交響詩篇エウレカセブン
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『交響詩篇エウレカセブン』(こうきょうしへん - 、Psalms of Planets Eureka seveN)は2005年4月17日から2006年4月2日までTBS系で放送されたSFロボットアニメ、またはこれを原作とした漫画、小説、ゲーム作品。以下、原作となるアニメ版について主に述べる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
スカブ・コーラルと呼ばれる珊瑚のような大地が地表を覆い、目に見えない未知の粒子トラパーの波が大気中を漂う、とある惑星。
その辺境の街ベルフォレストに住む14歳の少年レントン・サーストンにとって、世の中は「最悪」で満ちていた。彼の亡き父アドロック・サーストンといえば教科書にも載るほどの世界的英雄。しかしそんな父や失踪中の姉の事で級友にはからかわれ、空想を廻らせニヤニヤすればクラスの女子に「キモイ」と囁かれる。そして英雄の息子らしからぬ成績の酷さに担任は頭を抱え、一緒に暮らす頑固者の祖父アクセルは家業の機械整備屋を継げと口うるさい。
そんな彼にとって唯一とも言える楽しみは、トラパーの波に乗って滑空する空中サーフィン、リフをする事。憧れの天才リフボーダー、ホランドの得意技カットバックドロップターンが自分にも出来る筈だと信じ、懲りずに日々チャレンジするレントン。しかし辺境の街にイイ波がくる事も無く、練習してもなかなか上手くならない。街で唯一のリフボード屋も街を去り、挙げ句にお気に入りのリフスポットは軍の演習場となり立ち入り禁止に。
そんな最悪続きのある日の晩、突然見たことも無いLFOが自宅に墜落しレントンの部屋を半壊させる。巨大なリフボードで滑空する人型機動メカ、LFO。その世界最古の機体 、ニルヴァーシュ type ZERO(通称ニルヴァーシュ)の中から現れた神秘的な少女エウレカ。整備工場を営むアクセルとレントンは機体の整備を引き受けるが、突如多数のミサイルが飛来し工場は大破、エウレカは応戦するためニルヴァーシュに乗り出撃してしまう。彼女は軍に反抗するカリスマ空賊集団、ゲッコーステイトのメンバーだったのだ。
激しい空中戦が繰り広げられる中、祖父から託された拡張パーツ、アミタドライヴ[1]をニルヴァーシュに届ける為、レントンはリフボードを握りしめ空へと飛び出して行く。エウレカへの想いとともに――。
アミタドライヴをセットオンすることで真に目覚めたニルヴァーシュはセブンスウェルと呼ばれるとてつもない力を発揮し、戦闘は収束した。
こうしてレントンは、ゲッコーステイトのリーダーであるホランドと意中の美少女エウレカの誘いを受け、旅立ちを決意する。やがて様々な出会いや経験を得て少年は成長し、その少年のひたむきさがエウレカを、ホランドを、そして世界の運命を変えてゆく。
[編集] 登場人物
表記は「登場人物名:キャスト」。 (→登場人物名の由来)
[編集] ゲッコーステイト
最新鋭巡洋艦月光号を駆る神出鬼没の空賊。リーダーは若者達に人気のカリスマ的存在、ホランド。秀でたリフボーダーである彼やエウレカは、通常目には見えないトラパーの流れを読むことが出来る。自ら雑誌『ray=out』を出版し、リフやファッションの記事で注目を集めると同時に政府が隠蔽しようとする事実について民衆を啓蒙する。およそ3年前、元軍所属だった者たちが離反し反政府活動を開始、そこへ彼らの活動に共感した若者が集い、現在のゲッコーステイトを作り上げる。「賞金を稼ぐためのリフは絶対にしない」という、カリスマ集団らしいポリシーを持つ。しかしその内実は、困窮する財政を支えるための危ない仕事や軍との戦闘に明け暮れ、満足にリフをする機会すら無いという状況。
- レントン・サーストン:三瓶由布子
- エウレカに誘われて加入したゲッコーステイトの新メンバー。本作の主人公。14歳。かつて大災害から世界を救ったとされる英雄アドロックの息子。生まれてすぐに母親を、そして程なく父親も失い、メカニック屋の祖父アクセルと共に暮らしていた。趣味はリフと呼ばれる空中サーフィンで、愛用のボードは憧れのリフボーダー、ホランドのレプリカモデル。世の中や将来のことに不満を抱きつつ、どうにもならずに足掻く普通の少年である。しかしある日、空から降ってきた少女エウレカとニルヴァーシュに出会い、転機を迎える。姉のダイアンは父を追うかのように消息を絶ち、行方不明。
- エウレカ:名塚佳織
- 高性能LFOニルヴァーシュを操る、ゲッコーステイトのLFOライダー。本作のヒロイン。年齢は不明[2]。マシューの見立てによると、15、6歳のよう。水色の短髪に金色の髪留めと首輪が特徴的。スカイブルーのジャンパーミニスカートは軍所属時代の制服と色違い。かつて軍の特殊部隊S・O・Fにいた頃、宗教都市シウダデス・デル・シエロで大量の市民を殺戮した過去を持ち、そのとき出会った3人の孤児、モーリス、メーテル、リンクの母親代わりをしている。どこか世間一般の人間からズレた所があり、通常では不可視のトラパーの流れが読めるほか、愛機ニルヴァーシュをはじめ機械の言葉が分かるという。その言動や表情は感情に乏しく抑制的。レントンと出会い変わってゆく自分自身に戸惑い、葛藤し、「恋」という言葉の意味を知る。
- ホランド・ノヴァク:藤原啓治、浅野まゆみ(少年時代)
- ゲッコーステイトのリーダー。29歳。アマチュアリフ世界大会の歴代最年少チャンピオンで、軍の特殊部隊S・O・Fの元エース。自己顕示欲旺盛な彼の戦闘スタイルは一見派手で大味だが、その能力は白兵戦、LFO戦、戦術指揮のいずれにおいても卓越しており、極めて冷徹かつ的確。いつも強気で弱音を口にしない反面、内に鬱積したものが暴力となってレントンに降りかかる事も。かつてエウレカと共にゾーンと呼ばれる幻覚的空間に入ったことがあるらしく、同じくゾーン突入を経験したレントンに対して、その中で何を見たのかと詰め寄った。左腕に王の継承者を示す入れ墨があるが、チャールズは彼を銃撃する際、「王の金枝」を受け継ぐ者がホランドでなくて残念だと語った[3]。現在の彼女はタルホ、初恋の相手はレントンの姉ダイアン。
- タルホ・ユーキ:根谷美智子
- 月光号の操舵士。26歳。ホランドの彼女でゲッコーステイト設立当初からのメンバー。元軍情報部所属で、当時の交際相手は職場の上司。雑誌『ray=out』のグラビアモデルでもあり、ホルターネックのヘソ出しキャミソールにローライズのマイクロミニスカートという露出の著しい服装からはその自信の程が伺える。美人だがその性格は決して上品とは言えず、エウレカに過保護なホランドの態度や姿無き恋敵ダイアンの事に対して激しい不快感を隠さない。ホランドの子を妊娠し心機一転、それまでのギャルファッションを捨て去り、髪を切った。
- ストナー:松本保典
- ゲッコーステイトに同行しているフリーカメラマン。30歳。ジャーナリストとして彼らの姿を撮影すると同時に、雑誌『ray=out』の編集を行っている。リフの才能はないが、作品中のモノローグでは文化人類学的視点からリフとその原点であるサーフィンの神髄を語る。真面目な時と不真面目な時の落差が激しく、不真面目モードではマシューと一層波長が合うよう。戦災孤児であったため、親の顔を見た事がないという。
- マシュー:中村彰男
- 月光号のLFOライダー、前衛担当。25歳。黄色のランニングシャツが似合う、陽気で気さくなゲッコーステイトのムードメーカー。序盤苦悩するレントンに幾度も話しかけ、面倒見の良い事を伺わせる。ヒルダと付き合っているが、歯の浮く冗談を言ってはヒルダにたしなめられている。多数の12インチ盤レコードを所有しており、艦内の食堂スペースで時節DJの腕を披露している。その耳は確かで、他の人が気付かない微細なノイズも聞き逃さない。
