許銘傑

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許銘傑（シュウミンチェ、1976年 12月1日 - ）は、台湾出身のプロ野球選手。西武ライオンズ所属の投手。背番号は23番。

[編集] 来歴・人物

中正高工から台湾プロ野球チームの台中金剛を経て2000年に西武ライオンズに入団。台湾プロ野球との選手獲得紳士協定解除後、最初の入団選手である。かつて西武で活躍した台湾人投手郭泰源にちなみ、「郭泰源二世」と呼ばれて期待される。

一年目から一軍に出場し、6勝をマーク。二年目の2001年は更に数字を伸ばし、シーズン終盤まで最優秀防御率の一位を守るなど、安定した投球を見せた。この年は開幕後は伸び悩んでいたものの、視力矯正のためメガネをかけた途端にコントロールが飛躍的に向上したというマンガのようなエピソードも持っている。三年目の2002年にも9勝を挙げた。

2001年最優秀防御率のタイトルが懸かった試合で大乱調になるなど精神的なひ弱さが随所に見られ、2003年以降は故障もあって不調が続いている。しかし投手難にあえぐ西武ライオンズにあって、実績を持った実力派投手として依然期待は高い。

2006年はサイドスローに挑戦しながら終盤に再び元に戻すなどフォーム固めに苦しみ、ローテーションの谷間に数試合先発したがあまり結果を残せず、その後はロングリリーフ要員となった。それでも終盤からは球威ある球を見せて来期への期待を抱かせた。

ピッチングスタイルはスライダーとシュートによる横の揺さぶりを使った、打たせて取る投球である。

2007年は許に加えジェーソン・ジョンソン、アレックス・グラマン、クリストファー・ギッセルと先発タイプの外国人が4人もいるので、外国人枠争いが激しくなることが予想される。