頭文字Dの登場人物
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頭文字Dの登場人物は、しげの秀一の漫画作品「頭文字D」に登場する人物の一覧である。
表記は「人物名:アニメ版キャスト(声の出演)」(一部、ゲーム及びドラマCDのみに登場)。
なお、人物名のみはアニメなどに未登場。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 基本メンバー
[編集] 藤原とうふ店

- 藤原 拓海(ふじわら たくみ):三木眞一郎
- 搭乗車種・・・AE86 スプリンタートレノ GT-APEX(初期型)
- ボディカラー・・・ハイテックツートーン(ホワイト/ブラック)
- ナンバー・・・群馬 55 お 13-954
- 身長174㎝、体重58kg。18歳(プロジェクトD編の途中より、19歳になっている)で、高校3年生。卒業後は運送会社に勤めている。この作品の主人公であり、父・文太の愛車である(後に譲り受ける事になる)ハチロクで手強い相手に挑み、挑まれ、数々のバトルに勝利する。その強さと珍しさから「秋名のハチロク」とも言われている(元アルバイト先の同僚である武内樹や池谷からは「拓海のハチロク」と呼ばれている)。「プロジェクトD」ではダウンヒル(下り)担当。トレノは初期型1983年式GT-APEXだと思われるが、フロントにCIBIE製フォグランプを追加、ホイールにRSワタナベを装着、インパネ内メーターがアナログに変更されている。
- 中学生のころから、豆腐の配達を命じられ秋名山を走り込み、同年代のライバルより運転歴も長い。また、積んでいる豆腐を壊さない為に始めた、紙コップに入れた水をこぼさない走りによって、車の荷重移動を駆使する技術にも長けている(また配達帰りは「早く帰ろう」という思いで秋名の下りを攻めていたため、優れたブレーキング技術も身に付けている)。年中走りこむ為、雨・雪など様々なコンディションも苦にしない。すべてのコーナーを四輪ドリフトで走破し、高橋涼介が提唱する「公道最速理論」の完成形に限りなく近いドライバーと言わしめるほど神業的なテクニックを持っている。
- 得意技は道路の側溝にタイヤを引っ掛け、より高速な状態でコーナーを曲がる「溝落とし(溝走り)」(状況によって、道路の段差などでも使用する事がある)、ヘッドライトを消す事によって姿を隠し、相手の虚をつく「ブラインドアタック」などがある。他にもセブンスターリーフの末次トオルとのバトルでは、荷重移動を駆使して側溝の上をショートカットする、「溝またぎ」を披露。「多角形ブレーキング」なども得意としている。
- 連戦連勝を果たしているが、現在までに敗北したのはエンペラーの須藤京一と、父・文太の二人だけで、不思議なことに二人の乗る車はランサーエボリューションとインプレッサで、いずれもWRCでのラリーカーベースとなった軽量かつ高スペックの4WD車である。(須藤戦は、拓海は「ある事情」で心を乱していた上、一度も走ったことのない赤城をいきなり走るという、きわめて無謀なものであった。)
- 後述の武内樹とは長きにわたる親友であり、かつてのアルバイト仲間でもある。普段は何事にも無気力・無関心だが、自分の考えをしっかり持っており、決めた事は曲げない頑固な一面も持っている。父・文太譲りの負けん気が強く、本気で怒らせると怖いエピソードがいくつかある。
- 例えば、高校時代には当初サッカー部に所属していたが、マネージャーで後に彼女となる茂木なつきに手を出し、その事を他の部員に自慢していた先輩・御木を自分の拳の骨が折れるほど殴り倒して部を辞めており、ナイトキッズの庄司慎吾戦では、故意にぶつけられてスピンさせられたことに逆上、セオリーを大きく外れたライン(時にガードレールにぶつけながら)で、恐るべき速さで猛追して抜き去った、など。
- 運転以外の車の知識は皆無に等しかったが、秋山渉と出会った時にその点を突かれた事もあり、「プロジェクトD」加入後、メカニカル部門も勉強中。最近では父・文太のインプレッサにも乗ってドライビングテクニックをさらに磨いている。
- 文太の影響でおっさんコンプレックスを持っており、良く似た雰囲気を持つゴッドアームこと、パープルシャドウの城島俊也の走りは苦手だと感じていた。
- ドラテクの新たな境地を求め、最近はインプレッサでワンハンドステアの練習を始めている。
- 藤原 文太(ふじわら ぶんた):石塚運昇
- 搭乗車種・・・GC8 インプレッサ WRX type R STi version V(フロントバンパーはSTI製のWRカータイプ。限定車22B STi Versionの物とは別)
- ボディカラー・・・ソニックブルー・マイカ(クールグレーメタリック)
- ナンバー・・・群馬 52 が 13-600
- 43歳。身長172cm。62kg。藤原拓海の父で「藤原豆腐店」の店主。かつては「伝説の走り屋」と言われていた人物。拓海がまだ13歳の頃から、ハチロクでの豆腐配達をさせている(違法行為であるはずだが「今はもう免許を取らせたから時効」と言い張っており、友人の祐一を呆れさせた)。
- 愛車はAE86トレノだったが、息子の拓海に譲った後は、(フジミ模型発売のプラモデル等ではガンメタリック、Fourth Stageではソニックブルーマイカの)インプレッサ(政志のルートから中古で買った)に乗り換えた。ちなみに現在の拓海による豆腐の配達は、ハチロクとインプレッサを一日おきに使っている。また、拓海がプロジェクトDに入ってからは、再び文太も一日おきに豆腐の配達を始めるようになった。
- 豆腐屋なのに豆腐が嫌いな人物だが、拓海の実父だけあって負けず嫌いな性格で、無口で無愛想だが内に秘めた情熱は今でも拓海に負けておらず、『秋名山の下りならシューマッハよりも速い』、『ポルシェが相手でも勝てる』と豪語している。
- また、拓海の神業的運転ですら「へたくそ」と言い切り(拓海が小柏カイといろは坂でバトルする前には、祐一に「ヘタとは思っていない」と言っていたため、自分と比べると、という意味であると思われる)、インプレッサの試乗では拓海をしっかりと打ち破っている。
- グループAで使用されていたTRDチューン4A-Gエンジンを豆腐屋ながらも引っ張ってくるだけの人脈や、本人曰く「シャンパンを過去飲んだ事がある」等、プロレーシング(ラリー)の世界と何らかの関係が有った事をちらつかせるような一面も持つ。
- ガソリンスタンドの店長である立花祐一とは古くからの親友で、トレノの助手席に乗せた時は、隣でわめいているのを楽しんでおり、「手放しドリフト」をやって祐一を恐怖させた事もある。
- また、アニメ(ドラマCD含む)版では土屋圭市とも交友があり、後述の小柏健とも走り屋として競った相手でもあった。
[編集] 秋名スピードスターズ
- 本拠地・・・群馬県・秋名山
- リーダー・・・池谷 浩一郎
- 池谷が立ち上げた秋名山の走り屋チーム。本格的なドラテク追求の場ではなく、自動車好きが集まった同好会的なチーム。「秋名最速」を自称しているが、実力は高いとは言えず、肝心のバトルに関しては結局、(正式メンバーかどうか疑わしい)「拓海」頼りという状態である。レッドサンズとの交流戦では、高橋涼介から「カス揃いだ」と評された。
- 池谷 浩一郎(いけたに こういちろう):矢尾一樹
- 搭乗車種・・・S13 シルビア K's(ケイズ)(CA18DET型エンジン搭載の初期型)
- ナンバー・・・群馬58 へ 51-745
- 21歳で、「秋名スピードスターズ」のリーダー(なお、第2部ではスピードスターズとしての活動は少なくなっている)。祐一が店長を勤めるガソリンスタンドに勤務しており、健二とは友人同士。藤原拓海と武内樹のアルバイト先の先輩。後輩の面倒見も良い好人物であるが、自分に自信が持てない性格で、女性に対してもかなりの奥手。佐藤真子とはそれなりに良好な関係ではあったものの、寸前のところで関係は消滅した。レッドサンズとの試合に向けて秋名の下りを練習していたところ、コーナーを曲がりきれず、ガードレールに衝突事故を起こしてしまったことがある。