- ハップ:山口太郎
- ゲッコーステイトの副リーダー。29歳。ホランドの幼馴染であり相談相手。経済観念の破綻しているチーム内の金庫番でもある。やや小太りながらガッチリした体型で、服装はいつも短パンにTシャツ。常に笑顔を絶やさず、ハメを外すのが好きだが、メンバーが行き過ぎた行動に出るとそれを止める役割も担う「子供みたいな所のあるオトナ」である。普段は優しく平和主義な面を見せるが、戦闘に入ると人が変わったように冷徹になることもある。
- ムーンドギー:宮野真守
- ゲッコーステイトのメンバー。16歳。本名ジェームズ・ダレン・エマーソン。金髪で長身の美少年だが感情が高ぶると妙に言葉が訛る。月光号内でこれといった役割が無く「ゲッコーステイトお笑い役」の地位を巡ってレントンに対抗意識を燃やす一方、レントンからは「ドギー兄さん」と呼ばれ慕われている。リフ以外にサッカー[4]も得意で、パンサーシュートやゴールデンファルコンシュートなどの技を持つ。ギジェットとの恋愛は着実に進行中。空船の船舶免許を持っている事を誰からも忘れ去られていたが、首都奇襲戦を機に月光号の操舵担当となり、以降その天性の才能を発揮する。
- ギジェット:水沢史絵
- 月光号の通信士。15歳。緊急時には索敵も担当する。エウレカと並ぶ月光号のアイドルで、南国風美少女である。純朴な性格が好みのようで、ムーンドギーと付き合っている。タルホとヒルダのような良き友達関係にあこがれ、エウレカと女の友情を築こうとする。エウレカに初めて「恋」という感情があることを教えた。
- ヒルダ:浅野まゆみ
- 月光号のLFOライダー、後衛担当。25歳。元公務員。タルホとは古くから仲が良いらしい。真面目で明るく、メンバーの体調を気遣うなど面倒見の良いゲッコーステイトの「お母さん」的な存在。マシューのパートナーであり、ツッコミ役でもある。
- ケンゴウ:大木民夫
- 月光号の砲術士。45歳。設立当初からのゲッコーステイトメンバーで、同艦の主。真面目一徹の融通が利かない軍人だったが、ホランドとの出会いにより人生観が変わり、今に至る。厳つい髭と、鳥の羽をあしらったコサック帽がトレードマーク。サウスアイレスにおける戦闘ではユルゲンス率いるイズモ艦と激しい砲撃戦を演じた。
- ジョブズ:志村知幸
- 月光号の主任機関士でハードウェア担当のメカニック。33歳。端正な顔立ち、レトロなサングラス、トラディショナルなスラックス&ベストに黒革のグローブ、そしてスキンヘッドという極めて個性的でハイセンスなルックス。前衛的な論文を書くことで知られるアーキタイプ研究者のグレッグ博士を崇拝している。
- ウォズ:長島雄一(現・チョー)
- 月光号のレーダー士でソフトウェア担当のエンジニア。33歳。ラフでルーズなヒッピー風ファッションに首からはコンパク・ドライヴをぶら下げ、独特の四角いヘッドフォンを装着している。性格は正反対だが、クールでリアリストのジョブズと仲が良い。作品の公式解説によると、かつてジョブズと共にやって来た推し掛けクルー。
- モーリス:根谷美智子
- メーテル:木川絵理子
- リンク:水沢史絵
- 月光号に同乗している3人の孤児。口数は少ないが鋭い意見を言うアジア系の少年がモーリス(5歳)、おしゃまでけたたましい白人の女の子がメーテル(4歳)、我慢強くてその歳にして「忍耐」の意味を知っている黒人の幼子がリンク(3歳)。人種も個性も異なる3人だが、兄弟のようにいつも寄り添い行動する。エウレカの事をママと呼び、彼女に気がある新参者レントンを過激な悪戯でいたぶった。エウレカ、レントンと共に漂着した絶海の入り江でサバイバル生活を送る羽目になったが、力を合わせて乗り切った。モーリスにおいては、初恋の相手はエウレカ。
- ミーシャ:沢海陽子
- 月光号の専属医師。40歳。軍に所属していた当時からアーキタイプやエウレカについて研究しており、それを続けられる事を条件に月光号に乗り移った。研究者らしい一歩引いた視点を有するが、確固たる思いを貫き自らの意見を述べる時もある。アーキタイプ研究の第一人者グレッグ博士の元妻。
- ゴンジイ:石森達幸
- 月光号に乗り込んでいる謎の老人。年齢は不明。占い師らしい。神出鬼没でいつも艦内の何処かしらでお茶を淹れては飲んでいる。リンク曰く、彼の淹れてくれたお茶は「すっごく苦い」そうである。
[編集] 塔州連邦軍
惑星全土を統治するプレッジオ塔州連邦の中央政府軍。連邦政府の最高機関である賢人会議は、顕在化する惑星自体の危機に対処するため、幽閉中だったデューイ・ノヴァク中佐を大佐に昇進させると同時に軍務に復帰させた。軍の指揮官となったデューイは人類の運命をも巻き込みつつ、セカンド・サマー・オブ・ラブという最終目的を目指して邁進する。
- ドミニク・ソレル:山崎樹範
- 塔州連邦軍統幕本部情報7課所属。少尉、のちに特務大尉[5]。20歳。整った顔立ちの二枚目。デューイの腹心で、アネモネの世話を担当する。わがままでお転婆な彼女に殴られ、蹴られ、噛みつかれ、罵倒されつつ、いつも彼女の身を案じている。地図が読めない、死体を見ると吐き気を催してしまうなど、軍人として深刻とも思える欠陥を持つが、頭脳明晰でその戦術眼は確かなものがある。アネモネの事でデューイに苦言を呈した彼は、彼女の愛機ジ・エンドの次期操縦者選出を命じる辞令を受けワルサワの地へ赴く。テンシャン山脈にて、地盤開口部へ突入を試みた彼の高速艇は、突入口の閉塞により大破した。幼くして家族を失った戦災孤児。
- ユルゲンス:小村哲生
- 塔州連邦軍イズモ隊旗艦イズモ艦長、のちにユルゲンス隊旗艦スーパーイズモ艦長。冒頭から特命でニルヴァーシュを追っており、幾度もゲッコーステイトと相見える事となる。参謀として同行していたドミニクの助言を聞き入れずLFO戦では苦い失策も演じるが、対艦戦では月光号に手傷を負わせ、その手腕を示した。昔気質の軍人で情に厚い。内戦の地ワルサワで妻子を失っている。マリア副長の口振りによると、彼はトレゾア技術研究所にも何か因縁があるらしいが、詳細は不明。
- マリア・シュナイダー:木川絵理子
- イズモ隊旗艦イズモ副長、のちにユルゲンス隊旗艦スーパーイズモ副長。冷静で忠実な女性副官として、最後までユルゲンスの下で戦い抜いた。ドミニク、ユルゲンスと共にワルサワへ赴いた際、ノヴァク財団が行っている秘密の人体実験を目の当たりにした。軍の将校達に「ジョイ・ディビジョン」と呼ばれているその街では、実験台となる絶望病の少女には事欠かないらしい。
- デューイ・ノヴァク:辻谷耕史
- 塔州連邦軍最高司令官[6]、統幕本部アゲハ隊指揮官。中佐、のちに大佐[5]。36歳。数年前、アドロックの「アゲハ構想」を独自の方法で推進させていたが、それが闇へ葬り去られると共にホランドの造反に遭い幽閉される。しかし「アゲハ構想」の理論がセブンスウェル発生により証明され職務に復帰した彼は、事態に対処すべく特別編成部隊アゲハ隊の指揮を執る。CFSの応用システムによって自身の命を人質にとりつつ、トラパーの影響が及ばない大気圏外の巨大熱線兵器オラトリオNo.8を起動させ、無謀とも思える作戦を敢行した。かつて権力者の父を殺した過去があり、幽閉中には『金枝篇』という書籍を読んでいた。宿敵ホランドは彼の弟である。
- アネモネ:小清水亜美
- 漆黒のLFOジ・エンドのライダー。年齢は不明。ピンク色の長い髪と表情豊かな切れ長の目が印象的な少女。金色の首輪はエウレカとお揃いのデザイン。デューイを慕っているが、その陰で複雑な感情も垣間見せる。出撃するときは薬物を投与され、かなりキレている。サウスアイレス上空に突如出現した巨大な球状雲、コーラリアンに接触した彼女は、そのゾーンの中で出会った少年レントンに自分の名前を呼ぶよう求めたが、それが彼女自身の意思なのか、他の影響なのかは不明。しばしば頭痛に悩まされる彼女には、常人の致死量の鎮静薬が欠かせない。ガリバーという奇妙な動物のペットを飼っている。
