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姜建銘(ジャン・チェンミン〔CHIANG Chien Ming〕1985年5月27日 - )は、台湾出身のプロ野球選手。読売ジャイアンツ所属。ポジションは投手。
[編集] データ
- 身長・体重:175cm・73kg
- 投打:右/右
- 出身地:台湾
- 球歴:国立体育学院(台湾)-巨人
- 背番号:17
- 背ネーム:C.M.CHIANG
[編集] プロフィール
- 最速148km/hの豪腕投手として高校時代から活躍し、国立体育学院に進学。背番号は呂明賜と同じ97をつけていた。
- 2005年5月に宮崎県で行われたアジア選手権の台湾代表に選ばれ、勝利投手になるなど活躍した。その際に巨人のスカウトの目に止まり、6月に入団テストを受け入団が決定。7月初旬に来日した。一部では「マリナーズの誘いを断って入団した」とも言われている。
- 入団後は2軍で基礎から育成し、2006年に1軍デビューを果たした。しばらくは中継ぎでの起用だったが、8月22日の横浜戦で先発し、7回1失点(自責点0)で初先発初勝利を挙げ、以後先発の一角として定着する。
- 2006年9月3日の中日戦では初完封勝利を無四球で飾った。
- 四球を出すことを特に嫌っている。本人曰く「(球数が無駄に増えるため)フォアボールを出すくらいならヒットを打たれた方がマシ」。
- テイクバックの小さな変則フォームからボールをテンポ良く投げ込み、手元で動く癖球と多彩な変化球で打たせて捕るタイプであり、そのマウンド度胸も武器の一つ。
- 先発に定着後は若手ながらエース顔負けの活躍をみせており、ジャイアンツの若き救世主として大きな期待を寄せられている。
- 林威助(阪神)、陽仲壽(日本ハム)らと共に、WBC2006の台湾代表にも選ばれた。郭泰源、郭源治の後継者としても期待されている。
- 現在も国立体育学院には在学中で、オフシーズン中に通学して単位を取得することになっている。
- ユニホームの英字ネーム表記はC.M.CHIANG(巨人では同じ名字であってもファーストネームの頭文字は基本的に付かないが台湾人選手、韓国人選手(李承燁を除く)には付いている)で、スコアボード上では「姜建銘」とフルネーム表記(他の台湾人選手、韓国人選手も同様)。
- 日本で活躍する外国人スポーツ選手としては日本語能力はかなりのもので、インタビューにも日本語で答える。
- 2007年5月号の月間ジャイアンツのインタビューで生涯巨人を希望した。
[編集] 記録
[編集] 通算投手成績(2006年シーズン終了時)
[編集] 年度別投手成績
年度 |
球団 |
背番号 |
登板 |
勝利 |
敗戦 |
セーブ |
勝率 |
投球回 |
奪三振 |
与四死球 |
失点 |
防御率 |
2005 |
巨人 |
97 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
2006 |
10 |
3 |
2 |
0 |
.600 |
59 2/3 |
31 |
8 |
13 |
1.81 |
通算 |
10 |
3 |
2 |
0 |
.600 |
59 2/3 |
31 |
8 |
13 |
1.81 |
[編集] プロ初記録
[編集] 背番号
[編集] 関連項目