- 武内 樹(たけうち いつき):岩田光央 血液型 O型(作中唯一血液型の設定がなされている人物)
- 搭乗車種・・・AE85 カローラレビン SR
- ナンバー・・・群馬56 へ 11-009
- 18歳。高校3年生で、藤原拓海の親友。拓海が樹だけに本音を語るシーンも多く、仲のよさが伺われる。また、「秋名スピードスターズ」のメンバーでもある。「イツキ」と書かれる事が多い。立花祐一が店長を勤めるガソリンスタンドでアルバイトをしていたが、高校卒業後はそのガソリンスタンドの正社員になり働き始めた。AE86と間違ってAE85を購入して池谷や健二に笑われたが、拓海に慰められ、その拓海が運転するのを見て、ハチゴーでも速く走れるという事を実感した為、長く乗り続ける事を決意する。原作とアニメとで初恋の相手が違う(アニメ版は、全シリーズで数少ないオリジナルストーリーである1st13話。相手もアニメオリジナルキャラの沙織)。原作の22巻(アニメ版でいうところのFourth Stage)で愛車にターボチャージャーを装着し、馬力は80psから2倍の160psへとエンジン載せ換え前の拓海のハチロク以上にパワーアップする。連載開始当初は、クルマのテクニックはまるで初心者だった樹も、最近ではヒール・アンド・トウをマスターし、拓海を驚かせている。またFF車を「ダサい」と言ってかなり嫌っている。
- 健二(けんじ):高木渉
- 搭乗車種・・・RPS13 180SX TYPE X(SR20DET型エンジン搭載の中期型)
- ナンバー・・・群馬55 し 11-305
- 21歳。「秋名スピードスターズ」のナンバー2で、池谷とは幼馴染であり、友人である。作品開始から10年程経つが、未だに彼の苗字は明かされていない。普段何をしているのか良く分からないが、暇な時はよくガソリンスタンドへやってきて池谷達と話したり、プロジェクトDなどの様々な情報を持って来たりする。
[編集] 文太の元走り屋仲間
- 立花 祐一(たちばな ゆういち):西村知道
- 愛車・・・SV40 カムリ
- 43歳。池谷達の働いている、ガソリンスタンドの店長。かつては藤原拓海の父・文太と走り屋をやっており、拓海とイツキの性格・関係とよく似ている。
- 鈴木 政志(すずき まさし):石井康嗣
- 自動車修理工場経営、文太の専属メカニックらしい。ハチロクのエンジンの載せ換えにも関わり、文太が買ったインプレッサも、政志の知り合いの業者から入手したもの。
- 土屋(つちや):土屋圭市、うえだゆうじ(若き日。ドラマCDのみ)
- アニメおよび文太が主人公のドラマCDだけのオリジナルキャラで、モデルはこの作品の監修を務める、ドリキンとして有名な土屋圭市。昔は文太の走り屋仲間で、今はプロのレーシングドライバーだが、昔は文太のドリフトにビビった事も。(ちなみに現実の土屋圭市は走り屋をやっていた青年時代、真子たちがホームグラウンドとしている碓氷峠をメインに走っていた。)
[編集] 拓海の周囲の人々
- 茂木 なつき(もぎ なつき):川澄綾子
- 18歳。藤原拓海の高校時代の彼女で、高校卒業とともに上京した。親友の父親と援助交際を行っており(原作とアニメとでは描写の程度は違うが)、数万円のおこづかいを貰っていた(原作では月3回会って30万円貰っていた)。拓海とは、この行為によるお互いの不信感や嫌疑から別れてしまったが、援助交際をやめた後、ハンバーガーショップ(原作では、拓海がバイトをしているガソリンスタンド)で高校を卒業するまでバイト、その後気持ちをお互いに再確認し仲直りできた。高校卒業後、東京の専門学校へ進学した。
- なつきのパパ:古澤徹(First Stageのみ)→宇垣秀成(Second Stage以降)
- 愛車・・・W201 メルセデス・ベンツ 190E
- 茂木なつきと付き合っている援助交際相手。実はなつきの友人である、白石の父親。
- 白石(しらいし)
- 茂木なつきの友人。アニメ未登場。藤原拓海に密かに想いを寄せており、なつきは拓海にはふさわしくないとの嫉妬のような感情から、なつきの援助交際の情報を拓海に流した。拓海となつきが仲直りした後は2人の仲を認め、バレンタインデーに拓海にチョコレートを渡す事で拓海への想いを断ち切り、身を引いた。
- 塚本(つかもと):陶山章央
- 搭乗車種・・・RPS13 180SX
- 藤原拓海のサッカー部時代の先輩で、赤城山へよく走りに行っている会社員。アニメには登場していないが、プレイステーション2用ソフト「頭文字D Special Stage」に登場。運転が上手いという訳ではなく(拓海曰く「池谷先輩よかだいぶヘタ」)、ガードレールに激突させた事もある。
- 沙織(さおり):福島おりね
- アニメオリジナルキャラクター。なつきの中学時代の友人。茂木なつきの紹介で、武内樹と付き合う。
- 御木(みき):高木渉(First Stage)→山崎たくみ(Third Stage)
- 搭乗車種・・・ST205 セリカ GT-FOUR
- ナンバー・・・群馬73 よ 27-431
- 藤原拓海のサッカー部時代の先輩。過去に拓海に殴られ、少なからぬ恨みを持っている。また茂木なつきの元彼氏で相当な女たらし。父親から借りたFRの車に乗っている最中、雪道でスリップ事故に巻き込まれて以来、雪道での4WDの優位性を信じて疑わなかった。雪の秋名山で茂木なつきを連れて山麓に向かう時に、なつきを救出すべく駆けつけた拓海のハチロクに追いつかれた挙句、最後はコーナーを曲がれずガードレールに激突してしまう。
- その実力はこの作品に登場したドライバーで最低クラスとされ、アニマックスで放映された『BATTLE STAGE』特別編における土屋圭市・織戸学・今村陽一による三者解説対談コーナーでも土屋には『雪でハチロクがGT-FOURに勝っちゃう?ありえない!!』、織戸には『アレはバトルと言うより、イジメです』と言われる始末であった。
- 上原 美佳(うえはら みか)
- 埼玉に住む女子高生。
- クルマ好きの友人、トモコがプロジェクトDの藤原拓海を騙る人物にナンパされ、その後本人の気持ちを弄ばれた事を怒り、拓海を平手打ちしてしまう。プロジェクトDの拓海を騙る人物が偽者だったのを知らず、偽者であった事が判明した後は、拓海に謝罪。以来、拓海とは何度か会うようになり、メールなどでよく連絡を取っている。幼い頃から父親にゴルフの英才教育を受け、雑誌やテレビで「天才少女」と言われる程の腕を持っており、現在は高校のゴルフ部に所属。その境遇等の設定からみて、現実の女子プロゴルフで活躍している宮里藍や横峰さくらがモデルと思われる。
[編集] 赤城レッドサンズ/プロジェクトD
- 本拠地・・・群馬県・赤城山
- リーダー・・・高橋 涼介
- 高橋涼介が「関東最速プロジェクト」の為に、赤城の優秀なメンバーを集めて創ったチームである。原則的に地元でのバトルは完全拒否し、敵地に乗り込んでのバトルを主体とする。
- 「プロジェクトD」は、この「レッドサンズ」を母体として、一年間限定で活動する、県外遠征・関東完全制圧を目的として設立した、群馬県内選抜チームであり、事実上群馬最強のチームである。活動資金源は不明だが、基本的に高橋兄弟の親が出資していると思われる(ただし史浩の「松本は、仕事は趣味でDが本業と言っていた」というセリフから、メンバー自体は有志の集まりだと思われる)。
- ちなみに、サポートカーは、日産の先代バネットを使用している。
- 高橋 涼介(たかはし りょうすけ):子安武人
- 搭乗車種・・・FC3S RX-7 ∞(アンフィニ)III
- ナンバー・・・群馬 58 よ 13-137
