信長の野望Online
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ジャンル | MMORPG |
対応機種 | プレイステーション2[PS2] Windows[Win] |
開発元 | [PS2][Win]コーエー |
発売元 | [PS2][Win]コーエー |
人数 | マルチプレイヤー |
メディア | [PS2]HDD専用 [Win]CD-ROM・DVD-ROM |
発売日 | [PS2]2003年6月12日 [Win]2004年2月4日 |
『信長の野望Online』はコーエーが同社のシミュレーションゲーム『信長の野望シリーズ』の世界観をベースに開発したMMORPGである。本作はプレイステーション2 (PS2) 用としては『ファイナルファンタジーXI』についで2番目に開始されたMMORPGであるが、プレイヤーキャラ同士で対戦や国規模での合戦ができるのが、『ファイナルファンタジーXI』との違いである。
日本が舞台であり、侍や忍者などの職業やパーティーを徒党と呼ぶ事など、和風の世界観が特徴。
BBユニットが必須であるため、最新の薄型PS2には対応していない。
目次 |
[編集] 概要
プレイヤーは、サーバーに構築された仮想戦国時代の中を一人の登場人物として、ゲーム内に再現された中部日本(関東・中部・近畿地方)を舞台に自由に冒険し、14大名家のいずれかに仕官し、所属する勢力の発展を目的に合戦や外交といった勢力争いを行う。また、ある一定の条件の元で、どこの勢力にも属さない、浪人としてのプレイスタイルも可能である。
[編集] 所属サーバーの選択
「信長の野望Online」では2006年現在、7つのサーバーが存在しており、それぞれが独立並行的に仮想戦国時代の時を刻んでいる。プレイヤーはキャラクターを作成する前に、どこのサーバーでプレイするかを選ぶ必要がある。(1つのアカウントでサーバーにそれぞれ最大3人まで、キャラクターを作成する事ができる)
サーバーの名称は、過去の信長の野望シリーズのサブタイトルから名づけられている。
- 群雄伝、風雲録、覇王伝
- 「信長の野望」開始当初(2003年6月12日)のサーバーであり、史実に基づいた勢力関係をもって、開始されたサーバー。
- 天翔記
- 2003年6月19日設置。発売開始1週間後に設置されたサーバーであり、勢力関係が全て中立の状態から開始されたサーバー。
- 将星録
- 2003年10月8日設置。越中エリア実装後に設置されたサーバーであり、勢力関係は天翔記と同じく全て中立の状態から開始されたサーバー。
- 烈風伝
- 2004年2月4日設置。Windows版の発売と同時に設置されたサーバーであり、勢力関係は天翔記、将星録と同じく全て中立の状態から開始されたサーバー。
- テストワールド
- 仕様変更などが発生した場合に、実装前にその機能をプレイヤー自身で確認する事が可能となるサーバー。このサーバーでは、「ウルティマオンライン」などのテストサーバーと同じように、プレイヤーのレベルや技能などをある程度自由に変更する事ができ、目的のテストを行いやすいように設定されている。
[編集] ゲームシステム
[編集] 職業とキャラクターメイク
プレイヤーはキャラクター作成時に侍・神主/巫女・陰陽師・僧・鍛冶屋・薬師・忍者・傾奇者の8職業の中から1つ選ぶことになる。また、レベル40から、各職業の使える技能が特化技能として3系統に分かれる。キャラクター作成直後はかならずどこかの大名家に仕官した状態から始まる。後に出奔し浪人となることも可能。
※破天の章導入後はキャラクター作成後、隠れ里より始まるように仕様変更された、一度里を出ると戻ることはできないが、初期の成長がしやすいようになっている。
キャラクターの名前にアルファベットを用いることは出来ない。これは、戦国時代という世界観を壊さないための配慮であろう。また、織田信長や豊臣秀吉などの実在した武将名をPC名として登録することも出来ない。実在武将はNPCとしてゲーム内に登場する。
