という信念を持ち、教師になる前には様々な職業を経験したらしい(ロボット製作・尼さん(修行のみ)・探偵・推理作家・山岳救助隊・SF映画監督・振付師・漁師(遠洋漁業)・板前(修行のみ)・動物園の飼育係・漫画家のアシスタント・CIA・忍者(くノ一)など)。抜群の身体能力を誇る。漫画家のアシスタント時代(高校の同級生という説もある)にみかんと出会い友人となったが、その為に周囲からは何かあっても「みかんさんの友人だからな……」の一言ですまされてしまう。
- 夜星流 (やぼし るい)(声:野田順子)
- 夜星星矢の姉。シャラク星出版の『地球のことが全て分かる!』という怪しげなガイドブックを信用したため、初めて地球に来たときには、デコトラ風のUFOに乗り、シスター服を着てきた(UFOのデザインは以降も変わらない)。弟思いの良いお姉さんである。シャラク星警察で働いているが、別に刑事ではなく、食堂・売店で働いている。
- 諸星輝 (もろぼし てる)(声:置鮎龍太郎)
- シャラク星人で宇宙連盟ポリスの宇宙刑事。熱血漢で、いわゆる暑苦しい顔をしている。夜星流とは恋人同士だが、しょっちゅう喧嘩と仲直りを繰り返している。
- ドリアン (声:望月久代)
- わるわる団の長女。もとはシャラク星で時空のひずみを研究する科学者だったが、「時空のひずみ発生装置」が暴走し、シャラク星の街中に巨大アマガエルを召喚してしまい、トゥルットゥルにしてしまった。結果、莫大な賠償金を背負うことになったが、それを踏み倒して悪の道に入った。セコイ悪巧みを繰り返しているが、常に失敗している。また、「時空のひずみ発生装置」には未だ執着しており、試作品をいくつも作るが、これまた常に失敗している。アニメ版では、ルゥたちがオット星に帰るための重要な役割を演じることになる。
- キウイ (声:野上ゆかな)
- わるわる団の次女。オールドファッション。グアバを引き連れて、いろいろな商品を売り歩いているが、全く役に立たない商品のため全く売れない、が「絵に描いたもちマシーン」は売り込む相手をもう少し考えたら売れるはず(飲食店のショーケース用の見本、テレビの小道具等、食べ物リアルミニチュアフィギュアとしてガチャポンの景品)。ちなみに「わるわる団」とは略称であり、本当はもっと長い名前があるのだが、あまりに長すぎるため本人たちも忘れている。ことわざのフレーズを間違って覚えている。
- グアバ (声:長沢美樹)
- わるわる団の三女。いつも着ぐるみを着ている。家事をやらされたり、やっかいごとを押しつけられたりと、末っ子の苦労を嘆いている。以前バラをもらった光ヶ丘に好意を抱き、その後の話でもそのバラを持っているなど、乙女でかわいい一面を持つ。
- 鹿田さん (声:安井邦彦)
- 花小町家の執事で、クリスのお世話係。両親が不在がちなクリスにとっては、親代わりともいえる存在。暴走したクリスをなだめるために、いつも鹿の着ぐるみを着ている。料理やスキー、さらにはジェット飛行機の操縦まで、何でも完璧に(しかも着ぐるみを着たまま)こなす万能執事。
- 未夢と彷徨のクラスメート。たいてい4人そろって、上の順番で登場する。黒髪ロングがゆかり、赤髪セミロングがさゆり、黒髪ショートがかおり、茶髪ショートがしおり。彷徨のファンクラブと称しているが、何故かクリスの暴走の対象にはあまりならない。
- 校長 (声:坂東尚樹)
- 未夢や彷徨が通う中学校の校長先生。名前は、もん蔵(姓は不明)。無類の猿好きで、体育祭や文化祭のテーマすら「猿」にしてしまうほど。少年時代はモン吉(声:福島おりね)という猿を飼っていた。訳あって再度飼い直すことになる。ちなみに原作1巻に登場する「校長」はカツラを愛用する別人。
- ピキピキエンジェル
- サブタイトルや作中の場面転換時などで頻繁に登場するマスコット的存在。西遠寺の屋根で寝ている。基本的に無声だが、最終話では原作者川村美香が声を当てた。なお、原作1巻でも似たキャラクターが登場しているが、額のピキピキマークがないなど別物である。
[編集] ゲストキャラクター
特に断りのない限り、話数はアニメのものである。
- 喜上アキラ(きじょう -)(原作3巻、アニメ33~34話) (声:三石琴乃)
- 彷徨の幼なじみで初恋の相手。父母とともに渡米していたが、引っ越す前に彷徨と遊園地・ファンタジーパークへ行く約束をしていた。久しぶりに帰日、その約束を果たしてもらった。
- オット星人。時空のひずみに飛ばされたルゥとワンニャーを救助船で迎えに来る。
- 未夢と彷徨の容姿にそっくりである。
- 岡田愛(おかだ あい)(10話) (声:沢城みゆき)
- 第五中学校新聞部員。陸上大会の前に三太を取材。そのとき三太が愛の持っていたカメラに夢中になった。
- クシャーナ(17話) (声:岡村明美)
- 宝晶が時空のひずみの中で出会った美女。
- ジャマク村の青年(17話) (声:渡洋史)
- ジャマク星人。
- そうじくん(オソウジ星人)(19話) (声:野上ゆかな)
- 卒業試験のために地球にやってきて、未夢の実家の掃除をしていた。
- 豆腐人間(とうふにんげん)(23話)
- 劇中内の8ミリ映画、豆腐人間三部作「豆腐人間の誕生」「豆腐人間の逆襲」「豆腐人間の花嫁」の主人公。
- ジュエル星人(29話) (声:西村ちなみ)