- 23歳。昔は「赤城の白い彗星」と呼ばれていた、「赤城レッドサンズ」のナンバー1。「プロジェクトD」のリーダーで、高崎市にある高橋病院の長男で群馬大学医学部の学生。弟は高橋啓介。世界でも希少な存在のロータリーエンジン車の孤高さを自らに投影している。公道最速理論を完成させるべく、藤原拓海に興味を持つ。涼介は秋名山での拓海とのバトルの際、いままでのヒルクライム・ダウンヒル両立のセッティングから、ダウンヒル向けのセッティングに変更。パワーを340psから260ps(バトル時には280ps)に落としたが、戦闘力を向上させた事から、涼介は秋名のハチロクを強敵と認識していたようである。プロジェクトDでは自ら走る事はほとんどせず、拓海と啓介の走りの育成・向上・助言に専念しているが、拓海は一度勝利したとは言え、涼介の実力にはまだまだ遠く及ばないと発言している。
- 高橋 啓介(たかはし けいすけ):関智一
- 搭乗車種・・・FD3S RX-7 Type R
- ナンバー・・・群馬 37 お 63-887
- 21歳。「赤城レッドサンズ」のナンバー2。「プロジェクトD」のメンバーで、高橋涼介の弟。兄・涼介より頭の出来は良くないものの(あくまで頭脳明晰な兄と比較した時の話であって、平均より知能が劣るという訳ではなく、涼介が不在のシーンでは後輩相手に解説役を務める事もある)、理論よりも感性で勝負する天性のドライビングセンスは兄をしのぐとされる。藤原拓海の初の対戦相手であり、「プロジェクトD」ではヒルクライム担当。以前、秋名山で拓海に負けた時の影響で、拓海にライバル心を持つことになる(プロジェクトDでの啓介の大きな飛躍も、拓海に対するライバル心があってこそのものである)。兄へのコンプレックスから一時期グレていた事があるらしく、元暴走族という経歴も持っている(1度だけ、結果的にプロジェクトDへの不当な妨害を防ぐ強みになった事もある)。嫌いなものはスカイラインGT-Rとパーなコギャルで、特技はABSドリフト(意味不明)らしいが、現在の愛車FD3S RX-7のABSがキャンセルされているのかいないのかは不明。パーツは埼玉遠征まではマツダスピード製を使用。土坂峠で壊れたFDを修理する際、RE雨宮仕様にチェンジした。岩瀬恭子に一目惚れされるが、土坂遠征後、赤城で「プロジェクトDが終わるまでは誰とも付き合う気は無い」と言う(ただし恭子本人が嫌いというわけではなく、むしろ気になっているが故に、無視しておく事ができず、それがプロジェクトDへの取り組みに悪影響を及ぼすと判断した為である)。ただし、Fourth Stageでは最後に恭子を横に乗せて同乗走行をすることとなる。
- 中村 賢太(なかむら けんた):岡野浩介
- 搭乗車種・・・S14 シルビア Q's(キューズ)前期型(SR20DE型エンジン搭載のNA車)
- ナンバー・・・群馬72 し 35-918
- 「赤城レッドサンズ」のメンバーで、高橋啓介の愛弟子。チーム加入前、タイヤの減りにくい雨の日を選んでドリフトの練習に行っていた為、レインバトルを得意としている。高橋兄弟に憧れ、高橋兄弟(特に啓介)が藤原拓海とのバトルに負けたことを認める事ができずにいた。秋名山以外の峠で、雨のバトルなら自分でも勝てると豪語したが、妙義山での拓海とのバトルは全く相手にされず完敗した。以後、拓海を多少は認め、ライバル意識を抱いている様子(拓海を真似てブラインドアタックの練習をした事もあるが、事故を起こした)。クルマの馬力は170ps。「プロジェクトD」では、遠征先の下見や、サポートカーの運転を行う。
- 史浩(ふみひろ):細井治
- 「赤城レッドサンズ」及び「プロジェクトD」の外報部長。バトルの交渉などを担当。愛車は、33巻や番外編のウェストゲートで登場したユーノスロードスター(アニメでは1st Stageに少し映ったMR2だったが、正確な型式は不明)。キャラクターのモデルは外報部長という肩書きと名前、外見からあの上祐史浩と思われる。また1st Stageでは、一度「ヒロシ」と呼ばれた事があった。
- 松本 修一(まつもと しゅういち):西凛太朗
- 「プロジェクトD」において、拓海のハチロクを担当するメカニックで、ハチロクのセッティング等を手掛ける人物。涼介の指示でハチロクの軽量化も図っている。
- 宮口=メカニック(みやぐち):高橋良吉
- 「プロジェクトD」において、啓介のFD3S RX-7を担当するメカニックであり、セッティング等も手掛ける人物。宮口という名前は、おそらくアニメのみの設定である。ちなみにFourth Stageでは、メカニックという表記になっている場合もある。
- 緒美(つぐみ)
- 高橋兄弟の従兄妹で、涼介のおしかけ家庭生徒。涼介の事を涼兄ィ、啓介の事を啓兄ィと呼んでいる。セリフから、拓海達と同年齢だと思われる。なお、アニメ未登場で、走り屋ではない。
[編集] First Stage
[編集] 妙義ナイトキッズ
- 本拠地・・・群馬県・妙義山
- リーダー・・・中里 毅
- リーダーの中里と、メンバーの庄司による派閥争いが激化しているが、いざとなった時の結束力は高い。同じ群馬エリアでは赤城レッドサンズや秋名のハチロクの方が走り屋の間では有名であるため、チームとしての評価はあまり高くない。庄司と沙雪が幼馴染のため、碓氷峠の2人組・インパクトブルーとも親交がある。
- 中里 毅(なかざと たけし):檜山修之
- 搭乗車種・・・BNR32 スカイライン GT-R Vspec II
- ナンバー・・・群馬33 が 26-037
- 「ナイトキッズ」のリーダー。かつてはS13シルビア乗りであったが、妙義山に現れたR32GT-R乗り、島村栄吉(しまむら えいきち:森川智之)にパワー差で圧倒された末に惨敗した事をきっかけに、同じR32に乗り換える(中里が主人公のドラマCD「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」で、その詳細が描かれている)。以来、ドリフト走行に疑問を抱き、グリップ走行にこだわっている(先のドラマCDでは、その気になればドリフト走行もできるシーンがある)。感情任せのムラっ気の大きい走りが災いして、無理にマシンをぶん回す事が多く、結果自滅する事が多い(ドラマCDでは、その後はある程度頭を使う走りをするようになり、島村とは相手の地元である箱根山でR32同士のバトルを繰り広げ、中里がテクニックの差で勝利する)。ロータリーエンジン車が嫌い。クルマの馬力は、拓海とのバトル時は380ps、啓介とのバトル時では395ps。
- 庄司 慎吾(しょうじ しんご):藤原啓治
- 搭乗車種・・・EG6 シビック SiR II
- ナンバー・・・群馬56 よ 46-037(Battle Stageでは、群馬59 き 32-145)
- 中里と同じ「ナイトキッズ」の主要メンバーだが、勝つ為には卑劣な手段も選ばない。そのやり方を嫌う中里毅とは、お互いに仲が悪いように振舞っている(心の底から嫌い合っているまでには至っていない様子)。左足ブレーキを駆使した危険な突っ込みや、ラフなバトルを得意とし、下りなら中里毅を凌駕するFFマシンの使い手。池谷浩一郎のシルビアを後ろからぶつけて事故らせようとした。アニメ版13話では、デート帰りの武内樹のAE85レビンにバトルを仕掛け、池谷と同様の手口でクラッシュへと追い込んだ。その事に怒った藤原拓海をバトルへと誘い出し(原作では、秋名山で拓海や池谷達が話している時に現れ、前日の出来事に関して池谷を挑発。それを聞いていて怒った拓海と直後にバトルという展開)、慎吾が得意とする「ガムテープデスマッチ」形式のバトルとなった。拓海の順応能力に脅威を感じた慎吾は、ハチロクをクラッシュにさせようと後ろから追突するが、運よく走行を継続できた拓海はこの行為に怒りを爆発させ、時にはガードレールにぶつかりながらも猛追、溝走りで追い抜いた。それに焦りを感じた慎吾は最後はダブルクラッシュを狙おうとして失敗、自爆する格好に。