- 侍
- 神主/巫女
- 男性キャラクターと女性キャラクターで呼び名が異なる唯一の職業であるが、両者に性能差は存在しない。総称して神職と呼ばれる場合もある。戦闘中は味方を歌謡や舞で鼓舞し、能力上昇・術(魔法)を唱える時間の短縮などの効果を付与することができ、また野外においても移動速度を速めたり味方を敵から隠したりするなど、共に戦う仲間を援助することができる。採集は伐採、生産では弓矢、首飾り、付与石と呼ばれる、武具を強化する為の特殊なアイテムを作成する事が出来る。
- 特化技能
- 神典
- 弓を扱うアタッカー。看破 みねうちのかわりに詠唱付与、気合の韻をもち、鉄砲鍛冶屋と同じ守護無効の攻撃を繰り出すテクニカルな攻撃要員
- 決定力には欠けるものの、技能「神の光矢」は固い敵にも有効であり矢の強化も相まってオンリーワンの能力を持つアタッカーとなった
- 古神典
- 呪術による攻撃や、敵からの気合を奪うなどの技能に長ける。鉄砲鍛冶の「零距離射撃」や武芸侍の「五連撃」など、気合を大量に消費する攻撃技能のサポートとして気合吸収効果を付与する「気合吸収」という技能が人気である。しかし近接攻撃のみにしか気合吸収効果は発動しないという欠点もあるため、術アタッカー(陰陽師や遠隔攻撃しか持っていない神典神職など)とは相性が悪い。
- 雅楽之妙
- 神典
- 陰陽師
- 僧
- 物理攻撃・術攻撃・味方を回復するなど、ほとんどのことをオールマイティに行なうことができる。しかしそれゆえにほとんどの技能は他の専門職に比べると能力が劣る。採集は材料採集、生産では各種生産の材料となる紐や持ち物を入れるための袋、後衛職の頭装備(冠や烏帽子など)を作る事が出来る。
- 特化技能
- 僧兵之武
- 僧の中でも、特に物理攻撃にウェイトを置いた技能を持つ者。インターネット上では僧兵が「最不遇(報われていない)キャラ」として定着しており、「徒党に誘われない」「いつも美濃の炭山で炭掘ってる」など、よくネタにされる。
- 仏門
- 回復、補助技能にウェイトを置いた技能を持つ者。僧の特化の中では最も僧らしい特化である。一部ダンジョンやボス戦などで人気の特化であり、僧の中では最も人口が多いスタンダードな特化である。
- 密教秘術
- 主に攻撃術、術防御、妨害技能にウェイトを置いた技能を持つ者。僧の中では2番目に人口が多い特化である。術攻撃が強烈なボス戦に引っ張りだこな特化であるが、それ以外のボスや狩りになかなか連れていってもらえないのが密教僧達の悩みの種である。
- 僧兵之武
- 薬師
- 強みはなんと言っても、戦闘中に傷つき斃れた味方を「蘇生」できることである。また薬師という名前が示すとおり、各種の薬や毒薬を処方することが出来る。採集は植物採取。
- 鍛冶屋
- 専門は武器や防具の作成ではあるが、戦闘ではその防御力を活かし、徒党員の生命を守る。このことに関しては侍や忍者の追随を許さない。が、鉄砲之取扱の特化を習得した鍛冶屋は、侍をも超える攻撃専門特化となる。採集は採掘。
- 忍者
- 痺れ斬りや不意打ちなど、他にはできないトリッキーな攻撃を行なう。またその素早さ故、敵が彼らの攻撃をよけられることはまずない。また、物理的攻撃だけではなく敵にダメージ+能力低下効果を与える「遁術」による術攻撃も可能。採集は伐採、採掘、植物採取、材料採集全てを行う事が出来る。生産では使い古した装備品を忍者専用に新たに打ち直したり(忍者刀や忍者鎧など)、足袋などの足装備を作成する事が出来る。
[編集] 仕官(所属勢力)
新規作成キャラ専用ゾーンである隠れ里を出る時に、実装されている14大名家のいずれかに仕官した状態となる。仕官できる大名家は任意に選択することが出来るが、滅亡している大名家に新規作成キャラが仕えることは出来ない。雑賀衆や伊賀忍などの傭兵集団も実装されてはいるが、本作では1大名家として実装されている。基本的にフィールドには、一つの城及び城下町と実在の城があった地点に配置される複数の屯所、その国に関連する人物や妖怪が住む廃城が存在する。国によっては中立勢力が住む町や地域の名所をイメージしたダンジョンが配置されている。ダンジョンは誰でも挑戦する事が出来るタイプのものと、特定のレベル、あるいは条件を満たしたプレイヤーのみが挑戦する事が出来る上級者ダンジョンに分けられている。
