矢野謙次
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矢野謙次(やの けんじ、1980年9月21日 - )は、東京都出身でプロ野球・セントラル・リーグの読売ジャイアンツに所属するプロ野球選手(外野手、主に右翼手)。右投げ右打ちで、背番号は48番。出身校は國學院久我山高。
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[編集] 人物・概要
2002年のドラフトで国学院大学から6巡目指名で巨人入団。オープン戦で長田昌浩とともに初ヒットと片鱗を見せる。
2005年、主に2番打者として85試合に出場し出場、打率2割8分、7本塁打を放つ。
2006年は、4月終了時点でセリーグの打率ランキングで2位に付け、秋季キャンプで課題となっていたスローイングも補正されランナーを刺す場面も多くなった。しかし6月12日に左足小指の骨折が判明し、登録を抹消される。7月11日の横浜戦(札幌ドーム)で1軍復帰即スタメン出場。7月16日の対ヤクルト戦で高津臣吾から決勝点となるシーズン第6号ホームランを放ち、試合後のお立ち台で「この勢いで甲子園(対阪神3連戦)でも3つ取って(3連勝して)来ます!」と話した。尚、同3連戦は雨天中止・雨天中止・敗戦だった。
その後故障の影響などもあり徐々に成績が下降。最終的に103試合335打数の出場に留まり打率.269、本塁打6本に終わる。しかし11盗塁、18二塁打と機動力を使える事もアピールした。シーズン終了後には秋季キャンプを辞退、ボルト除去手術(プロ入り前に手術)を受けた。
2007年シーズンは、高橋由伸、清水隆行に加え谷佳知の加入した外野手のレギュラー争いはより熾烈になるものと見られるが、もともと俊足強肩であり、外野のレギュラーを争う若手のなかで唯一走攻守に高いレベルでのアピールポイントを見せる。故障さえなければ上記の彼らを含めレギュラーに一番近いところにいる選手で、首脳陣やファンの期待も高い。
- 2005年の課題は0.150に終った得点圏打率の向上である。2006年も0.266に対してランナー無しの場面の打率が0.281と若干上回った。
- 2005年、7本塁打のうち4本を巨人キラーであった横浜ベイスターズの土肥義弘投手から打ったことで徹底的な土肥キラーとしても話題になった。2006年は土肥の不調もあって対戦機会が激減したものの、6打数2安打と相性は維持している。
- 2005年オフには、将来的に1桁の背番号を付けたいという気持ちも明かし具体的な番号としては5番をあげた。
- 2003年のシーズン終了後に結婚し、2005年の抱負(球団公式サイトの「2005年G戦士 今年の抱負」より)では『夫婦円満』と書いたことがある。
- 2006年8月、長男が誕生した。
- 2006年に18二塁打を数えたことから中畑清から『ミスター・ツーベース』のニックネームをつけられる。
- 水泳の北島康介に似ていると言われる。ちなみに矢野自身も似ている事を認めた。
[編集] 通算成績(2006年まで)
- 201試合 557打数 151安打 打率.271 14本塁打 46打点 13盗塁
年度 | チーム | 背番号 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | 巨人 | 48 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | .000 |
2004年 | 48 | 10 | 18 | 4 | 1 | 2 | 0 | .222 | |
2005年 | 48 | 85 | 203 | 57 | 7 | 14 | 2 | .281 | |
2006年 | 48 | 103 | 335 | 90 | 6 | 30 | 11 | .269 | |
2007年 | 48 | ||||||||
通算 | 201 | 557 | 151 | 14 | 46 | 13 | .271 |
[編集] 背番号
- 48(2003年~)
[編集] 外部リンク
00 川中基嗣 | 0 木村拓也 | 2 小笠原道大 | 5 ルイス・ゴンザレス | 6 小坂誠 | 7 二岡智宏 | 8 谷佳知 | 9 清水隆行 | 10 阿部慎之助 | 11 久保裕也 | 12 鈴木尚広 | 13 林昌範 | 15 辻内崇伸 | 17 姜建銘 | 19 上原浩治 | 20 豊田清 | 21 高橋尚成 | 22 福田聡志 | 23 脇谷亮太 | 24 高橋由伸 | 25 李承燁 | 26 内海哲也 | 27 門倉健 | 28 金刃憲人 | 29 前田幸長 | 30 西村健太朗 | 31 小関竜也 | 32 円谷英俊 | 33 野間口貴彦 | 35 亀井義行 | 36 岩舘学 | 37 斉藤宜之 | 38 上野貴久 | 39 吉武真太郎 | 40 村田善則 | 41 木佐貫洋 | 42 ジェレミー・パウエル | 43 真田裕貴 | 44 大道典嘉 | 45 小田嶋正邦 | 46 野口茂樹 | 47 松本哲也 | 48 矢野謙次 | 49 デーモン・ホリンズ | 50 吉川元浩 | 51 古城茂幸 | 52 十川孝富 | 53 實松一成 | 54 三浦貴 | 56 加藤健 | 57 三木均 | 58 星孝典 | 59 深沢和帆 | 60 深田拓也 | 61 坂本勇人 | 62 越智大祐 | 63 会田有志 | 64 酒井順也 | 65 梅田浩 | 66 田中大二郎 | 67 加登脇卓真 | 68 栂野雅史 | 69 寺内崇幸 | 90 深町亮介 | 92 木村正太 | 93 東野峻 | 96 伊集院峰弘 | 100(育成選手) 佐藤弘祐 | 101(育成選手) 山本光将 | 102(育成選手) 山口鉄也 | 103(育成選手) 芦沢明 | 104(育成選手) 下山学 | 106(育成選手) 林羿豪 | 107(育成選手) 隠善智也 | 108(育成選手) 作田啓一 | 109(育成選手) 鈴木誠 | 110(育成選手) 大抜亮祐 | 129(育成選手) ウィルフィン・オビスポ
88 監督 原辰徳 | 87 尾花高夫 | 78 伊原春樹 | 85 斎藤雅樹 | 81 篠塚和典 | 84 内田順三 | 71 伊勢孝夫 | 89 村田真一 | 83 西岡良洋 | 76 白坂契 | 82 木村龍治 | 77 二軍監督 吉村禎章 | 70 小谷正勝 | 72 香田勲男 | 98 玉木重雄 | 75 岡崎郁 | 86 岸川勝也 | 79 福王昭仁 | 73 緒方耕一 | 74 西山秀二 | 94 木樽正明 | 95 宮本英治 | 97 伊藤博 | 99 内藤重人 | 111 藤田浩雅 | 130 金杞泰 |
読売ジャイアンツ 2002年ドラフト指名選手 |
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自由獲得枠:木佐貫洋 / 自由獲得枠:久保裕也 / 4巡目:長田昌浩 / 5巡目:山本光将 / 6巡目:矢野謙次 / 7巡目:入野久彦 / 8巡目:横川雄介 |
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