- このバトル以降、元来のダーティさは控えた感があり、CDドラマ「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」では幼馴染の沙雪とともに、島村との対決のセッティングのために奔走した。かなりのホンダ党らしく、原作でも「俺だってホンダがFR車を作ってくれれば乗り換えるよ」と言っており、ゲーム「Arcade Stage」などで、プレイヤーキャラがホンダ・S2000で戦うときは、かなり意識した台詞を言う。拓海とバトルした際のクルマの馬力は185ps。
- 宮原(みやはら):志村知幸
- 搭乗車種・・・SW20 MR2
- ナンバー・・・群馬58 か 95-593
- 「ナイトキッズ」のメンバー。MR2に乗っているが、走り屋としての目標を失い、引退を考えている。なお、武内樹のレビンを秋名山でバカにしたMR2に乗っていたナイトキッズのメンバー「章央」とは、別の人物である。
- 弘道(ひろみち):安井邦彦
- 搭乗車種・・・S13 シルビア
- 「ナイトキッズ」のメンバーで、同じチームである中里毅が乗るR32に勝ったハチロクを見る為に秋名山へ来た。武内樹と藤原拓海に威圧的な態度を取る。武内樹のレビンのホイールやマフラーがノーマルである事をけなし、レビンがハチロクではなくハチゴーだと分かるとバカにしながら大笑いした。原作では名前は登場しない。S13シルビアの年式や形式は不明だが、アニメでは音からターボであるK'sだと思われる。ちなみに、アニメ版ではリアウィンドウになぜかエンペラーに挑まれたTHUNDERSのステッカーを貼っている。
- 正一(しょういち):陶山章央
- 弘道、章央と共にハチロクを見に秋名山へ来た「ナイトキッズ」のメンバー。作中では弘道のS13シルビアの助手席に乗っているため、本人が走り屋なのか、どの車種に乗っているのかは不明。原作で名前は登場しない。
- 章央(あきお):鈴木淳
- 搭乗車種・・・SW20 MR2 (アニメでは180SX)
- 「ナイトキッズ」のメンバー。章央という名前は恐らくアニメのみの設定。原作ではMR2に乗っていたが、アニメでは180SXに変更されている。MR2の年式や形式は不明だが、後方を見る限りI型かII型と思われる。ちなみに、アニメ版ではリアウィンドウになぜかエンペラーに挑まれたTHUNDERSのステッカーを貼っている。
- 高田(たかだ)
- 搭乗車種・・・S13 シルビア
- 「ナイトキッズ」のメンバー。チームリーダーである中里毅が主人公のドラマCD「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」の中で、グリップ走行を重んじる中里が、本来のプレイスタイルではないドリフト走行をメンバーの庄司慎吾に見せつける際、R32以前乗っていたS13を高田に借りて妙義山をドリフト走行で攻めた際に登場した(名前だけの登場なので声は入っていない)。
[編集] インパクトブルー
- 本拠地・・・群馬県・碓氷峠
- 碓氷峠最速の2人組。地元でも誰も勝てないと恐れられる。シルエイティの色が青である事から、インパクトブルーと呼ばれている(実際、市販されたシルエイティには青がないため、青の180SXに青のS13シルビアのフロントを付けたか、市販のシルエイティを板金屋などで塗装したものと考えられるが、掲載時期(1997年頃)から考えて前者)。なお、インパクトブルーというチーム名は外伝「インパクトブルーの彼方に」(単行本未収録)が初出で、本編では呼称されていない。車体色である青は恐らく本来シルビアにも180SXにも設定されていないが、頭文字Dアーケードステージ4での車体色名は「インパクトブルー」となっているため、オリジナル色なのかもしれない。
- 搭乗車種・・・シルエイティ
- ナンバー・・・群馬57 え 78-547(Extra Stageでは、群馬77 に 37-586)
- 佐藤 真子(さとう まこ):根谷美智子
- 愛車・・・L200S ミラ
- 20歳。「インパクトブルー」の一人。峠へ行った時に高橋涼介にあこがれ、幼馴染の沙雪をパートナーに迎えて峠デビュー。豪快なドライビングとは対照的に、普段は内気な女の子。最初は横川のおぎのやの駐車場で、自身が普段の足として使っているミラがエンジン故障していたのを、通りかかった池谷が直したことから、池谷との接点となる。その後、走り屋引退を考えて、最後の一戦に「秋名のハチロクと碓氷峠で戦いたい」と言ったことから、藤原拓海と戦うこととなる。結果は拓海に敗れ、技術の深さを思い知り、引退を撤回する。後の『インパクトブルーの彼方に』では拓海とのバトルでの経験を生かして、群馬エリア制覇の為に碓氷を視察に来た「エンペラー」の下っ端を打ち破っている。なお、拓海とバトルした際のクルマの馬力は230ps。
- 沙雪(さゆき):かかずゆみ
- 「インパクトブルー」の真子のナビ・メカニック担当で、事実上リーダーとも言える。先のコーナーから、対向車とすれ違うポイントを予測できる。ナイトキッズの庄司慎吾とは幼馴染。真子と比べて快活で外交的な性格で、慎吾いわく「跳ねっ返り」。
[編集] Second Stage
[編集] エンペラー(Emperor)
- 須藤 京一(すどう きょういち):田中正彦
- 搭乗車種・・・CE9A ランサーエボリューション III GSR
- ナンバー・・・群馬58 し 30-395(ARCADE STAGE 4では 栃木58 し 30-395)
- 「エンペラー」のチームリーダー。滅多な事では取り乱さず、徹底した合理主義者であり、派手なアクションを嫌い、基本に忠実という、職人のようなタイプ。テクニックが互角ならば、確実に有利なマシンを用意して、その自体の戦闘力の差で勝つ、というのが彼の信条である。それ故に自らの愛車に、ハイパワーターボ+4WDである、ランサーエボリューションIII(通称エボIII)を選択。得意としている左コーナーからのカウンターアタックも、京一のテクニックとエボIIIの戦闘力があってのものである。東堂塾出身であり(舘智幸とは東堂塾時代の同期)ジムカーナ仕込みのドラテクは、高橋涼介に匹敵するほどである。遠征の1年前にいろは坂で負けた高橋涼介には強烈な対抗意識を燃やしており、群馬エリア制覇を目論む際に涼介に対してのリベンジマッチを申し込むが、唯一の弱点である一方通行のいろは坂を拠点とする故の「右コーナー時の対向車への恐怖心」を見破られ敗北する。土屋圭市には『BATTLE STAGE』特別編解説コーナーで『パワーに頼りすぎ』と評されている。
- 赤城での涼介とのバトルの前日、茂木なつきが援助交際をしていると知った拓海が、自暴自棄となって赤城山へ乗り込んできたため、バトルではなくセミナーとして拓海にマシンの戦闘力の差とその重要さを見せ付け、事実上拓海に黒星を付けた最初の相手である。その後、新エンジンに換装して復活した拓海のハチロクと、いろは坂で再度対戦する事となる。
- クルマの馬力は、拓海とのバトル時には310psだったが、涼介とのバトル時には350psへとパワーアップさせている。京一のエボIIIには、ターボ加給によるアクセルレスポンスのラグを解消する為に、WRCでも採用されている「ミスファイアリングシステム」が作動するようになっている(実車のエボIIIにも2次エア導入システムというミスファイアリング機構が装備されているが、ノーマルでは作動しない)。
- 岩城 清次(いわき せいじ):川原和久
- 搭乗車種・・・CN9A ランサーエボリューション IV RS
- ナンバー・・・栃木78 へ 46-637
- 「エンペラー」のメンバーで、実力は京一に次いでナンバー2。気性が荒い性格で、あまり頭の良い方ではないが、マシンの潜在能力を引き出す腕は超一流。特にドリフトしにくい4WDをドリフトに持ち込む技術や、ランサーエボリューションIV(通称エボIV)の弱点とも言えるトラクションの弱さをカバーする技術は、WRCドライバーにも匹敵する。藤原拓海とのバトルではその気性の荒さが敗因を招き、同様に小柏カイや高橋啓介とも対戦し、敗れている(啓介との対決は「Battle Stage」でしか描かれていないが、原作でも中村賢太の「完全勝利(ダブルレコードのおまけつき)」と言うセリフがあるため、同様の結果だと思われる)。クルマの馬力は300ps。彼の「アウト・オブ・眼中」という言葉は作品中でも屈指の名セリフとなっている。