- ガリバー:杉山大
- アネモネのペット。モラー目モラー科に属する。顔と手足の先端は黒く、全身を白色の体毛に覆われている。糞を連続的に飛ばす。嫌悪感を示す相手に対して体重が重くなる。物語の終盤において、新たな主とアネモネのために極めて重要な役割を果たす事となる。
- チャールズ・ビームス:小杉十郎太
- フリーランスの傭兵。元塔州連邦軍S・O・F第2小隊隊長。妻のレイと共に空船白鳥号の中で生活している。何事にも情熱的な、かなり「濃い」人物。フェイバリットソングは『GET IT BY YOUR HANDS』[7]。ニルヴァーシュとエウレカの捕獲をデューイから依頼され、目下塔州連邦軍の遊撃部隊として行動している。一方、偶然にも月光号を家出中のレントンと知り合い白鳥号へ迎え入れる。そして互いに家族のような幸福なひとときを過ごし、別れた。月光号に潜入した際、ホランドに撃たれ死亡。のちに彼の形見のライフル銃はニルヴァーシュに積んだまま機体に取り込まれたと見られるが、その最後の使い途は驚嘆すべきものだった。
- レイ・ビームス:久川綾
- チャールズの妻。元塔州連邦軍S・O・F第2小隊隊員。跳ねた前髪とキツネ目がチャーミングな若奥様で、手料理が得意。子供が産めない彼女は、それがエウレカとアドロックの引き起こしたセブンスウェル現象の所為だと信じ、エウレカを憎んでいる。行きずりの家出少年レントンと心を通わせるうち彼を養子にしたいと望むが、叶わなかった。突入作戦でチャールズを失った彼女は任務を放棄し、ニルヴァーシュとエウレカを乗せた月光号を強襲した。
- アゲハ隊(アゲハ少年隊):福圓美里、こじまかずこ、加藤英美里、峯香織、山戸恵
- デューイが自らの作戦を遂行するために結成した5人のエリート少年部隊。優秀な子供達だが、冷酷な性格である。地殻貫通弾オレンジを星の各所に打ち込み、スカブ・コーラルの中心核の位置を探っていた。オレンジ着弾地点周辺の各都市に甚大な間接被害を及ぼしたが、彼らはそれによる死亡者の数を計数していた。元は内戦の地ワルサワの難民キャンプで拾われた子供達で、大人たちの慰み者になっていた、デューイのことを盲信しアネモネやドミニクのことは見下している。
[編集] その他
- アクセル・サーストン:青野武
- 「(有)サーストン工業 ガレヱジ・サーストン」を営むメカニック屋の頑固爺。レントンの祖父。自ら多くを語らないが、そのメカニックの腕前は「サーストンといえば(英雄アドロックでなく)アクセル」と言われる程で、トレゾア技術研究所所長モリタが自身の師匠に挙げる技術者でもある。ガレヱジ・サーストンではマシンのチューンはピーキーに仕上げるのがデフォルトらしく、その伝統はレントンにも受け継がれているよう。アドロックの遺品といわれる謎のパーツ、アミタドライヴ[1]を隠し持っていた。また、住民票の記載によると妻のローズは11980年8月19日に死亡している。
- アドロック・サーストン:声の出演無し
- かつて世界を襲ったトラパーの異常発生に伴う大災害、サマー・オブ・ラブから命を賭して人類を救ったと言われる英雄。レントンの父。しかし当時まだ幼かったレントンは彼の事を殆ど知らずに育つ。軍の科学技術者だった彼はスカブ・コーラル研究に関する独自の仮説を唱え、「アゲハ構想」と題された謎のレポートを残していた。住民票の記載によると、11990年9月10日死亡。
- ダイアン・サーストン:玉川紗己子
- レントンの姉。早くに両親を亡くしたレントンは彼女を母親のように慕っていた。父アドロックの研究を引き継ぎ軍で働いていたが、レントンが幼少の頃に突然消息を絶った。
- ウーノ:鈴木勝美
- ワゴン車を店舗代わりに、ベルフォレストの街外れで小さなリフグッズの店を開いていた気の良いおじさん。しかし、見ているだけで何も買わない常連の少年以外に客がいなかったため、他の街へと引っ越していった。店では雑誌『ray=out』も販売している。
- コーダ:赤司まり子
- クゼミ:大木民夫
- ブラヤ:麦人
- 塔州連邦政府の実質的な最高権力機関、賢人会議のメンバー。普段は衛星軌道上の宇宙ステーションに住み、軌道エレベーターで地上と行き来する。首都でのクーデターに際しコーダを懐柔したデューイはクゼミとブラヤを殺害、連邦政府の実権を掌握した。
- ティプトリー:杉山佳寿子
- 大地を信仰する宗教、ヴォダラクの信者。柔らかな物腰の老婆だが、年寄りとは思えない華麗な身のこなしでゲッコーステイトと激しい追跡劇を演じた。ホランド達は軍から彼女がテロリストだと聞かされていたが、テロリストではない。しかし一方で、ヴォダラク教徒の一部過激派が都市部などでテロを行っており、ヴォダラクをテロ集団と信じている者も多い。かつてのホランドもその一人。
- ウィリアム・B・バクスター:古川登志夫
- 森の中で行き倒れていたレントンを自宅まで連れて行き介抱してくれた、人の良さそうな青年。愛称はウィル。彼の妻マーサは絶望病という不治の病。庭を農園にし、人工的に地殻変動を抑えるための巨大な杭、パイルバンカーを日々抜いている。「人間は大地に生かされている」、「強い風が吹いて大木が倒れても草木はまた立ち上がる」など示唆に富む言葉をレントンに説いた。
- マーサ:声の出演無し
- ウィルの妻。コンパク・ドライヴを見つめ続けたまま意識を喪失する奇病、絶望病にかかっており、夫の介添え無しには食事もままならない。それでも二人は愛し合っており、絶望はしていないとウィルは言う。
- モリタ:小野健一
- トレゾア技術研究所所長。同研究所は軍の施設であるが、一技術者としてニルヴァーシュのスペックアップを引き受けた。地中から発掘された可動骨格、アーキタイプを元にライト・ファインディング・オペレーション(LFO)と呼ばれる人型マシンを開発したのがトレゾア技術研究所の技術者達であり、その世界初のLFOがエウレカとレントンの搭乗するニルヴァーシュ type ZERO。しかし同機は何故かエウレカ以外の操縦を受け付けず、同施設ではエウレカの研究も同時に行っていた。
- ソニア・ワカバヤシ:山口由里子
- トレゾア技術研究所技術開発部長。以前にエウレカの調査研究をしていたことがあり、ミーシャとは旧知の仲。メガネの似合う白衣のお姉さんであるが、生真面目で少々ヒステリックな性格。
- グレッグ・ベア・イーガン:銀河万丈
- 世界中の科学者から崇拝を集めるアーキタイプ研究の第一人者。Dr.ベアという愛称のとおり極度の肥満体型で、いつもキャンディーを食べている。ニルヴァーシュのスペックアップに際して助言を与えた。また彼の計算によると、この星における知的生命体の総量は情報量子学[8]で予言される限界値を既に超えており、「クダンの限界」と呼ばれる知的活動の極地的飽和が物理宇宙の崩壊を引き起こす可能性があるという。別れた妻ミーシャの事を今でも「僕のこぐまちゃん」と呼んでいる。
- ノルブ:小山力也、福山潤(少年時代)
- ヴォダラク教の高僧。惨劇の地シウダデス・デル・シエロでホランドにこの世界の真実を教え、ゲッコーステイト設立のきっかけを与えた。その胸にはコンパク・ドライヴが埋め込まれ、超自然的な力を持つ。ホランド達はその隠された目的を果たすため、彼の居所を探していた。大の風呂嫌いで、過度のマヨラー。およそ40年前、高僧会による満場一致の推挙を受けて聖者サクヤの世話係となり、恋に落ちた。
- サクヤ:矢島晶子