- 無機質系宇宙人。テレパシーや光放射が使える。
- 一発当(いっぱつ あてる)(37話) (声:西村朋紘)
- NHKのチーフプロデューサー。人気番組「週刊キッズニュース」のレギュラー司会者に未夢を抜擢しようとした。
- 鯉のぼり観光のために地球にやってきたが、母とはぐれてしまう。
- グルメ星人(48話) (声:平野俊隆)
- 地球のあちこちに漬け物のカメを埋めている。素人が開けると非常に危険。
- 畑山先生(はたけやま -)(49話) (声:花形恵子)
- 水野先生の恩師。
- ユズヒコ(51話) (声:山寺宏一)
- 10年前、みかんが付き合っていた相手。なお、みかんの声・かないとユズヒコの声・山寺は、実際に夫婦である。
- ビンセント博士(53~54話) (声:滝口順平)
- 地球外物質探査器の発明者。
- ジュディー(57話) (声:川村美香)
- 誘惑花。ある理由から、望が夢中になって育てている。
- 駒田あゆみ(こまだ -)(60話) (声:渡辺菜生子)
- みかんのアシスタントを志望してやってきた。頭に将棋の駒「歩」を乗せている。「歩」とはペンネームで本名は「京子」。
- カボ吉(かぼきち)(62話) (声:中村大樹)
- トーナス星人。江戸っ子な大工。
- 勉強宇宙人(63話) (声:陶山章央)
- 勉強するための環境を求めて地球にやってきた。
- 白井茜(しらい あかね)(64話) (声:中山理奈)
- 三太のペンフレンド。
- 夢小路小梅(ゆめこうじ こうめ)(66話) (声:白鳥由里)
- ルゥに一目惚れした幼稚園児。当然ながら、ももかと火花を散らすことになる。母の小春(声:高田由美)と良い子である約束をしている。
- 七福神(71話)
- フクちゃん(福禄寿) (声:八木光生)、ベンちゃん(弁財天) (声:麻生かほ里)、エビちゃん(恵比寿神) (声:鈴木琢磨)、ダイちゃん(大黒天) (声:永野広一)、ホテちゃん(布袋和尚) (声:田中完)、ビシャちゃん(毘沙門天) (声:志村知幸)、ジュちゃん(寿老人) (声:平野俊隆)。仲良しになった宝晶が西遠寺につれてきた。
- 化学の先生(原作2巻、アニメ各話) (声:柏倉つとむ)
- 長髪で武田鉄矢似。原作では「金九」と名前がついている。
- 配達員(宅配員)(アニメ各話) (声:田中完)
- ワンニャーの注文で、ツーハン星の商品をトラック型の宇宙船で西遠寺に運んでくる。
- いつもの販売員 (アニメ各話)(声:鈴木琢磨)
- スーパーたらふくなどで実演販売を行っている。
- チンピラ2人組(原作4巻)
- 百人増殖にかかって分裂したルゥの1人を誘拐。お互いを「アニキ」「ヤス」と呼ぶ。アニメではわるわる団がこの役割になった。
- 三太のおじ(原作8巻)
- 海の家を経営。三太にそっくりだが、職業柄か色黒。
- キョウコ(原作9巻)
- 巻末おまけの番外編に登場。スーパーアイドルだが三太と交際を始めた。
[編集] 漫画
[編集] 単行本
- 第1巻 1998年9月4日発行 ISBN 4-06-178898-1
- 第2巻 1999年1月7日発行 ISBN 4-06-178907-4
- 第3巻 1999年6月4日発行 ISBN 4-06-178916-3
- 第4巻 1999年12月6日発行 ISBN 4-06-178927-9
- 第5巻 2000年6月6日発行 ISBN 4-06-178939-2
- 第6巻 2000年12月6日発行 ISBN 4-06-178951-1
- 第7巻 2001年5月7日発行 ISBN 4-06-178962-7
- 第8巻 2001年11月6日発行 ISBN 4-06-178975-9
- 第9巻 2002年6月6日発行 ISBN 4-06-178991-0
[編集] 関連書籍
- 話せる15の英会話術 だぁ!だぁ!だぁ!編(講談社)2001年10月26日発行 ISBN 4-06-330141-9
[編集] テレビアニメ
[編集] スタッフ
- 監督:桜井弘明
- シリーズ構成:金春智子
- 脚本:金春智子、池田眞美子、平見瞠、丸尾みほ、荒川稔久、山口亮太、永月十、桜井弘明、金子ツトム
- 演出:笠井賢一、佐土原武之、井硲清高、岡嶋国敏、高橋亨、錦織博 ほか
- キャラクターデザイン:音地正行
- 作画監督:音地正行、和田崇、和田高明、杉本功、小栗寛子、森下真澄 ほか
- 美術監督:小林七郎
- 音楽:増田俊郎
- 音響監督:中野徹
- 音響効果:野崎博樹
- 音響制作:HALF H・P STUDIO
- 制作統括:岡本樹一郎→渡辺俊雄、吉國勲
- プロデューサー:近藤栄三
- アニメーションプロデューサー:松倉友二、佐藤孝
- アニメーション制作:J.C.STAFF
- 共同制作:NHKエンタープライズ21・総合ビジョン
- 制作・著作:NHK
[編集] 主題歌
- 「ハートのつばさ」中島礼香(初代OP)
- 作詞:まつざきゆうこ 作・編曲:増田俊郎
- 「BOY MEETS GIRL」TRF(初代ED)
- 作詞・作曲:小室哲哉 編曲:M.I.D.
- (補足/J-EURO仕様の「DA!DA!DA!Remix」(AVDD-20354)がED主題歌。サントラ未収録。)