- 佐竹(さたけ):梁田清之
- 搭乗車種・・・CN9A ランサーエボリューション IV GSR
- ナンバー・・・栃木78 へ 21-317
- 「エンペラー」のメンバーで偵察係。エンペラーの中では実力派。
- 野上(のがみ):遊佐浩二
- 搭乗車種・・・CE9A ランサーエボリューション III RS
- ナンバー・・・群馬58 し 53-390
- 「エンペラー」のメンバー。佐竹と共に偵察を受け持つ。
[編集] 秋山兄妹
- 本拠地・・・埼玉県・正丸峠
- 秋山 渉(あきやま わたる):松本保典
- 搭乗車種・・・AE86 カローラレビン GT-APEX
- ナンバー・・・熊谷56 よ 73-212
- 埼玉県秩父地方を根城とする走り屋。地元で敵がいなくなった為、妹・和美と共に群馬入り。愛車のAE86レビンで勝つ事に拘りを持っている。過去にエンジンを壊して修理する際に、限られた資金でできるだけ戦闘力を上げる為、ボルトオンターボ(後付けターボ)を選択した。260psを超えるパワーと引き換えに、ターボ作動時に多少挙動が不安定になってしまったが(いわゆる「ドッカンターボ」)、そこは彼の熱くなりやすい性格と相まってか、彼自身は気に入っていた(高橋啓介にバトルを挑んで互角の勝負を演じた事もあるが、この時は途中でコース上を事故車両が塞ぐアクシデントの為に、勝負が付く前に中断となる格好に)。
- 藤原拓海に対しては、エンジンを壊した後に、結果的に労せず手に入れた高性能エンジンを(文太の策略によってではあるが)遅いと言われ、彼のマシンへの知識不足も相まって怒りを覚え、激しく勝利への執念を燃やすようになる。
- 拓海とのバトルの決着の描写は、当作品では唯一原作とアニメで全く異なる(原作では渉のスタミナ切れから集中力が落ちた所で拓海が抜き去ったのに対し、アニメ版では土砂崩れ箇所でのバトルを繰り返すうちに土砂が削られた所を拓海が見逃さず、ラリーカーばりに跳ね飛びながら渉を抜き去った)。「プロジェクトD」編では啓介と対決したが、この時には前のエンジンをブローさせたため、スーパーチャージャーに換装。馬力こそは以前のターボに及ばないものの、総合的な戦闘力は拓海戦の時よりもアップし、啓介のFDと互角に戦った。渉自身の走りも以前と比べ、確実に洗練度が増した走り方となった。しかし2戦ともつまらないミスが元で、負けている。延彦は、渉と和美のいとこである。どういうわけか、金持ちを目の敵にしている。
- 秋山 和美(あきやま かずみ):柚木涼香
- 秋山渉の妹。渋川市にある親戚の旅館での手伝いの為、兄・渉と共に群馬にやって来た。その中で武内樹と出会う。兄の渉同様、なかなか気の強い性格。樹と出会った事により、後に運転免許を取得する(オートマ限定免許ではないため、渉のレビンを運転する事もある)。樹とはいい雰囲気だったが無惨にも振ってしまう事になった。
[編集] Third Stage
[編集] 小柏親子
- 本拠地・・・栃木県・日光いろは坂
- 搭乗車種・・・SW20 MR2 G-Limited
- ナンバー・・・栃木58 か 37-597
- 小柏 カイ(こがしわ かい):神奈延年
- ストリートに突如として現れた、いろは坂のダウンヒルスペシャリスト。幼少の頃から、父親である健にカートの英才教育を受け、レースで何度も勝って来た。高校通学の為に利用していたバイクでいろは坂のコースレコードを塗り替え、18歳の免許取得と同時に、満を持して公道デビューを果たす。カートマシン同様にミッドシップであるMR2 III型(ストロングブルーメタリック)に、カート仕込みの左足ブレーキを駆使した走りと実力は文句無く、エンペラーの岩城清次を特別な走りをする事なく破った実績がある。
- その後、須藤京一を破った藤原拓海と戦い、「インベタのさらにイン」という、ヘアピンの高低差が激しいいろは坂ならではの空中に描くラインを駆使して拓海を苦しめたが、拓海もバトル中に同様のテクニックを素早く身に付け、カイの動揺を激しく誘った(アニメでは涼介が、カイが中盤でこの奥の手を出した事に対して「拓海に反撃のチャンスを与える可能性がある」とバトル中に語り、その通りの結果になった)。最後はカイがゴール直前に落ち葉に足をすくわれスピン。並走していた拓海が抜き去った。もし直前の落ち葉がなかったら、勝敗は入れ替わっていたかもしれないと思わせるほどの大接戦だった(「拓海の卓越した実力が運を呼び寄せた」とは京一の弁)。プロジェクトD編では神奈川エリアで再度登場する。
- 小柏 健(こがしわ けん):有本欽隆
- カイの父親。文太が若かりし頃に最大のライバルだった走り屋。何度もやり合い、最後の大一番で敗北。遂に文太に勝つ事ができず、息子同士のバトルでリベンジする為、息子のカイに勝利の為の秘策として、後方追走から「インベタのさらにイン」で攻める手段を教えた。カイが乗っているMR2も、健から借りたクルマである。
[編集] Fourth Stage・栃木編
※アニメでは、川井対啓介・酒井対啓介のバトルはカットされている。(ゲームSpecial Stageでは収録)
[編集] セブンスターリーフ(SSR)
- 末次 トオル(すえつぐ とおる):中村大樹
- 搭乗車種・・・NA6CE ユーノス・ロードスター S Special
- ナンバー・・・栃木55 を 86-596
- 「セブンスターリーフ」のダウンヒラー。ありとあらゆるコーナーを慣性ドリフトで振り回す、その走りは「カミカゼ・ダウンヒラー」と呼ばれる。愛車のロードスターは、1600ccのB6-ZE型エンジンを1800ccまでボアアップ(排気量アップ)、4連スロットル化し、馬力を190psまで上げている。バトルでは、ハチロクに溝またぎで追い抜かれ、「ハチロクにできるのならこの車だってできる」と溝またぎを使用しようとするが、失敗して横転、派手なクラッシュをしてリタイアする。
- 川井 淳郎(かわい あつろう):佐々木誠二
- 搭乗車種・・・ER34 スカイライン 25GT TURBO
- ナンバー・・・栃木34 ほ 22-936
- 「セブンスターリーフ」のもう一人のエース。400psある愛車のスカイラインを、荒れ狂わせる事なく、サーキットでの走りを峠でもそのまま再現させるグリップ走行が持ち味。
- 慎一(しんいち):結城比呂
- 「セブンスターリーフ」のメンバー。トオルの鋭い突っ込みに感激し、チームに入る。
- 奈保(なお):長沢美樹
- 末次トオルの彼女で、交際歴6年目(婚約者ではないかと思われる発言もある)。車ばかりにお金を使うトオルに困り果て、タイヤを買う為の金を貸してくれと頼まれた時、「貸す代わりに、バトルに負けたら走り屋をやめて」という条件を提示した。
[編集] 東堂塾
- 本拠地・・・栃木県・塩那道路(県道中塩原板室那須線)
- ショップの社長、東堂が車好きの若い顧客を集めて開校した、ドライビングテクニックの特訓教室。ドリフト流行の時代に逆行し、速さだけを追及するガチンコの走り屋集団で、プロレーサーも輩出。そこでは、生徒達がセミプロ級のテクニックを競い合い、峠の走り屋とは一線を画すハイレベルなバトルが日夜展開されている。エンペラーの須藤京一も東堂塾出身で、舘智幸と同期である。
- 東堂(とうどう):土師孝也
- 「東堂塾」の塾長だが、ショップ「東堂商会」の社長でもある為、塾生からは「社長」と呼ばれる。元ラリーストで、経験に裏打ちされた聡明さを持つ。舘智幸が己の壁にぶつかっている事を見抜き、プロジェクトDを相手とした公道レースを薦める。他にも、拓海たちプロジェクトDが「パープルシャドウ」に挑む話を聞き、大輝と酒井に「自分たちならどう走るかを考えながら、壁に挑むのを見ておけ」と観戦を勧めている。庄司慎吾と同様にホンダ党で、塾生にもホンダ車を使用する者が多い。容姿のモデルは矢沢永吉と言われている。
- 二宮 大輝(にのみや だいき):森川智之