- ヴォダラク教徒から聖者と呼ばれる、エウレカによく似た少女。現在は蓮の花に姿を変え、ヴォダラクの総本山ヴォダラ宮を結界により守護している。その昔、ノルブと共に次元の歪みグレートウォールの突破を試みた事があるが成功しなかった。しかしそのゾーンの中で彼が名前を呼んでくれたとき、一つになれた気がして嬉しかったと彼女は語った。エウレカとレントンをグレートウォールの彼方へと送るため、二人は超常現象ポロロッカを起こす。
- デッカード:辻村真人
- ワルサワにあるノヴァク財団の研究施設でドミニクを出迎えた、小柄な老紳士。その施設では何人もの絶望病の少女達が集められ、謎の人体実験が行われていた。彼の話によると、薬物を使えば絶望病患者の意識を一時的に取り戻す事が出来るが、アネモネは特別だったらしい。彼女がワルサワの街で発見された事も含めて特別な出来事だったと男は語ったが、それ以前の彼女の過去については不明。
[編集] メカニック
[編集] LFO
LFOとは、本作品世界における全高十数メートルの巨大な人型機動マシンの総称である。正式な名称はライト・ファインディング・オペレーション。通例その操縦者は「パイロット」ではなく「ライダー」と呼称される。この世界において、人間が操縦する全ての機械はコンパク・ドライヴという小型装置が無ければ稼働しないため、LFOのコクピットにも同装置を装着するためのソケットが設けられている。若者の間で人気のあったスポーツ、リフにヒントを得て開発されたボード型の飛行ユニットを使用して空中での高機動運動が可能。中には地上走行形態であるビークル・モードへの変形機構を有する機体も多い。特に軍のLFOはクラフト・ライト・ファイター(KLF)と称され、操縦支援用技術であるコンパク・フィードバック・システム(CFS)を備える。同システム中に蓄積された操縦データがコンパク・ドライヴ経由でライダーの意識にフィードバックされる事によって、本来は高度な技能を要するLFO戦闘が一般の兵士にも可能となった。
すなわち端的に述べると、この世界では以下のような大型ロボットが空中でサーフィンをしながら戦闘を繰り広げる。
- ニルヴァーシュ type ZERO(通称 ニルヴァーシュ)
- ゲッコーステイト、エウレカとレントンの搭乗機。世界最古のLFO、ゆえにtype ZEROという。左右に座席が並んだ複座機で、その外観は白地に赤いラインのカラーリング。使用する武装はブーメラン型ナイフのみ。当機の専用リフボードは名工の手によるもので、旧型機ながらその飛行速度はターミナス・シリーズを凌駕する。レントンがコンパク・ドライヴとその拡張パーツであるアミタドライヴ[1]を装着したことにより、セブンスウェルと呼ばれる現象を発生させた。セブンスウェルの持続時間中は虹色の光柱を発生させながら周囲のトラパー領域が反転、当該領域内においてニルヴァーシュは無敵の破壊力を発揮する。
- モンスーノ type 10
- 塔州連邦軍の現行主力機。機体色はネービー・ブルー。武装は手持ち式マシンガン、ショルダーアーマーに固定の機銃2基、肩部ミサイル・ポッド4発×2基。通常型のtype10(MS10)のほか、ロングレンジ・レーザー砲を備えた重装備型のtype20(MS20)、アゲハ隊に配備された特殊装備機VC10などの機種がある。
- ターミナス type R606(通称 ロク・マル・ロク)
- ゲッコーステイト、マシュー機。機体色は橙。月光号艦載機の中ではニルヴァーシュ以外唯一の複座機であるため、マシューの戦闘使用以外にも日用品の買い出しやストナーを後部座席に乗せての写真撮影などに幅広く活躍する。武装はブーメラン型ナイフと、オプションの腕部装着式ライフル。
- ターミナス type R808(通称 ハチ・マル・ハチ)
- ゲッコーステイト、ヒルダ機。機体色は水色。武装はフリスビー型ナイフと左肩部のロングレンジ・レーザー砲1門。
- ターミナス type R909(通称 キュー・マル・キュー)
- ゲッコーステイト、ホランド機。機体色は紫。武装はブーメラン型ナイフと左肩部のロングレンジ・レーザー砲1門。当機には降下用のパラシュートが装備されており、専ら救命用として役立った。その特徴的な頭部から、アネモネに「ブサイクさん」と言われた。
- スピアヘッド SH-101
- ビームス夫妻の所有機。青がチャールズ機、赤がレイ機。腰部のスカートに飛行モジュールが組み込まれており、リフボード無しでの空中戦が可能。元塔州連邦軍の新鋭機で、武装は腕部内蔵のナイフ、近接戦用の刺突武器である頭部スピアのほか、本体装甲上をフレキシブルにスライド移動する小口径レーザー4基を備える。
- ニルヴァーシュ type the END(通称 ジ・エンド)
- 塔州連邦軍の少女ライダー、アネモネ専用機。機体色は黒。その専用リフボードは左右に分離してスキーのように滑空する事も出来る特殊な仕様。武装は両腕に収納されたナイフの他、有線リモートでオールレンジ攻撃可能な大型のクロー2基、敵の脳にダメージを与える特殊兵器バスクード・クライシス2門、屈曲しながら敵を追尾するホーミング・レーザー18門×3基[9]。
- ニルヴァーシュ type ZERO spec2
- アーキタイプの成長という事態に伴い外装パーツをはじめ機体の全面リニューアルを施した、ニルヴァーシュ type ZEROのスペックアップ機。アーキタイプ研究者であるグレッグ博士の助言に基づき、新たに高速飛行形態への変形機構が追加された。武装はやはりブーメランナイフのみ。
- デビルフィッシュ type B303(通称 サン・マル・サン)
- type R909を失ったホランドが新たな搭乗機に選んだ、「人型機動マシン黎明期における負の遺産」と呼ばれるモンスター・マシン。機体色はシルバー。リミッターを備えていない当機を操縦するには覚醒薬物の投与を必要とし、超絶的な運動性能を実現するのと引き替えに操縦者の肉体を蝕んでゆく。武装は通常のロングレンジ・レーザー砲2門のほかにホーミング・レーザー8門を備える。バーナーによる大気圏外の飛行も可能。
[編集] 空船
本作品内の世界では、船舶とは空を飛ぶ空船の事を意味する。したがってこの世界の軍艦は基本的に空軍に所属し、海軍は存在しない。一般的な空船の飛行原理は、リフレクション・フィルムを表面に張り詰めた翼がトラパーの反発力を受けて揚力と推力を得るというもの。リフに用いるリフボードも同様の原理で滑空しており、それらの航跡には細い帯状の発光現象がみられる。
- イズモ艦
- 塔州連邦空軍「暁(あかつき)」型護衛艦。ユルゲンス率いるイズモ隊の旗艦。黒い船体色に同隊の識別マークである赤色のラインが施された全翼型の空船である。武装はレーザー砲2基、ミサイル発射管8本×2基、爆雷発射機20発×2基、機関砲2門×4基、地上爆撃用の弾薬(焼夷弾)多数。
- 白鳥号 SL-1200MkI
- ビームス夫妻の母艦。元は塔州連邦軍の軍艦で月光号 SL-1200MkIIのプロトタイプにあたるが、サイズは当艦の方が細身でやや小型。船体色は白地にセイロンブルー。劇中で使用された武装は機関砲のみで、それ以外のものは外観からは見て取れず、不明。
- 月光号 SL-1200MkII
- 神出鬼没の空賊、ゲッコーステイトの空船。およそ3年前、ホランド達によって奪取された元塔州連邦軍巡洋艦SL-1200シリーズの2番艦。船体色は白地に黄緑。軍上層部にすら極秘裏に開発された特殊部隊用の最新鋭艦で、ロケットブースターにより大気圏外を高速航行する弾道飛行、トラパー・レーダーによる索敵を無力化するステルス装置のコンパクインターフェアレンサー(CIF)といった特別な機能を有する。ゲッコーステイトのメンバー達にとっては生活の場でもあり、コンビニや大浴場も完備する。武装は主砲3門×2基[10]、ミサイル発射管24本×4基、大型ミサイル発射管2基。