[編集] 戦闘システム
戦闘システムはリアルタイムシネマティックバトルという独自の方式を採用しており、ファイナルファンタジーXI」や「ウルティマオンライン」といったオープンバトル方式のMMORPGとは異なり、一部のオフラインRPGに採用されているシンボルエンカウント方式(敵NPCや敵PCと接触すると戦闘が開始される方式。戦闘専用の画面に切り替わり処理を行う)を採用している。 この為、外部からは他プレイヤーの戦闘内容や戦闘の状況を確認する事はできないというデメリットはあるものの、シンボルエンカウント方式を採用することで、戦闘を開始してしまえば、終了するまで他プレイヤーからの横取り行為などの妨害を受けることはないというメリットがある。 ※他のPCとのかかわりを持つことが最大の魅力とされるMMORPGにおいて、他プレイヤーが干渉できないのは、逆にデメリットであるという意見もある。
戦闘はオーソドックスなコマンド入力方式で、入力されたコマンドに応じて次々と敵味方の行動が時代劇のような演出で表示されていく。 また、戦闘画面上部には現在から数行動分先までの演出の長さを示す行動バーが表示される。この長さと順番によって、ある程度先まで敵味方の行動が把握できる為、戦闘に優れたプレイヤーになるためには、「バー読み」と呼ばれる信長の野望Online独自のスキルをプレイヤー自身が習得する必要がある。
また、戦闘は「徒党」と呼ばれるパーティを組んで行うことが一般的で、徒党は最大7人まで組むことができる。 徒党を組んだ場合は徒党の中から一人旗頭を選び、戦闘では旗頭が倒れた時点で敗北となる。NPC徒党に旗頭はない。 一部のダンジョンではフル徒党状態でないと入れない物も存在する。
[編集] 対人戦について
信長の野望Onlineでは、いくつかの方法にて対人戦及びPK行為が可能となっている。
- 合戦
- 合戦場では敵対する勢力プレイヤーとの対人戦が可能である。また、前哨戦と呼ばれる対人戦のみの合戦ステージも設けられている。
- ※どちらの場合も敵対勢力のPCは匿名状態である。また、合戦場においては、敵対勢力PCとのチャットは不可。(直接対話と私設会話は除く)
- お尋ね者システム
- 敵視、敵対する勢力のNPCに合戦場以外で危害を加えた場合、そのプレイヤーは一定期間のお尋ね者となり、該当勢力に所属するプレイヤーは対象のプレイヤーが自分の勢力圏内に居る場合、襲う事ができる。
- ※お尋ね者のプレイヤーから襲うことは不可。
- 抜け道システム
- 敵対する勢力の支配領地へ侵入する場合、関所(防衛用のNPCが配置されている)を強引に抜ける方法と、抜け道を通る方法がある。この抜け道の一部区間は対人戦が可能な領域となっている。(チャットウインドウ内にその旨の警告文が出る)
- 道場
- 道場では互いの合意の下、対人戦を行うことが可能であり、ペナルティは無い。
- 天下一品システム
- ゲーム内には天下一品と呼ばれる、高性能なアイテムがいくつか存在しており、そのアイテムを所有しているプレイヤーを襲って強奪する事ができる。しかし、所持しているプレイヤーが勢力に所属している場合、その勢力のお尋ね者になる点に注意しないといけない。また、天下一品アイテムを維持する為には一定回数の戦闘に勝利しなければならない。対人戦以外で所有しているプレイヤーが死んだ場合や維持条件を満たせなかった場合は天下一品アイテムは元の場所に戻る。
[編集] 合戦と外交
通常のダンジョンへの冒険などの他に、信長の野望Online独自のシステムとして合戦システムがある。これは、敵対する勢力同士が、専用の合戦フィールドにて1週間にわたって合戦(陣取り戦)を行い、その勝敗で国力(国が持つ数値)を奪い合う。国力が0になった勢力はその地域を相手に支配される。本拠地の支配地域国力が0となった場合、その国家は滅亡するというシステムである。