- 搭乗車種・・・EK9 シビック TYPE-R
- ナンバー・・・栃木50 と 56-838
- 「東堂塾」現役生徒の中でもかなりの実力を誇り、歴代の塾生でもトップスリーに入るほどである。ドライビングに最も必要な要素の一つである「ブレーキングのリリースポイントの見極め」に優れ、ずば抜けたセンスを見せる。また、フルブレーキングでタイヤを一瞬ロックさせ、すばやくブレーキを緩め、再びロックさせるという独自の技術により、誰よりも確実で速いブレーキングを実現させている。天才肌でツボにはまると速いが、もろい一面も持っている。
- 「プロジェクトD」戦では藤原拓海と戦ったが、涼介の助言を受けた拓海に対し、FF車の弱点となるフロントタイヤを酷使する走りをした結果、最後グリップが悪くなったところで拓海に抜かれて敗れる事となった。4WDに関してはあまり詳しくなく、酒井に説明されるまで、GT-RのアテーサE-TSのメカニズムなどは知らなかった。
- 酒井(さかい):高瀬右光
- 搭乗車種・・・DC2 インテグラ TYPE-R
- ナンバー・・・栃木55 し 32-094
- 「東堂塾」塾生。キャリアでは二宮大輝よりも優り、現役生徒の中では大輝より酒井をエースに推す声も多い。集中力が高まると、まるで笑っているような顔になる事から、「スマイリー酒井」というあだ名が付いた。駆け引きに優れ、左足ブレーキによるフェイントを用いて、間違ったタイミングでブレーキランプを点灯させて敵のリズムを狂わせたり、ブラインドコーナーへオーバースピードで突っ込み、相手の事故を誘うような事も行う。
- 「プロジェクトD」戦では啓介と戦い、前述のフェイント技を駆使するなどで啓介を苦しめたが、最後は啓介のFDとの並走からの低速コーナーでの加速勝負で敗れてしまう。ちなみに酒井はFFが活躍するのは中排気量級までで、それ以上はFRや4WDだと思われている事を嫌う持論から、自らの愛車、インテグラType-Rを無差別級でも勝負ができる迫力あるFF車にする為、VTECエンジンとの組み合わせは邪道と言われるターボチューンを敢行している。
- 舘 智幸(たち ともゆき):中田和宏
- 搭乗車種・・・EK9 シビック TYPE-R SPOON仕様(東堂商会デモカー)
- ナンバー・・・栃木57 き 10-547
- 「東堂塾」OBのプロレーシングドライバー。同期の須藤京一からも「別格」と恐れられている。その実力は、2年ぶりに走る塩那のコースレコードを、二宮大輝のEK9シビックを借りて、たった1回のタイムアタックで塗り替えるほど。またその際に、大輝のEK9にアライメントの狂いがある事や、トー角調整を薦めるなど、クルマのポテンシャルを見抜く能力も優れている。プロの世界の厳しい壁にぶつかり苦悩の日々を過ごしていた中、東堂に「素人相手の公道レースにこそ、探している答えがある」と促され、フルチューンされた最強の東堂塾デモカーを駆り、八方ヶ原で「プロジェクトD」へのリベンジの依頼を承諾する。
- そして拓海と戦い、「消えるライン」を駆使して拓海を差し切るほか、拓海の走るラインをブロックしたり、軽くぶつけてバランスを崩させるなどの実戦テクニックを駆使して圧倒したが、最後は道路に飛び出してきた動物か何か(本人が言うには、おそらくイタチ)を反射的に避けてしまい、ブロックしていたラインを空けてしまったところで、神業「ブラインドアタック」を駆使する拓海に並ばれ、ノーズ差で敗れた。その後「レースにはよくある事」と素直に負けを認めた上、「立ち戻るべき原点が必要だった」と語り、東堂に感謝しながら帰っていった。
[編集] 東京から来た2人
東京から来たと名乗る、車オタクらしき年齢不詳の2人組。実力は高くはないものの、アーケードステージでは常連キャラである。
- 搭乗車種・・・S15 シルビア Spec-R
- ナンバー・・・多摩55 き 34-628
- デブ:石井康嗣
- 東京から来た2人組のドライバー。よくサーキットへ行くらしく、その事情に詳しいのをこれ見よがしに語りたがる。単なる車オタクのようだが、サーキットでの走行会に通いつめているだけあって口だけではなく、池谷浩一郎と同等程度の実力は持っている。走行中独り言を言いながら(時には隣のメガネと喋りながら)走るが、星野好造のそれとは違い、特に意味は無い。本人はブレーキングが得意だと思っており、コーナーへのブレーキを遅らせて突っ込む「超絶ウルトラスーパーレイトブレーキング」を必殺技としている。
- メガネ:肥後誠
- 2人組のうちの1人。沙雪のようにアドバイスをするわけでもなく、ただ助手席に座って喋るだけの男。
[編集] Fourth Stage・埼玉編
[編集] 埼玉北西エリア連合チーム
- 本拠地・・・一時的に集まったチームであるため、不特定。
- リーダー・・・秋山 延彦
- 「プロジェクトD」の埼玉進撃に対抗する為に、秋山延彦の発足したチーム。秋山渉も在籍。埼玉北西エリア連合は間瀬峠でプロジェクトDを迎え撃ったが、定峰峠を拠点とした、岩瀬恭子や秋山延彦、斉藤が所属している本来のチームは、埼玉北西エリア連合ではないと思われる。
- 岩瀬 恭子(いわせ きょうこ):豊口めぐみ
- 搭乗車種・・・FD3S RX-7 Type R
- ナンバー・・・熊谷39 い 54-369
- 埼玉でその名を轟かせる女性ドライバーで、高橋啓介に一目惚れした(また、本人には直接言わないが、自分の中で彼の事を「ダーリン」と呼んでいる)。モチベーションで走る感覚派ながら、その実力は高く、仲間内からも一目置かれる存在。愛車は啓介と同じくFDであるが、啓介のFDがシーケンシャルツインターボなのに対し、彼女のFDはビッグシングルターボ。パワーが啓介のFD以上であった事、シングルタービンである事、そしてパワーの出方がバトルとなった峠に合っていた事が啓介を苦しめたが、涼介から助言を受けた啓介に両者のターボの特性の違いを利用されて敗北する。後に土坂峠でまかれたオイルに乗ってしまい、FDをクラッシュさせられた啓介に愛車を貸す。その後、啓介とのデートをするものの、ふられてしまう。なお、アニメ版ではこの後に啓介の全力疾走をナビシートで見てみたいと願い出て、赤城ダウンヒルを同乗走行をした。
- 秋山 延彦(あきやま のぶひこ):堀川仁
- 搭乗車種・・・SXE10 アルテッツァ RS-200 TRD仕様
- ナンバー・・・熊谷33 だ 17-919
- 秋山渉のいとこで、北西連合のリーダー。走りの実力が高いわけではないが、頭がよく、洞察力に長けている。藤原拓海とのバトルでも、次のバトルへ繋ぐ為、ハチロクをじっくり観察できる後追いを選んだ結果、「Dのハチロクに勝つには軽さしかない」という結論を導き出し、軽自動車のカプチーノを用意する。なお、秋山という苗字はゲームが初出で、原作では呼称されていない。
- 坂本(さかもと):吉野裕行
- 搭乗車種・・・EA11R カプチーノ
- ナンバー・・・熊谷71 え 35-218
- 秋山渉の友人であるラリーストで、マシン・天候に関らず、車を四輪ドリフトさせるそのキレっぷりは、秋名のハチロクに似たものがある。秋山延彦の依頼を受けてチームに参加した。延彦が用意したカプチーノに乗る。ハチロクよりも更に軽量コンパクトなカプチーノと坂本が繰り出すドリフトは、拓海が初めてコーナーリングで勝てなかった相手であり、拓海を「思考停止」にまで追い詰めた(雨が降っていなかったら完敗だったとも言われる)。ドライビング時のメンタルコントロールに一家言を持つ。
- 斉藤(さいとう):鈴木達央
- 秋山延彦と岩瀬恭子が所属するチームのセコンド。原作では斉藤という名前は登場しない。
- 横田(よこた):風間勇刀
- 秋山延彦と岩瀬恭子が所属するチームのサード。あまり目立った人物ではない。
[編集] 土坂のランエボチーム
- 本拠地・・・埼玉県・土坂峠
- メンバー数は5人程度の少規模チーム。
- 会川=ランエボVの男(あいかわ):天田益男
- 搭乗車種・・・CP9A ランサーエボリューション V GSR