- 銀河号
- 塔州連邦軍アゲハ隊旗艦。船首の尖った錐型の巨大戦艦。船体色は橙。武装はホーミングレーザー10門、地上爆撃用の弾薬のほか、敵の光弾をも跳ね返す最新鋭小型遠隔無人兵器、ビットを装備する。
- スーパーイズモ艦
- トレゾア技術研究所で大幅な改装を施した、イズモ隊旗艦イズモの改造艦。巨大なユニットの前方部にイズモ艦の船体を接合したシルエットをしており、艦のサイズは格段に大型化した。格納庫の増床、ブースターおよびホーミングレーザーが追加され、月光号並みの巡航速度と同艦の5倍の火力を誇る。船体色は深紅。
[編集] 概要
本作品はボーイ・ミーツ・ガールの青春物語を描くと同時に、宗教とテロ、正義と暴力、メディアと戦争など、現実の世界が抱える諸問題を視聴者に投げかける。一見かけ離れて見える両テーマであるが、本作品ではそれらの作劇要素が単に別個のものとして同時進行するのではなく、前者が後者への一つの処方箋として提示される。本作品はこのようなテーマに対して抽象論で臨まず、物語のラストにおいて非常に端的でシンボリックな表現方法を試みている。劇中の登場人物が夜空の月を見上げるそのシーンに関して、メインアニメーターの吉田健一はインタビュー記事の中で「月にこれがあったら、戦争やめるんじゃないかなぁって思うンだよネ」という京田知己監督の言葉を紹介している。
[編集] フィロソフィー・フィクションとしての『交響詩篇エウレカセブン』
また本作品の構成は、上記のようなテーマを含めた惑星規模における事象の描写が、よりミクロな視点で個人の内面に帰属する事象の拡大投影図として機能するという多層構造のストーリー設計が施されており、劇中における書籍の記述によってそれが暗示されている。この観点から本作品の概要を述べるとすれば、心的な成長と共に蓄積してゆく自己矛盾や葛藤、そしてその飽和と克服の過程といった哲学的テーマを最も顕著に含有したキャラクターがエウレカであり、その殻を破る起爆剤となる存在がレントンである。その意味において彼女は、単に添え物的な記号としてのヒロインではなく作品の重要なテーマを担う「もう一人の主人公」であり、この作品世界自体がメタファーとして彼女の心象風景そのものを為している。
[編集] 作劇の特性と伏線描写
一方、本作品のストーリー構成は、作品世界の全体を直ちに見せずに「14歳の少年」というフィルターを通して複雑な世界設定や登場人物の背景を部分的に描いていくという手法が採らている。叙述トリック的な台詞回しや極めて微細な異音など、本作品におけるストーリー上の伏線の埋め方は非常にシビアかつ難解であり、しかも、それら謎の真相に対する典型的な事後説明描写は基本的に用意されない。アニメ、ドラマを含めた既存のフィクション作品では通例、登場人物が抱える個々の事情や言動の真意など、現実には第三者が知り得ない情報を視聴者に伝える手段として、デフォルメされた感情表現や回想による過去の描写などが用意される。しかし本作品においては、キャラクターの内面や過去の事情といった第三者が知り得ない事情は視聴者にも明確には明かされない事も多い。回想シーンなどを用いた説明的描写は本作品中にも存在するが、当の説明が限定的であったり台詞中に叙述トリック的要素を含むなど、端的な事実描写としては必ずしも機能しない。このような表現手法は結果として、既存の作劇作法に沿った細部の説明描写を望む視聴者に強い不満を抱かせる方法論ではあったが、その反面、前述の様々なテーマに対して視聴者が個々の価値観を反映させ多様な作品解釈を試みる素地を提供した。
[編集] オマージュ
本作品には、過去のアニメ、映画作品、テクノ音楽などに対するオマージュもしくはパロディが多数見受けられる。他作品の台詞や場面を部分的に模倣するという一般的な手法のみにとどまらず、物語の設定やストーリー構成そのものにもそれを大胆に取り込んでいる点が本作品の特色である。これに関してシリーズ構成の佐藤大はインタビュー記事の中で「王道は全部やる」と、その意気込みを語っている。劇中の台詞をはじめとする作品要素の引用元として、製作者、視聴者、アニメ評論家からは『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、『天空の城ラピュタ』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』、『超時空要塞マクロス』、『トップをねらえ!』、『キャプテン翼』、『The・かぼちゃワイン』といったアニメ作品、『トレインスポッティング』、『セーラー服と機関銃』、『ツインピークス』といった実写作品などの名前が挙がる。また、劇中に登場するキャラクターの名前やメカニック用語、各話のサブタイトルなどについても様々なジャンルから引用されたネーミングが多く見られる(→本作中における用語、名称の引用元)。これは裏を返せば、本作品のオリジナリティに対する製作者の強い自信の表れでもあり、多くの野心的実験を含んだ本作品の特徴的要素の一つとなっている。
[編集] 受賞歴
- 第20回デジタルコンテンツグランプリ(2005年)
- 優秀賞:『交響詩篇エウレカセブン』
- 第10回アニメーション神戸賞(2005年)
- 個人賞:吉田健一[11]
- 第5回東京国際アニメフェア(2006年)
- テレビ部門優秀作品賞:『交響詩篇エウレカセブン』
- 脚本賞:佐藤大
- キャラクターデザイン賞:吉田健一
- Anime Expo 2006 SPJA Award(2006年)[12]
- 最優秀テレビ長編賞:Eureka seveN
- 最優秀女性キャラクター賞:エウレカ
[編集] スタッフ
- 企画:竹田靑滋 鵜之澤伸 南雅彦 川城和実 彌冨健一 峯岸卓生
- 原作:BONES[13]
- 監督:京田知己
- シリーズ構成:佐藤大
- 脚本:佐藤大 野村祐一 大野木寛 菅正太郎 大河内一楼 小中千昭 清水恵
- キャラクターデザイン:吉田健一
- メインメカニックデザイン:河森正治
- コンセプチュアルデザイン:宮武一貴
- メインアニメーター:吉田健一[14] 中田栄治
- 特技監督:村木靖
- 美術監督:永井一男
- 美術監督補:森川篤
- 色彩設計:水田信子
- デザインワークス:武半慎悟 コヤマシゲト 柳瀬敬之 出渕裕 中田栄治
- 撮影監督:木村俊也(T2studio)
- デジタルディレクター:瓶子修一
- 音響監督:若林和弘(フォニシア)
- 音楽:佐藤直紀
- 音楽プロデューサー:篠原廣人(ソニー・ミュージックエンターテインメント) 大山良(アニプレックス)
- 音楽制作:アニプレックス
- プロデューサー:諸冨洋史 丸山博雄 稲垣浩文 湯川淳 中山浩太郎
- アシスタントプロデューサー:藤井睦子 長谷部大樹 小岐須泰世
- 制作:ボンズ
- 製作:毎日放送 Project EUREKA(バンダイ バンダイビジュアル バンダイエンターテインメント 博報堂DYメディアパートナーズ) ボンズ
[編集] 主題歌、挿入歌
- 第1期オープニング
- 『DAYS』(2005年4月17日 第1話 - 2005年7月10日 第13話)
- 歌:FLOW、作詞:KEIGO HAYASHI, KOHSHI ASAKAWA、作曲:TAKESHI ASAKAWA、編曲:FLOW&Seiji Kameda
- 映像スタッフ / 演出:村田和也、作画監督:吉田健一、メカ作画監督:中田英治
- 第2期オープニング
- 『少年ハート』(2005年7月17日 第14話 - 2005年10月16日 第26話)
- 歌:HOME MADE 家族、作詞・作曲:KURO, MICRO, U-ICHI、作曲・編曲:Takahiro Watanabe
