高麗川駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高麗川駅(こまがわえき)は、埼玉県日高市大字原宿336番地2にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
八高線の八王子方面(電化)と高崎方面(非電化)は運転系統が分断されているため、当駅で乗り換えとなっている。また、川越線と八高線(八王子方面)の電車はこの駅にて直通運転を行っている。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅。自動改札機ではなく、簡易Suica改札機が設置されている。また、すべてのホームを八高線の高崎方面の車両であるキハ110系の乗車口の高さに合わせているため、205系・209系が乗り入れる1・3番線はホームと乗車口との間に段差がある。
- のりば
1 | ■八高線 | 拝島・八王子方面 |
■川越線 | 川越方面 | |
2 | ■八高線 | 小川町・寄居・高崎方面 |
3 | ■八高線 | 拝島・八王子方面 |
■川越線 | 川越方面 |
- 八高線の電車区間と川越線は、1、3番線のどちらかから発車(時間によって異なる)
- 八高線の気動車区間は、2番線のみからの発車
[編集] 駅構造の改善課題
- 駅待合、駅ホーム、地下連絡通路が狭い。特に、数分の間に列車が二方向以上から到着すると、地下連絡通路は大変な混雑となる。
- 1番線から発車する列車、3番線から発車する列車が、方面別になっているとは限らない為、逆方向の列車に乗り間違えるケースが多い。改札上部にあるLEDの発車案内はあるが、ホーム内には詳細な案内や、乗車位置をずらしたり、方面別に色分けをすると言った対策までには至ってない為、改善の急務が待たれる。
- エスカレーター、エレベーターが常備・運用されていない。ホームが違った場合の八高線と川越線の相互の乗り換えには不便である。
- 西口界隈は整備されたが、日高市役所等がある東側に出改札がない。貨物線操車場敷地が幅広く、調査・設計・工事費用と年月がかかるからだと思われる。
[編集] 利用状況
2005年度の利用者数(乗車人数)は1日平均4,179人である。
[編集] 駅周辺
- 現在、駅前は再開発中である。
- 公衆トイレ(駅構内、バス停近くの2ヶ所、無料)
- 路線バス停留所
- ファミリー丸広日高店
- 高麗川郵便局(県道沿い)
- ヤオコー高麗川店
- TSUTAYA高麗川店
- マクドナルド(ヤオコー内)
- オザム高麗川店
- 埼玉県道15号川越日高線
- 埼玉県道30号飯能寄居線
- 高麗川(駅名の由来にもなった川)
- 高麗神社
この他、巾着田などへのハイキングコースの入り口でもある。(徒歩もしくは国際興業バス利用)
[編集] 路線バス
[編集] 歴史
- 1933年(昭和8年)4月15日 - 国鉄八高線 東飯能駅~越生駅間開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1940年(昭和20年)7月22日 - 川越線 大宮駅~当駅間が開通。
- 1963年(昭和38年)5月16日 - 日本セメント(現・太平洋セメント)専用線が運用開始。
- 1985年(昭和60年)9月30日 - 川越線が電化開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 八高線 八王子駅~当駅間が電化開業。
- 1999年(平成11年)9月20日 - 太平洋セメント専用線が廃止。
- 2005年(平成17年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止。