井上トシユキ
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井上 トシユキ(いのうえ トシユキ、1964年12月31日 - )は、日本のフリーライター・ジャーナリスト。本名井上 俊幸(いのうえ としゆき)。
主にIT・インターネット系の事件や話題を中心に、インターネットラジオ・AMラジオ・新聞・テレビ・雑誌など多くのマスコミで、記事の執筆・出演・コメントの提供を行なっている。
電波2ちゃんねる初代編集長。ワールドメイト被害救済ネット代表。イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社(I&P)の監査役だったが2006年7月に辞任[1]。インディーズバンドのthe Kitchen Guys Bandではドラマーでもある。
現在のハンドルネームはトシユキまたは(本人)だが、かつてはいのえもんやセクシーハムなどと自称していた。愛称はいのえもんまたはヘイポー。蔑称丼上(どんうえ)。兜 投資郎(かぶと とうしろう)・暮内 信太(くれない のぶた)・小出 武(こで ぶ)など多数のペンネームを名乗るが、結果として使い捨てている。自称(チに点々の)ヂャーナリスト。
目次 |
[編集] 来歴
京都府京都市で生まれ、名古屋や成増で育つ。初期の頃からの筋金入りマックユーザーで、ニフティサーブにも初期の頃から参加。1989年に同志社大学文学部教育学専攻を卒業し、株式会社ユー・ピー・ユー入社、営業や企画に従事。東京本社で営業課長を務めるが、1997年に退職。
大阪支社時代の1992年、企画およびディレクションを担当したワコールの入社案内が全国PR誌コンクール入社案内の部で最優秀賞を受賞。審査員は田中一光ほか。当時、営業担当として組んでいたのが、現在アジアプレス・インターナショナル大阪オフィス代表で、北朝鮮問題を中心にジャーナリストとして活躍する石丸次郎。石丸は大学の同級生でもある。
1998年よりフリーライターとして活動を開始する。きっかけは、先に同社を辞めた後輩にニート状態であることを咎められたため。その後輩が編集部に在籍していた『ワイアード日本版』へ1998年4月に寄せた記事が実質的な初仕事とされる。当時の評価は、「とにかく何でもわかりやすく書くが、取材が甘い」(2ちゃんねるへの書き込みなどによる)。
1999年に創刊された『月刊サイゾー』(インフォバーン)に創刊0号からライターとして関わり、小林弘人(こばへん)が編集長であった時代に主要ライターの一人として特集や連載記事を執筆。IT・ネット系ライターとして認知される。同誌へ寄稿した記事により、2001年7月、ワールドメイトに対する名誉毀損事件の被告となるが、2005年3月に和解が成立する。
2001年、初の著書『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』(文藝春秋)を刊行。本書は、宮崎哲弥により『週刊文春』誌上において「インターネット文化を理解するための基本書」と評される。印税の行方を巡って、2ちゃんねるの管理人である西村博之(ひろゆき)とI&Pの代表である山本一郎(切込隊長)の間で意見の相違があったが、井上はこの件について多くを語らない。
2004年、『SPA!』(扶桑社)誌上の「エッジな人々」において、当時ライブドアの社長であった堀江貴文の長編インタビューを執筆。「ホリエモン」のニックネームを一般に広めるきっかけとなったほか、後にニッポン放送の新株予約権の発行差し止めを求める仮処分の審尋において資料として提出されるなど話題を呼ぶ。
2005年1月18日、「2ちゃんねる事情に詳しい」という肩書きで『報道ステーション』(テレビ朝日・ANN)に出演し、大学入試センター試験の問題漏洩事件に関するコメント中、「(問題などを)当てる人のことを神といいます。神、いわゆるゴッド」と発言し、2ちゃんねるやブログの間で流行語となり、アスキーアートにもなる。