- 映像スタッフ / コンテ・演出:村木靖、作画監督:吉田健一 中田英治
- 第2期エンディング
- 『FLY AWAY』(2005年7月17日 第14話 - 2005年10月9日 第25話)
- 歌:伊沢麻未、作詞・作曲:伊沢麻未、編曲:安部潤
- 映像スタッフ / コンテ・演出・原画:鈴木典光、作画監督:吉田健一 中田英治
- 『秘密基地』(2005年10月16日 第26話)
- 第3期オープニング
- 『太陽の真ん中へ』(2005年10月23日 第27話 - 2006年1月22日 第39話)[15]
- 歌:Bivattchee(ビバッチェ)、作詞・作曲:堤晋一、編曲:ビバッチェ 小倉健二
- 映像スタッフ / コンテ・演出・作画監督:うつのみや理
- 第3期エンディング
- 『Tip Taps Tip』(2005年10月23日 第27話 - 2006年1月22日 第39話)
- 歌:HALCALI、作詞:U、作曲・編曲:田中ユウスケ
- 映像スタッフ / コンテ:渡辺信一郎、演出:京田知己、作画監督:水畑健二
- 第4期オープニング
- 『sakura』(2006年1月29日 第40話 - 2006年4月2日 第49話)
- 歌:NIRGILIS(ニルギリス)、作詞:岩田アッチュ、作曲:栗原稔 岩田アッチュ 伊藤孝氣、編曲:ニルギリス
- 映像スタッフ / コンテ:京田知己、演出:宮地昌幸、作画監督:吉田健一 中田英治
- 第4期エンディング
- 『Canvas』(2006年1月29日 第40話 - 2006年4月2日 第49話)
- 歌:COOLON、作詞・作曲:COOLON、編曲:MIne-Chang
- 映像スタッフ / コンテ・演出・作画:吉田健一
- 挿入歌
- 『STORY WRITER』(第1、2、6、10、26、39話)
- 歌:SUPERCAR、作詞:いしわたり淳治、作曲:中村弘二、編曲:SUPERCAR
- 『秘密基地』(第13話)
- 『DAYS』(第32話)
- 『太陽の真ん中へ』(第33話)
- 『sakura』(第50話)
- 『虹』(第50話)
[編集] 放送リスト
- ブルーマンデー
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:宮地昌幸
- ブルースカイ・フィッシュ
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:村田和也
- モーション・ブルー
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:佐藤育郎
- ウォーターメロン
- / 脚本:佐藤大、コンテ:阿保孝雄、演出:阿保孝雄
- ビビット・ビット
- / 脚本:野村祐一、コンテ:村田和也、演出:横山彰利
- チャイルドフッド
- / 脚本:大河内一楼、コンテ:難波日登志、演出:松尾慎
- アブソリュート・ディフィート
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:宮地昌幸、演出:伊藤秀樹
- グロリアス・ブリリアンス
- / 脚本:大野木寛、コンテ:橘正紀、演出:吉本毅
- ペーパームーン・シャイン
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:村田和也
- ハイアー・ザン・ザ・サン
- / 脚本:野村祐一、コンテ:山本秀世、演出:原口浩
- イントゥー・ザ・ネイチャー
- / 脚本:大野木寛、コンテ:宮地昌幸、演出:阿保孝雄
- アクペリエンス・1
- / 脚本:佐藤大、コンテ:寺東克己、演出:佐藤育郎
- ザ・ビギニング
- / 脚本:野村祐一、コンテ:宮地昌幸、演出:吉本毅
- メモリー・バンド
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:水畑健二
- ヒューマン・ビヘイヴュア
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:山本秀世、演出:山本秀世
- オポジット・ヴュー
- / 脚本:小中千昭、コンテ:山本沙代、演出:山本沙代
- スカイ・ロック・ゲート
- / 脚本:大野木寛、コンテ:もりたけし、演出:原口浩
- イルコミュニケーション
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:村田和也、演出:村田和也
- アクペリエンス・2
- / 脚本:野村祐一、コンテ:京田知己、演出:佐藤育郎
- サブスタンス アビューズ
- / 脚本:大河内一郎、コンテ:宮地昌幸、演出:金子伸悟
- ランナウェイ
- / 脚本:大野木寛、コンテ:寺東克己、演出:森高登
- クラックポット
- / 脚本:佐藤大、コンテ:寺東克己、演出:伊藤秀樹
- ディファレンシア
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:阿保孝雄、演出:阿保孝雄
- パラダイス・ロスト
- / 脚本:野村祐一、コンテ:もりたけし、演出:原口浩
- ワールズ・エンド・ガーデン
- / 脚本:大野木寛、コンテ:村田和也、演出:村田和也
- モーニング・グローリー
- / 脚本:大河内一楼、コンテ:宮地昌幸、演出:宮地昌幸
- ヘルタースケルター
- / 脚本:佐藤大、コンテ:寺東克己、演出:岩崎太郎
- メメントモリ
- / 脚本:野村祐一、コンテ:難波日登志、演出:佐藤育郎
- キープ・オン・ムービン
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:もりたけし、演出:中村圭三
- チェンジ・オブ・ライフ
- / 脚本:小中千昭、コンテ:阿保孝雄、演出:阿保孝雄
- アニマル・アタック
- / 脚本:大野木寛、コンテ:角田一樹、演出:安斎剛文
- スタート・イット・アップ
- / 脚本:野村祐一、コンテ:村田和也 村木靖、演出:村田和也
- パシフィック・ステイト
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:金子伸悟
- インナー・フライト
- / 脚本:清水恵、コンテ:原口浩、演出:原口浩
- アストラル・アパッチ
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:寺東克己、演出:佐藤育郎
- ファンタジア
- / 脚本:野村祐一、コンテ:山本沙代、演出:鎌倉由実
- レイズ・ユア・ハンド
- / 脚本:大野木寛、コンテ:水島精二、演出:伊藤秀樹
- デイト・オブ・バース
- / 脚本:佐藤大、コンテ:寺東克己、演出:小松田大全
- ジョイン・ザ・フューチャー
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:菱田正和、演出:泰義人
- コズミック・トリガー
- / 脚本:大野木寛、コンテ:村田和也、演出:村田和也
- アクペリエンス・3
- / 脚本:野村祐一、コンテ:坂本郷、演出:原口浩
- スターダンサー
- / 脚本:清水恵、コンテ:浦野康生、演出:佐藤育郎
- ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド
- / 脚本:大野木寛、コンテ:阿保孝雄、演出:阿保孝雄
- イッツ・オール・イン・ザ・マインド
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:寺東克己、演出:伊藤秀樹
- ドント・ユー・ウォント・ミー?