- 合戦の仕様
- 合戦は内政によって軍資金を貯め、外交により「敵対」状態となった2国間で献策によって侵攻することにより発生する。
- 合戦は前哨戦(3時間)と陣取り戦(最長12時間)を1週間にわたって交互に繰り返す。
- 前哨戦は対人戦のみで進められ、前哨戦に登録したPCがランダムで徒党を組み、敵国の徒党と戦うことになる。
- この前哨戦は合戦の結果には影響を及ぼさないが、参加者には成績に応じて武功が加算され、合戦終了時に様々な特典を受けることができる。
- 陣取り戦は合戦のメインとなるパートで、合戦場に配置された武将を撃破し戦果を挙げることで陣の勝敗を競う。
- 合戦場には両陣営に本陣・小荷駄が1つ、先鋒・中陣・後陣の各要害が左翼・中翼・右翼の三方向に計9つ点在し、
- 本陣には陣営の大名と四天王、小荷駄と各要害には大名に仕えた武将が守備に就いている。
- 各武将は通常のNPCよりも高い強さを持っているが、隣接する要害や要害を守護する一般NPCを撃破することで武将徒党の構成人数を減らすことができる。
- 敵武将や敵NPCを撃破することで味方陣営に戦果が加算されるため、
- 国に所属するPCや同盟国のPCが一致団結して敵武将を撃破し、味方武将を守るのが合戦の醍醐味となっている。
- 陣の勝敗は以下の条件によって決まる。
- ・陣開始から6時間経過時に戦果が10000以上あり、かつ戦果が相手の戦果の3倍以上の場合勝利。(コールドゲーム)
- ・陣開始から6時間以降経過し、相手陣営の大名を撃破すると戦果に関わらず勝利。
- ・陣終了時(12時間経過)に戦果が1000以上あり、かつ戦果が相手の戦果の2倍以上の場合勝利。
- ・以上の条件が満たされず勝敗が決まらなかった陣は引き分けとなる。
- 1週間経過し陣の勝利数が多い方が合戦の勝者となり、勝敗に応じて双方の軍資金と国力が減少する。
また、これら合戦を自国に有利に働かせるため、同勢力のプレイヤー同士で話し合い(評定)をもったり、他勢力のプレイヤーと話し合い、同盟を結んだりする独特のコミュニケーションが生まれた。
[編集] 合戦フィールド
合戦フィールドは発生した場所によって地名が決められ、それぞれ3タイプの地形からランダムに選択される。地形の種類は11タイプが存在する(雪山地帯、雪原地帯、草原地帯、海岸地帯、湖畔地帯、山林地帯、平地地帯、盆地地帯、山岳地帯、林道地帯、峠地帯)。
合戦地の地名は以下の通り。
- 坂井平野、糸魚川、川中島、手取川、小牧山、利根川、三国峠、鳥居峠、三増峠、入間川、伊豆沖、大井川、富士川、上田原、木曽川、長篠、三方ヶ原、桶狭間、木曽川沖、姉川、関ヶ原、賤ヶ岳、大津、甲賀、鈴鹿峠、笠置山、金剛山、吉野、田倉崎、天王山
[編集] 生産システム
執筆中
[編集] クエスト
執筆中
[編集] 拡張パック・大規模な仕様追加/変更
[編集] 越中実装
2003年9月17日に上杉家の支配地域として越中地域が実装された。この地は富山県にあたり、薬の生産が盛んな国として実装され、今まではプレイヤーの生産技能によってしか取れなかった一部の薬の材料がNPC販売されるようになった。
[編集] 本願寺家・浅井家・朝倉家実装
2003年12月17日に追加勢力として本願寺家・浅井家・朝倉家が実装され、それに伴い加賀・越前・近江・伊勢の4つの地域が実装された。「信長の野望Online」では初の勢力実装となった。
[編集] 足利家・三好家・伊賀忍・雑賀衆実装
2004年4月14日に追加勢力として足利家・三好家・伊賀忍・雑賀衆が実装され、それに伴い、山城・摂津和泉・大和・伊賀・紀伊の5つの地域が実装され、開発当初予定されていた全ての大名家、地域が実装された。
[編集] 特化技能実装
2004年6月30日、プレイヤーの職業7職にそれぞれ特化技能という概念が加えられ、1職につき3特化ずつ、特定の技能に特化した上級職ともいえるべき仕様が実装された。これにより、7職21特化という、多彩なキャラクター育成が可能となった。
[編集] 飛龍の章