- 「HAPPY FLOWER」奈良沙緒理(2代目OP)
- 作詞:まつざきゆうこ 作・編曲:増田俊郎
- 「ゆっくり」三重野瞳(2代目ED)
- 作詞:三重野瞳 作・編曲:増田俊郎
- ※なお、39話に限り「ハートのつばさ」の光月未夢バージョンがエンディングとして使用された
[編集] 放映リスト
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[編集] アニメの放送
- NHK衛星第二テレビ (衛星アニメ劇場):2000年3月~2002年3月
- NHK教育テレビ:2001年4月~2003年3月
- NHK衛星ハイビジョンテレビ:2001年10月~2003年8月
- NHKデジタル教育テレビ:2004年10月~2005年7月
- NHK衛星第二テレビ:2005年12月(第1期)
- NHKデジタル教育テレビ:2006年1月~10月
- NHK衛星第二テレビ:2006年5月15日(月)~6月9日(金)(第2期)
NHKBS2衛星アニメ劇場 火曜18:00枠 | ||
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前番組 | だぁ!だぁ!だぁ! | 次番組 |
カードキャプターさくら | 十二国記 |
[編集] 発売メディア
- DVD、ビデオ
- すべてキングレコードから発売。「だいありー」が第1期、「すてっぷ」が第2期を収録。各巻3話ずつを収録。
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 1 2000年10月25日発売 DVD:KIBA-522 VHS:KIVA-522
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 2 2000年11月22日発売 DVD:KIBA-523 VHS:KIVA-523
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 3 2000年12月21日発売 DVD:KIBA-524 VHS:KIVA-524
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 4 2001年1月24日発売 DVD:KIBA-525 VHS:KIVA-525
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 5 2001年2月21日発売 DVD:KIBA-526 VHS:KIVA-526
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 6 2001年3月21日発売 DVD:KIBA-527 VHS:KIVA-527
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 7 2001年4月25日発売 DVD:KIBA-528 VHS:KIVA-528
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 8 2001年5月23日発売 DVD:KIBA-529 VHS:KIVA-529
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 9 2001年6月27日発売 DVD:KIBA-530 VHS:KIVA-530
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 10 2001年7月25日発売 DVD:KIBA-531 VHS:KIVA-531
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 11 2001年8月22日発売 DVD:KIBA-532 VHS:KIVA-532
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 12 2001年9月29日発売 DVD:KIBA-533 VHS:KIVA-533
- だぁ!だぁ!だぁ! だいありー 13 2001年10月30日発売 DVD:KIBA-534 VHS:KIVA-534
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 1 2001年11月29日発売 DVD:KIBA-663 VHS:KIVA-663
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 2 2001年12月29日発売 DVD:KIBA-664 VHS:KIVA-664
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 3 2002年1月26日発売 DVD:KIBA-665 VHS:KIVA-665
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 4 2002年2月28日発売 DVD:KIBA-666 VHS:KIVA-666