- / 脚本:野村祐一、コンテ:桑名郁朗、演出:小松田大全
- プラネット・ロック
- / 脚本:大野木寛、コンテ:菱田正和、演出:佐藤育郎
- アクペリエンス・4
- / 脚本:菅正太郎、コンテ:寺東克己、演出:原口浩
- バレエ・メカニック
- / 脚本:野村祐一、コンテ:村田和也、演出:村田和也
- シャウト・トゥ・ザ・トップ!
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:阿保孝雄
- 星に願いを
- / 脚本:佐藤大、コンテ:京田知己、演出:京田知己 佐藤育郎
[編集] メディアミックス
本作品は製作委員会であるProject EUREKA(プロジェクトエウレカ)と協賛企業グループであるEUREKA Partners(エウレカ・パートナーズ)によって、アニメの他にテレビゲーム、漫画、小説、ラジオ放送などがメディアミックス展開されている。なお漫画版及び小説版については、アニメでの世界観や主な登場人物を共有しつつ、それぞれ異なるストーリーで構成されている。
- 各メディアの概要
- テレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』
- インターネット配信
- 漫画『交響詩篇エウレカセブン』
- 小説『交響詩篇エウレカセブン』
- テレビゲーム『交響詩篇エウレカセブン』
- プレイステーション・ポータブル用アドベンチャーゲーム・ソフト。バンダイナムコゲームス製。第26話までのテレビアニメ本編の内容とミニゲームの構成。
- また、テレビアニメと同一の設定を共有するゲーム作品として、プレイステーション2用ソフト『エウレカセブン TR:1 NEW WAVE』とその続編『エウレカセブン NEW VISION』がある。
- ラジオ放送 『エウレカセブン RADIO ray=out』
- グッズ・ファッション
- Project EUREKA 参加企業[18]
- 株式会社バンダイ、バンダイビジュアル株式会社、BANDAI ENTERTAINMENT INC.(バンダイエンターテインメント)、株式会社ボンズ、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
- EUREKA Partners 参加企業
- 株式会社角川書店、株式会社ソニー・ミュージックエンターテインメント、株式会社アニプレックス、株式会社バンダイチャンネル、株式会社USEN
[編集] 関連イベント
- 「MBS ANIME FES.'05 大阪城エクスペリメント 真夏の夜の夢」
- 「Sony Music AnimeFes.06」
[編集] 注釈
- ^ a b c 公式ホームページなど、資料によってはアミタ・ドライヴと表記される。
- ^ 劇中に登場する書類には年齢の記載がある。
- ^ 劇中に「王の金枝」という名称のアイテムは登場しない。
- ^ 正確には劇中で行われた競技はフットサル。
- ^ a b 軍の階級とその任ぜられる役職の相関において、塔州連邦軍の尉官(少尉〜大尉)は現代の地球での一般的な軍隊の佐官(少佐〜大佐)の階級に、塔州連邦軍の佐官は現代の軍隊の将官(少将〜大将または上級大将)の階級にそれぞれ相当するものと見られる。すなわちドミニク特務大尉の地位(劇中の台詞から旗艦艦長ユルゲンスと同等で副長マリアより上)は現代の軍隊の大佐もしくはそれに近い階級に、同じく軍最高司令官デューイ大佐の地位は現代の軍隊の大将もしくはそれに近い階級にそれぞれ相当するものと考えられる。
- ^ デューイの当該役職への就任時期については、劇中で明確な描写が無いため不明。
- ^ Hiroshi Watanabe a.k.a.Quadraによる本作品用書き下ろし曲。
- ^ 劇中に登場する架空の科学分野。
- ^ 劇中での最大同時発射数は54(18×3)発であるが、発射用レンズの数とは必ずしも一致しない。
- ^ 劇中の描写から月光号の主砲は有質量ビームとみられる。のちに同艦の主砲は「ホーミング・レーザー」と呼ばれる追尾式ビーム砲に改装された。
- ^ 『交響詩篇エウレカセブン』における才能を主な授賞理由として、アニメーター吉田健一の業績に対して贈られたもの。
- ^ 米国で開催される日本アニメ・コンベンション、アニメ・エキスポにおいて行われるファン投票イベント。
- ^ a b 「BONES」は本作品の制作会社である(株)ボンズの原作者名義での表記。
- ^ 本作品では基本的に「メインアニメーター」という肩書きが用いられているが、第50話スタッフロールのみ「総作画監督」としてクレジットされている。
- ^ 2005年12月4日 第33話はオープニング無し。
- ^ 演出面の改変のみでシナリオに変更は無い。なお本作品の再放送は、毎日放送と東京放送が本放送と平行して深夜放映していた第1話から第11話と、本放送終了後に放映開始した第26話以降の話数のみ。
- ^ 一般的には、「-はずだった。」という言い回しは仮定法的な否定の文末表現として使われる事が多いが、一方で筒井康隆の小説「七瀬」シリーズなどにおいては「-筈だった。」という文末表現が特殊な肯定的用法に用いられているという例もあり、一概には言えない。
- ^ テレビアニメの製作には上記5社のほかに毎日放送が加わる。
- ^ 同イベント日程のうち第一日目はテレビ東京製作アニメ作品の関連イベント。本作品を含む毎日放送製作作品のイベントは二日目のプログラム。
- ^ Bivattchee(ビバッチェ)は不参加。
- キャラクター名の由来^
- レントン・サーストン:小説およびび映画『トレインスポッティング』の主人公、マーク・レントンから。姓の「サーストン」はロックバンド、ソニック・ユースのサーストン・ムーアから。
- エウレカ:「わかった」、「見つけた」を意味するギリシャ語"Eureka"と欧州宇宙機関の宇宙船EURECAから
- タルホ・ユーキ:漫画およびアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』の登場人物、有紀蛍(ゆうき けい)から。
- ストナー:サーファーマガジンのフォトグラファー、ロン・ストナーからか。
- マシュー:元プロサーファーでミュージシャンのマシュー・ピッツからか。
- ムーンドギー:映画『ギジェット』で主人公のボーイフレンド、ムーンドギーから。また、本名の「ジェームズ・ダレン・エマーソン」は当映画でムーンドギーを演じた俳優ジェームズ・ダレンと、DJのダレン・エマーソンから。
- ギジェット:サーフィン映画『ギジェット』の主人公、ギジェットから。
- ジョブス:コンピューターメーカー、アップルコンピューター(現・アップル)創業者の一人(現・CEO)であるスティーブ・ジョブズから。
- ウォズ:アップルコンピューター(現・アップル)創業者の一人であるスティーブ・ウォズニアックの愛称から。
- ミーシャ:1980年開催モスクワオリンピックのマスコットキャラクター、こぐまのミーシャから。
- モーリス、・メーテル、・リンク:童話『青い鳥』の作者、モーリス・メーテルリンクから。
- ユルゲンス:ドイツ人の俳優、クルト・ユルゲンスから。
- アネモネ:小説『コインロッカー・ベイビーズ』のヒロイン、アネモネから。また、「ガリバー」はペットの鰐の名前から。
- チャールズ・ビームス、レイ・ビームス:工業デザイナーの夫婦、チャールズ・イームズとレイ・イームズから。また、23話で彼らが口にした「ロイド・ライト」は建築家フランク・ロイド・ライトから。
- アクセル:ロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズのボーカルアクセル・ローズから。
- アドロック:ヒップホップ・グループ、ビースティ・ボーイズのキング・アドロックから。
- ダイアン:映画『ツインピークス』の台詞中の登場人物、ダイアン、または映画『トレインスポッティング』の同名のヒロインから。
- ティプトリー:SF作家のジェイムズ・ティプトリー・Jr.から。また、ティプトリーの台詞に出てくる『たったひとつの冴えたやりかた』はその代表作の一つ。
- ウィリアム・B・バクスター:SF作家のスティーブン・バクスターから。
- モリタ:電子機器メーカー、ソニー創業者の一人である盛田昭夫から。