2004年12月15日に発売された拡張パック「飛龍の章」で、以下のシステムが新しく導入された。しかし開発の遅れから、導入日に全てが導入されることは無く、メンテナンスを繰り返しながら、全てが導入完了したのは、実に発売日から6ヶ月以上経ってからの事であった。
- トライアルダンジョンシステムの導入
- ライトプレイヤーでも気軽に遊ぶことができるトライアルダンジョンシステム(TD)が導入された。通常のフィールド上に存在するダンジョンとは異なり、徒党のレベルに合せた90分で終了となる特殊ステージが自動生成され、他の徒党の敵の取り合いなどの問題を発生させることなく遊ぶ事ができる。また、TDに登録する事で徒党編成もシステム側で自動的に行ってくれる為、徒党を組む為の時間なども軽減される。しかし実際は、過疎サーバーなどとよばれるプレイヤー人口の少ないサーバーにおいてはこの自動編成システムは機能せず、町でTDへ赴くメンバーを集めてからTDへ向かう形が主流となっている。
- キャラクターレベルキャップの引き上げ
- プレイヤーキャラクターのレベル上限が従来のレベル50からレベル60に引き上げられた。また、新しい技能目録も追加された。同時に合戦などに登場する敵NPC武将キャラクターなどもレベルが引き上げられた。
- 合戦兵種システムの導入
- 合戦において、「兵種」の概念が導入され、プレイヤーは歩兵の他に「騎馬兵」「鉄砲隊」「弓兵」になる事が可能となった。それぞれの兵種の技能(例:騎馬兵なら突撃、鉄砲隊なら銃撃など)を使用する事により、敵PCを混乱させたり、落馬させたりする事ができるようになった。
- 知行システムの導入
- 流派システムの導入
- 戦闘技能の一環として、通常の目録で習得する技能とは別に、「流派」と呼ばれる戦闘コマンドが使用できるようになった。流派では経験した戦闘にあわせて、千差万別の技能への成長していくスタイルがとられている。
- 官位システムの導入
- 一定の勲功を納めたプレイヤーは官位が拝領できるようになった。また官位に応じた官職を入札によって拝領できる。官位・官職には献策票の増加効果があり、上位の官位を得るほど国政に影響を与えることができる。
[編集] 破天の章
2006年9月12日に拡張パック「破天の章」が発売される事が発表された。
サービスインは2006年12月13日、拡張料金は2,940円(税込)が予定されている。
信長の野望Online 破天の章
- 特化技能四の導入
- 上位の特化技能の追加
- 「楽市楽座」システムの導入
- プレイヤーが入札システムにより売り子を雇い入れ、自分の屋敷に設置して希望の装備やアイテムを売り買いすることが可能となる。
- 「侵攻型ダンジョン」システムの導入
- 新たな狩場が提供されている。
- 「傾奇者」システムの導入
- 新たな職業が追加された。
[編集] プレイスタイル
[編集] 狩りのスタイル
強壮丹と呼ばれる能力値を一時的に向上させるアイテムが存在するため、徒党(パーティ)を組む場合はその効果時間(100分)を目安に「1丹」や「2丹」といった具合に時間が決められる場合が多い。
[編集] 売買システム
プレイヤー同士の物品の売り買いは対面で行われる。それとは別に、売り買いを仲介するシステムとして「楽市楽座」が破天の章より実装されている。楽市楽座の実装までは、プレイヤーキャラクターは売買の相手を探すのに便利なワールドマップの中央に位置する街にのみ集中する傾向にあった。現在は稲葉山が人口密集地となっている。
[編集] 生産について
プレイヤーが作成した装備品には、そのキャラクターの名前が銘として付与され、誰が作ったのかが判別できるようになっており、生産職人として名を馳せる事も可能となっている。
また、入魂、付与の概念によりいわゆる「至高の一品」と呼ばれる装備品は生産できにくくなっており、プレイヤーにやり込みの要素を与えている。「入魂」とは入魂材と呼ばれる材料を使用し、生産品に付加ステータスを与えるシステムで、入魂者の器用や使用した材料によりそのステータスがどの程度つくかが左右される。「付与」は神主/巫女の作成する付与石(特定のステータス上昇効果のついた石)と呼ばれるアイテムを装備品に取り付ける作業であり、最大2個まで取り付ける事ができる。こちらも良い付与石ほど、作成するのが困難である。
