能見篤史
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能見 篤史(のうみ あつし、 1979年5月28日 - )は、兵庫県出石郡出石町(現兵庫県豊岡市出石町)出身の阪神タイガースに所属するプロ野球選手(投手)。左投左打。背番号は14番。血液型はAB型。
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[編集] 来歴
鳥取城北高校の普通科体育コース出身。高校時代は川口知哉(元オリックス)、井川慶(阪神)と並んで「高校生左腕三羽ガラス」と呼ばれた。高校2年秋の鳥取県大会を制覇し、秋季中国地区大会でもベスト4に進出するが、選抜高校野球出場はならなかった。高校3年夏の大会は2回戦で鳥取西高校に2-4で敗れている。
大阪ガスでは怪我に泣かされ、熱心な大阪ガスのファンですら殆ど姿を見ることができず、「幻の投手」と呼ばれたほどであった。しかし2003年から少しずつ登板数を増やし、その年11月に行われた日本選手権で一気にブレイクしたが、決勝戦では延長11回に日産自動車の伊藤祐樹にサヨナラタイムリーを浴びて敗れ、準優勝に終わる。
2004年の日本選手権では野村克也監督率いるシダックス戦で野間口貴彦(現巨人)に投げ勝ち勝利を挙げるも、3番手で登板した決勝戦では延長15回に力尽き、決勝ソロホームランを浴びて優勝を逃し、2年連続の準優勝(優勝投手はJFE西日本の田中敬人)。
2004年のドラフト自由枠で阪神に入団。ルーキーながら開幕を一軍で迎え、2005年4月24日横浜戦でプロ初勝利、5月8日の日本ハム戦ではプロ初完投勝利を挙げるも、夏場には不調に陥り二軍落ち。しかし、その後は一軍に復帰し、9月18日には夫人の看病のため急遽登板回避した安藤優也の代役で緊急先発し、勝利を挙げるなど活躍。夏場に耐えられるスタミナを身に付ければ今後の活躍も期待出来る。
2006年の開幕から交流戦までの期間は古傷の膝の手術で離脱したジェフ・ウィリアムスに替わり左の中継ぎとして回転していた。開幕10戦中チームは4敗したがそのうち、3敗は能見への継投失敗による負け投手であるという珍記録も生まれた。後にJFKが戻っため2軍生活が続いた。また、オフにはハワイでのウィンターリーグ『ハワイ・ウィンター・ベースボール』に参加し、十分な成績を残した。
[編集] 映画「ミスター・ルーキー」とのつながり
実は能見は阪神入団前の2002年に公開された長嶋一茂主演の映画「ミスター・ルーキー」に脇役として登場している。阪神の投手として作中でチームが7連敗中に登板し、痛打を浴びる役だったが、その時の背番号も現在と同じ14番だった。
[編集] 通算成績(2006年シーズン終了時)
登板数54 6勝5敗0セーブ 投球回数111回2/3 防御率5.32 奪三振110
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 阪神タイガース公式ページ - 球団公式によるプロフィール
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