- グレッグ・ベア・イーガン:SF作家のグレッグ・ベアとベア・イーガンから。
- ノルブ …映画『リトル・ブッダ』の登場人物、ノルブ から。
- メカニック用語、名称の由来^
- LFO:電子楽器の一種、低周波発信装置の略称LFO(Low Frequency Oscillator)とイギリスのテクノユニット、LFOから。
- KLF:イギリスのハウスユニット、KLFから。
- ニルヴァーシュ:仏教用語のニルバーナとアメリカのロックバンド、ニルヴァーナから。
- モンスーノ MS10、MS20:コルグのシンセサイザー、MS-10とMS-20から。また、アゲハ隊機の形式名VC10は同社のヴォコーダー、VC10から。
- type R606、type R808、type R909:ローランドのドラムマシン、TR-606、TR-808、TR-909から。
- SH-101:ローランドのシンセサイザー、SH-101から。
- デビルフィッシュ type B303:ローランドのシンセサイザー、TB-303とその改造機の名称「デビルフィッシュ」から。
- 白鳥号、銀河号:特急列車の白鳥、寝台急行列車の銀河から。また、「月光号」についても同名のブルートレインが存在したが公式のアナウンスは無く、同艦のネーミングには諸説ある。
- SL-1200MkII(月光号):Technicsのターンテーブル、「SL-1200MkII」から。
- オレンジ:サンプリング・マシン、LMD-649の後継機の愛称オレンジから。
- その他の用語、名称の由来
- サマーオブラブ:1967年アメリカのモンタレー・ポップ・フェスティバルを発祥とする音楽ムーブメント、サマー・オブ・ラブから。
- セカンド・サマー・オブ・ラブ:1989年以降イギリスを中心に起こったムーブメント、セカンド・サマー・オブ・ラブから。
- プラスエイト:リッチー・ホゥティンがかつて主宰した音楽レーベル、Plus 8から。レーベルマークの色はレントンカラーと同じ白と赤。
- セブンスウェル:波のうねりを意味する英語"swell"から。
- ハッシェンダ、FAC51:イギリスにあったクラブの名称、ハシエンダと経営元の[ファクトリー・レコード]]における同クラブのカタログ番号、FAC51から。
- トレゾア:ドイツのハードテクノレーベルおよびクラブの名称、トレゾアから。また、物語中で同所員が被るヘルメットのマークは同レーベルマークと同じ。
- ラブパレード:ドイツ・ベルリンのテクノ・イベント、ラブパレードから。
- ポロロッカ:アマゾン川で発生するする海嘯、ポロロッカ から。
- ジョイ・ディヴィジョン、ワルサワ:イギリスのロックバンド、ジョイ・ディヴィジョンとその旧バンド名、ワルシャワから。
- サブタイトル名の由来^
- ブルーマンデー:ニューオーダーの楽曲『ブルー・マンデー』から。
- ブルースカイ・フィッシュ:UMAのスカイフィッシュから。
- ウォーターメロン:ハービー・ハンコックの楽曲『ウォーターメロン・マン』から。
- ビビット・ビット:不明(和訳:鮮やかな欠片)。
- チャイルドフッド:ジェフ・ミルズの楽曲『チャイルドフット』から。
- ハイアー・ザン・ザ・サン:プライマル・スクリームの楽曲『ハイアー・ザン・ザ・サン』から。
- イントゥー・ザ・ネイチャー:ハードフロアの楽曲『イントゥー・ザ・ネイチャー』から。
- アクペリエンス・1:ハードフロアの楽曲『アクペリエンス 1(Acperience 1)』から。
- ザ・ビギニング:デリック・メイの楽曲『ザ・ビギニング』から。
- メモリー・バンド:ロータリー・コネクションの楽曲『メモリー・バンド』から。
- ヒューマン・ビヘイヴュア:ビョークの楽曲『ヒューマン・ビヘイヴュア』から。
- オポジット・ヴュー:デラミトリの楽曲『オポジット・ヴュー』からか。
- スカイ・ロック・ゲート:日本神話『天岩戸』の英語直訳。
- イルコミュニケーション:ビースティー・ボーイズの楽曲『イル・コミュニケーション』から。
- アクペリエンス・2:ハードフロアの楽曲『アクペリエンス 2 (Acperience 2)』から。
- サブスタンス アビューズ:F.U.S.Eの楽曲『サブスタンス・アビューズ』から。
- ランナウェイ:ニューヨリカン・ソウルの楽曲『ランナウェイ』から。
- クラックポット:プラスティックマンの楽曲『クラックポット(Kracpot)』から。
- ディファレンシア:坂本龍一の楽曲『differencia』から。
- パラダイス・ロスト:坂本龍一の楽曲『Paradise lost』から。
- ワールズ・エンド・ガーデン:いとうせいこうの小説『ワールズ・エンド・ガーデン』から。
- モーニング・グローリー:オアシスの楽曲『モーニング・グローリー』から。
- ヘルタースケルター:岡崎京子の漫画『ヘルタースケルター』から。
- メメントモリ:しりあがり寿の漫画『瀕死のタウンガイド オーイ・メメントモリ』から。
- キープ・オン・ムービン:ソウル・トゥ・ソウルの楽曲『キープ・オン・ムービン』から。
- チェンジ・オブ・ライフ:ジェフ・ミルズの楽曲『チェンジ・オブ・ライフ』から。
- アニマル・アタック:田中フミヤの楽曲『アニマル・アタック』から。
- スタート・イット・アップ:ジョイ・ベルトラムの楽曲『スタート・イット・アップ』から。
- パシフィック・ステイト:808ステイトの楽曲『パシフィック・ステイト』から。
- インナー・フライト:プライマルスクリームの楽曲『インナー・フライト』から。
- アストラル・アパッチ:アンダーグラウンド・レジスタンスの楽曲『アストラル・アパッチ』から。
- ファンタジア:コズミック・ベイビーの楽曲『ファンタジア』から。
- レイズ・ユア・ハンド:コーネリアスの楽曲『Raise Your Hand Together』から。
- デイト・オブ・バース:デイト・オブ・バースの楽曲『デイト・オブ・バース』から。
- ジョイン・ザ・フューチャー:タフ・リトル・ユニットの楽曲『ジョイン・ザ・フューチャー』から。
- コズミック・トリガー:コズミック・ベイビーの楽曲『コズミック・トリガー』から。
- アクペリエンス・3:ハードフロアの楽曲『アクペリエンス 3(Acperience 3)』から。
- スターダンサー:マイク・バンクスの楽曲『スター・ダンサー』から。
- ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド:ケミカル・ブラザーズの楽曲『ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド』から。
- イッツ・オール・イン・ザ・マインド:CJボーランドの楽曲『イッツ・オール・イン・ザ・マインド』から。
- ドント・ユー・ウォント・ミー?:フェリックスの楽曲『ドント・ユー・ウォント・ミー』から。
- プラネット・ロック:アフリカ・バンバータの楽曲『プラネット・ロック』から。
- アクペリエンス・4:ハードフロアの楽曲『アクペリエンス 4(Acperience 4)』から。
- バレエ・メカニック:坂本龍一の楽曲『Ballet Mécanique』から。またはジョージ・アンタイルの同名の楽曲から。
- シャウト・トゥ・ザ・トップ!:スタイル・カウンシルの楽曲『シャウト・トゥ・ザ・トップ!』から。
- 星に願いを:映画ピノキオの主題歌『星に願いを』から。
MBS・TBS系 日曜7:00枠 | ||
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前番組 | 交響詩篇エウレカセブン | 次番組 |
フューチャービーンズ~みらい豆 (枠内でアニメ放映あり) |
週刊!健康カレンダー カラダのキモチ (CBC製作) 制作枠上の後番組は 知っとこ! <30分拡大> 土曜7:30~9:55 |
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(作品)
- 公式サイト(MBS)
- 公式サイト(TBS)
- エウレカセブン RADIO ray=out
- バンダイチャンネル
- Eureka seveN (北米版) 公式ホームページ
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