つまり、「素材として良い装備品を作る」→「入魂に成功し、最大級のステータスを付与する」→「良い付与石を付与する」という3段階を経なければ至高の一品を作り出すことができない仕組みとなっている。
このシステムはユーザーの所持する財産(お金)を消費させ、物価のインフレを抑える効果を持っている反面、RMT使用者の増加原因にもなっているという批判もあがっている。
[編集] 批評・事件など
- RMT行為の禁止を明確に打ち出し、中国人ゴールドファーマーや、不正プレイを行ったプレイヤーに対し、厳しい処置(アカウント停止、取消しなど)を行い続けている姿勢は、プレイヤーからも評価されている。
- 拡張パック「飛龍の章」において、多くの要素を未実装のまま発売、サービスの開始を強引に行い、多くのプレイヤーの怒りを買った。これを教訓に大航海時代Onlineの拡張パック「La Frontera」ではチャプター制を導入した。
- MMORPG評価サイトにてコーエー社員が自社製品である「信長の野望Online」について自社の端末から好意的な書き込みをするという不祥事が発覚、コーエーは事実を認め公式に謝罪、公平性を持ったサイトにての自画自賛という不正行為は多くの顰蹙を買った。余談だが不適切な印象操作を行った際コメント欄に記述されていた「道端で寝るおもしろす」というフレーズが一時プレイヤーの間で流行した。 ちなみにその意味は書き込みが行われた、少し前に実装された新しい所作(自キャラに手を振ったり、お辞儀をしたりという動作を行わせるコマンド)/寝るで、「自キャラを道端で寝転ばせるのは面白いよ」といった意味である。語尾の「す」は2ちゃんねるなどに見られるネットスラング。
[編集] 信長の野望Onlineの主な歴史
- 2002年12月18日 β1テスト開始
- 2003年3月14日 β2テスト開始
- 2003年6月12日 10:00にPS2版サービスを開始
- 2004年2月4日 16:30にWindows版のサービスを開始
- 2004年6月12日 正式サービス1周年イベント「東西対抗大合戦」実施
- 2004年6月30日 新仕様(特化系技能目録など)導入
- 2004年9月22日 12月中旬を目処に拡張パック「信長の野望 Online 飛龍の章」を発売すると発表された。また同時に中国でのサービス開始が発表された。
- 2004年11月10日 登録ユーザー数が10万人を突破したと発表。このうち課金ユーザーは約56000人、最大同時接続ユーザー数は約23000人。
- 2004年12月15日 「信長の野望 Online 飛龍の章」発売。
- 2005年6月29日 「飛龍の章」での拡張要素として当初発表されていた仕様の実装が完了。
- 2006年3月22日 各特化技能のバランス調整と、大幅な仕様変更パッチ。
- 2006年6月14日 正式サービス3周年イベント「東西対抗大合戦」実施
- 2006年9月12日 12月を目処に拡張パック「信長の野望 Online 破天の章」を発売すると発表された。
- 2006年11月16日 拡張パック「信長の野望 Online 破天の章」がテストサーバに先行実装された。
- 2006年12月13日 「信長の野望 Online 破天の章」に本サーバーに実装。
[編集] 関連書籍
[編集] 外部リンク
- 信Onプレス(公式サイト)
- 信長の野望オンライン寄合所 (情報サイト)
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本編 | 信長の野望 - 全国版 - 群雄伝 - 武将風雲録 - 覇王伝 - 天翔記 - 将星録 - 烈風伝 - 嵐世記 - 蒼天録 - 天下創世 - 革新 |
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