2007年1月に発生した、西村博之の裁判での債権者が「2ちゃんねるのドメイン」を含む仮差押申請をしたことによる2ちゃんねる閉鎖騒動について『NEWS ZERO』(日本テレビ放送網・NNN)など多数のマスメディアに出演する。なお、その際に何故か容姿が「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の演出家で有名な斉藤敏豪(世界のヘイポー)に良く似ていた為に、「ヘイポー」と言われることとなる。
[編集] 人物
ロリコンだが人妻もOKのアキバ系。失踪癖がある[2]とされるが、これは半分冗談である。
趣味はTシャツ集めとYahoo! オークション。
ラーメンズの日本語学校(新橋!)が好き。ペリーのお願いを演じる宮崎吐夢を物真似するのが得意。どちらも2ちゃんねるで流行したFlash動画に感化されただけと思われる。
チーズとワインに少しだけ詳しいのは女性の興味を引くためだとか。
座右の銘は、ヴォルテールの「私はあなたの意見には反対だ。だが君がそう考える自由はあくまで守る。」。
かつて貧しかった頃は、終電後に渋谷や新宿から阿佐谷北の自室まで徒歩で帰宅していた。
[編集] 「いのえもん」の由来
2001年、宴会が終わり移動する時、誰かが「ここに銀座線が通っていれば良いのに」と発言。それを聞いた井上が、太っている体型を生かし、ドラえもんの物真似で「ぎ~ん~ざ~せ~ん~~」と言いながら腹部の四次元ポケットから取り出す仕草を。その模様を見た西村博之が命名したとされる。
[編集] 著書等
- 『消費者金融 誰もが驚く裏オモテ』(文藝春秋)2003年
- 『インターネット犯罪大全』紀藤正樹著、井上トシユキ構成(インフォバーン)2004年
- 『恐縮戦記』梨元勝と共著(ソフトバンクパブリッシング)2004年
- 別冊宝島Real(宝島社)
- 月刊サイゾー増刊(インフォバーン)
- 『勝手に会社案内2003』
- 『才蔵』
- 『バカ発言丸投げ丼 日本をダメにする政治家の一言』
- 『インターネット白書2002』(インプレス)
- 『マスコミ就職読本』(創出版)
- 『木野評論34』(京都精華大学)
- 『2ちゃんねる公式ガイド』(コアマガジン)
- 『実録!株式市場のカラクリ』(イーストプレス)
- 『ヒルズではたらく社員の告白 ネット企業って、実際どうよ?』(洋泉社)
- 「ネットから生まれたソニータイマー伝説」『ソニー病』(洋泉社)
[編集] 放送出演
[編集] 関連人物
- 石井敏郎
- 榎本行宏
- 木村カエラ
- きんたま
- 高橋賢
- 田口ランディ
- 竹中直純
- 苫米地英人
- 二階堂豹介
- 西垣内堅佑
- 久井亨
- 日野原重明
- 弘中絵里
- 深水英一郎
- 深見東州(半田晴久)
- フェルディナント・ヤマグチ
- 山本モナ
- 渡辺真理
- wanwan
[編集] 関連項目
- 伊右衛門
- うまえもん
- グロービートジャパン・平和神軍観察会事件
- THE YELLOW MONKEY(略称イエモン)
- サイバッチ
- 精神疾患
- 精神病
- 善福寺川緑地
- 電波系
- 日本平和神軍
- ニュース速報(VIP)板
- ハチエモン
- マルセイバターサンド
- 丸太町通
- 代々木
- ライブドア事件
[編集] 外部リンク
- いのえもん公式HP(予定)「レリビー」
- いのえもんと愉快な仲間たち - 公式掲示板
- いのうぇブログ - 公式ブログ
- イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社
- the Kitchen Guys Band Official Web Site
- ZAKZAK - 2ちゃんねるの「ひろゆき」失踪…掲示板閉鎖も
- 山本モナ の もなろ~ぐ powered by ココログ - : ラストウィーク・最終日
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