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 5 2002年3月27日発売 DVD:KIBA-667 VHS:KIVA-667
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 6 2002年4月24日発売 DVD:KIBA-668 VHS:KIVA-668
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 7 2002年5月22日発売 DVD:KIBA-669 VHS:KIVA-669
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 8 2002年6月26日発売 DVD:KIBA-670 VHS:KIVA-670
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 9 2002年7月24日発売 DVD:KIBA-671 VHS:KIVA-671
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 10 2002年8月22日発売 DVD:KIBA-672 VHS:KIVA-672
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 11 2002年9月25日発売 DVD:KIBA-673 VHS:KIVA-673
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 12 2002年10月23日発売 DVD:KIBA-674 VHS:KIVA-674
- だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ 13 2002年11月22日発売 DVD:KIBA-675 VHS:KIVA-675
- CD
- ハートのつばさ(ビクター) 2000年4月21日発売 VICL-35136
- 「だぁ!だぁ!だぁ!」SEBプレゼンツ BOY MEETS GIRL with TRF (エイベックス)2000年8月23日発売 AVDD-20354
- 「だぁ!だぁ!だぁ!」つばさのコレクション ハートのつばさ (ビクター)2001年4月21日発売 VIDL-30520
- 「だぁ!だぁ!だぁ!」オープニングテーマ HAPPY FLOWER (ビクター)2001年4月21日発売 VICL-35250
- ゆっくり ~ NHK BSアニメーション「だぁ!だぁ!だぁ!」エンディングテーマ (ビクター)2001年4月21日発売 VICL-35251
- だぁ!だぁ!だぁ! ― オリジナル・サウンドトラック (ビクター)2001年11月22日発売 VICL-60596
- だぁ!だぁ!だぁ! ― オリジナル・サウンドトラック2 (ビクター)2001年6月21日発売 VICL-60739
[編集] ゲーム
- ビデオシステムからゲームボーイカラー専用ソフトとして発売された。品番はCGB-BDOJ-JPN。
- プレイヤーは最初に未夢か彷徨を選択、留守番をしている間にいなくなってしまったルゥを探して街に出る。途中、アニメのキャラと遭遇すると「とつぜん」1対1のカードバトルが始まり、勝つとルゥの目撃情報を教えてもらえる。
- カードバトルはトランプの大富豪を単純化したルールのカードゲームで、各キャラごとに対戦中1回のみ使用可能な特殊能力があり、それなりに戦略は求められる。しかし、手持ちカードの種類は運によるところが大きいため、楽に勝てる場合とどんなに頑張っても勝てない場合の差が激しく、ゲームバランスとしては疑問符のつくところである。
- 付加機能として占いモードがあり、指定した日や一週間の運勢、相性が占える。また通信にも対応しており、カードゲーム対戦と相性占い、ネームカードの交換ができる。ポケットプリンタでネームカードを印刷する機能もあるなど、総合的に見てファンアイテムとしては充実した構成となっている。
[編集] 豆知識
- 西遠寺のモデルは長野県千曲市にある興正寺である。
- アニメで主人公の声を担当した名塚佳織(光月未夢役)と三瓶由布子(西遠寺彷徨役)は放送当時、共に役柄と同じ中学生であることが話題になった。また本作終了から3年後、2人は『交響詩篇エウレカセブン』で再び主演として共演している。
- アニメでワンニャーを演じた千葉千恵巳が同時期に放送されていた「おジャ魔女どれみ」シリーズの主人公 春風どれみも演じていたことから、アニメ51話ではワンニャーの台詞に「わたしって世界一不幸なシッターペットかも」というどれみのパロディが存在する。
- 原作5巻で描かれている街並みは東京の八王子をモデルとしているようであるが、アニメ62話でカボ吉の宇宙船に映った西遠寺の場所は新潟県内であった。
- かなり高橋留美子作品を意識したパロディが多く使われており、最初の出会いはらんま1/2の一部をパロディ化している。
[編集] 関連項目
- 新☆だぁ!だぁ!だぁ! - 原作の続編
[編集] 外部リンク
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