- ナンバー・・・熊谷30 あ 12-159
- ランサーエボリューションV(通称エボV)に乗る男で、プロジェクトD、特に高橋啓介に対して挑発的な態度をとる。金目当てでバトルに参加した。一応は走り屋ではあるが、それほどテクニックがあるわけではない(ただし、モータースポーツのルールなどは、並の人間よりは詳しい面も持っている)。加えてエボⅤに乗っているのは単に「ある雑誌でランエボが最速と書いてあったから。」という理由からだけである。バトルに使用したエボVは、カーボン調と思われるミラーを装着、Fourth Stageでは、更にフロントのフォグランプ部分にカバーを付け、RS風に仕上げている(ドアミラーが黒であり、前景のみではRSかと思えるが、原作でフォグカバーの有無が確認できない他、ドアノブが車体と同色(RSはミラーとドアノブが黒)である事やトランク部分の形状から、ミラーを換えたGSRであると思われる)。ちなみにエボVは、Second Stageで何度か端役として登場している。原作では会川という名前は書かれておらず、アニメFourth Stage及びゲームARCADE STAGE Ver.3では「ランエボVの男」と表記されている(会川という名前は、Fourth Stageオフィシャルサイトや予告編にて登場する)。
- 一条=ランエボVIの男(いちじょう):真殿光昭
- 搭乗車種・・・CP9A ランサーエボリューション VI GSR T.M.EDITION
- ナンバー・・・熊谷36 よ 86-502
- ランサーエボリューションVI T.M.EDITION(通称エボVI)に乗る男。高橋啓介のFDを狙ってオイルを撒くよう手下に指示したり(この時FDを狙うように提案したのは会川)、藤原拓海に脅しを掛けたりと、実力でバトルに勝とうとはしなかった。運転の技術は下手では無いが、クルマの性能に頼っている部分がある。バトルに使用したエボVIは、リアウイングを取り外している。原作では一条という名前は書かれておらず、アニメFourth Stage及びゲームARCADE STAGE Ver.3では「ランエボVIの男」と表記されている(一条という名前は、Fourth Stageオフィシャルサイトや予告編にて登場する)。
- 仲間(A):梯篤司
- ナンバー・・・熊谷3? ? 41-248
- 搭乗車種・・・CP9A ランサーエボリューション VI(車体後方のみの登場である為詳細不明)
- ランエボの男たちの手下。一条に命令され、道路にオイルをまいた。元暴走族のリーダーとは同じ中学の出身。
- 元暴走族リーダー:志村知幸
- 搭乗車種・・・FY33 シーマ(アニメ版は、UCF10~UCF20(前期)セルシオ)
- ナンバー・・・群馬36 も 46-491
- 北関東では有名な暴走族の元リーダー。土坂のランエボチームの一人が同じ中学の出身であったため、バトルに敗れた相手のプロジェクトDを力ずくで潰すために呼び出された。しかし実は、彼は群馬の人間で、高橋啓介の元・舎弟でもあった為、メンツを潰された怒りを会川や一条達にぶつけた(「後でヤキ入れてやるからな」と言う台詞から、彼らに制裁を加えたと思われる)。
[編集] Fourth Stage・茨城編
[編集] パープルシャドウ
- 本拠地・・・茨城県・筑波パープルライン(フルーツライン)
- リーダー・・・城島 俊也・星野 好造
- ゴッドアーム・ゴッドフットの異名を持つ、城島俊也と星野好造を筆頭に発足したチームで、東堂塾からも恐れられている存在。茨城県内に系列のチームをいくつも持っている。チームの略称はP・S。原作とアニメとでは、バトルの順番が逆になっている(演出上、主人公である拓海のバトルを後に回す為と見られる)。
- チーム名はパープルシャドウだが、プロジェクトDとのバトルを行ったのは、パープルラインと隣接するフルーツラインである。
- 城島 俊也(じょうしま としや):江原正士
- 搭乗車種・・・AP1 S2000
- ナンバー・・・土浦35 お 71-109
- 峠の神様・「ゴッドアーム」と呼ばれており、医者である。特徴的なのは、片手をステアリングホイールから離さないで運転をするワンハンドステアで、その完成をもう20年以上追い続けている。彼の本気の走りは、鮮やか過ぎて魅入られてしまうような、見ていてウットリするぐらいクルマが気持ち良く曲がっていく走りである。
- 完璧主義の男であり、バトルの展開や次に起こる事を予想し、全て計算尽くで走っている。そのため、前を走りながらでも、あたかも後ろのクルマをコントロールする術を身につけているとしか思えない走りをする(Fourth Stageでは、あくまでスマートに勝つことをモットーとしている事を強調しており、「それが大人の勝ち方だ」と言い切っている)。
- ラインに無頓着な走りをしているようだが、それはワンハンドステアの練習過程で、タイヤの性能を使い切りさえすれば、どんなラインでも大してタイムに差が出ない事に気付いているからである(また、ドライビングは物理である考えており、地面との接地面積がはがき1枚ほどしかないタイヤに加わるG(荷重)を、どれだけバランス良く前後左右のタイヤに配分し、限られたタイヤのキャパシティ(性能)をいかに効率良く使い切るかが重要だと結論付けている。ドリフトでもグリップでもない、その中間の走りというのは、タイヤが見た目には分からない程度スライドさせている事によるが、それもタイヤの性能を上手く使うためである)。彼にとって、ラインは目的ではなく、タイヤを効率良く使い切って気持ち良く走る事の過程においての結果に過ぎない。
- 拓海と戦い、幾多のラインを駆使して拓海を攪乱し苦しめた。バトル自体は常にリードを続けていたが、最後の最後で、持久戦による疲れと数日続いた猛暑による体調悪化で吐気を催し、クルマを停止させて道路脇で嘔吐、リタイアしてしまう(バトル自体は、ハチロクがサスペンションを壊し、S2000が引き離し始めた矢先であった為、拓海は「勝ってはいない」と実質敗北であった事を語っている)。バトル後、拓海は城島のS2000に同乗してそのテクニックを直で目にして学ぶ。
- 愛車のS2000は、フロントはMPF、ホイールは無限といった複合仕様となっており、MPFの2代目デモカーと外観がよく似ている(Fourth Stageでは、車体色はMPFの2代目デモカーと同じ、ブルーという設定)。
- なお、車体色のブルーはMPFデモカー・頭文字Dアーケードステージ4共に本来はNSXの設定色である「ロングビーチブルー・パール」と表記されている。
- 星野 好造(ほしの こうぞう):大友龍三郎
- 搭乗車種・・・BNR34 スカイライン GT-R V spec II
- ナンバー・・・土浦39 き 38-274
- 神業的なアクセルワークから、峠の神様・「ゴッドフット」と呼ばれている、太り気味な土建屋。本人曰く金持ちで、昔は結構女にモテたらしい。特徴的なのはバトル中、常に喋りつつけている事であり、時々奇声を発することすらある。それは本来、彼が誰よりも熱くなるタイプの走り屋であるが故、喋り続ける事によって常に冷静さと客観性を失わないよう思い付いた方法で、気持ちをクールダウンする事を目的としている(城島俊也はこれを「気持ちのクーリングシステム」と呼んでいる)。
- 大のGT-R愛好家で「オレは死ぬまでGT-Rだ」とまで発言しており、今までにR32⇒R33⇒R32⇒R34と4台乗り継いできている(一度R32に戻した理由は、R33はあまり気に入っておらず、「あれは日産の失敗作だ」と言い切っている為である。ちなみに現実の自動車評論家や一部ファンの間でもこの意見を言う者は少なくなく、加えてGT-Rが嫌いという啓介の発言ではあるが、「R33なんざブタのエサ」というセリフまである事から、作者自身もR33を気に入っていないのではないかと思われる)。
- 以前乗っていたR32は、改造費を1000万以上つぎ込み、そのままレースに出てもおかしくないほどの戦闘力で、そのR32でたたき出したコースレコードは、啓介のFDでも破る事ができなかった。
- また、GT-Rは本来、リアがスライドするとフロントの駆動がスタートするアテーサE-TSが搭載されているためドリフトが難しいが、アクセルワークの達人である彼は、いとも簡単にドリフトに持ち込める。そのテクニックは、東堂商会の社長も説明がつかない。公平なバトルをするためか、啓介とのバトルではダウンヒルとヒルクライムをセットで1本とするよう提案した。またバトル後半には、車重では不利なFDに対して、ダウンヒルでのドリフトバトルを繰り広げた。
- 現在の愛車であるR34は、一部のニスモ製と思われるパーツを除くと、クルマ自体はほとんどチューンされていない。Fourth Stageでは、2002年8月の排ガス規制に伴う生産終了を前に、同年1月に発売された、R34GT-Rの最終特別限定車である「V spec II Nür(カラーはミレニアムジェイドメタリック)」を愛車としているが、これはアニメのみの設定だと思われる。なおARCADE STAGE4では、Fourth Stageの設定を引継ぎ、Nürのミレニアムジェイドメタリック、フジミ模型から発売のプラモデルでは車体色はブルーで、Nür仕様ではない。
- 石井=パープルシャドウメンバー(いしい):三宅健太
- 「パープルシャドウ」のメンバー。筑波サーキットで開催される草レースでは表彰台の常連であるほどのテクニックを持っているが、城島と星野にはまだまだ敵わないと言っている。原作では石井という名前は書かれておらず、Fourth Stageでは「パープルシャドウ」あるいは「パープルシャドウメンバー」と表記されている(石井という名前は、Fourth Stageオフィシャルサイトなど、一部のみに表記されている)。
- ギャラリー3人組:yuri・motsu・t-kimura(m.o.v.e)
- 搭乗車種・・・FD3S RX-7
- ナンバー・・・品川33 む 05-111
- アニメだけのオリジナルキャラ。ACT.20でスペシャルゲストとして登場。雷鳴-Out Of Kontrol-のPVでは頭文字Dの世界へ入り込み(その際にm.o.v.e3人もアニメ化される)、m.o.v.eの物ではないが、motsuが赤のFD3S RX-7(外観は恭子仕様をベースに、ボンネットは啓介仕様・雨宮製)を運転する。t-kimuraはFDの、yuriはハチロクトレノのナビシート。
[編集] 非アニメ化
※アニメ化された場合、「5th stage」となる。
[編集] 偽プロジェクトD
突如埼玉に現れた、「PROJECT.D」のニセ者。本人達はプロジェクトDだとは言わないが、ハチロクトレノとFD3S RX-7に、「PROJECT D」と書かれたステッカーが貼られている。「プロジェクトD」とプリントされたシャツを着ている。2人の見た目は、本モノの拓海と啓介とは髪型以外大きく違い、イツキからは「デブでぶさいく」と言われている。「PROJECT.D」の人気を利用し、女の子をナンパしたりする。
- ニセ拓海
- 搭乗車種・・・AE86 スプリンタートレノ GT-APEX
- 藤原拓海の名を語る偽者。車は当然パンダトレノだが、本物の拓海のハチロクが前期型なのに対し、こちらはおそらく後期型。外観は、ホイールとPROJECT Dステッカーを除くと後期型のノーマルに近いが、フロントバンパーの下部が若干異なる。啓介(偽ではあるが)と呼び捨てにしている。
- ニセ啓介
- 搭乗車種・・・FD3S RX-7 Type R
- 高橋啓介の名を語る偽者。黄色いFD3S RX-7に乗っているが、外観は啓介のFDよりも、岩瀬恭子が乗っているFDとよく似ている(ボンネットなどはノーマル)。
[編集] チーム246(ツーフォーシックス)
- 本拠地・・・神奈川県・ヤビツ峠
- リーダー・・・大宮 智史
- プロジェクトDの進行を阻止する為に、サイドワインダーが考案したと思われる『4段階(4段がまえ)の防衛ライン』の、第一のライン。チーム名は、ヤビツ峠への入り口となる国道246号に由来。
- 大宮 智史(おおみや さとし)
- 搭乗車種・・・NB8C ロードスター RS
- 「チーム246」のリーダーであり、プロジェクトD戦でのダウンヒル担当。チーム内投票でダウンヒル担当を選出した際、投票総数31票のうち31票という、満場一致で決定した。
- バトルで先行か後追いを決める際、ヒルクライムでやられた事をダウンヒルでそのままやりかえそうと、先行を選ぶ。コースを熟知しており、バトルの相手である藤原拓海をも凌ぐブレーキングを見せるその走りは、ギャラリーからも「クレイジーダウンヒル」と称されている。
- しかし、バトル後半でリアウイングを破損、先行していたがバランスを崩し、スピンアウトする。
- 見た目がサッカー選手の宮本恒靖に似ており、苗字の漢字も共通する部分がある事から、モデルにしているのではないかと言われている。
- マシンのエアロは、フロントバンパー・サイドステップ・リアバンパーの全てがGARAGE VARY製(リアウイングも同社の製品と似ているが、詳細は不明)。
- 小早川(こばやかわ)
- 搭乗車種・・・CT9A ランサーエボリューション VII GSR
- 「チーム246」のメンバーであり、プロジェクトD戦でのヒルクライム担当。チーム内投票でヒルクライム担当を選出した際、投票総数31票のうち26票で決定した。ランエボ好きで、自らチューニングしたランエボの性能を信用している。
- バトルで先行か後追いを決める際、1本目で離される事は無いと考え、相手である高橋啓介の腕を見極めようと後追いを選ぶが、7秒差をつけられ完敗。
- マシンのエアロは、フロントバンパーがC-WEST、リアウイングがVOLTEX、ボンネット・サイドステップがCREATIVE-SPORTS、ミラーがGANADOR。SUN AUTOのCyber Evo(ランサーエボリューション VII RS)と、外観が似ている。
[編集] レーシングチームカタギリ ストリート バージョン
- 本拠地・・・神奈川県
- プロジェクトDの進行を阻止する為に、サイドワインダーが考案したと思われる『4段階(4段がまえ)の防衛ライン』の、第二のライン。プロジェクトDを箱根で迎え撃つ。
- 皆川英雄(みながわ ひでお)
- 搭乗車種・・・JZA80型 スープラ
- R・Tカタギリ ストリートバージョンのヒルクライム担当。
- 小柏カイ(こがしわ かい)
- 搭乗車種・・・ZZW30 MR-S
- R・Tカタギリ ストリートバージョンのダウンヒル担当。今回はR・Tカタギリのメンバーとして藤原拓海に挑む。
- マシンのエアロは、ほとんどがC-ONE MotorSport製のもので構成されている。
[編集] サイドワインダー
神奈川最強といわれる三つの勢力のうちの一つで、「4段階の防衛ライン」を考案・指揮している(ただし作中のセリフより、サイドワインダーのみ県外のチームである可能性がある)。プロジェクトDの実力を見極めるため、走行タイムを第一のラインから計測している。
- 北条 豪(ほうじょう つよし)
- 搭乗車種・・・E-NA1 NSX
- 「サイドワインダー」チーフドライバー。数年前、高橋涼介と面識がある。
- 関連性は不明だが、名前がサッカー選手の北澤豪とよく似ている(大宮が宮本恒靖に似ている事、また名前の掲載時期とワールドカップの開催時期が重なる事からも、作者が参考にしていた可能性はある)。
- マシンのエアロは、ほとんどがアドバンス製のもので構成されている。
- 久保 英次(くぼ えいじ)
- 「サイドワインダー」チーフメカニック。集まっている情報を元に、相手の実力を正確に分析する事ができる。喋り方から、関西方面出身と思われる。
(注:年齢と学年は連載当初。第2部(プロジェクトD編)は連載当初より1年後という設定)
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